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3話
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佐和の目が暗闇の中、妖しく光った。怜央は黙ってその目を見返す。
「何故何も言わないんです?先程まで散々煩かったあなたが。ようやく怖くなりましたか」
とてつもなく異様な、だが魅入ってしまう目以外は暗闇にまぎれてあまりはっきり分からない。だけれども嘲笑するように言ったであろうその言葉はどこか柔らかく怜央の耳に届いた。
「うーん。でもさあ、簡単に人、殺せんならアンタもう既にさっきの人も俺も殺してるんじゃないですか?」
怜央はニッコリと笑ってその目に近づいた。
「べ、つに先程の方は……」
「軽く気絶させて少しだけ貰った程度なんでしょ? そんな気がします。間違ってんならまあこのまま俺を殺せばいい」
言いながら玲央は更に佐和に近づいていく。
「あなたほんと……どこかおかしいんじゃ……」
「失礼だなあ。俺、割と普通ですよ? まあ性癖は確かにアレですけどね。今だってちょっと興奮してます」
「ほんっとあなたは」
言いかけた佐和の腕を怜央はつかんだ。
「どうやって殺します? まあ死にたくないんで、できたら傷をつけるだけとか殴る蹴る刺すなどで痛めつけるとか……」
「はぁはぁしながら言うのやめてください!」
つかんでいた腕を怜央は逆につかまれた。どうみても華奢そうな佐和の力はやはり強い。
だがその力が急に抜けたようになった。あまりにドン引きして気が抜けたのか、顔を見ると目が普通に戻っている。赤く光っている時がヴァンパイアとしての力を大いに発揮している状態なんだろうなと怜央は理解した。
「佐和先生、アンタ、ヴァンパイアかもしれませんが人、殺せないでしょ?」
「……なんで一度治療しただけのあなたがそんな事、わかるんです? 俺は少しの力だけで簡単に人間の命くらいあっという間に絶てますよ……」
「わかりますよ、そんくらい。大丈夫、俺を殺せなくても俺、アンタの事黙ってますから」
怜央はニッコリと微笑んだ。
「……そんな保証、どこにあるんです」
「そうだなあ。じゃあさ、とりあえずこうやって外で問答してても仕方ないし、話すためにも俺の居場所教えますんでちょっと今から俺の家に来てくださいよ。住まい、把握してたら何かあってもいつでも俺、殺しに来られるでしょう?」
普通ならヴァンパイアという存在自体理解の範疇を超えているし殺される可能性を考えると平然としているのはどう考えてもおかしいだろうと怜央も思う。
だが目の当たりにしている今ですら、一度も怖いとは思えなかった。生きるために生き物を殺さざるを得ず、それを食べている自分達人間を思えば、生きるのに必要なものを得るために少々記憶を弄り気絶をさせる程度のこの人を、どう怖がれ、と。
それに……。
怜央の提案に渋々納得したのか佐和は大人しくついて来た。タクシーに乗っている間二人はほぼ黙ったままだった。
家に着くと怜央は「何か飲みます?」と上着を脱ぎながら聞く。
「けっこうです。寛ぎに来たのではありません」
「取り付く島もないなあ。ねえ先生、俺を信じてくださいよ」
ソファとベッドを兼用している、床にじかに敷いているマットレスを勧めると佐和はそこではなくその手前の床に腰を降ろした。怜央はその隣に座るとニッコリと笑いかける。
「あなたになんの利点があると言うのです?」
「あはは、そっか。そうだね。じゃあさ……」
ポカンとした後で怜央が提案しかけると佐和は警戒を強めたような表情をしてきた。どんな欲求をされるのだろうかと思っているのだろうか。怜央は内心楽しげに笑う。
俺の欲求なんてささやかなものなのに。それにきっとアンタにとっても悪くないだろうに。
そう──それに怖いどころか、目の前の相手を欲しいとさえ思っていた。
「治療、ちゃんと続けてください」
「は?」
佐和がとてつもなく唖然とした顔で怜央を見てきた。怜央はまた笑いかける。
「バラされたくなければ歯の治療中、沢山俺の歯、弄って欲しいなあって。痛くしてくれても全然いいですよ。むしろ沢山してください」
「……は?」
唖然とした佐和の表情がだんだんと引いたような顔つきに変わって行く。
「めいいっぱい治せる限り治して欲しいしあの機械を使った歯石取りですか? あれも毎回して欲しいなあ。あの脳に響く電子音みたいなノイズが堪らないんですよね。おまけにたまにヒュウってなる感じで歯がしみるのがまた。麻酔もね、注射大好きなんですがたまには無しで削ってくれたりなんかしたら俺堪らないですね」
うっとりと怜央が言えば言うほど佐和はじりじりと座ったまま距離を取ってきた。
「たっぷり歯を弄り倒してもらえます? そしたらサービスでアンタに精力とかたまになら血だってあげていい」
「…………それ、サービスじゃなくてあなたへのむしろご褒美ですよね……?」
怜央が言った言葉に佐和は喜ぶどころか更にドン引きした様子を見せている。
「あはは、やだなあ、ほんとにサービスのつもりで言ったのに。まあ確かに噛みついてもらうとか想像すると堪んないですよね……。でもやっぱりこれでも俺、命は大切なんですよ? だから沢山あげるのは無理なんで」
にこにこと怜央は佐和を見るが、相変わらずドン引きしたように見返される。
「佐和先生に俺の性癖、はっきり言ったようなもんですよね、これで。多分一般的に恥ずかしい性癖でしょうね。でも打ち明けましたし、こういう交換条件を提供しますんで、信じてもらえませんか。俺が喋らないって」
静かに語りかけるように言いながら怜央は手を佐和の頬に這わせた。ビクリと佐和は体を震わせる。
「震えるのは俺が気持ち悪いから? それとも敏感だから?」
「な、に言って……」
佐和はのけぞるようにして怜央から離れようとする。
「俺もさあ、いくら男のが好きだって言ってもね、先生。相手が興味ないなら変な事言わないですよ?」
「きょ、興味なんて俺、ありません! むしろあなたにドン引きしてます」
青いのか赤いのか分からない佐和の顔色は元々色白だからかとても色っぽく見える。怜央はさらに顔を近づけ笑いかけた。
「じゃあ何で俺の口からとったんです? それって粘膜からだろうしって事は、精力じゃなくて多分体液とったんですよね? 佐和先生言いましたよね。どんな人でも何でも良い訳でもないって。興味ない人からはじゃあ精力を奪うって事でしょう? さっきの人みたいに」
「そ、それは俺は歯科医であなたの口内に手をやるのが一番自然だったから……」
しどろもどろになる佐和に、怜央はさらにニッコリと詰め寄る。基本的に痛めつけられるのが大好きだが、こうして好みの相手がおどおどするところを見るのも嫌いではない。
「でもおっしゃったじゃないですか。普段は人気のない所で準備した上で摂取するんでしょ? それに飢えていた訳でもない、と。じゃあなんであの場で俺の粘膜から摂取したんです?」
「……っあなた、話、受け流してるようだったのに……」
「気になるから話、聞いてるって俺言いましたよね?」
今や白い肌を赤く染めている佐和を怜央はマットレスに押しつけ覆いかぶさる。
「ねえ先生、赤いですよ?」
「……あなたの……顔はカッコいいと、思います……」
「顔だけ?」
怜央は唇がくっつきそうな程顔を近づけて囁く。
「ち、かよらないでくださ……、あなたの匂いが……。お願いだから近づかない、で……噛み、ついてしま……ぅ」
匂い? と怜央は少し首を傾げた。ヴァンパイアが喜ぶような匂いでも発しているのだろうか。外にいるときは匂いに反応するどころか怜央に気付きもしなかったのは風下などの関係だろうか? そう言えばここも歯科医院も室内だ。
とりあえず俗に言うフェロモンみたいなものかと怪訝に思いつつまたニコリと笑いかけた。
「少しならあげていいと言いましたよ? その代わり今度の治療の時、沢山弄ってくださいね? 俺もアンタの事、黙ってるんで」
怜央は少しだけ佐和から離れネクタイを緩めシャツのボタンをいくつか外した。そして今度は首元を見せつけるように近づける。
「へんた、い……」
「いいですよ、変態で」
俺の事が好き、じゃなくて匂いがっていうのが少しだけ残念ですが。でもまあ、いい。俺も人間以外とのお付き合いは初めてだし、ゆっくり俺のこと好きになってください。
そう思っていると、赤らめた上に目を潤ませた佐和が我慢出来なくなったのかとうとう首に吸いついて来た。ピリっとした痛みがじわりと怜央の脳にしみ込んでくる。激しい痛みではない刺激がむしろ怜央を堪らなくもどかしい思いにさせてきた。
怜央の匂いと血を吸う事に夢中になっているのか佐和は無防備に感じた。おまけに恍惚としている佐和は少し興奮しているように見える。
少しの痛みとそんな佐和の姿を見て怜央に我慢などできるはずもなかった。首筋に唇を当てられたまま、なんとか佐和の体をずらして完全にマットレスの上に横たえさせる。そして服の前を肌蹴させていった。先程飢えは凌いだ筈の佐和は摂取しすぎないようゆっくり味わいながら吸っているのか、相変わらず無防備なままだ。
年上の美人なヴァンパイアさん、このまま俺に溺れてね。
心の中で囁くと、怜央はゆっくりと手を這わせていった。
「何故何も言わないんです?先程まで散々煩かったあなたが。ようやく怖くなりましたか」
とてつもなく異様な、だが魅入ってしまう目以外は暗闇にまぎれてあまりはっきり分からない。だけれども嘲笑するように言ったであろうその言葉はどこか柔らかく怜央の耳に届いた。
「うーん。でもさあ、簡単に人、殺せんならアンタもう既にさっきの人も俺も殺してるんじゃないですか?」
怜央はニッコリと笑ってその目に近づいた。
「べ、つに先程の方は……」
「軽く気絶させて少しだけ貰った程度なんでしょ? そんな気がします。間違ってんならまあこのまま俺を殺せばいい」
言いながら玲央は更に佐和に近づいていく。
「あなたほんと……どこかおかしいんじゃ……」
「失礼だなあ。俺、割と普通ですよ? まあ性癖は確かにアレですけどね。今だってちょっと興奮してます」
「ほんっとあなたは」
言いかけた佐和の腕を怜央はつかんだ。
「どうやって殺します? まあ死にたくないんで、できたら傷をつけるだけとか殴る蹴る刺すなどで痛めつけるとか……」
「はぁはぁしながら言うのやめてください!」
つかんでいた腕を怜央は逆につかまれた。どうみても華奢そうな佐和の力はやはり強い。
だがその力が急に抜けたようになった。あまりにドン引きして気が抜けたのか、顔を見ると目が普通に戻っている。赤く光っている時がヴァンパイアとしての力を大いに発揮している状態なんだろうなと怜央は理解した。
「佐和先生、アンタ、ヴァンパイアかもしれませんが人、殺せないでしょ?」
「……なんで一度治療しただけのあなたがそんな事、わかるんです? 俺は少しの力だけで簡単に人間の命くらいあっという間に絶てますよ……」
「わかりますよ、そんくらい。大丈夫、俺を殺せなくても俺、アンタの事黙ってますから」
怜央はニッコリと微笑んだ。
「……そんな保証、どこにあるんです」
「そうだなあ。じゃあさ、とりあえずこうやって外で問答してても仕方ないし、話すためにも俺の居場所教えますんでちょっと今から俺の家に来てくださいよ。住まい、把握してたら何かあってもいつでも俺、殺しに来られるでしょう?」
普通ならヴァンパイアという存在自体理解の範疇を超えているし殺される可能性を考えると平然としているのはどう考えてもおかしいだろうと怜央も思う。
だが目の当たりにしている今ですら、一度も怖いとは思えなかった。生きるために生き物を殺さざるを得ず、それを食べている自分達人間を思えば、生きるのに必要なものを得るために少々記憶を弄り気絶をさせる程度のこの人を、どう怖がれ、と。
それに……。
怜央の提案に渋々納得したのか佐和は大人しくついて来た。タクシーに乗っている間二人はほぼ黙ったままだった。
家に着くと怜央は「何か飲みます?」と上着を脱ぎながら聞く。
「けっこうです。寛ぎに来たのではありません」
「取り付く島もないなあ。ねえ先生、俺を信じてくださいよ」
ソファとベッドを兼用している、床にじかに敷いているマットレスを勧めると佐和はそこではなくその手前の床に腰を降ろした。怜央はその隣に座るとニッコリと笑いかける。
「あなたになんの利点があると言うのです?」
「あはは、そっか。そうだね。じゃあさ……」
ポカンとした後で怜央が提案しかけると佐和は警戒を強めたような表情をしてきた。どんな欲求をされるのだろうかと思っているのだろうか。怜央は内心楽しげに笑う。
俺の欲求なんてささやかなものなのに。それにきっとアンタにとっても悪くないだろうに。
そう──それに怖いどころか、目の前の相手を欲しいとさえ思っていた。
「治療、ちゃんと続けてください」
「は?」
佐和がとてつもなく唖然とした顔で怜央を見てきた。怜央はまた笑いかける。
「バラされたくなければ歯の治療中、沢山俺の歯、弄って欲しいなあって。痛くしてくれても全然いいですよ。むしろ沢山してください」
「……は?」
唖然とした佐和の表情がだんだんと引いたような顔つきに変わって行く。
「めいいっぱい治せる限り治して欲しいしあの機械を使った歯石取りですか? あれも毎回して欲しいなあ。あの脳に響く電子音みたいなノイズが堪らないんですよね。おまけにたまにヒュウってなる感じで歯がしみるのがまた。麻酔もね、注射大好きなんですがたまには無しで削ってくれたりなんかしたら俺堪らないですね」
うっとりと怜央が言えば言うほど佐和はじりじりと座ったまま距離を取ってきた。
「たっぷり歯を弄り倒してもらえます? そしたらサービスでアンタに精力とかたまになら血だってあげていい」
「…………それ、サービスじゃなくてあなたへのむしろご褒美ですよね……?」
怜央が言った言葉に佐和は喜ぶどころか更にドン引きした様子を見せている。
「あはは、やだなあ、ほんとにサービスのつもりで言ったのに。まあ確かに噛みついてもらうとか想像すると堪んないですよね……。でもやっぱりこれでも俺、命は大切なんですよ? だから沢山あげるのは無理なんで」
にこにこと怜央は佐和を見るが、相変わらずドン引きしたように見返される。
「佐和先生に俺の性癖、はっきり言ったようなもんですよね、これで。多分一般的に恥ずかしい性癖でしょうね。でも打ち明けましたし、こういう交換条件を提供しますんで、信じてもらえませんか。俺が喋らないって」
静かに語りかけるように言いながら怜央は手を佐和の頬に這わせた。ビクリと佐和は体を震わせる。
「震えるのは俺が気持ち悪いから? それとも敏感だから?」
「な、に言って……」
佐和はのけぞるようにして怜央から離れようとする。
「俺もさあ、いくら男のが好きだって言ってもね、先生。相手が興味ないなら変な事言わないですよ?」
「きょ、興味なんて俺、ありません! むしろあなたにドン引きしてます」
青いのか赤いのか分からない佐和の顔色は元々色白だからかとても色っぽく見える。怜央はさらに顔を近づけ笑いかけた。
「じゃあ何で俺の口からとったんです? それって粘膜からだろうしって事は、精力じゃなくて多分体液とったんですよね? 佐和先生言いましたよね。どんな人でも何でも良い訳でもないって。興味ない人からはじゃあ精力を奪うって事でしょう? さっきの人みたいに」
「そ、それは俺は歯科医であなたの口内に手をやるのが一番自然だったから……」
しどろもどろになる佐和に、怜央はさらにニッコリと詰め寄る。基本的に痛めつけられるのが大好きだが、こうして好みの相手がおどおどするところを見るのも嫌いではない。
「でもおっしゃったじゃないですか。普段は人気のない所で準備した上で摂取するんでしょ? それに飢えていた訳でもない、と。じゃあなんであの場で俺の粘膜から摂取したんです?」
「……っあなた、話、受け流してるようだったのに……」
「気になるから話、聞いてるって俺言いましたよね?」
今や白い肌を赤く染めている佐和を怜央はマットレスに押しつけ覆いかぶさる。
「ねえ先生、赤いですよ?」
「……あなたの……顔はカッコいいと、思います……」
「顔だけ?」
怜央は唇がくっつきそうな程顔を近づけて囁く。
「ち、かよらないでくださ……、あなたの匂いが……。お願いだから近づかない、で……噛み、ついてしま……ぅ」
匂い? と怜央は少し首を傾げた。ヴァンパイアが喜ぶような匂いでも発しているのだろうか。外にいるときは匂いに反応するどころか怜央に気付きもしなかったのは風下などの関係だろうか? そう言えばここも歯科医院も室内だ。
とりあえず俗に言うフェロモンみたいなものかと怪訝に思いつつまたニコリと笑いかけた。
「少しならあげていいと言いましたよ? その代わり今度の治療の時、沢山弄ってくださいね? 俺もアンタの事、黙ってるんで」
怜央は少しだけ佐和から離れネクタイを緩めシャツのボタンをいくつか外した。そして今度は首元を見せつけるように近づける。
「へんた、い……」
「いいですよ、変態で」
俺の事が好き、じゃなくて匂いがっていうのが少しだけ残念ですが。でもまあ、いい。俺も人間以外とのお付き合いは初めてだし、ゆっくり俺のこと好きになってください。
そう思っていると、赤らめた上に目を潤ませた佐和が我慢出来なくなったのかとうとう首に吸いついて来た。ピリっとした痛みがじわりと怜央の脳にしみ込んでくる。激しい痛みではない刺激がむしろ怜央を堪らなくもどかしい思いにさせてきた。
怜央の匂いと血を吸う事に夢中になっているのか佐和は無防備に感じた。おまけに恍惚としている佐和は少し興奮しているように見える。
少しの痛みとそんな佐和の姿を見て怜央に我慢などできるはずもなかった。首筋に唇を当てられたまま、なんとか佐和の体をずらして完全にマットレスの上に横たえさせる。そして服の前を肌蹴させていった。先程飢えは凌いだ筈の佐和は摂取しすぎないようゆっくり味わいながら吸っているのか、相変わらず無防備なままだ。
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