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詩
私
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『ぼく』
『オレ』
『わたし』
『私』
どれも同じ一人称
強いて違いを言うならば
性別によって使う頻度に差があるだけ
『私』という一人称は
何故か一人だけ丁寧に聞こえる
これで乱暴なことを言うのが想像できない
『殺す』という物騒な言葉に
主語でくっつけても
一人だけしっくり来ない
自分は一人称が『私』
若しくは『わたし』
コロコロ変わるけれど
結局のところ
『私』の方が落ち着くのだ
そんな私は『私』のように
いつも一人だけ浮いている
『オレ』
『わたし』
『私』
どれも同じ一人称
強いて違いを言うならば
性別によって使う頻度に差があるだけ
『私』という一人称は
何故か一人だけ丁寧に聞こえる
これで乱暴なことを言うのが想像できない
『殺す』という物騒な言葉に
主語でくっつけても
一人だけしっくり来ない
自分は一人称が『私』
若しくは『わたし』
コロコロ変わるけれど
結局のところ
『私』の方が落ち着くのだ
そんな私は『私』のように
いつも一人だけ浮いている
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