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2話
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降り注ぐような蝉の声や目に染み入るような程の青い空が好きで、特になにかある訳でなくとも気持ちが向上する。
昼からしか学校に用事がなかった柾はカラッと晴れた空を時折仰ぎながら構内を歩いていた。もちろん暑くて堪らないし汗は何度も首筋や体の中を伝っていく感触がする。ただそれすらも夏を感じさせてくるので正直さほど不快ではなかった。
そんな時に柾は蓮を見つけた。見つけたと言っても知り合いでもなんでもない。ただ、たまたま中庭を歩いていると、このとてつもなく暑い中長袖パーカーを着た男がとてつもなく具合が悪そうなのに気づいて放っておけなかったのだ。
駆け寄り手を貸して木陰に移動させたが、その間本人はあまりわかっていなさそうだった。
とりあえず丁度持っていたペットボトルを手渡して飲んでもらう。それでも相手はひたすら放心しているかのようで柾は顔を窺った。
長袖を着ていることが妙に納得できそうな色の白さの上に具合が悪そうなせいでかなり青白く見える。ただその顔色すら、やたら中性的な顔立ちに似合っているような気にはなった。
……俺は男だからわからんけど、こういう系って案外女子にモテそうだよな。
ふとそんなどうでもいいことを思いつつ、体内の熱も下げたほうがいいだろうと柾は相手が着ているパーカーを脱がせた。本人に言えばいいのかもしれないが、あまりに放心しているようなので自分でしたほうが早いような気がしたのだ。
パーカーを脱がせると細身の体にまず気づき、少々呆れる。違うかもしれないがどこかひ弱そうに見え、それなのにこんな暑い炎天下に帽子も被らず夏用でもないパーカーを着て歩いているとか迂闊すぎだろと思ってしまう。
ただ次に目についたことで一気に思考が持っていかれた。とても白く血管が浮き出てそうな、筋肉はあるものの細い腕や手首に無数の傷があったのだ。白に映える赤や紫は隠しようもなく、柾の目に飛び込んできた。
……これは……リストカットっていうやつだろうか。
自殺しようとした躊躇い傷というよりはそちらのように見えた。とても戸惑っていると目の前の相手がまだぼんやりとはしつつも柾を見上げてきた。改めて顔が合ってもやはり見かけたことのない相手だった。
先ほど抱えるようにして連れてきた時に思っていたが高すぎもせず小さくもない身長の相手は黒髪が似合う涼やかな顔つきをしていた。切れ長の目でじっと柾を見ていることに気づくと、相手が「……あの、ありがとう」と小さな声で礼あを言ってくる。運んでいる間や飲み物を渡した時は話すことすらできなさそうだったことを思い、とりあえず話せるようにはなったのかと柾はホッとした。
「いや、いいよ。こうも暑いと仕方ないよね」
笑いかけて言うも、腕や手首を思うと妙に落ち着かず、柾はつい顔を俯けてしまう。相手も多分それで柾が腕を見たことに気づいてしまったかもしれない。だがずっと黙っているようなので柾も何も言わないことにした。改めて笑いかける。
「具合、だいぶマシになってきたかな。顔色がよくなってきた」
すると相手は柾の背後にある太陽が眩しかったのか目を眇めながら「ありがとう」と再度呟いてきた。
そういえば相手の名前すら知らない、とここで初めて柾は気づく。別に知らないままでもいいのだが、倒れそうになっていた上にあの傷を見てしまったからだろうか。このまま知らない相手で居るという状態が落ち着かないような気がした。
「……俺、柾。秋尾柾って言うんだ。君はなんていうの?」
「香月、蓮……」
名前を聞けば、相手は少々俯き気味だが教えてくれた。まだ具合が悪いのだろうか、もしくはだるい状態からまだ意識が抜け出せていないのだろうかと思い、柾は少々質問をしてみた。正直、腕のことから自分も、そしてどう思っているのか気づいているのかわからないが相手の気も逸れたらいいなとも思ってはいた。
蓮は面倒そうな表情も見せずに、ゆっくりとだが答えていってくれる。そのうち蓮の顔色も更にマシになっていった。
「もう大丈夫……秋尾ほんとにごめん、ありがとう」
謝りつつもまた礼を言ってくる蓮に、心配以外にも好感度も上がったので柾は連絡先を聞いておいた。
元々、柾は人付き合いがいい。いいというか、柾は割と誰とでも仲良くするのが好きだ。人見知りはしないし、色んな人と出会うのも楽しい。
蓮に関しては腕のことがとても心配だということもある。とはいえ、たまたま具合の悪いところに居合せ連絡先を交換したくらいで自分がなにか言うのもどうかと思うので、もしできるのであれば友達として仲良くなりつつ様子を窺えたらいいなと思った。
こういう性格だからか、彼女ができてもあまり長続きしない。付き合っていた何人かの相手に「友達と私、どっちが大事なの」と、きっと一番言いたくないであろう言葉を言わせてしまうこともあった。柾としては彼女も大事だし友達も大事だった。比べられるものでなく、聞かれても答えられずに結局別れるといったことが何度かあった。
もしかしたら柾自身が相手を心底思っていなかったのだろうかと考えてみたことはある。答えは出ていない。付き合っている時はちゃんと柾も相手のことが好きだった。大事にしたいと思っていたし、ないがしろにしたことはなかった。
蓮が立ち去っていった後を少し眺めた後に柾は校舎に向かって歩き出した。
数日後、電話をするかSNSを送るか迷った後にとりあえず柾は蓮にSNSを送ってみた。
『あれから具合、大丈夫だった?』
既読はすぐにつかなかったけれども暫くすると返信があった。
『問題ない、ありがとう』
このありがとうという文字を見て柾はふっと顔を綻ばせる。
涼しげで大人しそうな顔立ちの蓮は、傷のこともあるからかもしれないが基本的に人付き合いが一見好きではなさそうな印象を受ける。もちろん一瞬会った程度なので全くもって第一印象でしかない。
だが謝るばかりなのでなく、基本的に礼を言うタイプなのだなと改めて思い、人付き合いは嫌いではないのかもしれないとまでなんとなく考えた。
『よかったよ! なら一緒に飯でも食いに行かないか』
勢いもあるが、気軽にそう返すとまたすぐには既読がつかない状態になったので柾も一旦放置する。
今度はなかなか返事が返ってこなかったのでなにか忙しいのかなと思いつつ、特に気にしていなかった。相手が男だからというのもある。
確かに仲良くはなりたいが、友達になりたいと思うのと、女に対して付き合って欲しいと思うのとではやはり気になる度合いが違う。
一旦は完全に忘れて授業を受けたり、友達と昼飯を食べたりしていたら通知音に気付いた。誰からかと見て蓮からだとわかり、忘れていたにも関わらずなんとなく嬉しくなって画面を開いた。
『いつ』
返事はとても簡素だった。なんというか、感情が読めない。
ただ「いつ」と聞いてきているのなら行くのが嫌な訳ではないだろうと前向きに判断し、柾はニコニコとまた返信する。
『もし都合が大丈夫なら今日は? 夜とかさ』
今回は既読がすぐについた。だが返事はすぐに返ってこない。もしかしたら一旦内容は見たがタイミング的に打ちづらい状況なのかもしれないしと、やはり柾は気にせずに一旦画面を閉じた。
しばらくするとまた返信がある。なんというか、ぽんぽんとした勢いではないこのやり取りが妙に楽しく思えてくる。
『大丈夫』
返事を見てまたニッコリと笑うと柾はさらに打ち込んだ。
『よかった! じゃあ六時に駅前の時計のとこは?』
『わかった』
今度はすぐに返ってきた。待ち合わせ場所はこの大学の者なら大抵皆知っている為、それがどこだと聞かれることもなく会話は終了した。なんというかとてつもなく簡素な返事に柾はおかしく思う。まだどんなタイプか把握していないが、仲良くなれたらいいなと思いつつ、一緒に居た友達と次の授業がある教室に向かった。
昼からしか学校に用事がなかった柾はカラッと晴れた空を時折仰ぎながら構内を歩いていた。もちろん暑くて堪らないし汗は何度も首筋や体の中を伝っていく感触がする。ただそれすらも夏を感じさせてくるので正直さほど不快ではなかった。
そんな時に柾は蓮を見つけた。見つけたと言っても知り合いでもなんでもない。ただ、たまたま中庭を歩いていると、このとてつもなく暑い中長袖パーカーを着た男がとてつもなく具合が悪そうなのに気づいて放っておけなかったのだ。
駆け寄り手を貸して木陰に移動させたが、その間本人はあまりわかっていなさそうだった。
とりあえず丁度持っていたペットボトルを手渡して飲んでもらう。それでも相手はひたすら放心しているかのようで柾は顔を窺った。
長袖を着ていることが妙に納得できそうな色の白さの上に具合が悪そうなせいでかなり青白く見える。ただその顔色すら、やたら中性的な顔立ちに似合っているような気にはなった。
……俺は男だからわからんけど、こういう系って案外女子にモテそうだよな。
ふとそんなどうでもいいことを思いつつ、体内の熱も下げたほうがいいだろうと柾は相手が着ているパーカーを脱がせた。本人に言えばいいのかもしれないが、あまりに放心しているようなので自分でしたほうが早いような気がしたのだ。
パーカーを脱がせると細身の体にまず気づき、少々呆れる。違うかもしれないがどこかひ弱そうに見え、それなのにこんな暑い炎天下に帽子も被らず夏用でもないパーカーを着て歩いているとか迂闊すぎだろと思ってしまう。
ただ次に目についたことで一気に思考が持っていかれた。とても白く血管が浮き出てそうな、筋肉はあるものの細い腕や手首に無数の傷があったのだ。白に映える赤や紫は隠しようもなく、柾の目に飛び込んできた。
……これは……リストカットっていうやつだろうか。
自殺しようとした躊躇い傷というよりはそちらのように見えた。とても戸惑っていると目の前の相手がまだぼんやりとはしつつも柾を見上げてきた。改めて顔が合ってもやはり見かけたことのない相手だった。
先ほど抱えるようにして連れてきた時に思っていたが高すぎもせず小さくもない身長の相手は黒髪が似合う涼やかな顔つきをしていた。切れ長の目でじっと柾を見ていることに気づくと、相手が「……あの、ありがとう」と小さな声で礼あを言ってくる。運んでいる間や飲み物を渡した時は話すことすらできなさそうだったことを思い、とりあえず話せるようにはなったのかと柾はホッとした。
「いや、いいよ。こうも暑いと仕方ないよね」
笑いかけて言うも、腕や手首を思うと妙に落ち着かず、柾はつい顔を俯けてしまう。相手も多分それで柾が腕を見たことに気づいてしまったかもしれない。だがずっと黙っているようなので柾も何も言わないことにした。改めて笑いかける。
「具合、だいぶマシになってきたかな。顔色がよくなってきた」
すると相手は柾の背後にある太陽が眩しかったのか目を眇めながら「ありがとう」と再度呟いてきた。
そういえば相手の名前すら知らない、とここで初めて柾は気づく。別に知らないままでもいいのだが、倒れそうになっていた上にあの傷を見てしまったからだろうか。このまま知らない相手で居るという状態が落ち着かないような気がした。
「……俺、柾。秋尾柾って言うんだ。君はなんていうの?」
「香月、蓮……」
名前を聞けば、相手は少々俯き気味だが教えてくれた。まだ具合が悪いのだろうか、もしくはだるい状態からまだ意識が抜け出せていないのだろうかと思い、柾は少々質問をしてみた。正直、腕のことから自分も、そしてどう思っているのか気づいているのかわからないが相手の気も逸れたらいいなとも思ってはいた。
蓮は面倒そうな表情も見せずに、ゆっくりとだが答えていってくれる。そのうち蓮の顔色も更にマシになっていった。
「もう大丈夫……秋尾ほんとにごめん、ありがとう」
謝りつつもまた礼を言ってくる蓮に、心配以外にも好感度も上がったので柾は連絡先を聞いておいた。
元々、柾は人付き合いがいい。いいというか、柾は割と誰とでも仲良くするのが好きだ。人見知りはしないし、色んな人と出会うのも楽しい。
蓮に関しては腕のことがとても心配だということもある。とはいえ、たまたま具合の悪いところに居合せ連絡先を交換したくらいで自分がなにか言うのもどうかと思うので、もしできるのであれば友達として仲良くなりつつ様子を窺えたらいいなと思った。
こういう性格だからか、彼女ができてもあまり長続きしない。付き合っていた何人かの相手に「友達と私、どっちが大事なの」と、きっと一番言いたくないであろう言葉を言わせてしまうこともあった。柾としては彼女も大事だし友達も大事だった。比べられるものでなく、聞かれても答えられずに結局別れるといったことが何度かあった。
もしかしたら柾自身が相手を心底思っていなかったのだろうかと考えてみたことはある。答えは出ていない。付き合っている時はちゃんと柾も相手のことが好きだった。大事にしたいと思っていたし、ないがしろにしたことはなかった。
蓮が立ち去っていった後を少し眺めた後に柾は校舎に向かって歩き出した。
数日後、電話をするかSNSを送るか迷った後にとりあえず柾は蓮にSNSを送ってみた。
『あれから具合、大丈夫だった?』
既読はすぐにつかなかったけれども暫くすると返信があった。
『問題ない、ありがとう』
このありがとうという文字を見て柾はふっと顔を綻ばせる。
涼しげで大人しそうな顔立ちの蓮は、傷のこともあるからかもしれないが基本的に人付き合いが一見好きではなさそうな印象を受ける。もちろん一瞬会った程度なので全くもって第一印象でしかない。
だが謝るばかりなのでなく、基本的に礼を言うタイプなのだなと改めて思い、人付き合いは嫌いではないのかもしれないとまでなんとなく考えた。
『よかったよ! なら一緒に飯でも食いに行かないか』
勢いもあるが、気軽にそう返すとまたすぐには既読がつかない状態になったので柾も一旦放置する。
今度はなかなか返事が返ってこなかったのでなにか忙しいのかなと思いつつ、特に気にしていなかった。相手が男だからというのもある。
確かに仲良くはなりたいが、友達になりたいと思うのと、女に対して付き合って欲しいと思うのとではやはり気になる度合いが違う。
一旦は完全に忘れて授業を受けたり、友達と昼飯を食べたりしていたら通知音に気付いた。誰からかと見て蓮からだとわかり、忘れていたにも関わらずなんとなく嬉しくなって画面を開いた。
『いつ』
返事はとても簡素だった。なんというか、感情が読めない。
ただ「いつ」と聞いてきているのなら行くのが嫌な訳ではないだろうと前向きに判断し、柾はニコニコとまた返信する。
『もし都合が大丈夫なら今日は? 夜とかさ』
今回は既読がすぐについた。だが返事はすぐに返ってこない。もしかしたら一旦内容は見たがタイミング的に打ちづらい状況なのかもしれないしと、やはり柾は気にせずに一旦画面を閉じた。
しばらくするとまた返信がある。なんというか、ぽんぽんとした勢いではないこのやり取りが妙に楽しく思えてくる。
『大丈夫』
返事を見てまたニッコリと笑うと柾はさらに打ち込んだ。
『よかった! じゃあ六時に駅前の時計のとこは?』
『わかった』
今度はすぐに返ってきた。待ち合わせ場所はこの大学の者なら大抵皆知っている為、それがどこだと聞かれることもなく会話は終了した。なんというかとてつもなく簡素な返事に柾はおかしく思う。まだどんなタイプか把握していないが、仲良くなれたらいいなと思いつつ、一緒に居た友達と次の授業がある教室に向かった。
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