詩集『刺繡』

新帯 繭

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酸っぱいリンゴ

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リンゴは甘い
どれも甘い

甘いリンゴは
みんなに好かれる
美味しい美味しいと
みんなが頬張って
みんなが手に取る

酸っぱいリンゴは
みんなに嫌われる
不味い不味いと
みんなが吐いて
みんなが捨て去る

みんなが嫌がるけれど
結構みんなに役立っている
ジャムになったり
お菓子になったり
アップルパイも酸っぱいリンゴ
焼くととっても甘くなる

甘いリンゴは甘いだけ
好かれていても食べるだけ
お菓子にもならず
ジャムにもならず
精々カレーに入るだけ

好かれているだけの
甘いリンゴ
嫌われていても役立つ
酸っぱいリンゴ
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