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第一章 銀髪の侯爵令嬢
5話
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「準備はできたのか?」
ドア越しにコルドから問われ、リフィルナは「もう少し!」と部屋の中から苦しげに返事をした。
今日は宮殿でのパーティにフィールズ家の一員としてリフィルナも珍しく招待を受けていた。リフィルナは未成年であり、正式に社交界デビューする年齢はまだ先だが、それでもこういった場に招待されることもある。普段は相変わらず外出を制限されているが、政というか正式な招待などがあるとあまり断る訳にもいかないからだろう、親からも外出が認められていた。ちなみに王宮でのパーティだが、いくら侯爵家といえども家族全員が招待を受けるのはそうあることでもない。今日は特別だった。長女イルナのデビュタントであり、そしてキャベル王国の第一王子であるフォルスとの婚約発表の日でもあるからだ。
幻獣と眷属契約をしてからもう二年が経つ。リフィルナも十三歳となり、パーティへ出向くにはそれなりのお洒落を必然的に求められる羽目になっていた。両親から利用価値があると思われてからは令嬢としてのマナー教育がことさら厳しくなったが、厳しい教育のほうがリフィルナとしては楽だった。正直、今でもあまりお洒落には興味がない。教育はいずれ何らかのことに役立つかもしれないが、どのみち自由に出かけられないのでは何のためにお洒落をするのかリフィルナにはわからなく、余計興味がなかったのかもしれない。少なくともお洒落が趣味ではないリフィルナ本人のためではないはずだ。コルド曰く「そんなに綺麗で可愛い顔をしているのにもったいない」らしいが、リフィルナとしては自分の見た目などいまいちわからない上に別に見せる相手がいるわけでもない。そんなことよりも自由に出かけられるコルドたちが羨ましくて仕方なかった。
相変わらず外出させてもらえないリフィルナはその代わり、コルドから幻獣のことなどをこの二年間の間に少しずつ教えてもらっていた。成人してまだ一年であるコルドはまだまだ日々忙しそうだったのもあり、あまりリフィルナに時間を割くことができないながらも、なんとかその時間を作ってはリフィルナに精霊や幻獣のことを教えてくれていた。
精霊は基本的に見ることができないが、ある程度力を持つ者なら辛うじて光くらいは見えるかもしれないといったことや、幻獣にはもちろん珍しい種類なら蛇などの小さなものもいるが、神幻獣ともなると大型のものが多いといったこと。ユニコーンのようにそこまで大きくはないものもいるが、例えば竜などがそれにあたる。そういった大型の幻獣は普段は小さな生き物に擬態するらしい。ちなみにただでさえ幻獣は貴重だと言われているが、竜やユニコーンなどの神幻獣はさらに貴重とされている。
リフィルナの幻獣は蛇の姿をしているが、もしかしたら本当は別の生き物の可能性も無きにしも非ずなのらしい。ただ、もし本当に蛇だったとしても白い蛇はあまりに珍しいため、幻獣には違いないらしい。今のところ何か特殊な力を目の当たりにしたことがリフィルナ自身ないため、正直なところピンとこない。強いて言うなら姿を消したりできるのは見たことがあるので、普通の蛇ではないことは確かだろうなとは思っている。
契約の方法だが、コルドが調べた文献でも詳しくは載っていないらしい。ただ、契約時に主の血が必要となることはわかった。それをコルドから聞いた時は「私、そんなすごい契約した覚え、やっぱりないんだけど」としか言いようがなかった。ただ色々コルドから質問された挙句、契約を結んだ日にリフィルナは柵にひっかけてしまい腕を怪我したことは思い出した。
「でも、やっぱり直接その腕の傷でどうこうした覚えなんてないけども……」
「多分どこかにうっかり血をつけてしまったとかで、こいつが勝手に契約したんじゃないか。お前のことがやたら好きそうだしな、こいつならやりかねん」
じろりとコルドが微妙な顔をして見たからか、蛇という生き物の威嚇音をリフィルナは初めて聞く羽目になった。
コルドは幻獣に対して変に構えたりかしこまったり恐れたりしない上に「こいつ」呼ばわりだったりする。ただリフィルナが大好きな兄だからだろうか、今のところ威嚇はされても攻撃を食らったことはないらしい。
二年もの間であってもゆっくりとした時間が取れる訳ではなく、今のところは精霊や幻獣についてくらいしか教えてもらっていない。リフィルナ自身も屋敷にある図書室で自分が読めそうな本は読んで勉強したりしているが、精霊や幻獣について書いている本は大抵がリフィルナにとって難しく、やはりコルドに教えてもらうのが一番わかりやすかった。
コルドもそろそろ自分の仕事にも慣れてきたようだし、これからはもう少し時間が取れると思うと言ってくれていた。幻獣についても契約のことやどういった関係であるのかなどさらに詳しく教えてもらう予定だった。
「ディル、おいで」
ようやく苦しく恐ろしいお洒落をする時間を終えられ、リフィルナはそっと手を伸ばした。すると少し離れたところからリフィルナを見ていた白い蛇がチロチロ舌を出しながら近づいてくる。
メイドたちと名前を出し合い、いくつか候補はあったが最終的に白い蛇の名前は「ディル」に決まった。ディルも名前を気に入ってくれたのか、リフィルナの手にくるくると体を巻きつけてくれたものだ。ちなみに今のところリフィルナが特にディルの何か特別な力を見たことはないのはそういうものなのか、もしくはリフィルナがほぼ屋敷に閉じこもっているからかはわからない。
「お待たせ、コルド兄様」
「ほんと待たされたな」
「ごめんなさい。コットン兄様はもう馬車なのかな」
家族全員が一つの馬車に乗るのは無理だということで、両親と姉たちが同じ馬車に、そして兄たちとリフィルナが同じ馬車に乗ることになっている。
「先に行ってるって言ってたしな。中で相変わらず仕事でもしてるんじゃないか? いやでも待たされた甲斐があった。綺麗だよリィー。今日主役のイルナより綺麗だから気をつけないと主役を奪いかねないな」
「なに言ってるの。そんな訳ないでしょ。あとこんな苦しい思いするくらいなら綺麗じゃなくていいかな、私は」
「ほんと勿体ないよなあ。リィーならあと三年もしたらこの国の王子や貴族の男共を絶対あっという間に虜にできるだろうに」
ドア越しにコルドから問われ、リフィルナは「もう少し!」と部屋の中から苦しげに返事をした。
今日は宮殿でのパーティにフィールズ家の一員としてリフィルナも珍しく招待を受けていた。リフィルナは未成年であり、正式に社交界デビューする年齢はまだ先だが、それでもこういった場に招待されることもある。普段は相変わらず外出を制限されているが、政というか正式な招待などがあるとあまり断る訳にもいかないからだろう、親からも外出が認められていた。ちなみに王宮でのパーティだが、いくら侯爵家といえども家族全員が招待を受けるのはそうあることでもない。今日は特別だった。長女イルナのデビュタントであり、そしてキャベル王国の第一王子であるフォルスとの婚約発表の日でもあるからだ。
幻獣と眷属契約をしてからもう二年が経つ。リフィルナも十三歳となり、パーティへ出向くにはそれなりのお洒落を必然的に求められる羽目になっていた。両親から利用価値があると思われてからは令嬢としてのマナー教育がことさら厳しくなったが、厳しい教育のほうがリフィルナとしては楽だった。正直、今でもあまりお洒落には興味がない。教育はいずれ何らかのことに役立つかもしれないが、どのみち自由に出かけられないのでは何のためにお洒落をするのかリフィルナにはわからなく、余計興味がなかったのかもしれない。少なくともお洒落が趣味ではないリフィルナ本人のためではないはずだ。コルド曰く「そんなに綺麗で可愛い顔をしているのにもったいない」らしいが、リフィルナとしては自分の見た目などいまいちわからない上に別に見せる相手がいるわけでもない。そんなことよりも自由に出かけられるコルドたちが羨ましくて仕方なかった。
相変わらず外出させてもらえないリフィルナはその代わり、コルドから幻獣のことなどをこの二年間の間に少しずつ教えてもらっていた。成人してまだ一年であるコルドはまだまだ日々忙しそうだったのもあり、あまりリフィルナに時間を割くことができないながらも、なんとかその時間を作ってはリフィルナに精霊や幻獣のことを教えてくれていた。
精霊は基本的に見ることができないが、ある程度力を持つ者なら辛うじて光くらいは見えるかもしれないといったことや、幻獣にはもちろん珍しい種類なら蛇などの小さなものもいるが、神幻獣ともなると大型のものが多いといったこと。ユニコーンのようにそこまで大きくはないものもいるが、例えば竜などがそれにあたる。そういった大型の幻獣は普段は小さな生き物に擬態するらしい。ちなみにただでさえ幻獣は貴重だと言われているが、竜やユニコーンなどの神幻獣はさらに貴重とされている。
リフィルナの幻獣は蛇の姿をしているが、もしかしたら本当は別の生き物の可能性も無きにしも非ずなのらしい。ただ、もし本当に蛇だったとしても白い蛇はあまりに珍しいため、幻獣には違いないらしい。今のところ何か特殊な力を目の当たりにしたことがリフィルナ自身ないため、正直なところピンとこない。強いて言うなら姿を消したりできるのは見たことがあるので、普通の蛇ではないことは確かだろうなとは思っている。
契約の方法だが、コルドが調べた文献でも詳しくは載っていないらしい。ただ、契約時に主の血が必要となることはわかった。それをコルドから聞いた時は「私、そんなすごい契約した覚え、やっぱりないんだけど」としか言いようがなかった。ただ色々コルドから質問された挙句、契約を結んだ日にリフィルナは柵にひっかけてしまい腕を怪我したことは思い出した。
「でも、やっぱり直接その腕の傷でどうこうした覚えなんてないけども……」
「多分どこかにうっかり血をつけてしまったとかで、こいつが勝手に契約したんじゃないか。お前のことがやたら好きそうだしな、こいつならやりかねん」
じろりとコルドが微妙な顔をして見たからか、蛇という生き物の威嚇音をリフィルナは初めて聞く羽目になった。
コルドは幻獣に対して変に構えたりかしこまったり恐れたりしない上に「こいつ」呼ばわりだったりする。ただリフィルナが大好きな兄だからだろうか、今のところ威嚇はされても攻撃を食らったことはないらしい。
二年もの間であってもゆっくりとした時間が取れる訳ではなく、今のところは精霊や幻獣についてくらいしか教えてもらっていない。リフィルナ自身も屋敷にある図書室で自分が読めそうな本は読んで勉強したりしているが、精霊や幻獣について書いている本は大抵がリフィルナにとって難しく、やはりコルドに教えてもらうのが一番わかりやすかった。
コルドもそろそろ自分の仕事にも慣れてきたようだし、これからはもう少し時間が取れると思うと言ってくれていた。幻獣についても契約のことやどういった関係であるのかなどさらに詳しく教えてもらう予定だった。
「ディル、おいで」
ようやく苦しく恐ろしいお洒落をする時間を終えられ、リフィルナはそっと手を伸ばした。すると少し離れたところからリフィルナを見ていた白い蛇がチロチロ舌を出しながら近づいてくる。
メイドたちと名前を出し合い、いくつか候補はあったが最終的に白い蛇の名前は「ディル」に決まった。ディルも名前を気に入ってくれたのか、リフィルナの手にくるくると体を巻きつけてくれたものだ。ちなみに今のところリフィルナが特にディルの何か特別な力を見たことはないのはそういうものなのか、もしくはリフィルナがほぼ屋敷に閉じこもっているからかはわからない。
「お待たせ、コルド兄様」
「ほんと待たされたな」
「ごめんなさい。コットン兄様はもう馬車なのかな」
家族全員が一つの馬車に乗るのは無理だということで、両親と姉たちが同じ馬車に、そして兄たちとリフィルナが同じ馬車に乗ることになっている。
「先に行ってるって言ってたしな。中で相変わらず仕事でもしてるんじゃないか? いやでも待たされた甲斐があった。綺麗だよリィー。今日主役のイルナより綺麗だから気をつけないと主役を奪いかねないな」
「なに言ってるの。そんな訳ないでしょ。あとこんな苦しい思いするくらいなら綺麗じゃなくていいかな、私は」
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