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シキとミヒロ
16話
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元々はただ憧れていたのだと海優くんは言った。だが何度も俺が担当する内になんとなくその日が待ち遠しくなり、その時間は妙にそわそわするような、気分が上昇するような、そんな自分には気づいていたらしい。
「一度髪を乾かすの、違う人がしてくれたことあるじゃないですか」
ああ、混んでて浜吉さんが代わった時だなと俺は頷く。
「その時に妙な寂しさ感じて。髪を乾かしてくれていた人に『いつも志生さんと仲良さそうですね』って言われてなんだか妙に照れてしまったり」
照れて……あの時照れくさそうにしていたのは間違いじゃなかったんだ。
でも、それは浜吉さんに向けてじゃなく、俺……?
「でもなんだろうなくらいしか思ってなくて。ただなんか嬉しかったんです。いつも丁寧に髪を扱ってくれるのも、そしてご飯に誘ってくれたのも」
ただでさえ嬉しかったのに、話も聞いてもらえてしかも親身になって色々言ってもらえたと海優くんは穏やかそうな表情を浮かべる。
話を聞いていたらとてもいいヤツみたいだ、俺。でも、俺、そんないいヤツじゃないよ海優くん。俺こそ嬉しかったしそして海優くんが好きだからこそ、話を聞いたし、そして海優くんも好きだけど美容師という仕事も好きだからこそあんな風なむしろ偉そうなことを言った。
だが俺は口をはさまなかった。いや、はさめなかった。
聞きたかったのだ。海優くんがなにを言うのか。好きだと言ってくれた上になにを言ってくれるのか。
「凄く嬉しくて。ああ、俺、この人のこと好きだなって思ってて……でもその時はそういう好きとかわかってなくて、ただ好きだなって……。そしたら家に呼んでもらえてコーヒー出してもらえて、さらに色々話してくれて。普段はそうでもないのに俺、顔が緩んでたかもしれない」
そういえばいつもより笑顔を見せてくれるなと思った記憶がある。
「帰り際に俺の学校のことすごいねって言われて、今さらながらに変な風に思われちゃったかなって、つい皆が男同士って訳じゃないとか言い訳しました。そしたら志生さん、急に女の子が好きだって言い出すからポカンとしちゃって。もしかして俺のこと警戒されちゃったのかなって、変な返事しちゃって……。でもその時に俺の好きってもしかして、って頭のどこかで考えてて」
え、そうなの……っ?
俺こそ多分今ポカンと海優くんを見ているだろう。
「そしたら、そしたら志生さんが好きだって……、そんなの理解できるわけない、だってもしかしたら俺が好きなのに、っていうか男同士なのに、俺女の子じゃないのにって思ってると、なんか耳、触られてもう、ほんと訳わからなくなって」
「あー……」
欲望が溢れちゃったんです……ごめんなさい。
俺はあらぬところを見ながら微妙な顔をした。というか後退りをされて、ああもうダメかなといい大人が自暴自棄に少々なったと言ったほうがいいか。そして相変わらず海優くんの反応が堪らなかったのもある。
でも。
「でも怖がって……?」
「どうしたらいいか、どう思ったらいいか、色々多分俺の容量越えてたんだと思います。その……」
海優くんは少々言い淀んだかと思うと「ああいうこと、慣れてなくて……」と片手で自分の顔を少し覆いながら俯き加減で呟いてきた。そんな姿も男前だけど俺にとってはかわいいし襲いたい、そんな風に思ってしまうのは別に俺は間違っていないと思う。襲わないけど。
それなりに行動に反省することはあっても、基本的に自分の行動は後悔したくないと思っている。だが今少しだけ後悔している。
なんであの時ソファーで告白してなかったんだろう。そしてそのまま押し倒してなかったんだろう。自分でも思ってたじゃないか。女の子が好きなこの俺が海優くんを好きになるくらいだから他の男だってそういう可能性がないとは言えない、と。
だったら海優くんだって俺を好きになってくれる可能性もあった訳だし実際、こうしてちゃんとあった。なのに俺はなんであんなにダメだと決めつけてたのか。情けないなと思った。
「……ごめんね」
つい謝っていた。何にというのはなくて、もうなんか色々に。
「いえ、俺が情けなかったから……」
「何言ってるの、ミヒロくんは男らしいよ。 俺のがずっと情けない」
「それはないです。志生さんは憧れてた人でそしてよく知るとそれ以上にカッコよくて素敵で……ちょっと意地悪ですが……」
「え? 俺、意地悪?」
物凄く持ちあげてくれて有頂天になりかけたところで「意地悪」と言われて、俺は怪訝な顔をする。
「……だって、まさか普段から耳、なんかされてたなんて……」
海優くんが赤くなりながら俯く。
ですよね……!
でも俺が完全ないい人じゃないと知った上で好きだと思ってくれてるんだと思うと意地悪と言われても嬉しい。
「俺、ずっと気のせいだって思ってたのに。たまたま当たったんだとか、俺の思い違いだとか……」
「ごめんね。ミヒロくんがかわいくて。やっぱり嫌だった?」
ああ、やっぱり気のせいだとか思おうとしてたんだと思いつつ、海優くんを見て俺の心がゾクリと嬉しく震える。好きだと言われて有頂天になり襲いかかりたくなったのとは違う、俺の多分ちょっと困った性癖がざわざわと反応する。
俺の言葉を聞いて海優くんは少し困ったように顔を逸らした。
「……嫌……では、なかった、です、けど……」
「そう」
俺はニッコリと笑って海優くんの頬に手を添えた。
「あの、ここ……外で……」
知ってる。そしてこのスペース、案外人通りないのも俺は知ってる。でも多分海優くんは知らないよね?
「だね……」
俺は微笑んだまま頬に添えた手の平を少し浮かせ、触れるか触れないかといった状態のまま指でエラから耳たぶまでそっと伝わせた。海優くんはピクリと肩を震わせる。なんだか久しぶりにこの反応を味わったような気がする。
「人、が……」
「ん、もしかしたら見られるかもだね……」
その可能性は低いけれども、海優くんは知らないだろう。今も困った表情のままだ。でも切なげに見える目は、困っているだけじゃない、よね?
「志生、さ……」
「人に見られたら……ミヒロくん、困る……?」
ゆっくりと耳たぶから耳の裏を指で触れつつ、俺はもう片方の手の指で海優くんの顎をそっと上に持ちあげた。そして顔を近づけて静かに囁く。
「だ、って、恥ずかしい、じゃ……」
「俺と一緒なの、恥ずかしい?」
「そんなんじゃ……っ」
俺はさらに顔を近づけた。唇と唇が触れそうなくらい近い。
「ミヒロくん、あの時キスしたら逃げたから、俺、本当に嫌われたんだろうなって……ショックだったな」
「ご、めんなさい。もう俺、ほんと容量オーバー過ぎて……もう自分の感情もなにもかも訳がわからなくなって……で、あんなに色々していただいたのに逃げてしまったから、本当は次の日とかにでも謝りに行きたかったんですが行けなくて……。逃げたくせに俺は志生さんが好きなんだってはっきりわかって、もう俺どうしていいか次の日になってもわからなかったです……」
今日の海優くんは饒舌だ。それだけ必死になってくれているということだろうと俺は嬉しくなる。
でも、謝らないでいいんだよ。海優くんは悪くない。それに、俺こそどうしていいかわからなくなって諦めに入っていたよ。なのに君はちゃんと来てくれた。
「予約、ちゃんと来てくれた」
「あれはもう、それにかこつけて……っていう俺の弱い心です……」
君はちっとも弱くないし俺のほうこそ情けなくて弱い。でも俺は多分君が言ったように意地悪だろうから、もう言わないね。自分が情けないんだと君に負けカードをあまり見せたくないから。
「……じゃあ、今キスしたらもう逃げない?」
「え……? ……っ」
俺は海優くんの返事を待たずに今にも触れそうなほど近かった唇をようやく触れ合わせた。そしてこの間はそっと重ねただけでゆっくりと味わえなかった海優くんの唇を堪能した。エスプレッソを飲んだから甘かったとかじゃないんだな、とそして思う。
キスで甘く感じるなんてただの物語上の表現だろと思っていたし実際色んなキスの味を味わってきたつもりだが、甘いとかないわと思っていた。でも自分が間違っていたんだなとじんわりした。
唇を離すと海優くんはぼんやりとしていた。俺もぼんやりしたい。けれどもしっかりしろと自分の内心に叱咤しつつ立ち上がって海優くんの手をとった。
「ありがとう、ミヒロくん。改めて、大好きだよ……。俺と、付き合ってください」
海優くんはハッとなって俺を見て、そして赤くなって頷く。
「こ、こちらこそ、よ、ろしくお願いします」
かわいい。男前だけどやはりかわいいし、なんていうかもう、初々しい。
俺は海優くんの手をひいて立ち上がらせるともう一度だけ軽くキスをした。本当はこのまま家に連れ込みたいけれどもそういう訳にはいかない。
「時間、そろそろ帰ったほうがいいかもね。ギリギリになりそう」
「は、はい……」
頷いてから海優くんは少し微笑んでくれた。俺はこのまま襲いたい気持ちやせめて抱きしめたい、耳を甚振りたいなどといった邪な気持ちをなんとか押し殺し、手も繋げないまま海優くんを彼の学校近くまで送っていった。
「一度髪を乾かすの、違う人がしてくれたことあるじゃないですか」
ああ、混んでて浜吉さんが代わった時だなと俺は頷く。
「その時に妙な寂しさ感じて。髪を乾かしてくれていた人に『いつも志生さんと仲良さそうですね』って言われてなんだか妙に照れてしまったり」
照れて……あの時照れくさそうにしていたのは間違いじゃなかったんだ。
でも、それは浜吉さんに向けてじゃなく、俺……?
「でもなんだろうなくらいしか思ってなくて。ただなんか嬉しかったんです。いつも丁寧に髪を扱ってくれるのも、そしてご飯に誘ってくれたのも」
ただでさえ嬉しかったのに、話も聞いてもらえてしかも親身になって色々言ってもらえたと海優くんは穏やかそうな表情を浮かべる。
話を聞いていたらとてもいいヤツみたいだ、俺。でも、俺、そんないいヤツじゃないよ海優くん。俺こそ嬉しかったしそして海優くんが好きだからこそ、話を聞いたし、そして海優くんも好きだけど美容師という仕事も好きだからこそあんな風なむしろ偉そうなことを言った。
だが俺は口をはさまなかった。いや、はさめなかった。
聞きたかったのだ。海優くんがなにを言うのか。好きだと言ってくれた上になにを言ってくれるのか。
「凄く嬉しくて。ああ、俺、この人のこと好きだなって思ってて……でもその時はそういう好きとかわかってなくて、ただ好きだなって……。そしたら家に呼んでもらえてコーヒー出してもらえて、さらに色々話してくれて。普段はそうでもないのに俺、顔が緩んでたかもしれない」
そういえばいつもより笑顔を見せてくれるなと思った記憶がある。
「帰り際に俺の学校のことすごいねって言われて、今さらながらに変な風に思われちゃったかなって、つい皆が男同士って訳じゃないとか言い訳しました。そしたら志生さん、急に女の子が好きだって言い出すからポカンとしちゃって。もしかして俺のこと警戒されちゃったのかなって、変な返事しちゃって……。でもその時に俺の好きってもしかして、って頭のどこかで考えてて」
え、そうなの……っ?
俺こそ多分今ポカンと海優くんを見ているだろう。
「そしたら、そしたら志生さんが好きだって……、そんなの理解できるわけない、だってもしかしたら俺が好きなのに、っていうか男同士なのに、俺女の子じゃないのにって思ってると、なんか耳、触られてもう、ほんと訳わからなくなって」
「あー……」
欲望が溢れちゃったんです……ごめんなさい。
俺はあらぬところを見ながら微妙な顔をした。というか後退りをされて、ああもうダメかなといい大人が自暴自棄に少々なったと言ったほうがいいか。そして相変わらず海優くんの反応が堪らなかったのもある。
でも。
「でも怖がって……?」
「どうしたらいいか、どう思ったらいいか、色々多分俺の容量越えてたんだと思います。その……」
海優くんは少々言い淀んだかと思うと「ああいうこと、慣れてなくて……」と片手で自分の顔を少し覆いながら俯き加減で呟いてきた。そんな姿も男前だけど俺にとってはかわいいし襲いたい、そんな風に思ってしまうのは別に俺は間違っていないと思う。襲わないけど。
それなりに行動に反省することはあっても、基本的に自分の行動は後悔したくないと思っている。だが今少しだけ後悔している。
なんであの時ソファーで告白してなかったんだろう。そしてそのまま押し倒してなかったんだろう。自分でも思ってたじゃないか。女の子が好きなこの俺が海優くんを好きになるくらいだから他の男だってそういう可能性がないとは言えない、と。
だったら海優くんだって俺を好きになってくれる可能性もあった訳だし実際、こうしてちゃんとあった。なのに俺はなんであんなにダメだと決めつけてたのか。情けないなと思った。
「……ごめんね」
つい謝っていた。何にというのはなくて、もうなんか色々に。
「いえ、俺が情けなかったから……」
「何言ってるの、ミヒロくんは男らしいよ。 俺のがずっと情けない」
「それはないです。志生さんは憧れてた人でそしてよく知るとそれ以上にカッコよくて素敵で……ちょっと意地悪ですが……」
「え? 俺、意地悪?」
物凄く持ちあげてくれて有頂天になりかけたところで「意地悪」と言われて、俺は怪訝な顔をする。
「……だって、まさか普段から耳、なんかされてたなんて……」
海優くんが赤くなりながら俯く。
ですよね……!
でも俺が完全ないい人じゃないと知った上で好きだと思ってくれてるんだと思うと意地悪と言われても嬉しい。
「俺、ずっと気のせいだって思ってたのに。たまたま当たったんだとか、俺の思い違いだとか……」
「ごめんね。ミヒロくんがかわいくて。やっぱり嫌だった?」
ああ、やっぱり気のせいだとか思おうとしてたんだと思いつつ、海優くんを見て俺の心がゾクリと嬉しく震える。好きだと言われて有頂天になり襲いかかりたくなったのとは違う、俺の多分ちょっと困った性癖がざわざわと反応する。
俺の言葉を聞いて海優くんは少し困ったように顔を逸らした。
「……嫌……では、なかった、です、けど……」
「そう」
俺はニッコリと笑って海優くんの頬に手を添えた。
「あの、ここ……外で……」
知ってる。そしてこのスペース、案外人通りないのも俺は知ってる。でも多分海優くんは知らないよね?
「だね……」
俺は微笑んだまま頬に添えた手の平を少し浮かせ、触れるか触れないかといった状態のまま指でエラから耳たぶまでそっと伝わせた。海優くんはピクリと肩を震わせる。なんだか久しぶりにこの反応を味わったような気がする。
「人、が……」
「ん、もしかしたら見られるかもだね……」
その可能性は低いけれども、海優くんは知らないだろう。今も困った表情のままだ。でも切なげに見える目は、困っているだけじゃない、よね?
「志生、さ……」
「人に見られたら……ミヒロくん、困る……?」
ゆっくりと耳たぶから耳の裏を指で触れつつ、俺はもう片方の手の指で海優くんの顎をそっと上に持ちあげた。そして顔を近づけて静かに囁く。
「だ、って、恥ずかしい、じゃ……」
「俺と一緒なの、恥ずかしい?」
「そんなんじゃ……っ」
俺はさらに顔を近づけた。唇と唇が触れそうなくらい近い。
「ミヒロくん、あの時キスしたら逃げたから、俺、本当に嫌われたんだろうなって……ショックだったな」
「ご、めんなさい。もう俺、ほんと容量オーバー過ぎて……もう自分の感情もなにもかも訳がわからなくなって……で、あんなに色々していただいたのに逃げてしまったから、本当は次の日とかにでも謝りに行きたかったんですが行けなくて……。逃げたくせに俺は志生さんが好きなんだってはっきりわかって、もう俺どうしていいか次の日になってもわからなかったです……」
今日の海優くんは饒舌だ。それだけ必死になってくれているということだろうと俺は嬉しくなる。
でも、謝らないでいいんだよ。海優くんは悪くない。それに、俺こそどうしていいかわからなくなって諦めに入っていたよ。なのに君はちゃんと来てくれた。
「予約、ちゃんと来てくれた」
「あれはもう、それにかこつけて……っていう俺の弱い心です……」
君はちっとも弱くないし俺のほうこそ情けなくて弱い。でも俺は多分君が言ったように意地悪だろうから、もう言わないね。自分が情けないんだと君に負けカードをあまり見せたくないから。
「……じゃあ、今キスしたらもう逃げない?」
「え……? ……っ」
俺は海優くんの返事を待たずに今にも触れそうなほど近かった唇をようやく触れ合わせた。そしてこの間はそっと重ねただけでゆっくりと味わえなかった海優くんの唇を堪能した。エスプレッソを飲んだから甘かったとかじゃないんだな、とそして思う。
キスで甘く感じるなんてただの物語上の表現だろと思っていたし実際色んなキスの味を味わってきたつもりだが、甘いとかないわと思っていた。でも自分が間違っていたんだなとじんわりした。
唇を離すと海優くんはぼんやりとしていた。俺もぼんやりしたい。けれどもしっかりしろと自分の内心に叱咤しつつ立ち上がって海優くんの手をとった。
「ありがとう、ミヒロくん。改めて、大好きだよ……。俺と、付き合ってください」
海優くんはハッとなって俺を見て、そして赤くなって頷く。
「こ、こちらこそ、よ、ろしくお願いします」
かわいい。男前だけどやはりかわいいし、なんていうかもう、初々しい。
俺は海優くんの手をひいて立ち上がらせるともう一度だけ軽くキスをした。本当はこのまま家に連れ込みたいけれどもそういう訳にはいかない。
「時間、そろそろ帰ったほうがいいかもね。ギリギリになりそう」
「は、はい……」
頷いてから海優くんは少し微笑んでくれた。俺はこのまま襲いたい気持ちやせめて抱きしめたい、耳を甚振りたいなどといった邪な気持ちをなんとか押し殺し、手も繋げないまま海優くんを彼の学校近くまで送っていった。
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