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16話 ※
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初めて男とした。
そんな風にあえて思ってみるが嫌悪感も違和感もなにもなかった。ただひたすらに相手、蓮が愛おしいと柾は思った。
痛みを堪えて必死になって受け入れてくれている蓮を見ると申し訳なさと共に愛おしさで胸の中からなにかが溢れそうになった。
とても痛みを覚えている様子に、終わった後つい「初めてだった……?」と聞いてしまったのだが、蓮はそれに対して少し顔を赤らめながら黙って頷いてきた。そんな様子がとても可愛かったし、何よりも蓮も男とするのが初めてだったのだとわかり、自分がつまらない男だとは思うがとても嬉しかった。
初めてを自分にくれた。それも初めてだというのに自分のために自ら慣らしてくれていた。なによりあんなに痛みを堪えてくれた。
痛みといえば、と柾は後でその時のことを思い返した。
ちゃんとそれをじっくり見たのは初めてだった。白い肌に痛々しい程の赤い痕。古そうなものから新しいものまで、蓮の左腕は上腕には一切ないのだが前腕と手首が傷だらけだった。
あまりに痛々しい、というのにあろうことか煽情的にさえ見えた。こんなに傷をつけてやはりなにかに悩んでいるのだろうかと心が痛くなる半面、とてつもなく官能的に思えた。
労わりたいという気持ちと情欲的な気持ちでその傷を舐めると、蓮の中が思い切りきゅうきゅうと柾を締め付けてきた。
「だ、だめ、っだめ、だ……っ、だめ……っ」
赤い顔で目を潤ませながら言ってくる蓮があまりに婀娜めいて艶っぽく、なにが駄目なのかさえ問う余裕もなかった。泣きそうになりながら止めてと言いかけつつも自ら腰を動かしてくる。
このままでは獣のように貪りそうになり、大事にしたいと思っている柾はなんとか自分が落ち着こうと蓮の名前を囁いた。無茶苦茶に突き上げたい衝動を必死に抑え、少しでも優しく動こうと心掛けた。
蓮がぎゅっと抱きしめてくるのが愛おしくて、だが結局最後まで優しく抱けたかどうかは定かではない。
初めて抱き合い、ようやく付き合っているという実感が湧くようになった。
ああ、俺は蓮が好きだったんだな。
そう思ったところで、やはり違和感も嫌悪感もなにもない。むしろ幸せな気持ちに気分が高揚した。今でも男が性的対象だとは思えない。他の男を見てもなんら変わったことはないし、女に対して性的な気持ちを抱くであろうことも変わらない。ただ蓮だけは別、そう思っている。
蓮が女だったらと思ったことはない。
あのままの蓮が、俺は好きだ。
好きだと思うだけで優しい気持ちになるし笑みが零れそうになる。
だけれども。
柾は蓮のアルバイト先で、優しい気持ちだけじゃないなと思った。叔父と甥だとわかっているのに、蓮が楽しそうに笑っているところを見ると胸がもやもやとする。これは嫉妬なのだろうかとコーヒーを飲みながら思った。今まで嫉妬なんてしたことがなかったかもしれない。付き合っている彼女が「誘われたから飲みに行く」と言ってきても快く「いってらっしゃい」と答えていた。
これが蓮だったら快くなんて言えない。誰と行くのか、何人で行くのか、どこへ行くのか、そもそもなんで行くのかなどと言ってしまいそうだ。蓮から好きになってくれたというのに、蓮の気持ちを信じていないのだろうかと自分で自分を疑問に思う。
だがそうじゃないだろうなとはすぐに気づいた。不安なのだろう。何が、ともし聞かれれば説明しがたいが、蓮が絶対にここに居る、と思えなくなってしまうのだ。
自分はこんなに恋愛に対して臆病だっけかと苦笑してしまう。愛しくて大事なものとして、執着を持ってしまったのかもしれない。
柾のアルバイト先でも実感させられていた。
「秋尾くん、海に行く件だけどさー」
「あ、それ。すいません、やっぱり遠慮させてください」
「え、なんで? なんかあった?」
「あー、と。その、女の子割といるじゃないっすか。なんとなく付き合ってる相手に悪いかなって」
あはは、と笑いながら言うとポカンとされた。
「え、なにそれ、どーしちゃったん。秋尾くん、今までだって彼女居てもこーゆーのめっちゃ参加してたのに」
「そ、そーでしたっけ」
「そーでしたよ。だったらその子連れてきたらいーよ」
「いや、その子多分あまり海、好きじゃなさそうで……」
一応聞いてみようとは思ったが、傷を思うと蓮が喜ぶとは思えなかった。
「そっかぁ、残念。なんか今付き合ってる相手、めっちゃ秋尾くんに愛されてるねー」
「そ、そうっすかね」
言われて柾は顔が熱くなった。
そういった風だからか、いくら叔父でも仲がよさそうなところを見ると落ち着かないのかもしれない。あれはある意味親子の関係のようなものだとわかっていながらもついもやもやとしてしまう。多分蓮があまり笑みを安売りしてくれないからかもしれない。
もちろん無表情ではないし普段も笑うことは笑うのだが、その笑い自体が頻繁にある訳ではないしあってもなんというか穏やかだ。
そこがまたいいとも思うのだが、好きな相手の笑っているところはやはりいくら見ても足りないのかもしれない。
喫茶店で蓮の仕事が終わるのを待ち、そのまま蓮の家に向かう時に「ちょっとヤキモチ妬いたみたい」と正直に言えばポカンとされた。だが怒るどころか「バカだな」と少しおかしそうに笑ってくれた。
蓮の家では一緒に買ったご飯を食べた後に抱き合った。
「っぁ、ああ、っく」
何度もするようになって蓮が痛みを帯びた表情をしなくなると、蓮との行為はさらに堪らなくなった。
中はいつだってきゅうきゅうと吸い付くように柾を締め付けてくる。そして行為を受け入れるたびに見せてくる蓮の表情や反応が柾の我慢の限界を容易に低いものにしてきた。
「蓮、蓮……好きだよ……」
「ん、ぁっ」
細い体を抱え込み、思い切り奥まで突き上げると蓮は身体を震わせびくびくと達する。
達した後、蓮はよく泣きそうな表情で柾をぎゅっと抱きしめてきた。後で思えば、それは蓮の心からの苦しみを込めた気持ちの表れだったのかもしれない。だがその時は好きだから抱き着いてくれているんだと思って柾はただひたすら嬉しかった。
今まで付き合ってきたどの相手よりも一番蓮が好き。
それがもちろんなによりも大きいのだが、ついヤキモチを妬いてしまったりどこか落ち着かないような気持になるのは、でもやはりそれだけじゃなかったんだろうなと後でしみじみ思った。きっと不安なのだとなんとなく思った自分の直観がある意味正しかったのだろう。
もちろん蓮が柾を好きだと言い、思ってくれていることは間違いなく本当で、嘘偽りのない気持ちだと、それだけは最初から今でもずっとわかっている。
夏の間、時間を見つけては一緒に過ごした。海はやはりあまり行きたくないみたいだったが二人きりで服を着たままなら行くと言ってくれた。そして水着にならずに足だけつけて遊んだ。
一緒に旅行もした。鍾乳洞を見に行った時はその涼しさと大自然の奇跡に二人で感動した。
山でキャンプもした。テントを張るのは苦労したが楽しかった。標高の高い山だったので日中も涼しく、夜や朝方は抱き合っていても肌寒いくらいだった。
普通にホラー映画を観に行ったりもした。ただ蓮は全然怖がってくれなくて、むしろ柾のほうが内心怖がっていたかもしれない。
そうやって楽しく一緒に過ごし、蓮も実際楽しそうだったにも関わらず、何故だろうか、たまにふと切なそうな顔をしていた。
不安なのだと思ったのはそのせいもあるのかもしれない。
なぜ、そんな顔をするの。
腕の傷を気遣い過ぎたのだろうか。なかなか直接聞けなかった。
ある時蓮と性行為をしていた最中に、蓮がふとおかしなことをしてきたことがあった。
その様子は意味がわからないながらも煽情的で、柾はポカンとしながらもつい赤くなった。だが蓮はその後で思い切り謝ってきた。
ひたすら謝り、そして泣いた。泣いても謝っていた。
それでも柾は問い詰めることはできなかったしそっとするしかできなかった。
だからなのだろうか。ちゃんと向き合えてなかったということになるのだろうか。
好きだとは伝えているよな、と思ったところでもしかしたらそういった行為の時だけしか言えてなかったかもしれないと気づいた。
そんな自分に呆れつつ改めて格好良く告白しようと決めた時、蓮から「別れよう」と言われた。
そんな風にあえて思ってみるが嫌悪感も違和感もなにもなかった。ただひたすらに相手、蓮が愛おしいと柾は思った。
痛みを堪えて必死になって受け入れてくれている蓮を見ると申し訳なさと共に愛おしさで胸の中からなにかが溢れそうになった。
とても痛みを覚えている様子に、終わった後つい「初めてだった……?」と聞いてしまったのだが、蓮はそれに対して少し顔を赤らめながら黙って頷いてきた。そんな様子がとても可愛かったし、何よりも蓮も男とするのが初めてだったのだとわかり、自分がつまらない男だとは思うがとても嬉しかった。
初めてを自分にくれた。それも初めてだというのに自分のために自ら慣らしてくれていた。なによりあんなに痛みを堪えてくれた。
痛みといえば、と柾は後でその時のことを思い返した。
ちゃんとそれをじっくり見たのは初めてだった。白い肌に痛々しい程の赤い痕。古そうなものから新しいものまで、蓮の左腕は上腕には一切ないのだが前腕と手首が傷だらけだった。
あまりに痛々しい、というのにあろうことか煽情的にさえ見えた。こんなに傷をつけてやはりなにかに悩んでいるのだろうかと心が痛くなる半面、とてつもなく官能的に思えた。
労わりたいという気持ちと情欲的な気持ちでその傷を舐めると、蓮の中が思い切りきゅうきゅうと柾を締め付けてきた。
「だ、だめ、っだめ、だ……っ、だめ……っ」
赤い顔で目を潤ませながら言ってくる蓮があまりに婀娜めいて艶っぽく、なにが駄目なのかさえ問う余裕もなかった。泣きそうになりながら止めてと言いかけつつも自ら腰を動かしてくる。
このままでは獣のように貪りそうになり、大事にしたいと思っている柾はなんとか自分が落ち着こうと蓮の名前を囁いた。無茶苦茶に突き上げたい衝動を必死に抑え、少しでも優しく動こうと心掛けた。
蓮がぎゅっと抱きしめてくるのが愛おしくて、だが結局最後まで優しく抱けたかどうかは定かではない。
初めて抱き合い、ようやく付き合っているという実感が湧くようになった。
ああ、俺は蓮が好きだったんだな。
そう思ったところで、やはり違和感も嫌悪感もなにもない。むしろ幸せな気持ちに気分が高揚した。今でも男が性的対象だとは思えない。他の男を見てもなんら変わったことはないし、女に対して性的な気持ちを抱くであろうことも変わらない。ただ蓮だけは別、そう思っている。
蓮が女だったらと思ったことはない。
あのままの蓮が、俺は好きだ。
好きだと思うだけで優しい気持ちになるし笑みが零れそうになる。
だけれども。
柾は蓮のアルバイト先で、優しい気持ちだけじゃないなと思った。叔父と甥だとわかっているのに、蓮が楽しそうに笑っているところを見ると胸がもやもやとする。これは嫉妬なのだろうかとコーヒーを飲みながら思った。今まで嫉妬なんてしたことがなかったかもしれない。付き合っている彼女が「誘われたから飲みに行く」と言ってきても快く「いってらっしゃい」と答えていた。
これが蓮だったら快くなんて言えない。誰と行くのか、何人で行くのか、どこへ行くのか、そもそもなんで行くのかなどと言ってしまいそうだ。蓮から好きになってくれたというのに、蓮の気持ちを信じていないのだろうかと自分で自分を疑問に思う。
だがそうじゃないだろうなとはすぐに気づいた。不安なのだろう。何が、ともし聞かれれば説明しがたいが、蓮が絶対にここに居る、と思えなくなってしまうのだ。
自分はこんなに恋愛に対して臆病だっけかと苦笑してしまう。愛しくて大事なものとして、執着を持ってしまったのかもしれない。
柾のアルバイト先でも実感させられていた。
「秋尾くん、海に行く件だけどさー」
「あ、それ。すいません、やっぱり遠慮させてください」
「え、なんで? なんかあった?」
「あー、と。その、女の子割といるじゃないっすか。なんとなく付き合ってる相手に悪いかなって」
あはは、と笑いながら言うとポカンとされた。
「え、なにそれ、どーしちゃったん。秋尾くん、今までだって彼女居てもこーゆーのめっちゃ参加してたのに」
「そ、そーでしたっけ」
「そーでしたよ。だったらその子連れてきたらいーよ」
「いや、その子多分あまり海、好きじゃなさそうで……」
一応聞いてみようとは思ったが、傷を思うと蓮が喜ぶとは思えなかった。
「そっかぁ、残念。なんか今付き合ってる相手、めっちゃ秋尾くんに愛されてるねー」
「そ、そうっすかね」
言われて柾は顔が熱くなった。
そういった風だからか、いくら叔父でも仲がよさそうなところを見ると落ち着かないのかもしれない。あれはある意味親子の関係のようなものだとわかっていながらもついもやもやとしてしまう。多分蓮があまり笑みを安売りしてくれないからかもしれない。
もちろん無表情ではないし普段も笑うことは笑うのだが、その笑い自体が頻繁にある訳ではないしあってもなんというか穏やかだ。
そこがまたいいとも思うのだが、好きな相手の笑っているところはやはりいくら見ても足りないのかもしれない。
喫茶店で蓮の仕事が終わるのを待ち、そのまま蓮の家に向かう時に「ちょっとヤキモチ妬いたみたい」と正直に言えばポカンとされた。だが怒るどころか「バカだな」と少しおかしそうに笑ってくれた。
蓮の家では一緒に買ったご飯を食べた後に抱き合った。
「っぁ、ああ、っく」
何度もするようになって蓮が痛みを帯びた表情をしなくなると、蓮との行為はさらに堪らなくなった。
中はいつだってきゅうきゅうと吸い付くように柾を締め付けてくる。そして行為を受け入れるたびに見せてくる蓮の表情や反応が柾の我慢の限界を容易に低いものにしてきた。
「蓮、蓮……好きだよ……」
「ん、ぁっ」
細い体を抱え込み、思い切り奥まで突き上げると蓮は身体を震わせびくびくと達する。
達した後、蓮はよく泣きそうな表情で柾をぎゅっと抱きしめてきた。後で思えば、それは蓮の心からの苦しみを込めた気持ちの表れだったのかもしれない。だがその時は好きだから抱き着いてくれているんだと思って柾はただひたすら嬉しかった。
今まで付き合ってきたどの相手よりも一番蓮が好き。
それがもちろんなによりも大きいのだが、ついヤキモチを妬いてしまったりどこか落ち着かないような気持になるのは、でもやはりそれだけじゃなかったんだろうなと後でしみじみ思った。きっと不安なのだとなんとなく思った自分の直観がある意味正しかったのだろう。
もちろん蓮が柾を好きだと言い、思ってくれていることは間違いなく本当で、嘘偽りのない気持ちだと、それだけは最初から今でもずっとわかっている。
夏の間、時間を見つけては一緒に過ごした。海はやはりあまり行きたくないみたいだったが二人きりで服を着たままなら行くと言ってくれた。そして水着にならずに足だけつけて遊んだ。
一緒に旅行もした。鍾乳洞を見に行った時はその涼しさと大自然の奇跡に二人で感動した。
山でキャンプもした。テントを張るのは苦労したが楽しかった。標高の高い山だったので日中も涼しく、夜や朝方は抱き合っていても肌寒いくらいだった。
普通にホラー映画を観に行ったりもした。ただ蓮は全然怖がってくれなくて、むしろ柾のほうが内心怖がっていたかもしれない。
そうやって楽しく一緒に過ごし、蓮も実際楽しそうだったにも関わらず、何故だろうか、たまにふと切なそうな顔をしていた。
不安なのだと思ったのはそのせいもあるのかもしれない。
なぜ、そんな顔をするの。
腕の傷を気遣い過ぎたのだろうか。なかなか直接聞けなかった。
ある時蓮と性行為をしていた最中に、蓮がふとおかしなことをしてきたことがあった。
その様子は意味がわからないながらも煽情的で、柾はポカンとしながらもつい赤くなった。だが蓮はその後で思い切り謝ってきた。
ひたすら謝り、そして泣いた。泣いても謝っていた。
それでも柾は問い詰めることはできなかったしそっとするしかできなかった。
だからなのだろうか。ちゃんと向き合えてなかったということになるのだろうか。
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