16 / 92
詩
春
しおりを挟む
春は青い
これは決められていることだ
それに準えて
若い思春期の頃を
『青春』という
イマドキは『アオハル』なんて
文字って呼ぶらしい
なんだか男の子の名前みたいだ
丁度この時期だろうか
旧友との別れと
新しい出会いが
まるで椿の花を逆再生するように
同時に味わうのは限定ものだ
植物や動物は
寒さが明けて動き出す
しかし始まりではない
終わりに向かってのクライマックス
冬にエネルギーを蓄えて
しっかり休んだ体と心で
ただ只管に良い最期を目指して
万全の準備を調えるのだ
できることなら一番心地よい季節に
気持ちの良い終幕を迎えたいのだ
ヒトも虫も鳥も猫も……
『恋』の季節でもある
いわゆる『リア充』は
みんな春に準備が終わっている
夏やクリスマスに起きる
メモリアルな恋もあるけれど
運命的でもないと
ただの間に合わせになってしまう
そこまで孤独が嫌いなのだろうか
ならば出会いも特別な
『春』という季節に
思い切りのきいた一歩を
踏み出そうではないか
春は特別だ
特に何かがあって
何かが変わるわけでもない
それでも特別なのだ
私たちも生き物だからかもしれない
子どもの頃から特別なことを
沢山経験してきたからかもしれない
春は『特別に青い』
晴れ渡る空の色も
春雨で潤う川面も
茂利は帰る山や叢も
みんな一際青く感じる
これは決められていることだ
それに準えて
若い思春期の頃を
『青春』という
イマドキは『アオハル』なんて
文字って呼ぶらしい
なんだか男の子の名前みたいだ
丁度この時期だろうか
旧友との別れと
新しい出会いが
まるで椿の花を逆再生するように
同時に味わうのは限定ものだ
植物や動物は
寒さが明けて動き出す
しかし始まりではない
終わりに向かってのクライマックス
冬にエネルギーを蓄えて
しっかり休んだ体と心で
ただ只管に良い最期を目指して
万全の準備を調えるのだ
できることなら一番心地よい季節に
気持ちの良い終幕を迎えたいのだ
ヒトも虫も鳥も猫も……
『恋』の季節でもある
いわゆる『リア充』は
みんな春に準備が終わっている
夏やクリスマスに起きる
メモリアルな恋もあるけれど
運命的でもないと
ただの間に合わせになってしまう
そこまで孤独が嫌いなのだろうか
ならば出会いも特別な
『春』という季節に
思い切りのきいた一歩を
踏み出そうではないか
春は特別だ
特に何かがあって
何かが変わるわけでもない
それでも特別なのだ
私たちも生き物だからかもしれない
子どもの頃から特別なことを
沢山経験してきたからかもしれない
春は『特別に青い』
晴れ渡る空の色も
春雨で潤う川面も
茂利は帰る山や叢も
みんな一際青く感じる
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
過ぎ去りて(俳句&短歌)
トト
エッセイ・ノンフィクション
子供も成人し子育てもひと段落。 一人の時間も増え嬉しくもあり、どこか寂しい。 そんな親心をファクション、ノンファクションで詠ってみた短歌を20首。
四季の俳句が7句。
第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト
俳句一句部門と二十首連作部門に応募した作品です。
カクヨムでは俳句と短歌のみを載せてますが、こちらは一つ一つ注釈付き。
「過ぎ去りて」は二十首連作部門の題名です。
春秋花壇
春秋花壇
現代文学
小さな頃、家族で短歌を作ってよく遊んだ。とても、楽しいひと時だった。
春秋花壇
春の風に吹かれて舞う花々
色とりどりの花が咲き誇る庭園
陽光が優しく差し込み
心を温かく包む
秋の日差しに照らされて
花々はしおれることなく咲き続ける
紅葉が風に舞い
季節の移ろいを告げる
春の息吹と秋の彩りが
花壇に織りなす詩のよう
時を超えて美しく輝き
永遠の庭園を彩る
転生少女の暇つぶし
叶 望
ファンタジー
水面に泡が浮上するように覚醒する。どうやら異世界の知識を持ったまま転生したらしい。
世界観や様々な物は知識として持っているものの、前世を生きていたはずの記憶はこれっぽっちも残っていない。
リズレット・レスターはレスター辺境伯爵家の長女だ。異世界の知識を持つリズレットは娯楽がろくにない世界で暇を持て余していた。
赤子なので当然ではあるもののそれは長い時間との戦いだ。時間を有意義に楽しく過ごしたい。その思いがリズレットを突き動かす原点となった。
※他サイトにも投稿しています。
妻が心配で成仏できません
麻木香豆
現代文学
40代半ばで不慮の死を遂げた高校教師の大島。
美人の妻の三葉や愛猫のスケキヨを残したことややり残したことが多くて一周忌を迎えたとある日、冗談でスケキヨに乗り移らたらいいなぁと思っていたら乗り移れちゃった?!
さらに調子に乗った大島はあちこちと珍道中。しかし受け入れなくてはいけない事実がたくさん……。
周りの人たちを巻き込んだおっさんの大騒動をお楽しみください!
『「稀世&三朗」のデートを尾行せよ!謎の追跡者の極秘ミッション』~「偽りのチャンピオン」アナザーストーリー~【こども食堂応援企画参加作品】
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。
「偽りのチャンピオン 元女子プロレスラー新人記者「安稀世」のスクープ日誌VOL.3」をお読みいただきありがとうございました。
今回は「偽りのチャンピオン」の後日談で「稀世ちゃん&サブちゃん」の1泊2日の初デートのアナザーストーリーです。
もちろん、すんなりとはいきませんよ~!
赤井はそんなに甘くない(笑)!
「持ってる女」、「引き込む女」の「稀世ちゃん」ですから、せっかくのデートもいろんなトラブルに巻き込まれてしまいます。
伏見稲荷、京都競馬場、くずはモール、ひらかたパーク、そして大阪中之島の超高級ホテルのスイートへとデートの現場は移っていきます。
行く先々にサングラスの追手が…。
「シカゴアウトフィット」のマフィアなのか。はたまた新たな敵なのか?
敵か味方かわからないまま、稀世ちゃんとサブちゃんはスイートで一緒に「お風呂」!Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
そこでいったい何がこるのか?
「恋愛小説」を騙った「アクション活劇」(笑)!
「23歳の乙女処女」と「28歳の草食系童貞」カップルで中学生のように「純」な二人ですので「極端なエロ」や「ねっとりしたラブシーン」は期待しないでくださいね(笑)!
RBFCの皆さんへの感謝の気持ちを込めての特別執筆作です!
思い切り読者さんに「忖度」しています(笑)。
11月1日からの緊急入院中に企画が立ち上がって、なんやかんやで病院で11月4日から8日の5日間で150ページ一気に頑張って書きあげました!
ゆる~く、読んでいただけると嬉しいです!
今作の「エール」も地元の「こども食堂」に寄付しますので、ご虚力いただけるとありがたいです!
それでは「よ~ろ~ひ~こ~!」
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
追伸
校正が進み次第公開させていただきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる