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19話
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あれほど怖いくらい頻繁に来ていた瑞希が全然会いに来なくなって一週間ほど経つ。最初は首を傾げていた程度だった周も次第に落ち着かなくなった。最後に会っていた時にあれほど沢山セックスをしたのは本当に仕納めだったのだろうか。
でも、好きだって、言った。
瑞希ははっきりと周に好きだと言ってきた。
なのに。
好きなら会いたくて仕方がなくなるものではないのだろうか。ようやく瑞希がわかったような気がしたが、やはりまたわからなくなった。
「ここ数日、また元気ないけど……あのストーカーに酷い事でもされてんのか?」
二日三日と続くと周は本当に気になって仕方がなくなり、学校でも気付けば「何故瑞希は来なくなったのか」という事を考えていた。
「え? ち、違うよ」
周は微妙な顔をしながら首を振った。どうにも瑞希と朔は相性でも悪いのか、印象が最悪だなと苦笑する。
「え、香坂ストーカーされてんの?」
クラスメイトがニコニコと聞いてきた。ストーカーされていると思うなら何故ニコニコしているんだろうかと、周は困ったように相手を見る。でもまあ彼ならしょうがないような気もした。
「遊馬くん、別にされている訳じゃないよ……」
「あ、そーなの? ストーカーかぁ!嫌な相手にされるなら困るけど、好きな相手だったらいいよね! 俺もしょーごくんにストーカーされたい! そして抱いて欲しい!」
男なのにとてつもなく可愛らしく元気な様子でぎゅっと自分のない胸を抱きしめるようにしながら、周が遊馬と名字を呼んだクラスメイトが陶酔したようにとんでもないセリフを吐いている。すると途端に少し離れたところにいた、しょーごくんと呼ばれているクラスメイトが青い顔をしながらも何も聞かなかったかのように教室から出ようとしているところだった。
「あーん、しょーごくん俺の熱い想い聞いてたっ?」
「聞いてないから……!」
周りでは「またやってるよ」とそんな二人を楽しげに見ている。
「雪はほんと相変わらずだな」
朔も苦笑しつつ肯定的な様子だ。自分もこのクラスメイトのように明るい性格だったらなと周は思った。だったら変に色々考え込まずに済む気がする。だがそもそも考え方が丸々違うとも思った。
好きな相手なのだとしたらストーカーは、どうせならされるよりは、したいもの。
「周」
ストーカーをされても「何故、なんのつもりで」と色々気になってしまうけれども、自分がするなら好きなように相手を見ていられるし何でも知ることができそうだし。
「周、おい、聞いてる?」
「え? ああ、ごめん。なんだっけ」
「……まあ、お前がぼんやりしてるのはいつもの事だけどな。とりあえずストーカーから嫌な思いさせられてないならいいけど、じゃあ具合でも悪いのか? 飯、ちゃんと食ってる?」
「う、うん。食べてるよ」
最後にセックスをした翌日に、瑞希は沢山日持ちするおかずを作り置きしてくれていた。だから今のところコンビニのお世話にはなっていなかった。しかしそれもそろそろ無くなるのでコンビニに行くか漬物か何かを齧っていようかとは思っていたのでドキリとする。
だがそんな事を正直に朔に言えば、また心配かけてしまうし家に誘われるか何かを作って持たせてくるかもしれない。実際ありがたい話だが、後で瑞希にバレると……いや、その瑞希が今全然来ないのだが。
そういえば周が学校に行こうと家を出る時も「浮気しちゃ、だめだよ? あの親友くんとも、ね?」などと言われた。
だったら何故、会いにこないの。
別に誰とも何もする気はない。大事な朔はもちろんのこと、だいたい瑞希以外他の誰も周に対して恋愛感情や性的感情を持つとは思えない。それでも例えば朔を家に何度も呼んだりしたら会いにくるのだろうか。
そう思ってみたが、朔をそんな事に使いたくないし、そもそも瑞希を試すような事をしたい訳ではない。ただ、何と言うか、落ち着かないだけだ。
「周……ほんと大丈夫か?」
流石に瑞希の大学に行ってみる勇気はない。それならあのカフェに行くほうがいい。
そうだ、カフェに行ってみよう。
あのカフェを避けていたのはそもそもいきなり抱きついてしまったせいで瑞希を避けていたからだった。
そうだ、最初からそうすればよかった。
周は何か解決したような妙にすっきりした気分になった。
「うん、大丈夫だよ。いつもありがとう、朔」
なんとなくホッとして、周はニッコリと朔を見上げた。心配そうだった朔もようやく安心したように笑いかけ「だったらいい」と周の頭を撫でてきた。その後で何やら諦めたような、仕方ないなあといったため息をついていたので、今度は周が心配そうに聞いた。
「朔こそ、具合悪いとか? それとも俺のこと、心配してくれたせいで疲れた……?」
「バカだな、んな訳ないだろ。それにお前の心配は好きでやってるから。お前は気にせず、あれだ……ストーカーの事でも考えとけ。何か気になることでもあんだろ?」
「……ん、ありがとう……朔」
放課後、周は例のカフェに久しぶりに立ち寄った。週末だというのにそこはいつもと変わらず賑わってもいなく、だが暇でもない様子だった。
いつもの席が空いていたので周はホッとしてそこに座る。そしてキョロキョロと周りを見ると瑞希を見つけた。丁度周が入ってきた時は接客をしているところだったようで常連客と何やら話していて周に気付いていないようだ。優しい笑みを周の知らない相手に向けているのを見ると、周の心に何やらもやもやとした雨雲のような黒いものが埋まっていく。注文を聞きに来てくれた店員にキャラメルラテを頼んだ後で、周はそっと首を傾げた。
これじゃあまるで瑞希の事を女性だと思い込んで恋い焦がれていた頃と同じじゃないか。どういう事なんだろう。
そして思ったのだが、そういえば瑞希に犯された最初の頃は自分がホモなのだろうかと思い悩みもしたが、最近はそういう事は考えなくなっていた。一応やはり瑞希は男なので朔にバレたくないだのなんだのと思ったりはしたが、瑞希に抱かれてもそういった事は気にしなくなってきている。
あれ?
だったら周は瑞希の事を好きじゃない必要など、ないのではないだろうか。ずっと思いつめるように好きだった相手を、男だからと諦めたはずだった。だがその相手から色々され、しかも好きだと言われた。そして周も気付けば抱かれる事にほぼ抵抗などなくなっている。今までは瑞希が何を考えているのか、仕返しをしているのだろうかと怖かったが、そうではないとわかったので怖くもない。
だったら……。
ここまで思ったところでハッと思い出した。その瑞希が会いに来なくなったのだった。しかしこうしてこのカフェで他の客と楽しそうに笑っている。
それってどういう事?
周は前にカフェに来ていた時には瑞希を盗み見しつつも誤魔化すように本を読んでいたが、それをする事なくひたすら考えに耽っていた。
「ねえ、俺に会いに来てくれたの?」
だから瑞希が傍にやって来ているのに気付かなかった。
「……っえ」
「ふふ。嬉しいね。今日は昼過ぎから入ってたから、もうすぐ終わりだよ。一緒に帰ろうか」
「え? あ、は、はい」
あれ? と周はまたそっと首を傾げた。避けられている訳ではなかったのだろうか。どういう事なのだろうか。
ともかく「一緒に帰ろう」と言われて周はとてつもなく嬉しく思った。
ああ、どう思っているかわからないんじゃなかった。ただ、ちゃんと気付こうとしなかっただけだ。
最初から周はずっと瑞希が好きなままだった。男だろうが、意味がわからず怖かろうが、色々とんでもない事をされようが最初から気持ちは変わってなどいなかった。
まだ暫くは終わりではないだろうに、周は慌てて久しぶりのこのカフェでのキャラメルラテを飲み干した。
でも、好きだって、言った。
瑞希ははっきりと周に好きだと言ってきた。
なのに。
好きなら会いたくて仕方がなくなるものではないのだろうか。ようやく瑞希がわかったような気がしたが、やはりまたわからなくなった。
「ここ数日、また元気ないけど……あのストーカーに酷い事でもされてんのか?」
二日三日と続くと周は本当に気になって仕方がなくなり、学校でも気付けば「何故瑞希は来なくなったのか」という事を考えていた。
「え? ち、違うよ」
周は微妙な顔をしながら首を振った。どうにも瑞希と朔は相性でも悪いのか、印象が最悪だなと苦笑する。
「え、香坂ストーカーされてんの?」
クラスメイトがニコニコと聞いてきた。ストーカーされていると思うなら何故ニコニコしているんだろうかと、周は困ったように相手を見る。でもまあ彼ならしょうがないような気もした。
「遊馬くん、別にされている訳じゃないよ……」
「あ、そーなの? ストーカーかぁ!嫌な相手にされるなら困るけど、好きな相手だったらいいよね! 俺もしょーごくんにストーカーされたい! そして抱いて欲しい!」
男なのにとてつもなく可愛らしく元気な様子でぎゅっと自分のない胸を抱きしめるようにしながら、周が遊馬と名字を呼んだクラスメイトが陶酔したようにとんでもないセリフを吐いている。すると途端に少し離れたところにいた、しょーごくんと呼ばれているクラスメイトが青い顔をしながらも何も聞かなかったかのように教室から出ようとしているところだった。
「あーん、しょーごくん俺の熱い想い聞いてたっ?」
「聞いてないから……!」
周りでは「またやってるよ」とそんな二人を楽しげに見ている。
「雪はほんと相変わらずだな」
朔も苦笑しつつ肯定的な様子だ。自分もこのクラスメイトのように明るい性格だったらなと周は思った。だったら変に色々考え込まずに済む気がする。だがそもそも考え方が丸々違うとも思った。
好きな相手なのだとしたらストーカーは、どうせならされるよりは、したいもの。
「周」
ストーカーをされても「何故、なんのつもりで」と色々気になってしまうけれども、自分がするなら好きなように相手を見ていられるし何でも知ることができそうだし。
「周、おい、聞いてる?」
「え? ああ、ごめん。なんだっけ」
「……まあ、お前がぼんやりしてるのはいつもの事だけどな。とりあえずストーカーから嫌な思いさせられてないならいいけど、じゃあ具合でも悪いのか? 飯、ちゃんと食ってる?」
「う、うん。食べてるよ」
最後にセックスをした翌日に、瑞希は沢山日持ちするおかずを作り置きしてくれていた。だから今のところコンビニのお世話にはなっていなかった。しかしそれもそろそろ無くなるのでコンビニに行くか漬物か何かを齧っていようかとは思っていたのでドキリとする。
だがそんな事を正直に朔に言えば、また心配かけてしまうし家に誘われるか何かを作って持たせてくるかもしれない。実際ありがたい話だが、後で瑞希にバレると……いや、その瑞希が今全然来ないのだが。
そういえば周が学校に行こうと家を出る時も「浮気しちゃ、だめだよ? あの親友くんとも、ね?」などと言われた。
だったら何故、会いにこないの。
別に誰とも何もする気はない。大事な朔はもちろんのこと、だいたい瑞希以外他の誰も周に対して恋愛感情や性的感情を持つとは思えない。それでも例えば朔を家に何度も呼んだりしたら会いにくるのだろうか。
そう思ってみたが、朔をそんな事に使いたくないし、そもそも瑞希を試すような事をしたい訳ではない。ただ、何と言うか、落ち着かないだけだ。
「周……ほんと大丈夫か?」
流石に瑞希の大学に行ってみる勇気はない。それならあのカフェに行くほうがいい。
そうだ、カフェに行ってみよう。
あのカフェを避けていたのはそもそもいきなり抱きついてしまったせいで瑞希を避けていたからだった。
そうだ、最初からそうすればよかった。
周は何か解決したような妙にすっきりした気分になった。
「うん、大丈夫だよ。いつもありがとう、朔」
なんとなくホッとして、周はニッコリと朔を見上げた。心配そうだった朔もようやく安心したように笑いかけ「だったらいい」と周の頭を撫でてきた。その後で何やら諦めたような、仕方ないなあといったため息をついていたので、今度は周が心配そうに聞いた。
「朔こそ、具合悪いとか? それとも俺のこと、心配してくれたせいで疲れた……?」
「バカだな、んな訳ないだろ。それにお前の心配は好きでやってるから。お前は気にせず、あれだ……ストーカーの事でも考えとけ。何か気になることでもあんだろ?」
「……ん、ありがとう……朔」
放課後、周は例のカフェに久しぶりに立ち寄った。週末だというのにそこはいつもと変わらず賑わってもいなく、だが暇でもない様子だった。
いつもの席が空いていたので周はホッとしてそこに座る。そしてキョロキョロと周りを見ると瑞希を見つけた。丁度周が入ってきた時は接客をしているところだったようで常連客と何やら話していて周に気付いていないようだ。優しい笑みを周の知らない相手に向けているのを見ると、周の心に何やらもやもやとした雨雲のような黒いものが埋まっていく。注文を聞きに来てくれた店員にキャラメルラテを頼んだ後で、周はそっと首を傾げた。
これじゃあまるで瑞希の事を女性だと思い込んで恋い焦がれていた頃と同じじゃないか。どういう事なんだろう。
そして思ったのだが、そういえば瑞希に犯された最初の頃は自分がホモなのだろうかと思い悩みもしたが、最近はそういう事は考えなくなっていた。一応やはり瑞希は男なので朔にバレたくないだのなんだのと思ったりはしたが、瑞希に抱かれてもそういった事は気にしなくなってきている。
あれ?
だったら周は瑞希の事を好きじゃない必要など、ないのではないだろうか。ずっと思いつめるように好きだった相手を、男だからと諦めたはずだった。だがその相手から色々され、しかも好きだと言われた。そして周も気付けば抱かれる事にほぼ抵抗などなくなっている。今までは瑞希が何を考えているのか、仕返しをしているのだろうかと怖かったが、そうではないとわかったので怖くもない。
だったら……。
ここまで思ったところでハッと思い出した。その瑞希が会いに来なくなったのだった。しかしこうしてこのカフェで他の客と楽しそうに笑っている。
それってどういう事?
周は前にカフェに来ていた時には瑞希を盗み見しつつも誤魔化すように本を読んでいたが、それをする事なくひたすら考えに耽っていた。
「ねえ、俺に会いに来てくれたの?」
だから瑞希が傍にやって来ているのに気付かなかった。
「……っえ」
「ふふ。嬉しいね。今日は昼過ぎから入ってたから、もうすぐ終わりだよ。一緒に帰ろうか」
「え? あ、は、はい」
あれ? と周はまたそっと首を傾げた。避けられている訳ではなかったのだろうか。どういう事なのだろうか。
ともかく「一緒に帰ろう」と言われて周はとてつもなく嬉しく思った。
ああ、どう思っているかわからないんじゃなかった。ただ、ちゃんと気付こうとしなかっただけだ。
最初から周はずっと瑞希が好きなままだった。男だろうが、意味がわからず怖かろうが、色々とんでもない事をされようが最初から気持ちは変わってなどいなかった。
まだ暫くは終わりではないだろうに、周は慌てて久しぶりのこのカフェでのキャラメルラテを飲み干した。
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