悪夢なら覚めれば良いのに

野良猫

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高校三年生の頃

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結局のところ、中学二年生の夏休み明けに私とらNちゃんの退部が決定しました。

そして、退部が決定したその日、2人で声を上げて泣き合いました。

子供のようにみっともなく大声を出して泣きじゃくりました。

私は苦痛からの解放と心にぽっかりと空いてしまった穴で虚無感に陥りました。

そして高校生活最後の三年生に何とか上がりました。

高校二年生でうつ病を発症していたのでしょうが、親にも学校にも友達にも言えず、ただひたすらに溜め込む一方でした。

保護者同伴でなければ、学生では診察して貰えない事は、先のNちゃんの付き添いの件で分かっていたので。

二年生の夏休み明けからずっと、何もやる気にはなれず、やりたい事も無く、1人で悶々と考える日々が増えていきました。

しかし、演劇部を退部したNちゃんと私、その他仲良くなった友達とで、演劇部に対抗してミュージカル同好会を設立しました。

歌うことも、ピアノを弾くことも好きでしたし、ちょうど良いと思い、快く承諾し、私は発起人の1人として、副部長を任されました。

これを機に進展するやも、何かが変わるやもと思いましたが、それも虚しく終わりを迎えました。
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