詩集『刺繡』

詩

愛という学問

愛というのは活力だ
人の生きる根源だ
恋は罪だが必要なものだ
愛を知る切っ掛けだから

愛をくれるのは他人だ
母親から始まって
父親が加わり祖父母へ
友達からクラスメイト
知らない他校のひと
先輩後輩や先生まで
そこから同僚なんかも
色々な形で愛がある

愛は与えられなければ
きっと他人には与えられない
愛も知識と応用だ
それは勉強と同じ
必須五教科と変わらない

必要ないという人がいる
捻くれているかもしれない
面倒臭いと思うからだろう
苦い経験もあるのだろうか
何れにしても無理強いは出来ない
テストで0点を晒されるように
愛がトラウマを生むこともある

愛が生まれると学びも生まれる
結局ヒトは知の生き物だ
自分を磨くために
相手と同じになるために
恋から始まって
愛を抱いて学びを勤しみ
憧れとなり
尊敬を知る
愛は仁の学問だ
愛は人と学びの架け橋だ
だから子供は愛を求める