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最終章 to you
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【サマンサね、覚えとく】と俺が送ると、侑から【留学するまでに用意してくれたら許すから。電話していい?】と来る。このタイミングで電話されても、どうせ内容はクリスマスプレゼントへの不満だろう。そう思った俺は【えー、よくないよ。怒られたくない】と返信し、LINEを終了させる。
侑とのクリスマスデートの前後、俺はノートに
「本当はティファニーとか4℃とかプレゼントしてあげたかったけど、お金なくて買えなかった。でもお金ないの知られたら嫌われるかもしれないから言えない。こんな安物でごめんね」
「もらったマフラー大活躍してる。冬にマフラーないと無理だわ」
と綴っていた。今回の侑からのLINEで、それなりのものをプレゼントできなかった俺はダメな男という烙印を押されたような気分になる。そんな思いを吐き出したくて、
「プレゼントのことで怒らせてしまった。お金ない俺がダメなんだ」
とノートに記した。こんな内容を侑には見られたくなかったので、引き出しにしまっておいたのだが。
侑とのクリスマスデートの前後、俺はノートに
「本当はティファニーとか4℃とかプレゼントしてあげたかったけど、お金なくて買えなかった。でもお金ないの知られたら嫌われるかもしれないから言えない。こんな安物でごめんね」
「もらったマフラー大活躍してる。冬にマフラーないと無理だわ」
と綴っていた。今回の侑からのLINEで、それなりのものをプレゼントできなかった俺はダメな男という烙印を押されたような気分になる。そんな思いを吐き出したくて、
「プレゼントのことで怒らせてしまった。お金ない俺がダメなんだ」
とノートに記した。こんな内容を侑には見られたくなかったので、引き出しにしまっておいたのだが。
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