9 / 45
9話
しおりを挟む
昼休みのあれは本当に驚いた。突然ああいったことをされるのは心臓に悪い。思い出すとまだ少し心臓がトクトクと鼓動を速める。
日陽は小さくため息ついた。そもそも友人から恋人になったのは昨日今日のことだ。そんなに経っていない。それもあって日陽は余計に戸惑っていた。
ついこの間まで那月は日陽の友人だった。もちろん一度寝たことはあるものの、全然そういう関係ではなかった。那月はずっと好きでいてくれていたようだし、日陽もあの出来事から気づけばずっと気になっていて好きになっていた。それでも関係はただの友人だったのだ。
だからこのギャップというのだろうか、急に変わった関係性に日陽はどう対応していいのかわからない。好き云々関係なくずっと友人だっただけに、恋人の顔をしている那月はまるで知らない人であるかのように戸惑う。
こんな風に考えている日陽も、今まで誰かとつき合ったことはある。童貞でもない。エキスパートとはさすがに言わないが、恋愛にさほど慣れていないわけではない。
それでも男同士では何か、違うだろ……。
好きになった相手だしいまさら男どうこうと言うつもりは全くないが、つき合い方に戸惑う。女子とのつき合いだと自分がリードしていたが、那月も日陽も女ではなく、かといって友人でなく恋人で。普通にすればいいのだと内面の自分が言うが、普通にしていたら友人の感覚についなってしまい、でも好きなのは間違いないので今までと変わらないのでもない。そして不意打ち的なことにいちいち動揺する。
関係性に戸惑っていても、那月のことを恋愛として好きなのは間違いない。キスするのもされるのも嬉しいし、できるのであればいつだって那月としたいとは日陽も男なので思う。ただ、今はまだ戸惑いのほうが強いだけだ。
放課後、那月は部活へ向かおうとしていた。それを日陽が見ているとニッコリ微笑まれる。
「日陽、部活終わったら連絡送るな」
見ていた日陽に、那月はそう声をかけた。お互い部活が違うので時間がずれたり休みが合わなかったりする。日陽は笑って手を上げながら、自分が女だったら那月の部活が終わるまで待ってるものなのだろうかなと思ったりしてみた。
実際、つき合っていた女子が待ってくれていたこともある。日陽としては嬉しいことは嬉しいが、健気に待ってくれている間が申し訳ない上に待たせているという気持ちが少し落ち着かなかったので「待たなくていいから」というのをどう伝えたものかと困ったこともある。
そしていざ自分が男とつき合ってみて自分の部活が休みである今、日陽の中では「待つ」という選択肢はゼロだった。結局のところ女ではない日陽としては同じような立場になっても健気な気持ちにはなれないようだ。ただ女云々というより、性格かもしれない。用事があるわけじゃないし、第一面倒くさい。
こういうところも、つき合うのならまた違ってくるべきものなのだろうか。男同士であっても待つのが恋人なのだろうか。
……もしそうなのだとしたら、何だろう、あまり、楽しくないなあ。
そんな風に思ってみたりする。今まで友人だった同性と付き合うということは、何が変わるのだろう。日陽は少し首を傾げた。
厳密に言えば気の持ち方が違う、体の関係が発生するといったことだろうか。ただつき合っていなかった時も那月は日陽のことが好きだったようであるし、日陽も途中からとはいえ那月のことが好きだった。それでも友人だった。体の関係も、日陽は全くなんとも思っていなかったはずである状態で、那月と最後までしている。日陽は那月の気持ちなど知らなかったし、友人として、冗談や遊び感覚だった。
今はお互い好きだと知った上で恋人となっている。もちろん恋人としてのセックスは、最初の時よりも少し慣れたからか痛みもそれなりに薄れたのもあったが、気持ちよかった。とはいえ、最初の時のような気軽さは日陽にはなく、男だというのにやたら恥ずかしさが湧いてきて、どうしたものかとは思った。
……ってことはあれか、友だちと恋人の違いは、羞恥心?
目を細めながら思い至った考えは恐らくというか間違いなく、違う気がする。違う気はするが、先ほどキスされた時も、もし友人という関係だったならすぐに冗談と受け止めてむしろ笑っていたかもしれない。馬鹿野郎と言いながらも引いてみたりノってみたりしていたかもしれない。
やっぱ羞恥心……。
そう思ったところで生ぬるい気持ちになる。元々あまり考える性格ではないというのに考え込んでも大した結果が出るわけではないなと実感した。考えても多分仕方ないことなのだろう。
関係性とかつき合い方とか考え方、そういった諸々を恋人として新たにつき合うことでゆっくり知っていけばいいか、と日陽は思った。
まぁ、ゆっくり知るどころじゃなく突然キスとかされて動揺したわけなんだけどな。
すでに部活へ向かっていなくなった那月の方向をぼんやりと見た後に日陽は帰る準備をする。教室を出て下駄箱へ向かいながら、那月は戸惑いとかはないのだろうかとふと思った。もしかしたら日陽を思ってくれている期間が長かった分、適応力も高いのかもしれない。
……二人きりだとしたら俺もキスやら何やらしたくはなるけどな。
そんなふうに考え、一人で勝手に照れていると「はる、どうかしたんか?」と智充が声をかけてきた。
「な、何でもない。っていうか智充、まだいたのか」
「んだよーいちゃ悪いみたいに。ほら、あいつらと喋っててさー、あ、そんで今からカラオケ行くかって話になってたんだけど、日陽も行かね?」
「あーうん、そうだな」
靴を履き替えながら日陽は別に寄るところもないしと同意した。
「おー。んじゃ行きますか!」
智充がニッコリ笑いながら、屈んでいる日陽の首に腕を回してくる。
「おい、バランス崩すだろ」
「足腰鍛える自主練」
「そんな自主練聞いたことあるか。つか重いからどけよな」
外に出ると待ち合わせしていたようで、他の友人とも合流した。校門へ向かって歩いていると、右手にテニスコートがある。日陽は歩きながらちらりとそちらを見た。丁度その時、那月が練習試合をしているのか、コートで誰かと打ち合っているのが見えた。
見た目は優しささえ感じるふわりとした雰囲気でそういうところも女子に人気があるようだが、那月はスポーツ全般得意なようだ。体育の授業でもそつなくなんでもこなす。
日陽も苦手ではないし体を動かすことは好きだが、テニスは正直得意ではない。卓球やバドミントンなら当てるとそれなりにちゃんと飛ぶというのに、テニスに至ってはちゃんと当てているはずなのにボールが言うことを聞いてくれないのが楽しくない。それもあって、那月が颯爽とプレイしている姿は恰好いいと思う。
ふと一瞬目が合った気がしたが、那月はすぐに試合に集中したのか、それとも目が合ったと思ったのが勘違いか、来たボールを綺麗に打ち返していた。
カラオケ店で皆と散々歌い合い、途中那月とSNSでやりとりしつつ、ついでにポテトフライや何やらと注文したものを食べて満足した日陽が帰宅したのは、さほど遅い時間ではない。それでも辺りは暗くなっていたのもあり、自宅の門の傍で蹲っているような人影を見た時は一瞬ぎょっとした。
変な輩だったら嫌だなと思いながらも帰らないわけにはいかないのでそのまま近づくと、そこにいたのは那月だった。
日陽は小さくため息ついた。そもそも友人から恋人になったのは昨日今日のことだ。そんなに経っていない。それもあって日陽は余計に戸惑っていた。
ついこの間まで那月は日陽の友人だった。もちろん一度寝たことはあるものの、全然そういう関係ではなかった。那月はずっと好きでいてくれていたようだし、日陽もあの出来事から気づけばずっと気になっていて好きになっていた。それでも関係はただの友人だったのだ。
だからこのギャップというのだろうか、急に変わった関係性に日陽はどう対応していいのかわからない。好き云々関係なくずっと友人だっただけに、恋人の顔をしている那月はまるで知らない人であるかのように戸惑う。
こんな風に考えている日陽も、今まで誰かとつき合ったことはある。童貞でもない。エキスパートとはさすがに言わないが、恋愛にさほど慣れていないわけではない。
それでも男同士では何か、違うだろ……。
好きになった相手だしいまさら男どうこうと言うつもりは全くないが、つき合い方に戸惑う。女子とのつき合いだと自分がリードしていたが、那月も日陽も女ではなく、かといって友人でなく恋人で。普通にすればいいのだと内面の自分が言うが、普通にしていたら友人の感覚についなってしまい、でも好きなのは間違いないので今までと変わらないのでもない。そして不意打ち的なことにいちいち動揺する。
関係性に戸惑っていても、那月のことを恋愛として好きなのは間違いない。キスするのもされるのも嬉しいし、できるのであればいつだって那月としたいとは日陽も男なので思う。ただ、今はまだ戸惑いのほうが強いだけだ。
放課後、那月は部活へ向かおうとしていた。それを日陽が見ているとニッコリ微笑まれる。
「日陽、部活終わったら連絡送るな」
見ていた日陽に、那月はそう声をかけた。お互い部活が違うので時間がずれたり休みが合わなかったりする。日陽は笑って手を上げながら、自分が女だったら那月の部活が終わるまで待ってるものなのだろうかなと思ったりしてみた。
実際、つき合っていた女子が待ってくれていたこともある。日陽としては嬉しいことは嬉しいが、健気に待ってくれている間が申し訳ない上に待たせているという気持ちが少し落ち着かなかったので「待たなくていいから」というのをどう伝えたものかと困ったこともある。
そしていざ自分が男とつき合ってみて自分の部活が休みである今、日陽の中では「待つ」という選択肢はゼロだった。結局のところ女ではない日陽としては同じような立場になっても健気な気持ちにはなれないようだ。ただ女云々というより、性格かもしれない。用事があるわけじゃないし、第一面倒くさい。
こういうところも、つき合うのならまた違ってくるべきものなのだろうか。男同士であっても待つのが恋人なのだろうか。
……もしそうなのだとしたら、何だろう、あまり、楽しくないなあ。
そんな風に思ってみたりする。今まで友人だった同性と付き合うということは、何が変わるのだろう。日陽は少し首を傾げた。
厳密に言えば気の持ち方が違う、体の関係が発生するといったことだろうか。ただつき合っていなかった時も那月は日陽のことが好きだったようであるし、日陽も途中からとはいえ那月のことが好きだった。それでも友人だった。体の関係も、日陽は全くなんとも思っていなかったはずである状態で、那月と最後までしている。日陽は那月の気持ちなど知らなかったし、友人として、冗談や遊び感覚だった。
今はお互い好きだと知った上で恋人となっている。もちろん恋人としてのセックスは、最初の時よりも少し慣れたからか痛みもそれなりに薄れたのもあったが、気持ちよかった。とはいえ、最初の時のような気軽さは日陽にはなく、男だというのにやたら恥ずかしさが湧いてきて、どうしたものかとは思った。
……ってことはあれか、友だちと恋人の違いは、羞恥心?
目を細めながら思い至った考えは恐らくというか間違いなく、違う気がする。違う気はするが、先ほどキスされた時も、もし友人という関係だったならすぐに冗談と受け止めてむしろ笑っていたかもしれない。馬鹿野郎と言いながらも引いてみたりノってみたりしていたかもしれない。
やっぱ羞恥心……。
そう思ったところで生ぬるい気持ちになる。元々あまり考える性格ではないというのに考え込んでも大した結果が出るわけではないなと実感した。考えても多分仕方ないことなのだろう。
関係性とかつき合い方とか考え方、そういった諸々を恋人として新たにつき合うことでゆっくり知っていけばいいか、と日陽は思った。
まぁ、ゆっくり知るどころじゃなく突然キスとかされて動揺したわけなんだけどな。
すでに部活へ向かっていなくなった那月の方向をぼんやりと見た後に日陽は帰る準備をする。教室を出て下駄箱へ向かいながら、那月は戸惑いとかはないのだろうかとふと思った。もしかしたら日陽を思ってくれている期間が長かった分、適応力も高いのかもしれない。
……二人きりだとしたら俺もキスやら何やらしたくはなるけどな。
そんなふうに考え、一人で勝手に照れていると「はる、どうかしたんか?」と智充が声をかけてきた。
「な、何でもない。っていうか智充、まだいたのか」
「んだよーいちゃ悪いみたいに。ほら、あいつらと喋っててさー、あ、そんで今からカラオケ行くかって話になってたんだけど、日陽も行かね?」
「あーうん、そうだな」
靴を履き替えながら日陽は別に寄るところもないしと同意した。
「おー。んじゃ行きますか!」
智充がニッコリ笑いながら、屈んでいる日陽の首に腕を回してくる。
「おい、バランス崩すだろ」
「足腰鍛える自主練」
「そんな自主練聞いたことあるか。つか重いからどけよな」
外に出ると待ち合わせしていたようで、他の友人とも合流した。校門へ向かって歩いていると、右手にテニスコートがある。日陽は歩きながらちらりとそちらを見た。丁度その時、那月が練習試合をしているのか、コートで誰かと打ち合っているのが見えた。
見た目は優しささえ感じるふわりとした雰囲気でそういうところも女子に人気があるようだが、那月はスポーツ全般得意なようだ。体育の授業でもそつなくなんでもこなす。
日陽も苦手ではないし体を動かすことは好きだが、テニスは正直得意ではない。卓球やバドミントンなら当てるとそれなりにちゃんと飛ぶというのに、テニスに至ってはちゃんと当てているはずなのにボールが言うことを聞いてくれないのが楽しくない。それもあって、那月が颯爽とプレイしている姿は恰好いいと思う。
ふと一瞬目が合った気がしたが、那月はすぐに試合に集中したのか、それとも目が合ったと思ったのが勘違いか、来たボールを綺麗に打ち返していた。
カラオケ店で皆と散々歌い合い、途中那月とSNSでやりとりしつつ、ついでにポテトフライや何やらと注文したものを食べて満足した日陽が帰宅したのは、さほど遅い時間ではない。それでも辺りは暗くなっていたのもあり、自宅の門の傍で蹲っているような人影を見た時は一瞬ぎょっとした。
変な輩だったら嫌だなと思いながらも帰らないわけにはいかないのでそのまま近づくと、そこにいたのは那月だった。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
ハルとアキ
花町 シュガー
BL
『嗚呼、秘密よ。どうかもう少しだけ一緒に居させて……』
双子の兄、ハルの婚約者がどんな奴かを探るため、ハルのふりをして学園に入学するアキ。
しかし、その婚約者はとんでもない奴だった!?
「あんたにならハルをまかせてもいいかなって、そう思えたんだ。
だから、さよならが来るその時までは……偽りでいい。
〝俺〟を愛してーー
どうか気づいて。お願い、気づかないで」
----------------------------------------
【目次】
・本編(アキ編)〈俺様 × 訳あり〉
・各キャラクターの今後について
・中編(イロハ編)〈包容力 × 元気〉
・リクエスト編
・番外編
・中編(ハル編)〈ヤンデレ × ツンデレ〉
・番外編
----------------------------------------
*表紙絵:たまみたま様(@l0x0lm69) *
※ 笑いあり友情あり甘々ありの、切なめです。
※心理描写を大切に書いてます。
※イラスト・コメントお気軽にどうぞ♪
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(要らない悪役令嬢1巻重版)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。

ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる