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ケツの穴に何やらとされる幼馴染関係って、どうよ。
稀斗は微妙な顔でそっと思った。どう考えてもおかしい。だが祐真からすればおかしくはないのだろうとは思う。祐真は稀斗のことを幼馴染でありつつも好きな相手として扱っている。そしてそれを許可したのも、そこから祐真がしてくることをちゃんと止めなかったのも自分だ。
祐真の行為がだんだんエスカレートしてきているのが気になるし「やめろ」程度は言っているが、祐真があまりにも全身で稀斗が好きだと訴えてきていて、稀斗はそれに抵抗することができない。
気持ちに答えられないというのに体を好きにさせるってどうよ。止めるべきじゃないのか?
「……だのになに流されててんだよ、俺」
ぼそりと呟いてみても答えが出るわけでもない。
祐真が昔から何にでもまっすぐなのは知っていたはずだ、と稀斗は自分に言う。裏がなくて素直で。だいたい自覚がなかった頃から好きだという気持ちを全面に出してきていた。おかげで稀斗は困った挙句に突き離すような態度をとることにしたはずだったというのに、今では突き離すどころか悪化させている。
髪と同じようにふんわりとした性格だが、ひたすら純粋にまっすぐでもあるとわかっているのに何故「好きでいていい」なんて言ってしまったのだろうと稀斗はため息をついた。
「きぃー」
そして今日もこうして祐真は稀斗の部屋にやってくる。嬉しそうにニコニコとしている。そして時折こっそり悲しそうにしているのを知っている。
……ゆうのこと、大抵わかるからこそ、何ていうか、抵抗できない。
エスカレートし、どんどんと調子に乗って色々してくる反面、口には出さないが心の中では多分「ごめん」と謝っているだろうことも一応なんとなくわかる。ただ口にしてこない分本当に遠慮してこないわけで、普段は色々と冷静に考えられる稀斗は正直なところ、何やらとされている間は割と一杯一杯でもある。
「きぃ、好き」
「っぅ、ぁ」
そっと触れるだけのキスをされて唖然としていたのはいつのことだったろうか、と思いつつも稀斗はビクリと体を震わせた。色々考えていたこともこうしてキスされ、体に触れられていくうちに何が何だかという状態になる。ちゃんと抵抗できないのはそのせいもあるのかもしれない。
正直なところ、不愉快さもなく嫌悪感もない。ただひたすらどうにかなりそうなほどの快楽に流されてしまっている気がする。ペニスに触れられるならまだ、何というか自分でもしていた行為だったのもあってさほど違和感なく受け入れられたのかもしれない。
だが自分の尻穴に指を挿れられるというありえないことすら、どんどんと慣れてきている自分がいる。初めてされた時はあり得ないという気持ちと恐怖感、そして実際に感じる痛みや気持ち悪さから何とか逃れようと足掻いたりもしていたが、ゆっくり丁寧ともいえるくらい優しく触れてくる祐真に酷い抵抗などできなかった。
「ここ、好き?」
「ぁ、あ」
それが今ではあろうことか指が与えてくる刺激に自分のものを硬くしている始末だ。祐真はまるでいつも作るケーキのように丁寧に、愛情を込めて稀斗の体に触れてくる。その指や舌があまりに甘く優しく、そして好きだという気持ちを込めて稀斗を翻弄してくるせいで稀斗はどんどん流され、慣らされていく。
「きぃのここ、やらしーよ? すっごく俺の指締めつけてくる。そんでやらしー音たててくる」
「うる、さい」
自分の今まで出すだけだった筈の場所に一体祐真の指がどのくらい挿っているのかはわからないが、少なくとも一本だけじゃないくらいはわかる。その数本の指が中でゆっくりとあらゆる場所を擦るようにしながら出たり入ったりする度に稀斗の背中はぞくぞく震えた。そしてよくわからないがある部分が擦られたりすると稀斗は脳天に電撃でも走ったかのような感覚に陥る。
「っひ、ぁ」
「きぃ、なんか、すごい……」
祐真は稀斗の反応を見ながらよく顔を赤くする。そして切なそうな表情で稀斗を見て、あらゆるところにキスをしてくる。
「ぁあ、あ……、あ」
ローションを使っているからというのもあるが、稀斗はいつも弄られている自分の穴やそしてペニスがドロドロになっている気がする。多分、気がするだけじゃなく本当にドロドロなのだろう。
実際のところ、セックスどころか誰とも付き合ったことすらないので、こういったことをしたりされたりすると普通はどうなるのかなんてわからない。知ることができるのは大抵ネットやDVD、あとは漫画くらいだったし、そういったものが多分大げさに表現されているだろうくらいはわかる。だから自分のこの状態が普通なのかそうじゃないのかはわからない。
でも一人でする時にこんなにドロドロになったことがないので恥ずかしいだけじゃなく、正直怖いとも思う。
「待っ」
「待たない。だってきぃ、かわいいもん。このままイって?」
「だ、め……ちょ、だってなんか、しっこ、漏れそ……っヤバいっ」
ずっと弱い部分を刺激され、稀斗は今どうしようもないくすぐったさと今にも尿が出そうな感覚に陥っていた。
「いいよ、漏れたら俺があとでちゃんと綺麗にしてあげる。きぃのなら俺、全然いいよ」
焦る稀斗に祐真は赤い顔でニコニコと言ってきた。
冗談じゃない。ここは俺の部屋だ。
稀斗は祐真の手から逃れようとしたが、そのまえに思いきり前立腺のあたりを擦られた。
「っぁ、ひっ?」
途端、体が大きく震えた。ひときわ脳天を突きぬけるような衝撃と耐えがたいほどの快楽が押し寄せる。
「きぃ? あれ? イ……った? でも、出て……」
「っちょ、待っ、指、動かす、な……っ」
相変わらずぞくぞくと震える体がどうしようもなく辛くて稀斗が涙目で祐真を睨むと、祐真はさらに赤くなってきた。
「きぃ、もしかしてあれ? ドライってゆーやつ?」
「っは? 何、それ……っちょ、おま……っ、やめ……っぁあ、あっ」
ふるふると震えながらも稀斗は祐真からなんとか逃れようとしたが、またそのまま激しい快楽の波に呑まれた。
「きぃ、かわいい……すごい、何度もイくんだ……」
「う、るさい……っ、ちょ、も……指抜けよ……!」
潤んだままだとわかっているがそれでも思いきり睨むと「ん、わかった」と祐真は素直に指をゆっくりと抜いてきた。ズルリと抜ける感覚に稀斗はひゅっと息を飲む。
「抜いたよ、きぃ」
「……ん」
ほっとして息を吐くように呟くと稀斗はぼんやり祐真を見た。祐真は赤い顔をしてジッと稀斗を見ている。
「……なに」
「きぃ……ごめん」
切なげな声で祐真が謝ってきた。最近口にしてこないと思っていたのに、一体……と稀斗が怪訝な顔をしていると体を捻られた。
「っぶ。っおい、何……」
うつ伏せにさせられて顔を捻ろうとすると尻を持ちあげられる。ふと前に穴を舐められたことを思い出した。あまりに気持ちよくて、そしてあまりに恥ずかしかった行為だった。
「待っ」
だが挿ってこようとしたのはそんな小さなものではなかった。
「っく、は……っ? ちょ、な、に」
「ごめんね、ごめん、きぃ、ごめん。でも俺、もう……」
何とか横に向けた顔で後ろの祐真を見ると、真っ赤になりながら泣きそうなほど切なげな顔をしていた。それを見た途端、稀斗は黙る。
ゆっくりと挿ってきたそれは、散々今まで濡らされ指で弄られていたはずの穴を引き裂いているのかと思うほどだった。
「っは、ぁ……っ」
痛いなんてものじゃなかった。熱したこてを突っ込まれているかのような衝撃に稀斗はぎゅっと目を瞑り歯を食いしばった。
「きぃ、い、痛い……?」
祐真の心配そうな声が聞こえる。だが答える余裕なんてないし、変に中途半端なところで止められる方が辛そうな気がした。
「い、い、からいれ、ろ!」
むしろ挿れて欲しくなんてなかったはずなのに、そう小さく叫ぶのが精一杯だった。
稀斗は微妙な顔でそっと思った。どう考えてもおかしい。だが祐真からすればおかしくはないのだろうとは思う。祐真は稀斗のことを幼馴染でありつつも好きな相手として扱っている。そしてそれを許可したのも、そこから祐真がしてくることをちゃんと止めなかったのも自分だ。
祐真の行為がだんだんエスカレートしてきているのが気になるし「やめろ」程度は言っているが、祐真があまりにも全身で稀斗が好きだと訴えてきていて、稀斗はそれに抵抗することができない。
気持ちに答えられないというのに体を好きにさせるってどうよ。止めるべきじゃないのか?
「……だのになに流されててんだよ、俺」
ぼそりと呟いてみても答えが出るわけでもない。
祐真が昔から何にでもまっすぐなのは知っていたはずだ、と稀斗は自分に言う。裏がなくて素直で。だいたい自覚がなかった頃から好きだという気持ちを全面に出してきていた。おかげで稀斗は困った挙句に突き離すような態度をとることにしたはずだったというのに、今では突き離すどころか悪化させている。
髪と同じようにふんわりとした性格だが、ひたすら純粋にまっすぐでもあるとわかっているのに何故「好きでいていい」なんて言ってしまったのだろうと稀斗はため息をついた。
「きぃー」
そして今日もこうして祐真は稀斗の部屋にやってくる。嬉しそうにニコニコとしている。そして時折こっそり悲しそうにしているのを知っている。
……ゆうのこと、大抵わかるからこそ、何ていうか、抵抗できない。
エスカレートし、どんどんと調子に乗って色々してくる反面、口には出さないが心の中では多分「ごめん」と謝っているだろうことも一応なんとなくわかる。ただ口にしてこない分本当に遠慮してこないわけで、普段は色々と冷静に考えられる稀斗は正直なところ、何やらとされている間は割と一杯一杯でもある。
「きぃ、好き」
「っぅ、ぁ」
そっと触れるだけのキスをされて唖然としていたのはいつのことだったろうか、と思いつつも稀斗はビクリと体を震わせた。色々考えていたこともこうしてキスされ、体に触れられていくうちに何が何だかという状態になる。ちゃんと抵抗できないのはそのせいもあるのかもしれない。
正直なところ、不愉快さもなく嫌悪感もない。ただひたすらどうにかなりそうなほどの快楽に流されてしまっている気がする。ペニスに触れられるならまだ、何というか自分でもしていた行為だったのもあってさほど違和感なく受け入れられたのかもしれない。
だが自分の尻穴に指を挿れられるというありえないことすら、どんどんと慣れてきている自分がいる。初めてされた時はあり得ないという気持ちと恐怖感、そして実際に感じる痛みや気持ち悪さから何とか逃れようと足掻いたりもしていたが、ゆっくり丁寧ともいえるくらい優しく触れてくる祐真に酷い抵抗などできなかった。
「ここ、好き?」
「ぁ、あ」
それが今ではあろうことか指が与えてくる刺激に自分のものを硬くしている始末だ。祐真はまるでいつも作るケーキのように丁寧に、愛情を込めて稀斗の体に触れてくる。その指や舌があまりに甘く優しく、そして好きだという気持ちを込めて稀斗を翻弄してくるせいで稀斗はどんどん流され、慣らされていく。
「きぃのここ、やらしーよ? すっごく俺の指締めつけてくる。そんでやらしー音たててくる」
「うる、さい」
自分の今まで出すだけだった筈の場所に一体祐真の指がどのくらい挿っているのかはわからないが、少なくとも一本だけじゃないくらいはわかる。その数本の指が中でゆっくりとあらゆる場所を擦るようにしながら出たり入ったりする度に稀斗の背中はぞくぞく震えた。そしてよくわからないがある部分が擦られたりすると稀斗は脳天に電撃でも走ったかのような感覚に陥る。
「っひ、ぁ」
「きぃ、なんか、すごい……」
祐真は稀斗の反応を見ながらよく顔を赤くする。そして切なそうな表情で稀斗を見て、あらゆるところにキスをしてくる。
「ぁあ、あ……、あ」
ローションを使っているからというのもあるが、稀斗はいつも弄られている自分の穴やそしてペニスがドロドロになっている気がする。多分、気がするだけじゃなく本当にドロドロなのだろう。
実際のところ、セックスどころか誰とも付き合ったことすらないので、こういったことをしたりされたりすると普通はどうなるのかなんてわからない。知ることができるのは大抵ネットやDVD、あとは漫画くらいだったし、そういったものが多分大げさに表現されているだろうくらいはわかる。だから自分のこの状態が普通なのかそうじゃないのかはわからない。
でも一人でする時にこんなにドロドロになったことがないので恥ずかしいだけじゃなく、正直怖いとも思う。
「待っ」
「待たない。だってきぃ、かわいいもん。このままイって?」
「だ、め……ちょ、だってなんか、しっこ、漏れそ……っヤバいっ」
ずっと弱い部分を刺激され、稀斗は今どうしようもないくすぐったさと今にも尿が出そうな感覚に陥っていた。
「いいよ、漏れたら俺があとでちゃんと綺麗にしてあげる。きぃのなら俺、全然いいよ」
焦る稀斗に祐真は赤い顔でニコニコと言ってきた。
冗談じゃない。ここは俺の部屋だ。
稀斗は祐真の手から逃れようとしたが、そのまえに思いきり前立腺のあたりを擦られた。
「っぁ、ひっ?」
途端、体が大きく震えた。ひときわ脳天を突きぬけるような衝撃と耐えがたいほどの快楽が押し寄せる。
「きぃ? あれ? イ……った? でも、出て……」
「っちょ、待っ、指、動かす、な……っ」
相変わらずぞくぞくと震える体がどうしようもなく辛くて稀斗が涙目で祐真を睨むと、祐真はさらに赤くなってきた。
「きぃ、もしかしてあれ? ドライってゆーやつ?」
「っは? 何、それ……っちょ、おま……っ、やめ……っぁあ、あっ」
ふるふると震えながらも稀斗は祐真からなんとか逃れようとしたが、またそのまま激しい快楽の波に呑まれた。
「きぃ、かわいい……すごい、何度もイくんだ……」
「う、るさい……っ、ちょ、も……指抜けよ……!」
潤んだままだとわかっているがそれでも思いきり睨むと「ん、わかった」と祐真は素直に指をゆっくりと抜いてきた。ズルリと抜ける感覚に稀斗はひゅっと息を飲む。
「抜いたよ、きぃ」
「……ん」
ほっとして息を吐くように呟くと稀斗はぼんやり祐真を見た。祐真は赤い顔をしてジッと稀斗を見ている。
「……なに」
「きぃ……ごめん」
切なげな声で祐真が謝ってきた。最近口にしてこないと思っていたのに、一体……と稀斗が怪訝な顔をしていると体を捻られた。
「っぶ。っおい、何……」
うつ伏せにさせられて顔を捻ろうとすると尻を持ちあげられる。ふと前に穴を舐められたことを思い出した。あまりに気持ちよくて、そしてあまりに恥ずかしかった行為だった。
「待っ」
だが挿ってこようとしたのはそんな小さなものではなかった。
「っく、は……っ? ちょ、な、に」
「ごめんね、ごめん、きぃ、ごめん。でも俺、もう……」
何とか横に向けた顔で後ろの祐真を見ると、真っ赤になりながら泣きそうなほど切なげな顔をしていた。それを見た途端、稀斗は黙る。
ゆっくりと挿ってきたそれは、散々今まで濡らされ指で弄られていたはずの穴を引き裂いているのかと思うほどだった。
「っは、ぁ……っ」
痛いなんてものじゃなかった。熱したこてを突っ込まれているかのような衝撃に稀斗はぎゅっと目を瞑り歯を食いしばった。
「きぃ、い、痛い……?」
祐真の心配そうな声が聞こえる。だが答える余裕なんてないし、変に中途半端なところで止められる方が辛そうな気がした。
「い、い、からいれ、ろ!」
むしろ挿れて欲しくなんてなかったはずなのに、そう小さく叫ぶのが精一杯だった。
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