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5話
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那月が何言っているのかすぐにわからず、言われた後少しだけ日陽はポカンとしていた。もちろんちゃんとした日本語だったしその言葉は聞こえている。正確には脳に浸透するのに時間がかかったとでも言うのだろうか。
俺のこと、好き? 那月が?
脳に浸透しても、まだ日陽は少々混乱していた。本当なのだろうか。冗談ではないのだろうかとさえ思う。
ポカンとしたまま那月を見ると、那月は戸惑いがちに日陽を見ていた。
「……いまさらかもしれないし、そもそも何言ってんだって思われそうだけど……本当はずっと……中学の頃から日陽が好きだ」
「中学……?」
日陽は思わず口に出ていた。中学と聞いて「え?」っと思ったのだ。好きだというのを受け止めたとしても、それはてっきりもやもや考えている自分のように、あの出来事があってからだと脳のどこかで無意識に思っていたようだ。だが中学となれば、当然あの出来事よりもずっと前ということになる。
日陽も戸惑い、それ以上言葉が出てこなかった。ただ日陽が「中学?」と言ったからか何か察したのか、那月がまた口を開いてきた。
「中学の時から。だからあの出来事は正直、俺にとってすごく……嬉しかった。でも俺、臆病だからさ。勝手だと思うけど、むしろ忘れようとした。お前に嫌われるのが怖かったから」
怖かった、と一瞬目を伏せた後で那月が今度は日陽をじっと見てくる。
「でも俺、お前が好きだからさ、忘れることできなくて。あのこともやっぱり曖昧なままにしちゃ駄目だと思ったんだ。だから……お前にちゃんと今日、好きだって言おうと思った」
「那月……」
「日陽にとって忘れたい記憶なのに、勝手に蒸し返してごめん。でも、好きなんだ」
いつもニコニコ笑顔の那月が、とても真剣な顔をして日陽を見てくる。それに対して思わずドキリとして日陽は目を逸らした。
「……お前、ほんと勝手だよ。勝手過ぎてムカつくくらいに。あの時のことだってそれこそ勝手に決めつけるし……。俺にとって忘れたい記憶ってなんだよ。つか、あれは夢だったんじゃないかって思い始めてたとこだよ」
というか、夢だったのかなと思うほうが楽だったのかもしれない。話しながら日陽は思った。
ようやく、ちゃんと脳に浸透してきた。あまりにも働かない脳を自分のものながら微妙に思いつつ、浸透した日陽は内心とてつもなく動揺していた。
好きって、本当、なのか。
あのことから後、何故自分だけ焦ったり微妙になったりしなくてはならないのかとさえ思っていた。那月にとってはなかったことにしたい、もしくはどうでもいいことなのだと思っていた。
その那月が俺のこと、好き?
「……けどあのことは夢なんかじゃないし、実際あったことだ。だいたいあんな強烈な記憶、忘れられる訳ないだろ」
「……ごめん」
「何謝ってんだよ。お前な、あの時のこと自分のせいみたいに思ってるのか? お前のせいな訳ないだろ。俺ら二人でしたことだろ。……だいたい俺、嫌じゃなかったし」
「え?」
「だから、お前のせいなんかじゃない。それに忘れたい記憶の訳ない。俺は……俺はあの出来事のおかげで、那月、お前のこと、すげー気になるようになったんだからな」
動揺しつつも心が躍りそうになっていた。那月が自分のことを好きなどと、考えたこともなかった。だが好きなのだと那月は言った。
心臓が震えているせいで声まで震えそうになったが、何とかここまで言うと、日陽は改めてはっきりと言う。
「あの出来事のせいで、お前のこと、好きになった」
途中まで泣きそうな顔をしていた那月は、日陽の言葉を聞くとまるで先ほどの日陽のようにポカンとしてきた。多分自分と同じく、脳に浸透するのに時間がかかっているのだろうなと思い、またその表情が面白くて日陽はつい笑う。多分、嬉しいから余計笑えてきたのだろうと思う。
那月が好きだと言ってくれたことが、本当に嬉しかった。とはいえ、今までまるでなかったかのような態度を取ってきたことに関しては腹が立つので「好きだ」という気持ちははっきり伝えたが、嬉しいとまでは絶対に言わない。
でも――
ポカンとしている那月に、日陽は近づいた。言わないが、その代わりにキスする。
唇を合わせ、それを軽く食む。
ああ、今俺、那月とキスしてるんだな。
自分からしておきながら、唇の感触に日陽はしみじみ実感した。
「えっ、っちょ、えっ?」
だがまだ那月は混乱しているのか、キスを返す前に日陽の腕をつかんで離してきた。
「何だよ」
好きと言われてから自分も好きだと言った分、日陽の方が勇気はいらなかっただろう。その分、こちらからキスしたのに引き離され、日陽は少し拗ねた気持ちで那月を見る。
「今、日陽、俺にキスした?」
「聞くなよ」
「え、だって……え、ほんとに? だって、男同士……」
「言うなよそれも……。っていうか男同士で冗談半分もあったかもしれないけどヤっただろ。つかだいたいお前だって男だってわかって俺のこと、好きなんだろ」
「そ、そうなんだけど……いや、えっと、その、俺、お前に断られるどころか嫌われる覚悟で好きって、言ったから……」
那月が顔を赤らめながら手で額を押さえている。
普段ニコニコしていてあまり動揺したり驚いたりしているところを見ないだけに、そんな那月を見て日陽は少し楽しく思う。
「何だよ、断られたかったんかよ」
「そっ、そんな訳ないだろ! た、ただびっくりして……だってそんな、まさかだって日陽まで俺のこと、好きとか、そんな……」
ますます赤い顔になった那月が、だんだん顔をくしゃりと歪めてくる。感情が追いつかず泣きそうといった感じに見えた。
そんな様子に、日陽は楽しいというよりむしろ愛おしさが込み上げてきた。つかまれていた腕を外させ、もう一度軽くキスする。
「那月、好きって言ってくれてありがとうな。俺も好きだよ。ほんとに」
「……っ俺こそ、ありがとう。日陽、すごく好き。大好き」
泣きそうな顔のまま、那月が笑ってきた。そしてキスを返してくる。そのキスがだんだんと深いものになっていく。何度も唇を合わせ、舌を絡ませ合い、お互いの口内を探った。
「ん、は……」
「日陽、その……気持ち、伝えたばっかであれだけど……ごめん、俺、したい」
息を少し乱しながら、那月が言ってくる。いつもニコニコしている那月に対して物静かな印象すら持っていた日陽は少し意外に思った。と同時に嬉しくもなる。
少しアレな性格をしながらも穏やかな那月が、日陽を目の前にして我慢できないとばかりに興奮している。男同士だとかそういうのは、すでに一度体を重ねている上にその後ちょくちょく考えていたおかげとでも言うのだろうか。今の時点で気にならなかった。
気にならないってより、そんなことどうでもいいからしたい、というほうが合ってるかな。
日陽は唇を少し離して綻ばせた。結構痛かったという記憶も残ってはいるが、どうにも悶々としていた時間が長すぎてそれすらどうでもよかった。
「そんなの、するしかないだろ?」
目を細めながら言うと、那月が今度は嬉しそうに顔をくしゃりと歪めてきた。
俺のこと、好き? 那月が?
脳に浸透しても、まだ日陽は少々混乱していた。本当なのだろうか。冗談ではないのだろうかとさえ思う。
ポカンとしたまま那月を見ると、那月は戸惑いがちに日陽を見ていた。
「……いまさらかもしれないし、そもそも何言ってんだって思われそうだけど……本当はずっと……中学の頃から日陽が好きだ」
「中学……?」
日陽は思わず口に出ていた。中学と聞いて「え?」っと思ったのだ。好きだというのを受け止めたとしても、それはてっきりもやもや考えている自分のように、あの出来事があってからだと脳のどこかで無意識に思っていたようだ。だが中学となれば、当然あの出来事よりもずっと前ということになる。
日陽も戸惑い、それ以上言葉が出てこなかった。ただ日陽が「中学?」と言ったからか何か察したのか、那月がまた口を開いてきた。
「中学の時から。だからあの出来事は正直、俺にとってすごく……嬉しかった。でも俺、臆病だからさ。勝手だと思うけど、むしろ忘れようとした。お前に嫌われるのが怖かったから」
怖かった、と一瞬目を伏せた後で那月が今度は日陽をじっと見てくる。
「でも俺、お前が好きだからさ、忘れることできなくて。あのこともやっぱり曖昧なままにしちゃ駄目だと思ったんだ。だから……お前にちゃんと今日、好きだって言おうと思った」
「那月……」
「日陽にとって忘れたい記憶なのに、勝手に蒸し返してごめん。でも、好きなんだ」
いつもニコニコ笑顔の那月が、とても真剣な顔をして日陽を見てくる。それに対して思わずドキリとして日陽は目を逸らした。
「……お前、ほんと勝手だよ。勝手過ぎてムカつくくらいに。あの時のことだってそれこそ勝手に決めつけるし……。俺にとって忘れたい記憶ってなんだよ。つか、あれは夢だったんじゃないかって思い始めてたとこだよ」
というか、夢だったのかなと思うほうが楽だったのかもしれない。話しながら日陽は思った。
ようやく、ちゃんと脳に浸透してきた。あまりにも働かない脳を自分のものながら微妙に思いつつ、浸透した日陽は内心とてつもなく動揺していた。
好きって、本当、なのか。
あのことから後、何故自分だけ焦ったり微妙になったりしなくてはならないのかとさえ思っていた。那月にとってはなかったことにしたい、もしくはどうでもいいことなのだと思っていた。
その那月が俺のこと、好き?
「……けどあのことは夢なんかじゃないし、実際あったことだ。だいたいあんな強烈な記憶、忘れられる訳ないだろ」
「……ごめん」
「何謝ってんだよ。お前な、あの時のこと自分のせいみたいに思ってるのか? お前のせいな訳ないだろ。俺ら二人でしたことだろ。……だいたい俺、嫌じゃなかったし」
「え?」
「だから、お前のせいなんかじゃない。それに忘れたい記憶の訳ない。俺は……俺はあの出来事のおかげで、那月、お前のこと、すげー気になるようになったんだからな」
動揺しつつも心が躍りそうになっていた。那月が自分のことを好きなどと、考えたこともなかった。だが好きなのだと那月は言った。
心臓が震えているせいで声まで震えそうになったが、何とかここまで言うと、日陽は改めてはっきりと言う。
「あの出来事のせいで、お前のこと、好きになった」
途中まで泣きそうな顔をしていた那月は、日陽の言葉を聞くとまるで先ほどの日陽のようにポカンとしてきた。多分自分と同じく、脳に浸透するのに時間がかかっているのだろうなと思い、またその表情が面白くて日陽はつい笑う。多分、嬉しいから余計笑えてきたのだろうと思う。
那月が好きだと言ってくれたことが、本当に嬉しかった。とはいえ、今までまるでなかったかのような態度を取ってきたことに関しては腹が立つので「好きだ」という気持ちははっきり伝えたが、嬉しいとまでは絶対に言わない。
でも――
ポカンとしている那月に、日陽は近づいた。言わないが、その代わりにキスする。
唇を合わせ、それを軽く食む。
ああ、今俺、那月とキスしてるんだな。
自分からしておきながら、唇の感触に日陽はしみじみ実感した。
「えっ、っちょ、えっ?」
だがまだ那月は混乱しているのか、キスを返す前に日陽の腕をつかんで離してきた。
「何だよ」
好きと言われてから自分も好きだと言った分、日陽の方が勇気はいらなかっただろう。その分、こちらからキスしたのに引き離され、日陽は少し拗ねた気持ちで那月を見る。
「今、日陽、俺にキスした?」
「聞くなよ」
「え、だって……え、ほんとに? だって、男同士……」
「言うなよそれも……。っていうか男同士で冗談半分もあったかもしれないけどヤっただろ。つかだいたいお前だって男だってわかって俺のこと、好きなんだろ」
「そ、そうなんだけど……いや、えっと、その、俺、お前に断られるどころか嫌われる覚悟で好きって、言ったから……」
那月が顔を赤らめながら手で額を押さえている。
普段ニコニコしていてあまり動揺したり驚いたりしているところを見ないだけに、そんな那月を見て日陽は少し楽しく思う。
「何だよ、断られたかったんかよ」
「そっ、そんな訳ないだろ! た、ただびっくりして……だってそんな、まさかだって日陽まで俺のこと、好きとか、そんな……」
ますます赤い顔になった那月が、だんだん顔をくしゃりと歪めてくる。感情が追いつかず泣きそうといった感じに見えた。
そんな様子に、日陽は楽しいというよりむしろ愛おしさが込み上げてきた。つかまれていた腕を外させ、もう一度軽くキスする。
「那月、好きって言ってくれてありがとうな。俺も好きだよ。ほんとに」
「……っ俺こそ、ありがとう。日陽、すごく好き。大好き」
泣きそうな顔のまま、那月が笑ってきた。そしてキスを返してくる。そのキスがだんだんと深いものになっていく。何度も唇を合わせ、舌を絡ませ合い、お互いの口内を探った。
「ん、は……」
「日陽、その……気持ち、伝えたばっかであれだけど……ごめん、俺、したい」
息を少し乱しながら、那月が言ってくる。いつもニコニコしている那月に対して物静かな印象すら持っていた日陽は少し意外に思った。と同時に嬉しくもなる。
少しアレな性格をしながらも穏やかな那月が、日陽を目の前にして我慢できないとばかりに興奮している。男同士だとかそういうのは、すでに一度体を重ねている上にその後ちょくちょく考えていたおかげとでも言うのだろうか。今の時点で気にならなかった。
気にならないってより、そんなことどうでもいいからしたい、というほうが合ってるかな。
日陽は唇を少し離して綻ばせた。結構痛かったという記憶も残ってはいるが、どうにも悶々としていた時間が長すぎてそれすらどうでもよかった。
「そんなの、するしかないだろ?」
目を細めながら言うと、那月が今度は嬉しそうに顔をくしゃりと歪めてきた。
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