170 / 194
第六章
黒の祝福
しおりを挟む
『お話なんぞしたくねぇよ!不快はお前もだ!イラつく奴だな!』
この悪魔、一々芝居がかった口調と態度が癇に障る。
初対面でのベルも大概だったけど、オレ様色全開で余計な道化も無かっただけ、こいつに比べたら何倍もマシだ。
そもそも奴の攻撃が貫通したとはいえ、防御結界は健在なのだ。白の精霊と俺の力に満ちた空間は、敵の排除とダメージの緩和が成される筈。なのに、未だに緩和されない状況がどうしても解せなかった。
兎に角、俺は喉にへばりつく不快極まりない『呪い』を排除しようと、ありったけの魔力を手に集めようとした。
『っ!!』
だが、途端に喉を炙る痛みが強まり息が詰まってしまう。
フゥとコノハが「マスター!」と焦り、自分たちの魔力を俺に流そうとするも、あえなく弾かれ逆に余波を浴びて悲鳴をあげた。
『くそっ!如何して…!?』
「フフッ、貴方と可愛らしい羽虫の抵抗はとても好ましい。ですが、先程も言った様に私の『呪い』を壊すのは不可能ですよ?何故なら…」
俺を見据えながら、ラウルは舞台役者の如く大袈裟に両手を翳す。
無意識に奴の動きを追い、攻撃魔法を放つのかと身構えた俺の目がふと天井を捉え、驚きに見開かれた。
『なっ!!』
ドーム型で、なんの装飾も施されていなかった天井が…消え失せている。
代わりに現れたのは、橙色に染まった巨大な月だったのだ。
俺に習い見上げたザビア将軍も、そして群衆も一様に響めく。俺達の、いや俺の反応はこの悪魔のお気に召したらしく、人外の美貌に喜色を滲ませていた。
「貴方もご存知でしょう?我ら魔に連なる者達にとって、満月は力を増幅させる糧。更に今宵は『黒の祝福』でもあるのです!フフフッ、なんという僥倖か!」
「『黒の祝福』…?』
今夜は満月だとベルは言っていた。けれど、そんな言葉は聞いていない。
「おや、ご存知ありませんか?…ああ!これは失礼。人の世では呼び名が違いましたねぇ。大まかに言えば、月と太陽とこの惑星が重なる事により起こる現象。所謂『皆既月食』ですよ」
『!!』
「どうやらその様子だと、知っているようですねぇ。『満月』と『皆既月食』が魔の者にどれ程の恵みを与えるか」
知っているもなにも、満月と新月の話を聞いた時、ベハティ母さんに念を押されていたのだ。
満月と皆既月食の最悪な組み合わせ。そしてその日は絶対、高位の魔物や悪魔に邂逅しないように外出を控えろ……と。
その時は引き篭っていたから、万が一でも起きないよと笑って聞き流していた。
その万が一が今夜起こってしまうなんて、此奴には僥倖で俺には最悪のタイミングだった。
『………』
俺は自然と、シェンナ姫に抱えられている黒蛇を見る。声は届いているだろうに、魔毒の影響かいまだに何も言わぬままだった。
どっちみち避けられなかったけど、でも何故ベルは教えてくれなかった?注意発起されていれば、もっと警戒を強めていたのに。どうして…!
「…ああ、貴方の使い魔を責めないであげて下さい?貴方と邂逅したあの時から、ソレの感知を阻害させて頂きました。フフフ、私の方がほんの少しより力が強かったのでねぇ」
ーーそうか。ベルは俺に言わなかったんじゃない。コイツの所為だったんだ…。
うっそりと笑う中世の陶器人形然な悪魔の言葉を聞き、俺は心の何処かで安堵を感じていた。
ベルは、何か含みがあって俺に情報を隠していたのではないか。そう考えたと同時に、信じたくないと思っている自分がいるのに戸惑った。毒にあてられ弱ってる姿を見た時の焦燥感も、元凶である悪魔への怒りも。
認めたくないけど、俺の中でベルの…ベリアルという悪魔の存在が、拠り所になりつつある…のかもしれない。
『…許せない。こいつ、この悪魔…!!』
安堵感は憤怒に取って代わる。人をコケにするのも、大概にしやがれ!!
手に集めていた魔力が双眼に流れ込んでくるのを感じながら、俺は怒りのままに王座でほくそ笑むラウルを強く、強く睨みつけた。
「っ…!あぁ…良い、イイですねぇ…!魂の美しさは勿論ですが、私を屈服させようとする貴方の『目』!阻んでも尚、魂を焼かれそうな痛みを感じて…堪らなくゾクゾクしますよっ」
だが、ラウルは俺の『目』を避けようともせず真正面から受け止めた。そればかりか、青白かった頬を朱に染め恍惚の表情を浮かべて、うっとりと目を潤ませている。
ダメージは多少あるようだが、やはり『黒の祝福』が奴の能力を底上げしているのだろう。むしろ攻撃を受け、気色悪く喜んでいる姿に怒りが湧き上がるも、俺は行き詰まった現状に顔を歪めた。
それにしてもこの悪魔。きっとアレだ。所謂『変態』というヤツに違いない。
『そういえば……。以前邂逅したあの白の精霊も、なんとなくアレだったな……』
……黒も白も、精霊は変態が多いのだろうか……?
そんな事をふと考えた時、頭の片隅で蛇の威嚇音が小さく聞こえた……気がした。
この悪魔、一々芝居がかった口調と態度が癇に障る。
初対面でのベルも大概だったけど、オレ様色全開で余計な道化も無かっただけ、こいつに比べたら何倍もマシだ。
そもそも奴の攻撃が貫通したとはいえ、防御結界は健在なのだ。白の精霊と俺の力に満ちた空間は、敵の排除とダメージの緩和が成される筈。なのに、未だに緩和されない状況がどうしても解せなかった。
兎に角、俺は喉にへばりつく不快極まりない『呪い』を排除しようと、ありったけの魔力を手に集めようとした。
『っ!!』
だが、途端に喉を炙る痛みが強まり息が詰まってしまう。
フゥとコノハが「マスター!」と焦り、自分たちの魔力を俺に流そうとするも、あえなく弾かれ逆に余波を浴びて悲鳴をあげた。
『くそっ!如何して…!?』
「フフッ、貴方と可愛らしい羽虫の抵抗はとても好ましい。ですが、先程も言った様に私の『呪い』を壊すのは不可能ですよ?何故なら…」
俺を見据えながら、ラウルは舞台役者の如く大袈裟に両手を翳す。
無意識に奴の動きを追い、攻撃魔法を放つのかと身構えた俺の目がふと天井を捉え、驚きに見開かれた。
『なっ!!』
ドーム型で、なんの装飾も施されていなかった天井が…消え失せている。
代わりに現れたのは、橙色に染まった巨大な月だったのだ。
俺に習い見上げたザビア将軍も、そして群衆も一様に響めく。俺達の、いや俺の反応はこの悪魔のお気に召したらしく、人外の美貌に喜色を滲ませていた。
「貴方もご存知でしょう?我ら魔に連なる者達にとって、満月は力を増幅させる糧。更に今宵は『黒の祝福』でもあるのです!フフフッ、なんという僥倖か!」
「『黒の祝福』…?』
今夜は満月だとベルは言っていた。けれど、そんな言葉は聞いていない。
「おや、ご存知ありませんか?…ああ!これは失礼。人の世では呼び名が違いましたねぇ。大まかに言えば、月と太陽とこの惑星が重なる事により起こる現象。所謂『皆既月食』ですよ」
『!!』
「どうやらその様子だと、知っているようですねぇ。『満月』と『皆既月食』が魔の者にどれ程の恵みを与えるか」
知っているもなにも、満月と新月の話を聞いた時、ベハティ母さんに念を押されていたのだ。
満月と皆既月食の最悪な組み合わせ。そしてその日は絶対、高位の魔物や悪魔に邂逅しないように外出を控えろ……と。
その時は引き篭っていたから、万が一でも起きないよと笑って聞き流していた。
その万が一が今夜起こってしまうなんて、此奴には僥倖で俺には最悪のタイミングだった。
『………』
俺は自然と、シェンナ姫に抱えられている黒蛇を見る。声は届いているだろうに、魔毒の影響かいまだに何も言わぬままだった。
どっちみち避けられなかったけど、でも何故ベルは教えてくれなかった?注意発起されていれば、もっと警戒を強めていたのに。どうして…!
「…ああ、貴方の使い魔を責めないであげて下さい?貴方と邂逅したあの時から、ソレの感知を阻害させて頂きました。フフフ、私の方がほんの少しより力が強かったのでねぇ」
ーーそうか。ベルは俺に言わなかったんじゃない。コイツの所為だったんだ…。
うっそりと笑う中世の陶器人形然な悪魔の言葉を聞き、俺は心の何処かで安堵を感じていた。
ベルは、何か含みがあって俺に情報を隠していたのではないか。そう考えたと同時に、信じたくないと思っている自分がいるのに戸惑った。毒にあてられ弱ってる姿を見た時の焦燥感も、元凶である悪魔への怒りも。
認めたくないけど、俺の中でベルの…ベリアルという悪魔の存在が、拠り所になりつつある…のかもしれない。
『…許せない。こいつ、この悪魔…!!』
安堵感は憤怒に取って代わる。人をコケにするのも、大概にしやがれ!!
手に集めていた魔力が双眼に流れ込んでくるのを感じながら、俺は怒りのままに王座でほくそ笑むラウルを強く、強く睨みつけた。
「っ…!あぁ…良い、イイですねぇ…!魂の美しさは勿論ですが、私を屈服させようとする貴方の『目』!阻んでも尚、魂を焼かれそうな痛みを感じて…堪らなくゾクゾクしますよっ」
だが、ラウルは俺の『目』を避けようともせず真正面から受け止めた。そればかりか、青白かった頬を朱に染め恍惚の表情を浮かべて、うっとりと目を潤ませている。
ダメージは多少あるようだが、やはり『黒の祝福』が奴の能力を底上げしているのだろう。むしろ攻撃を受け、気色悪く喜んでいる姿に怒りが湧き上がるも、俺は行き詰まった現状に顔を歪めた。
それにしてもこの悪魔。きっとアレだ。所謂『変態』というヤツに違いない。
『そういえば……。以前邂逅したあの白の精霊も、なんとなくアレだったな……』
……黒も白も、精霊は変態が多いのだろうか……?
そんな事をふと考えた時、頭の片隅で蛇の威嚇音が小さく聞こえた……気がした。
5
お気に入りに追加
935
あなたにおすすめの小説

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
天涯孤独になった少年は、元兵士の優しいオジサンと幸せに生きる
ir(いる)
BL
ファンタジー。最愛の父を亡くした後、恋人(不倫相手)と再婚したい母に騙されて捨てられた12歳の少年。30歳の元兵士の男性との出会いで傷付いた心を癒してもらい、恋(主人公からの片思い)をする物語。
※序盤は主人公が悲しむシーンが多いです。
※主人公と相手が出会うまで、少しかかります(28話)
※BL的展開になるまでに、結構かかる予定です。主人公が恋心を自覚するようでしないのは51話くらい?
※女性は普通に登場しますが、他に明確な相手がいたり、恋愛目線で主人公たちを見ていない人ばかりです。
※同性愛者もいますが、異性愛が主流の世界です。なので主人公は、男なのに男を好きになる自分はおかしいのでは?と悩みます。
※主人公のお相手は、保護者として主人公を温かく見守り、支えたいと思っています。
その男、有能につき……
大和撫子
BL
俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか?
「君、どうかしたのかい?」
その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。
黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。
彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。
だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。
大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?
更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!
花の聖女として異世界に召喚されたオレ
135
BL
オレ、花屋敷コガネ、十八歳。
大学の友だち数人と旅行に行くために家の門を出たらいきなりキラキラした場所に召喚されてしまった。
なんだなんだとビックリしていたら突然、
「君との婚約を破棄させてもらう」
なんて声が聞こえた。
なんだって?
ちょっとオバカな主人公が聖女として召喚され、なんだかんだ国を救う話。
※更新は気紛れです。
ちょこちょこ手直ししながら更新します。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる