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3Wednesday
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結局前日は空き教室で青葉に犯されただけで夕方は部屋に浚われることもなかった。連れ込まれ、青葉だけでなく睦にまで犯されると思っていた慶一はむしろ拍子抜けすらしそうだった。
……いや、犯されたという表現は間違ってる。
慶一は忌々しい気持ちになりながら思った。そういう風に仕向けてきたのは向こうだ。だが欲したのは紛れもなく、自分だ。自ら欲しいと言った。自分でもわかっている。
今なら、耐えられなかった自分に対して「ふざけんな」と言える。だがあの時はもう我慢できなかった。
「けぃち、ぼんやりして大丈夫?」
ハッとなり声がしたほうを見ると、クラスメイトであり友人の藤田 友悠(ふじた ともひさ)が心配そうに慶一を見ていた。いつの間にか授業も終っていたらしい。慶一はコクリと頷いた。するとほっとしたように友悠が笑いかけてくる。
「ならいいけど。けぃちってあまりいつも変わらないだけに具合でも悪いのかと思ったよ」
「……別にほんと大丈夫だけど、むしろ俺のわずかな違いがわかるっていうなら、そんなお前に驚きだけど……」
「そうかな。まあ確かにけぃち、わかりにくいかもね。俺の同居人は凄いわかりやすいから余計だな」
友悠の笑みが今の慶一には清涼剤のように染み込む気がする。ほわっとしたような気持になっていると、そこへ流河が近づいてきた。
「藤田って慶一のことヘンな目で見たりする?」
そしてニコニコといきなり、変と言えばお前が変だろと慶一が言いたくなるようなことを友悠に聞いてきた。
「何言ってるんだよ……三澄くんは……」
当たり前といえば当たり前だが、友悠はとてつもなく微妙な顔で流河を見ている。流河はニコニコしたままだが、性格の悪さは相変わらず隠そうとしない。それでもこんな流河にも友人がいるから、世の中よくわからないと慶一は思っている。
「そのまんまだけど。いくら藤田がもし鈍いとしても、この学校にいて質問の意味わからないってこと、ないよね?」
「……意味はまあ、わかりたくないけどわかるかな。ただ俺とけぃちは普通に友だちだからさ、そういうこと聞かれて困っただけだよ……」
ちなみに慶一はずっと大人しく黙っているのではない。間に言葉を挟もうとして今のところ挟めていないだけだ。普段無口なだけに、こういう時何か言おうとしても上手く言えないだけでなく、タイミングがつかめない。
変なこと言うな、藤田を悪く扱うな、変な目で見るわけないだろう。
どれ一つまだ間に挟めていない。決して二人とも早いテンポで喋っているわけでもないというのにだ。
「友だちに対してだって変な目向ける奴なんてざらにいるでしょ」
流河の言葉に、なぜか友悠が何とも言えない顔している。そんな友悠をニコニコ見た後で、流河は続けた。
「まあいいよ、違うってんならとりあえずは、まあね。でもあんまくっついてるとそうだと思って邪魔するよ? だって俺はすっごい変な目でしか慶一見てないからね」
「……変なこというな……!」
ようやく言葉を挟めた。
「慶一のわりに意気揚々と言われてもね。仕方ないよね、事実だし」
流河の言葉に慶一はふいと顔を逸らし、友悠は胃の辺りを微妙な顔して押さえている。
意気揚々となったのは多分ようやく言えたという気持ちが言葉の響きに出ただけで、むしろ慶一としては流河が近くに来るだけで意気消沈の方が合っている。
「とりあえず今のところずっと逃げられてる気しかしないけど、忘れないでね、慶一。そのまま逃げられるわけないってこと。それを踏まえてとりあえず、今日の放課後俺の部屋来ない? 同居人出かけるらしいんだよね」
「……行かない」
「なぜ?」
流河がニコニコしたまま首を傾げてくる。
「言ったはずだけど……俺はお前嫌い……」
「ああ、聞いたかな。理由はそれだけ?」
「十分だと思うけど」
一旦変な顔していた友悠が、気を取り直したのか少し険しい顔をしながら間に入ってきた。口元に微笑みを浮かべているとはいえ流河の目が冷たく友悠を捉える。
まず友悠の表情を見て、自分と流河の間に何かあると思われたのだろうと慶一は少し居たたまれなくなった。だが流河に慌てて言い直す。清涼剤のような友悠にはこれ以上聞かせたくないし嫌な目にあって欲しくもない。
「っどのみち風紀の仕事だから」
「ああ……いつも、そうだよね」
じっと慶一を見てきた後で流河はまた微笑む。黙って流河を見返していると「じゃあ、またね」と笑みを浮かべたまま流河がこの場から離れていった。
そっとため息ついていると「けぃち、大丈夫なの?」と心配そうな友悠の声がした。
「もしかしてさっき様子がどこかおかしかったのって、三澄くんが関係ある?」
ああ、と慶一は思う。元々の原因を辿れば関係なくもないかもしれない。もしかして元々こういう体だったとしても、それを最初に引き出したのは間違いなく流河だ。
「大丈夫」
「ほんとに?」
「流河ってほら、だいたいああいうヤツだろ、一見真面目そうだけど……わりと誰にでもあんなこと言ってふざけてんだよ……」
「それは……そりゃそういうとこ確かにあるけど……」
「……だろ。だから大丈夫。ほら、チャイムなった」
「ああ、うん……」
友悠はまだ心配そうに慶一を見ながら席に戻っていった。自分の席が隅でよかったと何となく慶一は思った。周りに特に誰もいなかったし、こちらを見ている生徒はいたが、多分流河や友悠を目で追っていただけだろう。変なことで目立ちたくない。
それに、こういう時は表情が出にくい自分でよかったとも思えた。きっと出やすいタイプだったら「大丈夫」という言葉は宙に浮かんだままだろうし、友悠はまだ心配したままで、慶一に事情を話させるまでここに立っているかもしれない。
できれば言いたくない。だいたい何て言う?
「流河に初めて犯されてからその後何度か体をいいようにされたせいもあって、男を受け入れられるどころか悦びかねない体になったんだ。そして今は同じ風紀にいる兄弟に体を弄ばれてたんだけど、とうとう自分から欲しがっちゃったんだよね」
……言えるか。
次の授業はなるべく集中するようにした。考えても仕方ない。何が面白いのか、ろくでもない輩に目をつけられたから、なるべく逃げる。ただそれだけだ。
放課後は流河を見ることなく一目散に風紀室を目指した。今日は見回りもない。とりあえず昨日の会議の議事録を慶一はひたすらまとめた。それを委員長である基久が今出ているようなので、副委員長の拓実に持って行く。
「お疲れ様、ありがとう」
相変わらずとろりと眠そうな目をした拓実は、礼を言いながら出来上がった議事録を受け取った。その後で慶一を見てくる。その視線に気づき、慶一は首を少し傾げた。
「三澄くんと何かあった?」
「え?」
慶一はポカンと拓実を見る。いや、多分表情にはほぼ出てないだろうが、内心は本当にポカンとしていた。
拓実とはクラスが同じだ。とはいえ二人ともワイワイはしゃぐタイプではないし、元々普段つき合う友人が別なのもあり、基本的に一緒にいることはない。だというのにそんなことを言われたのと、先ほどのことを言っているのだとしても見られていたとは思っていなかったので驚いていた。
拓実は答えを待っているのか、黙って慶一をじっと見ている。眠そうな目だというのに、その目からそらせなくて慶一は口を開いた。
「……何、も」
「そう? 三澄くん、会計の三澄さんの弟だけにわりといい性格してると思うしね、手に負えないようなことあるなら俺でも基久でもいいし、何でも言ってきて。そりゃ基久は学年も違うし関係ないけど、三澄さんに言うならあいつのが言いやすいし。三澄くん、あんなでも兄思いらしいからね」
なぜそんなことをいきなり言うのか。だいたい流河は風紀委員でも何でもない。関係ない生徒だというのに、そして流河と慶一のことを知っているはずもないのに、なぜそんなことを言ってくるのか。
「……な、んで芳木は……そんなこと……」
「……。……ああ、変に思ったらごめん。ほら、三澄さんが大概すぎてね。それの弟が同じクラスだから風紀の副委員長として一応気にかけてるだけだよ」
だから安心して。
声になっていないが、最後はまるでそう言っているような気がした。
大丈夫、俺は何も知らない、ふりしているから気にしなくていいよ、だから安心して何かあれば頼るといいよ。
まるでそんな風に言っている気がした。
「……何もないし、大丈夫。でもありがとう」
だが慶一はただそう答えるとまた他の仕事をすべく、自分の席へ戻る。流河との普段からのやりとりも含め、感じとる何かが拓実にあったのだとしても、言いたくないし言えない。はっきり「実はあいつに犯された」と口にしたくない。忌々しい事実だという以外に、自分がそれで快楽を覚えたのもまた事実だ。
拓実だけなら……と一瞬思ったが、やはり無理だと思った。他の誰かの耳に入らない保証はない。ましてや瑠生と黄馬も同じ風紀に所属しているだけに耳に入る可能性だってある。おまけに会計の兄弟もいる。
彼らの耳にもし入ったら。
慶一はパソコンの画面を見ながら文字をひたすら打ち続けつつ、考える。
……入ったら? どうなるのだろう。楽しがってますます色々と仕掛けてくる?
逆に想像つかなさすぎて、慶一はあの二人にも絶対に瑠河とのことは知られませんようにとそっと心の中で祈った。
……いや、犯されたという表現は間違ってる。
慶一は忌々しい気持ちになりながら思った。そういう風に仕向けてきたのは向こうだ。だが欲したのは紛れもなく、自分だ。自ら欲しいと言った。自分でもわかっている。
今なら、耐えられなかった自分に対して「ふざけんな」と言える。だがあの時はもう我慢できなかった。
「けぃち、ぼんやりして大丈夫?」
ハッとなり声がしたほうを見ると、クラスメイトであり友人の藤田 友悠(ふじた ともひさ)が心配そうに慶一を見ていた。いつの間にか授業も終っていたらしい。慶一はコクリと頷いた。するとほっとしたように友悠が笑いかけてくる。
「ならいいけど。けぃちってあまりいつも変わらないだけに具合でも悪いのかと思ったよ」
「……別にほんと大丈夫だけど、むしろ俺のわずかな違いがわかるっていうなら、そんなお前に驚きだけど……」
「そうかな。まあ確かにけぃち、わかりにくいかもね。俺の同居人は凄いわかりやすいから余計だな」
友悠の笑みが今の慶一には清涼剤のように染み込む気がする。ほわっとしたような気持になっていると、そこへ流河が近づいてきた。
「藤田って慶一のことヘンな目で見たりする?」
そしてニコニコといきなり、変と言えばお前が変だろと慶一が言いたくなるようなことを友悠に聞いてきた。
「何言ってるんだよ……三澄くんは……」
当たり前といえば当たり前だが、友悠はとてつもなく微妙な顔で流河を見ている。流河はニコニコしたままだが、性格の悪さは相変わらず隠そうとしない。それでもこんな流河にも友人がいるから、世の中よくわからないと慶一は思っている。
「そのまんまだけど。いくら藤田がもし鈍いとしても、この学校にいて質問の意味わからないってこと、ないよね?」
「……意味はまあ、わかりたくないけどわかるかな。ただ俺とけぃちは普通に友だちだからさ、そういうこと聞かれて困っただけだよ……」
ちなみに慶一はずっと大人しく黙っているのではない。間に言葉を挟もうとして今のところ挟めていないだけだ。普段無口なだけに、こういう時何か言おうとしても上手く言えないだけでなく、タイミングがつかめない。
変なこと言うな、藤田を悪く扱うな、変な目で見るわけないだろう。
どれ一つまだ間に挟めていない。決して二人とも早いテンポで喋っているわけでもないというのにだ。
「友だちに対してだって変な目向ける奴なんてざらにいるでしょ」
流河の言葉に、なぜか友悠が何とも言えない顔している。そんな友悠をニコニコ見た後で、流河は続けた。
「まあいいよ、違うってんならとりあえずは、まあね。でもあんまくっついてるとそうだと思って邪魔するよ? だって俺はすっごい変な目でしか慶一見てないからね」
「……変なこというな……!」
ようやく言葉を挟めた。
「慶一のわりに意気揚々と言われてもね。仕方ないよね、事実だし」
流河の言葉に慶一はふいと顔を逸らし、友悠は胃の辺りを微妙な顔して押さえている。
意気揚々となったのは多分ようやく言えたという気持ちが言葉の響きに出ただけで、むしろ慶一としては流河が近くに来るだけで意気消沈の方が合っている。
「とりあえず今のところずっと逃げられてる気しかしないけど、忘れないでね、慶一。そのまま逃げられるわけないってこと。それを踏まえてとりあえず、今日の放課後俺の部屋来ない? 同居人出かけるらしいんだよね」
「……行かない」
「なぜ?」
流河がニコニコしたまま首を傾げてくる。
「言ったはずだけど……俺はお前嫌い……」
「ああ、聞いたかな。理由はそれだけ?」
「十分だと思うけど」
一旦変な顔していた友悠が、気を取り直したのか少し険しい顔をしながら間に入ってきた。口元に微笑みを浮かべているとはいえ流河の目が冷たく友悠を捉える。
まず友悠の表情を見て、自分と流河の間に何かあると思われたのだろうと慶一は少し居たたまれなくなった。だが流河に慌てて言い直す。清涼剤のような友悠にはこれ以上聞かせたくないし嫌な目にあって欲しくもない。
「っどのみち風紀の仕事だから」
「ああ……いつも、そうだよね」
じっと慶一を見てきた後で流河はまた微笑む。黙って流河を見返していると「じゃあ、またね」と笑みを浮かべたまま流河がこの場から離れていった。
そっとため息ついていると「けぃち、大丈夫なの?」と心配そうな友悠の声がした。
「もしかしてさっき様子がどこかおかしかったのって、三澄くんが関係ある?」
ああ、と慶一は思う。元々の原因を辿れば関係なくもないかもしれない。もしかして元々こういう体だったとしても、それを最初に引き出したのは間違いなく流河だ。
「大丈夫」
「ほんとに?」
「流河ってほら、だいたいああいうヤツだろ、一見真面目そうだけど……わりと誰にでもあんなこと言ってふざけてんだよ……」
「それは……そりゃそういうとこ確かにあるけど……」
「……だろ。だから大丈夫。ほら、チャイムなった」
「ああ、うん……」
友悠はまだ心配そうに慶一を見ながら席に戻っていった。自分の席が隅でよかったと何となく慶一は思った。周りに特に誰もいなかったし、こちらを見ている生徒はいたが、多分流河や友悠を目で追っていただけだろう。変なことで目立ちたくない。
それに、こういう時は表情が出にくい自分でよかったとも思えた。きっと出やすいタイプだったら「大丈夫」という言葉は宙に浮かんだままだろうし、友悠はまだ心配したままで、慶一に事情を話させるまでここに立っているかもしれない。
できれば言いたくない。だいたい何て言う?
「流河に初めて犯されてからその後何度か体をいいようにされたせいもあって、男を受け入れられるどころか悦びかねない体になったんだ。そして今は同じ風紀にいる兄弟に体を弄ばれてたんだけど、とうとう自分から欲しがっちゃったんだよね」
……言えるか。
次の授業はなるべく集中するようにした。考えても仕方ない。何が面白いのか、ろくでもない輩に目をつけられたから、なるべく逃げる。ただそれだけだ。
放課後は流河を見ることなく一目散に風紀室を目指した。今日は見回りもない。とりあえず昨日の会議の議事録を慶一はひたすらまとめた。それを委員長である基久が今出ているようなので、副委員長の拓実に持って行く。
「お疲れ様、ありがとう」
相変わらずとろりと眠そうな目をした拓実は、礼を言いながら出来上がった議事録を受け取った。その後で慶一を見てくる。その視線に気づき、慶一は首を少し傾げた。
「三澄くんと何かあった?」
「え?」
慶一はポカンと拓実を見る。いや、多分表情にはほぼ出てないだろうが、内心は本当にポカンとしていた。
拓実とはクラスが同じだ。とはいえ二人ともワイワイはしゃぐタイプではないし、元々普段つき合う友人が別なのもあり、基本的に一緒にいることはない。だというのにそんなことを言われたのと、先ほどのことを言っているのだとしても見られていたとは思っていなかったので驚いていた。
拓実は答えを待っているのか、黙って慶一をじっと見ている。眠そうな目だというのに、その目からそらせなくて慶一は口を開いた。
「……何、も」
「そう? 三澄くん、会計の三澄さんの弟だけにわりといい性格してると思うしね、手に負えないようなことあるなら俺でも基久でもいいし、何でも言ってきて。そりゃ基久は学年も違うし関係ないけど、三澄さんに言うならあいつのが言いやすいし。三澄くん、あんなでも兄思いらしいからね」
なぜそんなことをいきなり言うのか。だいたい流河は風紀委員でも何でもない。関係ない生徒だというのに、そして流河と慶一のことを知っているはずもないのに、なぜそんなことを言ってくるのか。
「……な、んで芳木は……そんなこと……」
「……。……ああ、変に思ったらごめん。ほら、三澄さんが大概すぎてね。それの弟が同じクラスだから風紀の副委員長として一応気にかけてるだけだよ」
だから安心して。
声になっていないが、最後はまるでそう言っているような気がした。
大丈夫、俺は何も知らない、ふりしているから気にしなくていいよ、だから安心して何かあれば頼るといいよ。
まるでそんな風に言っている気がした。
「……何もないし、大丈夫。でもありがとう」
だが慶一はただそう答えるとまた他の仕事をすべく、自分の席へ戻る。流河との普段からのやりとりも含め、感じとる何かが拓実にあったのだとしても、言いたくないし言えない。はっきり「実はあいつに犯された」と口にしたくない。忌々しい事実だという以外に、自分がそれで快楽を覚えたのもまた事実だ。
拓実だけなら……と一瞬思ったが、やはり無理だと思った。他の誰かの耳に入らない保証はない。ましてや瑠生と黄馬も同じ風紀に所属しているだけに耳に入る可能性だってある。おまけに会計の兄弟もいる。
彼らの耳にもし入ったら。
慶一はパソコンの画面を見ながら文字をひたすら打ち続けつつ、考える。
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