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34話
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学校も寮も基本的に冷房が効いているからか、世間がこんなに暑いということを隼はうっかり忘れていた。
「……こんなところで引きこもりの影響が……」
寮から最寄駅、そして弱冷房の電車に揺られた後ますます日差しが強くなっていた中を、ふらふらしながらまた最寄駅から自宅までの道を隼は歩いた。
ようやく家へたどり着いた時はホッとして、いつもならきちんと荷物を片付けてから寛ぐところを、そのまま放り投げるようにしてキッチンの冷蔵庫へ直行する。心行くまま冷たいお茶を堪能した後で冷凍庫に入っているアイスに愛を誓いながら口に咥え、リビングの横にある和室の畳へダイブした。ソファーよりも畳で思いきり横になりたかった。
冷房が効いている時点でおかしいと思うべきだったのだろうが、昼間はお手伝いの人がいたりするので違和感を感じなかった。
「あっつぅ……!」
愚痴を叫びながらようやく人心地ついてアイスを食べつつ横を向くと隼は固まった。そこには同じくアイスを咥えながら横になり固まっている父親、賢次がいたからだ。
「っお、父さ……っ?」
固まったままある意味見つめ合ったのは多分一瞬だったとは思われる。がばりと起きあがり顔をひきつらせながら声を出すと、「お……お前、明日、帰ってくるんじゃ……」と唖然としながらも同じように賢次が起きあがる。
「めんど……いえ、とりあえず用事もなかったんで帰ってきただけ、です……。お父さんは……病院は……」
「……今日は朝のみだった」
「そ、そうですか。……えっと、俺、成績、上がりました」
嫌っている上に苦手な父親の元から離れたいと思う前に、混乱していた隼は突然そんなことを言った後で自分に微妙になる。
何を言ってるんだ、俺は。
心で突っ込んでいると「当然だ」と賢次が既に立ち上がりながらボソリと返してきた。
……ああ、そうだろうな。
当然という言葉を聞いて隼はすっと何か冷えたものが過った気がした。
そりゃそう言うだろうな、わかっていた。
「お前はこの俺の子だからな」
だが間があった後にボソリと呟いてきた言葉を聞き、隼はポカンと父親を見る。賢次はもうそれ以上は何も言うことなく、多分アイスは溶けないよう口に入れたままなのだろうが顔も見せることなくその部屋から出ていってしまった。
以前ならば今聞こえてきた言葉も、ただ嫌な思いにしかならなかったかもしれない。
ああ……。
隼は心の中で呟いた。前からなぜあんなに落ち着かないし腹立たしい気になるのかわかった。顔を少しひきつらせながら隼は口に出していた。
「……雪城先輩とお父さん……嫌なほど妙なところ被るんだけど……!」
多分以前だったら「当然だ」という言葉に隠れてしまい、「俺の子どもならそれくらいできて当然だ」としか聞こえなかっただろうと思う。だが今なら何となくわかる。偉そうに「この俺様の子なんだからな」とさえ聞こえそうな台詞に込められた自分に対する受容や是認を。
隼は自分の顔が少し赤くなるのがわかった。父親のことは本当に苦手で嫌いだと思っていたけれども……と思っていると、手にぼたりと溶けたアイスが落ちてきた。慌てて残りのアイスを口にしてから手についたアイスも舐めとった。
その夜母親の七枝が帰ってきてから三人で夕食を食べたが、賢次はいつものように厳格そうな表情で黙ったままだった。だがそんな顔を見ながらクラスメイトが話していた「美少年」という言葉を思い出してしまい、隼は笑いそうになるのを何とか堪えていた。
賢次の態度はやはりいつもと同じではある。それでも何だか違う風に見えてしまうのはやはり凪やクラスメイトの影響なのだろうか。
数日後、七枝の仕事が休みの時に隼は聞いてみた。
「お母さん」
「どうかした?」
「……あの……お父さんですが」
「お父様?」
「はい。……あの」
だがいざ聞こうと思ってもこれといった言葉が浮かばない。
「えっと、お父さんが料理しないのは何故なんですか」
そして自分でも何故そうなったと思うような質問になってしまった。だが七枝はポカンとしていたがすぐニッコリ笑ってきた。
「お父様も昔は何度か挑戦していたのよ。でもあの人ほんっと料理の才能なくてね。最初なんて米を洗剤で洗おうとしてて。気づいてほんとよかったわよ、あれは」
「っぶ」
米を洗剤でと聞いた途端、また凪が頭に浮かんで隼は思わず吹き出した。そんな隼を優しく微笑んで見てきた後、七枝が続けた。
「お父様って何でもできそうだけど、実はそうでもないのよ。でもほら見た目がかわいいでしょ。私は全然それでいいと思うけど、本人はすごくそれが嫌なのか昔から本当に努力家なの。だから何でも真面目に頑張る人なんだけど、料理だけはね……どうしようもなくて」
うふふ、と楽しそうに笑う。
「だからあの人が料理をする必要がないと思ってもらうように私が仕事の合間にしてるのよ。お手伝いさんにしてもらってたらどうしても自分がやろうとか思っちゃうみたいなのよね」
隼はポカンと七枝を見た。
「そ、んなこと初めて知りました」
「そうね、私も言わないから。だってほら。お父様はあなたたちのお手本となるような立派なお父様でいたいようなのよ。なのにこんなこと言っちゃったらちょっと違う感じになっちゃうでしょ」
「それで別にいいのでは……」
むしろそのほうがずっと、と隼は首を傾げる。
「わかってあげて。本当に童顔なこと、とても気になさってるの」
そんな風に言いながらも、七枝はとてもおかしそうに笑っている。母親の様子が「頑張って威厳を保とうとしているけど童顔だから……」と思っているように見える。昔から父親について隼がたまに言うと、おかしそうにしていた理由がようやく少しわかったような気がした。そして少し微妙な顔になる。
「今あなたに聞かれたこともいつもなら言わないんだけどね。昨日お父様があなたに『俺の子だから』とか言ったんでしょう?」
「は? ああ、ええ」
「だから言おうかなって思ったの」
「?」
隼が怪訝そうに七枝を見ると「ようやく少し頑張ってみる気になったようだから」とよくわからないことを言ってから「そういえば」と違う話を振ってきた。
「彼女と別れちゃったんですって?」
「は? な、何でそんなこと……」
突然そう言われ、隼は少し焦ったように七枝を見た。
「母親はわりと息子のことは何でも知っているものなんです。でも残念ね。確かとてもかわいい子だったわよね」
「……はぁ。でもまあお互い納得して、なので」
親とこういう話をするのはさすがに落ち着かない、と隼は少しそわそわした。
「で、今は好きな人できたの?」
「何でそうなるんですか……。別にいません」
「そうなの? せっかくお父様に似て美少年なんだからもったいないわねえ」
美少年と聞いて隼はまた少し吹き出してしまった。
「……ていうか俺、そんなにお父さんに似てるんですか……」
「あら、それだけ生きてきて毎日自分の顔を見ていて知らなかったの? あなたもほんとうっかりさんね。お勉強だけじゃだめよ」
「……」
その日の夜、眠る時にもふとそんな会話が浮かんできた。
ちょっと何考えているのかわからなくて素直じゃなさそうなところは、同居人の雅也にも似ているような気もする。だがやはり凪が父親と被るような気がした。落ち着かないし腹立たしいと思いながらもつい勉強を教えて貰ったり、傍でつい眠ってしまったりしていたことを思い出し、隼はまた少し顔が熱くなった。どこかで苦手だと、嫌いだと思っていた父親に甘えたかったのだろうか。
そして鬱陶しいと思いつつもだんだん慣れてきていた凪に、初めて少し感謝の気持ちが湧いた。あのどうしようもない人に慣れたからこそ、父親に対して少し違ったように見られた気がする。そして母親に父親のことを何か聞こうと思えた気がする。
凪だけでなく、氷聖やそして基本尊敬している和颯も、もしかしたらこうして出会えてよかったのかもしれない。そして雅也とも。
「好きな人はできたの?」
ふと母親の言葉が頭を過った。
……好きな、人。……人……ペット……。
気づけば隼はぐっすり眠りに陥っていた。
「……こんなところで引きこもりの影響が……」
寮から最寄駅、そして弱冷房の電車に揺られた後ますます日差しが強くなっていた中を、ふらふらしながらまた最寄駅から自宅までの道を隼は歩いた。
ようやく家へたどり着いた時はホッとして、いつもならきちんと荷物を片付けてから寛ぐところを、そのまま放り投げるようにしてキッチンの冷蔵庫へ直行する。心行くまま冷たいお茶を堪能した後で冷凍庫に入っているアイスに愛を誓いながら口に咥え、リビングの横にある和室の畳へダイブした。ソファーよりも畳で思いきり横になりたかった。
冷房が効いている時点でおかしいと思うべきだったのだろうが、昼間はお手伝いの人がいたりするので違和感を感じなかった。
「あっつぅ……!」
愚痴を叫びながらようやく人心地ついてアイスを食べつつ横を向くと隼は固まった。そこには同じくアイスを咥えながら横になり固まっている父親、賢次がいたからだ。
「っお、父さ……っ?」
固まったままある意味見つめ合ったのは多分一瞬だったとは思われる。がばりと起きあがり顔をひきつらせながら声を出すと、「お……お前、明日、帰ってくるんじゃ……」と唖然としながらも同じように賢次が起きあがる。
「めんど……いえ、とりあえず用事もなかったんで帰ってきただけ、です……。お父さんは……病院は……」
「……今日は朝のみだった」
「そ、そうですか。……えっと、俺、成績、上がりました」
嫌っている上に苦手な父親の元から離れたいと思う前に、混乱していた隼は突然そんなことを言った後で自分に微妙になる。
何を言ってるんだ、俺は。
心で突っ込んでいると「当然だ」と賢次が既に立ち上がりながらボソリと返してきた。
……ああ、そうだろうな。
当然という言葉を聞いて隼はすっと何か冷えたものが過った気がした。
そりゃそう言うだろうな、わかっていた。
「お前はこの俺の子だからな」
だが間があった後にボソリと呟いてきた言葉を聞き、隼はポカンと父親を見る。賢次はもうそれ以上は何も言うことなく、多分アイスは溶けないよう口に入れたままなのだろうが顔も見せることなくその部屋から出ていってしまった。
以前ならば今聞こえてきた言葉も、ただ嫌な思いにしかならなかったかもしれない。
ああ……。
隼は心の中で呟いた。前からなぜあんなに落ち着かないし腹立たしい気になるのかわかった。顔を少しひきつらせながら隼は口に出していた。
「……雪城先輩とお父さん……嫌なほど妙なところ被るんだけど……!」
多分以前だったら「当然だ」という言葉に隠れてしまい、「俺の子どもならそれくらいできて当然だ」としか聞こえなかっただろうと思う。だが今なら何となくわかる。偉そうに「この俺様の子なんだからな」とさえ聞こえそうな台詞に込められた自分に対する受容や是認を。
隼は自分の顔が少し赤くなるのがわかった。父親のことは本当に苦手で嫌いだと思っていたけれども……と思っていると、手にぼたりと溶けたアイスが落ちてきた。慌てて残りのアイスを口にしてから手についたアイスも舐めとった。
その夜母親の七枝が帰ってきてから三人で夕食を食べたが、賢次はいつものように厳格そうな表情で黙ったままだった。だがそんな顔を見ながらクラスメイトが話していた「美少年」という言葉を思い出してしまい、隼は笑いそうになるのを何とか堪えていた。
賢次の態度はやはりいつもと同じではある。それでも何だか違う風に見えてしまうのはやはり凪やクラスメイトの影響なのだろうか。
数日後、七枝の仕事が休みの時に隼は聞いてみた。
「お母さん」
「どうかした?」
「……あの……お父さんですが」
「お父様?」
「はい。……あの」
だがいざ聞こうと思ってもこれといった言葉が浮かばない。
「えっと、お父さんが料理しないのは何故なんですか」
そして自分でも何故そうなったと思うような質問になってしまった。だが七枝はポカンとしていたがすぐニッコリ笑ってきた。
「お父様も昔は何度か挑戦していたのよ。でもあの人ほんっと料理の才能なくてね。最初なんて米を洗剤で洗おうとしてて。気づいてほんとよかったわよ、あれは」
「っぶ」
米を洗剤でと聞いた途端、また凪が頭に浮かんで隼は思わず吹き出した。そんな隼を優しく微笑んで見てきた後、七枝が続けた。
「お父様って何でもできそうだけど、実はそうでもないのよ。でもほら見た目がかわいいでしょ。私は全然それでいいと思うけど、本人はすごくそれが嫌なのか昔から本当に努力家なの。だから何でも真面目に頑張る人なんだけど、料理だけはね……どうしようもなくて」
うふふ、と楽しそうに笑う。
「だからあの人が料理をする必要がないと思ってもらうように私が仕事の合間にしてるのよ。お手伝いさんにしてもらってたらどうしても自分がやろうとか思っちゃうみたいなのよね」
隼はポカンと七枝を見た。
「そ、んなこと初めて知りました」
「そうね、私も言わないから。だってほら。お父様はあなたたちのお手本となるような立派なお父様でいたいようなのよ。なのにこんなこと言っちゃったらちょっと違う感じになっちゃうでしょ」
「それで別にいいのでは……」
むしろそのほうがずっと、と隼は首を傾げる。
「わかってあげて。本当に童顔なこと、とても気になさってるの」
そんな風に言いながらも、七枝はとてもおかしそうに笑っている。母親の様子が「頑張って威厳を保とうとしているけど童顔だから……」と思っているように見える。昔から父親について隼がたまに言うと、おかしそうにしていた理由がようやく少しわかったような気がした。そして少し微妙な顔になる。
「今あなたに聞かれたこともいつもなら言わないんだけどね。昨日お父様があなたに『俺の子だから』とか言ったんでしょう?」
「は? ああ、ええ」
「だから言おうかなって思ったの」
「?」
隼が怪訝そうに七枝を見ると「ようやく少し頑張ってみる気になったようだから」とよくわからないことを言ってから「そういえば」と違う話を振ってきた。
「彼女と別れちゃったんですって?」
「は? な、何でそんなこと……」
突然そう言われ、隼は少し焦ったように七枝を見た。
「母親はわりと息子のことは何でも知っているものなんです。でも残念ね。確かとてもかわいい子だったわよね」
「……はぁ。でもまあお互い納得して、なので」
親とこういう話をするのはさすがに落ち着かない、と隼は少しそわそわした。
「で、今は好きな人できたの?」
「何でそうなるんですか……。別にいません」
「そうなの? せっかくお父様に似て美少年なんだからもったいないわねえ」
美少年と聞いて隼はまた少し吹き出してしまった。
「……ていうか俺、そんなにお父さんに似てるんですか……」
「あら、それだけ生きてきて毎日自分の顔を見ていて知らなかったの? あなたもほんとうっかりさんね。お勉強だけじゃだめよ」
「……」
その日の夜、眠る時にもふとそんな会話が浮かんできた。
ちょっと何考えているのかわからなくて素直じゃなさそうなところは、同居人の雅也にも似ているような気もする。だがやはり凪が父親と被るような気がした。落ち着かないし腹立たしいと思いながらもつい勉強を教えて貰ったり、傍でつい眠ってしまったりしていたことを思い出し、隼はまた少し顔が熱くなった。どこかで苦手だと、嫌いだと思っていた父親に甘えたかったのだろうか。
そして鬱陶しいと思いつつもだんだん慣れてきていた凪に、初めて少し感謝の気持ちが湧いた。あのどうしようもない人に慣れたからこそ、父親に対して少し違ったように見られた気がする。そして母親に父親のことを何か聞こうと思えた気がする。
凪だけでなく、氷聖やそして基本尊敬している和颯も、もしかしたらこうして出会えてよかったのかもしれない。そして雅也とも。
「好きな人はできたの?」
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