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20話 ※(終)
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「周からわざわざ来てくれるなんてね」
瑞希はニッコリと笑いかけてきた。一週間ぶりにみる優しい笑みはやはりとても綺麗で周は思わず見とれる。わざわざというか、あなたが全然来なくなったからですがとだが思う。
「ほんと久しぶりに疲れたよ。ここ数日は試験だらけだったしねえ。その結果でもらえる単位もあるし、どんなテストだろうが自分のレベルを下げるのは嫌だしね……」
「え?」
「ん?」
ポカンと見上げた周に、瑞希も少し怪訝そうに見おろしてきた。
テスト。大学の、試験?
周がまだポカンとしながら黙っていると、瑞希が続けてきた。
「ようやく今日で終わったから久しぶりにカフェの仕事もできたし、会いに行こうと思っていた周ともこうして会えたし、なんか、いいね」
そういえば、と周はふと思い出した。最後に会っていた日、瑞希が言っていたのを聞き返せていなかった。確か何かを言いながら「暫くはごめん」と言っていた。
周は赤くなる。大学の試験は大変だと聞く。なのに自分が聞いていなかったせいで勝手に怪訝に思って勝手にやっぱり理解できないとか思ってそしてこうして会いにきてそのままだったら文句の一つでも言っていたかもしれなかった。自分を振りまわして置きながらいきなり放置して他の人と親しくしてるなんて、と。
「どうしたの、周?」
「……いえ」
「変な周だね? さて、久しぶりに会ったし、あれだったらどこか出かける? まだ夕方だしね」
そう言って優しく微笑んでくる瑞希に、周は首を横に振った。
「いえ。俺の家に……俺のところに来てください」
すると瑞希が少しポカンとしたように周を見てきた。そういえば自分から瑞希を家に誘う事すら初めてだった。
でもどこかなんて、いい。家でいい。そこでいつものように二人で過ごしたい。ああ、その前にちゃんと伝えなければ。
珍しく周が率先して家に向かった。帰るとそのまま自分の部屋に招き入れる。
「周、何かあったの?」
やはり今までに無い事だからだろうか、瑞希が怪訝そうに聞いてくる。周はそっと首を横に振った。
「この部屋に入れるのは……俺の家族以外だったら瑞希だけです」
最初に犯された時、言われた事を思い出す。
「この部屋には俺以外は入れちゃだめだよ……? 家族はいいけど、ね?」
そう言って瑞希は押し倒してきた。今度は周が瑞希をベッドに押し倒す。ポカンとしている瑞希は、周でも簡単に押し倒すことができた。
「瑞希、好きです。多分ずっと好きだった。何されても好き。あなたが男だろうが俺を色んな意味で縛ってこようが好き。これからも俺はまだ沢山知らない事一杯あるからついて行くのに必死になるかもだけど……でも、好き」
「あ、まね……?」
まだ驚いている様子の瑞希の上で、周は自らシャツのボタンを外していく。だが好きだと自覚しても恥ずかしいものは恥ずかしい。こればかりはどうしようもない。
ただ今すぐにでも欲しいとは思う。だって一週間も空いた。
「欲しいです……今すぐ。お願いですから。好き、瑞希……。俺、でもやっぱり恥ずかしいから、自分ではどうしていいか、わから、ない……」
「……可愛いね、ほんとに。じゃあ俺の上でとりあえず、全部脱いで」
まだ唖然としているようだったが、周の必死さに微笑むと、瑞希は静かに指示してきた。
ぎこちない動きで、だが周は素直に制服を脱いでいく。一枚一枚脱ぐ度に自分の貧弱な体を下から見られているのを自覚して手が止まりそうになるが、何とか頑張った。
「いい子だね、周。じゃあ俺の顔の上に跨いで。恥ずかしがらないでね……? すぐに気持ちよくさせてあげるから」
言われた途端真っ赤になったが、少し震えながらも周は既に瑞希の上に跨っていた体を瑞希の顔の上に移動させた。
「いい眺め。周はやらしいね。俺がまだ何もしていないのにもう、先が濡れているし、後ろ、ヒクついてるよ……?」
瑞希はニッコリと言いながら周の腰に手をやると、ゆっくりと降ろさせた。そして「少しだけ、浮かせててね」と言った後で周のペニスの裏に舌を這わせてきた。
「っぁ、ん」
そしてその既に硬くなりつつあるペニスを咥えてきた。
「っぁ、ぁ……、ひ」
暫く口の中で甚振られただけで、周はもう堪らなくなっていた。だがそこから口を離されると切なさと物足りなさに、涙目になっていた顔を見おろす。
「ふふ、そんな顔で見て。どんだけ周はやらしいの? 好きもの」
瑞希は相変わらず優しい口調でそんな事を言ってくる。そして舌を周の玉から蟻の戸渡りと這わせていく。
「ぁ、あ、んっ、んん」
そんなところを舐められる事すら気持ちよくて堪らない。周の腰は先程からひたすら舌に合わせてもぞもぞと動いていた。だがその舌が後ろの穴に来ると焦る。
「ぇ、ちょ、待っ……、だ、だめです……」
「何故?」
「だっ、だって汚、い……」
「何言ってるの……?」
瑞希はそう言ったかと思うとゆっくりと舌を穴に這わせた。位置的に少しやりにくそうにしながら、それをまたゆっくりと中に挿し入れてくる。
「あ、ああ、あ……」
何とも言えない感触につつまれ、その快楽が胸の先まで広がる。触れてもいない乳首が尖るのを自分でも感じた。そのまま瑞希の顔の上に留まり、ビクビクと体を震わせ背中を仰け反らせながら瑞希の舌を堪能した。
「ん、ひっ、ぁ、あっあっ」
周は自分の手で乳首を弄り、ペニスを扱く。だがもうすぐイく、というところで腰を持たれて舐めるのを止められた。
「みず、き……ぃ」
「ん、いい声。だめだよ周。今は俺ので、達して欲しいからね……」
そう言われ、心臓がドクンと大きく鼓動する。
「俺の窮屈そうにしてるやつ、出してくれる?」
囁かれた途端、周はコクコクと頷き、体をまたずらすと震える手でだが慌てて瑞希の前を寛げさせた。
初めて、ちゃんと見た気がする。いつも周の中を堪らなくさせてくるその硬そうで大きなものを、周はうっとりと見た。
「乗って」
だがその言葉でハッとなり、ドキドキしながらゆっくりと腰を落としていく。自分自ら乗った事がないので勝手がわからず、結局瑞希に挿れてもらった。舌で濡らされ慣らされたとはいえ、大して広がっていない穴は数日間何もしていなかったのでなおさらキツい。だが痛いだけではなく確実に周を快楽に痺れさせてきた。
そうして突き上げられ翻弄されながら、周は激しい喜びに包まれる。気持ちよさとそして瑞希への想いが溢れんばかりに膨らんだ。
瑞希のものが中でずんずんと響く程に刺激してくる。大きくグラインドしつつ、周のあらゆるところを愛撫してきた。
「ああっ、ひっ、あっ、ああ……っ」
誰にも、渡さない。だって俺のもの。瑞希は、瑞希の全ては俺のものだもの……。
ひときわ激しい突き上げが来て、意識が飛びそうな程の波に包まれ、周は体を仰け反らせ大きく震えながら思った。
「好きです……瑞希。でも俺、まだまだあなたの事、色々知らない。もっと知りたい、沢山」
終わった後、お風呂に連れて行こうとする瑞希にゆるゆると首を振ってから一緒に横たわりつつ、周はけだるい声のまま伝える。
「ん……。俺も好きだよ、周」
「嬉しい、です……。俺、もっとあなたを知りますね……? また俺は、あなたに付きまといますから、覚悟して、ください……」
「……いいよ。その前に俺が周を離さないしね……?」
そして二人は抱き合う。お互い、誰にも渡さないし離れないと思いながら、ぎゅっと抱きしめ合った。
「浮気したら相手許さないし、その時はどこにも行けないよう閉じ込めるかもしれない……」
どちらともなく出てきた言葉はお互いの本心だ。好きで仕方がないからこその。
「……周、美味しいキャラメルラテ作ってあげる」
「はい。……でも……」
また起き上がろうとした瑞希の体を、周はぎゅっと抱きしめた。今はまだ離れたくない。一つになっていたい。
「もう一回……」
囁くように言うと、周は自ら足を絡めにいった。
瑞希はニッコリと笑いかけてきた。一週間ぶりにみる優しい笑みはやはりとても綺麗で周は思わず見とれる。わざわざというか、あなたが全然来なくなったからですがとだが思う。
「ほんと久しぶりに疲れたよ。ここ数日は試験だらけだったしねえ。その結果でもらえる単位もあるし、どんなテストだろうが自分のレベルを下げるのは嫌だしね……」
「え?」
「ん?」
ポカンと見上げた周に、瑞希も少し怪訝そうに見おろしてきた。
テスト。大学の、試験?
周がまだポカンとしながら黙っていると、瑞希が続けてきた。
「ようやく今日で終わったから久しぶりにカフェの仕事もできたし、会いに行こうと思っていた周ともこうして会えたし、なんか、いいね」
そういえば、と周はふと思い出した。最後に会っていた日、瑞希が言っていたのを聞き返せていなかった。確か何かを言いながら「暫くはごめん」と言っていた。
周は赤くなる。大学の試験は大変だと聞く。なのに自分が聞いていなかったせいで勝手に怪訝に思って勝手にやっぱり理解できないとか思ってそしてこうして会いにきてそのままだったら文句の一つでも言っていたかもしれなかった。自分を振りまわして置きながらいきなり放置して他の人と親しくしてるなんて、と。
「どうしたの、周?」
「……いえ」
「変な周だね? さて、久しぶりに会ったし、あれだったらどこか出かける? まだ夕方だしね」
そう言って優しく微笑んでくる瑞希に、周は首を横に振った。
「いえ。俺の家に……俺のところに来てください」
すると瑞希が少しポカンとしたように周を見てきた。そういえば自分から瑞希を家に誘う事すら初めてだった。
でもどこかなんて、いい。家でいい。そこでいつものように二人で過ごしたい。ああ、その前にちゃんと伝えなければ。
珍しく周が率先して家に向かった。帰るとそのまま自分の部屋に招き入れる。
「周、何かあったの?」
やはり今までに無い事だからだろうか、瑞希が怪訝そうに聞いてくる。周はそっと首を横に振った。
「この部屋に入れるのは……俺の家族以外だったら瑞希だけです」
最初に犯された時、言われた事を思い出す。
「この部屋には俺以外は入れちゃだめだよ……? 家族はいいけど、ね?」
そう言って瑞希は押し倒してきた。今度は周が瑞希をベッドに押し倒す。ポカンとしている瑞希は、周でも簡単に押し倒すことができた。
「瑞希、好きです。多分ずっと好きだった。何されても好き。あなたが男だろうが俺を色んな意味で縛ってこようが好き。これからも俺はまだ沢山知らない事一杯あるからついて行くのに必死になるかもだけど……でも、好き」
「あ、まね……?」
まだ驚いている様子の瑞希の上で、周は自らシャツのボタンを外していく。だが好きだと自覚しても恥ずかしいものは恥ずかしい。こればかりはどうしようもない。
ただ今すぐにでも欲しいとは思う。だって一週間も空いた。
「欲しいです……今すぐ。お願いですから。好き、瑞希……。俺、でもやっぱり恥ずかしいから、自分ではどうしていいか、わから、ない……」
「……可愛いね、ほんとに。じゃあ俺の上でとりあえず、全部脱いで」
まだ唖然としているようだったが、周の必死さに微笑むと、瑞希は静かに指示してきた。
ぎこちない動きで、だが周は素直に制服を脱いでいく。一枚一枚脱ぐ度に自分の貧弱な体を下から見られているのを自覚して手が止まりそうになるが、何とか頑張った。
「いい子だね、周。じゃあ俺の顔の上に跨いで。恥ずかしがらないでね……? すぐに気持ちよくさせてあげるから」
言われた途端真っ赤になったが、少し震えながらも周は既に瑞希の上に跨っていた体を瑞希の顔の上に移動させた。
「いい眺め。周はやらしいね。俺がまだ何もしていないのにもう、先が濡れているし、後ろ、ヒクついてるよ……?」
瑞希はニッコリと言いながら周の腰に手をやると、ゆっくりと降ろさせた。そして「少しだけ、浮かせててね」と言った後で周のペニスの裏に舌を這わせてきた。
「っぁ、ん」
そしてその既に硬くなりつつあるペニスを咥えてきた。
「っぁ、ぁ……、ひ」
暫く口の中で甚振られただけで、周はもう堪らなくなっていた。だがそこから口を離されると切なさと物足りなさに、涙目になっていた顔を見おろす。
「ふふ、そんな顔で見て。どんだけ周はやらしいの? 好きもの」
瑞希は相変わらず優しい口調でそんな事を言ってくる。そして舌を周の玉から蟻の戸渡りと這わせていく。
「ぁ、あ、んっ、んん」
そんなところを舐められる事すら気持ちよくて堪らない。周の腰は先程からひたすら舌に合わせてもぞもぞと動いていた。だがその舌が後ろの穴に来ると焦る。
「ぇ、ちょ、待っ……、だ、だめです……」
「何故?」
「だっ、だって汚、い……」
「何言ってるの……?」
瑞希はそう言ったかと思うとゆっくりと舌を穴に這わせた。位置的に少しやりにくそうにしながら、それをまたゆっくりと中に挿し入れてくる。
「あ、ああ、あ……」
何とも言えない感触につつまれ、その快楽が胸の先まで広がる。触れてもいない乳首が尖るのを自分でも感じた。そのまま瑞希の顔の上に留まり、ビクビクと体を震わせ背中を仰け反らせながら瑞希の舌を堪能した。
「ん、ひっ、ぁ、あっあっ」
周は自分の手で乳首を弄り、ペニスを扱く。だがもうすぐイく、というところで腰を持たれて舐めるのを止められた。
「みず、き……ぃ」
「ん、いい声。だめだよ周。今は俺ので、達して欲しいからね……」
そう言われ、心臓がドクンと大きく鼓動する。
「俺の窮屈そうにしてるやつ、出してくれる?」
囁かれた途端、周はコクコクと頷き、体をまたずらすと震える手でだが慌てて瑞希の前を寛げさせた。
初めて、ちゃんと見た気がする。いつも周の中を堪らなくさせてくるその硬そうで大きなものを、周はうっとりと見た。
「乗って」
だがその言葉でハッとなり、ドキドキしながらゆっくりと腰を落としていく。自分自ら乗った事がないので勝手がわからず、結局瑞希に挿れてもらった。舌で濡らされ慣らされたとはいえ、大して広がっていない穴は数日間何もしていなかったのでなおさらキツい。だが痛いだけではなく確実に周を快楽に痺れさせてきた。
そうして突き上げられ翻弄されながら、周は激しい喜びに包まれる。気持ちよさとそして瑞希への想いが溢れんばかりに膨らんだ。
瑞希のものが中でずんずんと響く程に刺激してくる。大きくグラインドしつつ、周のあらゆるところを愛撫してきた。
「ああっ、ひっ、あっ、ああ……っ」
誰にも、渡さない。だって俺のもの。瑞希は、瑞希の全ては俺のものだもの……。
ひときわ激しい突き上げが来て、意識が飛びそうな程の波に包まれ、周は体を仰け反らせ大きく震えながら思った。
「好きです……瑞希。でも俺、まだまだあなたの事、色々知らない。もっと知りたい、沢山」
終わった後、お風呂に連れて行こうとする瑞希にゆるゆると首を振ってから一緒に横たわりつつ、周はけだるい声のまま伝える。
「ん……。俺も好きだよ、周」
「嬉しい、です……。俺、もっとあなたを知りますね……? また俺は、あなたに付きまといますから、覚悟して、ください……」
「……いいよ。その前に俺が周を離さないしね……?」
そして二人は抱き合う。お互い、誰にも渡さないし離れないと思いながら、ぎゅっと抱きしめ合った。
「浮気したら相手許さないし、その時はどこにも行けないよう閉じ込めるかもしれない……」
どちらともなく出てきた言葉はお互いの本心だ。好きで仕方がないからこその。
「……周、美味しいキャラメルラテ作ってあげる」
「はい。……でも……」
また起き上がろうとした瑞希の体を、周はぎゅっと抱きしめた。今はまだ離れたくない。一つになっていたい。
「もう一回……」
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