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憂鬱な前準備2
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何故何体も何体も何体も何体も作っているのか。それはウィルフレッドの負けず嫌いですぐ必死になる、ルイも大好きなかわいらしい性格から来ている。
ああ、本当にいつもならめちゃくちゃかわいいと思っているよ、ウィル……でも今だけはお願いだから折れて……。
最初に余計なことを言ったため密かにルイが逆恨みしているラルフだが、ウィルフレッドが次から次へと作り出す呪い人形、もとい、小人妖精人形に対しては天性のチャラさ──じゃなく機転を利かせて「とてもユニークでかわいい」などと褒めており、そこだけはいい仕事をしているとはルイも思っている。だが肝心のウィルフレッドが納得せず「上手くできるまで」とムキになって恐怖の山を作り続けていた。なまじルイとラルフがそれなりのものを作ったせいでもあるかもしれない。
吊り橋効果というものがあると聞く。心理的なもので例えば不安や恐怖を強く感じる不安定な吊り橋の上で出会った人に対し、恋愛感情を抱きやすくなる現象を言うのだとか。
こんなに恐ろしい体験をしている中、ルイがいつも以上に酷くウィルフレッドをかわいく思えるのもそれに似た何かなのだろうか。おまけに笑いすら込み上げてきた。これは恐怖を認識した上でそれが危機を与えないものだと言い聞かせたいがための笑いだろうか。それとも危機的状況に陥っていることを認めたくない余り、自分は危なくないという激しい否定の元出てしまう笑いなのだろうか。
おかしくて本気で笑う時にも逆に涙が出てくることがある。人の感情は大きく分けて喜怒哀楽の四つになる。様々な強い感情にとらわれた場合、これらが相反することも出てくるのかもしれない。陰と陽然りだ。
……なんて論理的なこと考えても怖いものは怖いんだけど……きっとあと一歩で俺の心臓止まってしまうかもしれない。
いつもなら時間がないと急かしてくるエメリーは他にすることがあるためここにいない。これほどエメリーが恋しいことがあっただろうか。いや、ない。
せめてもの救いはウィルフレッドが、隣国リストリアの伝統技術である魔力によるオートマタを作るような力を全く持ち合わせていないことだろうか。あんな力をもしウィルフレッドが持っていてこの悪魔人形に使われたらルイはきっとその場で死んでしまう。
ほんと助けて、と心で泣いていると偶然だろうか。それとも何か察されてしまったのだろうか。ウィルフレッドの側近であるレッドが「王子」といつもはあまり開くことのない口を開いた。
「な、何だ」
最近というか、少し前からウィルフレッドのレッドに対する態度がほんの少しおかしい気がする。気のせいだと思いたいし、気のせいだったとしてもブラコンを自負しているルイとしては本気とまではいかなくとも邪魔する気満々ではありつつも、今だけはレッドを心から応援したいと思った。
「そんなに作っては木彫り人形の価値もなくなります。十二分に魔除け効果もありそうですし、」
「魔除け? 魔を除けるつもりなど無いぞ」
「……。それに祝福を受けての幸運も薄れてしまいます」
「そう、なのか? 祝福も俺は受ける気はないが……でも幸運が薄れるのは……」
ウィルフレッドがもごもごと言葉を濁し、意気消沈している。そんなウィルフレッドがまた愛くるしく、恐怖さえも凌駕しそうだとルイはそっと思った。
何にせよレッドのおかげでようやくウィルフレッドは悪魔製造を止めてくれたようだ。レッドには別の機会に何か礼をしなくてはならないなと思いつつ、ルイはホッとした気持ちを隠してウィルフレッドに微笑みかけた。
「沢山作ったし、それくらいならきっとウィルに沢山の幸運が訪れると思うよ。部屋に飾っておくといい。あと俺の人形もよかったらそれらと一緒に飾ってあげておくれ」
「はい、兄上。ありがとうございます」
まだ少々納得がいってなさそうだったウィルフレッドだが、それでも素直に頷いてきた。改めてかわいいとルイは思う。
仕事があるから、とルイがなるべくいそいそとならないよう部屋から慎重に出ようとしてる背後でラルフが「俺の人形あげるからその内の一つ、ちょうだい」などと言っているのが聞こえた。交換などと羨ましすぎる極地ではあるのだが、如何せんこの人形だけは嫌だ、とルイは涙を飲んでそのまま部屋を後にした。
実際仕事はいくつもあり、その日自分の部屋に戻ったのはそこそこ遅い時間だった。いつもエメリーが部屋を暖め明るくしておいてくれるのだが、何故か部屋は暖かいながらも照明は落ち気味だ。夜遅いからだろうかと怪訝に思いつつ中へ入り、とりあえず一旦酒を口にして体の中から温めようと暖炉上にあるボトルを手にしようとしてルイは固まった。手前にある低めのテーブルに例の阿鼻叫喚といった呪い人形が一個、鎮座ましましている。
「っひ?」
思わず恐怖に引きつった声が出た。恐ろしさのあまり体がオイルの足りないブリキでできたような動きになる。
禍々しい気がその人形から発されているようにしか見えない。今にもニタリとおぞましい笑みを浮かべ、動き出し、ルイをこれでもかと殴り、そして嫌な呪いを残していきそうだった。というか、それが何故ここにあるのか。やはり既に呪われてしまっているのか。
何とかそれをつかみ、暖炉へ投げつけたい思いに駆られる。だができない。怖いから、というよりも何よりも、それを作ったのがウィルフレッドだからだ。ウィルフレッドがあんなに一生懸命作っていた手作りの人形なのだ、例えそれが悪魔のような存在であってもできる訳がなかった。
「誰か……助けて……」
絞り出すような声が、あれ程何でもこなし優秀であり国民からも多大なる支持を受けている第一王子から洩れた。
何故木彫り人形がそこにあったのか。本当に呪われたのだろうか。ちなみにその夜、あまりの量に「皆へ幸運のおすそ分けをこっそりしてやってくれ」との依頼を受けた、赤い帽子をかぶったフェルが木彫り人形をつめられた白い袋を咥え、様々な部屋を渡り歩いている姿が何人かに目撃されている。
ああ、本当にいつもならめちゃくちゃかわいいと思っているよ、ウィル……でも今だけはお願いだから折れて……。
最初に余計なことを言ったため密かにルイが逆恨みしているラルフだが、ウィルフレッドが次から次へと作り出す呪い人形、もとい、小人妖精人形に対しては天性のチャラさ──じゃなく機転を利かせて「とてもユニークでかわいい」などと褒めており、そこだけはいい仕事をしているとはルイも思っている。だが肝心のウィルフレッドが納得せず「上手くできるまで」とムキになって恐怖の山を作り続けていた。なまじルイとラルフがそれなりのものを作ったせいでもあるかもしれない。
吊り橋効果というものがあると聞く。心理的なもので例えば不安や恐怖を強く感じる不安定な吊り橋の上で出会った人に対し、恋愛感情を抱きやすくなる現象を言うのだとか。
こんなに恐ろしい体験をしている中、ルイがいつも以上に酷くウィルフレッドをかわいく思えるのもそれに似た何かなのだろうか。おまけに笑いすら込み上げてきた。これは恐怖を認識した上でそれが危機を与えないものだと言い聞かせたいがための笑いだろうか。それとも危機的状況に陥っていることを認めたくない余り、自分は危なくないという激しい否定の元出てしまう笑いなのだろうか。
おかしくて本気で笑う時にも逆に涙が出てくることがある。人の感情は大きく分けて喜怒哀楽の四つになる。様々な強い感情にとらわれた場合、これらが相反することも出てくるのかもしれない。陰と陽然りだ。
……なんて論理的なこと考えても怖いものは怖いんだけど……きっとあと一歩で俺の心臓止まってしまうかもしれない。
いつもなら時間がないと急かしてくるエメリーは他にすることがあるためここにいない。これほどエメリーが恋しいことがあっただろうか。いや、ない。
せめてもの救いはウィルフレッドが、隣国リストリアの伝統技術である魔力によるオートマタを作るような力を全く持ち合わせていないことだろうか。あんな力をもしウィルフレッドが持っていてこの悪魔人形に使われたらルイはきっとその場で死んでしまう。
ほんと助けて、と心で泣いていると偶然だろうか。それとも何か察されてしまったのだろうか。ウィルフレッドの側近であるレッドが「王子」といつもはあまり開くことのない口を開いた。
「な、何だ」
最近というか、少し前からウィルフレッドのレッドに対する態度がほんの少しおかしい気がする。気のせいだと思いたいし、気のせいだったとしてもブラコンを自負しているルイとしては本気とまではいかなくとも邪魔する気満々ではありつつも、今だけはレッドを心から応援したいと思った。
「そんなに作っては木彫り人形の価値もなくなります。十二分に魔除け効果もありそうですし、」
「魔除け? 魔を除けるつもりなど無いぞ」
「……。それに祝福を受けての幸運も薄れてしまいます」
「そう、なのか? 祝福も俺は受ける気はないが……でも幸運が薄れるのは……」
ウィルフレッドがもごもごと言葉を濁し、意気消沈している。そんなウィルフレッドがまた愛くるしく、恐怖さえも凌駕しそうだとルイはそっと思った。
何にせよレッドのおかげでようやくウィルフレッドは悪魔製造を止めてくれたようだ。レッドには別の機会に何か礼をしなくてはならないなと思いつつ、ルイはホッとした気持ちを隠してウィルフレッドに微笑みかけた。
「沢山作ったし、それくらいならきっとウィルに沢山の幸運が訪れると思うよ。部屋に飾っておくといい。あと俺の人形もよかったらそれらと一緒に飾ってあげておくれ」
「はい、兄上。ありがとうございます」
まだ少々納得がいってなさそうだったウィルフレッドだが、それでも素直に頷いてきた。改めてかわいいとルイは思う。
仕事があるから、とルイがなるべくいそいそとならないよう部屋から慎重に出ようとしてる背後でラルフが「俺の人形あげるからその内の一つ、ちょうだい」などと言っているのが聞こえた。交換などと羨ましすぎる極地ではあるのだが、如何せんこの人形だけは嫌だ、とルイは涙を飲んでそのまま部屋を後にした。
実際仕事はいくつもあり、その日自分の部屋に戻ったのはそこそこ遅い時間だった。いつもエメリーが部屋を暖め明るくしておいてくれるのだが、何故か部屋は暖かいながらも照明は落ち気味だ。夜遅いからだろうかと怪訝に思いつつ中へ入り、とりあえず一旦酒を口にして体の中から温めようと暖炉上にあるボトルを手にしようとしてルイは固まった。手前にある低めのテーブルに例の阿鼻叫喚といった呪い人形が一個、鎮座ましましている。
「っひ?」
思わず恐怖に引きつった声が出た。恐ろしさのあまり体がオイルの足りないブリキでできたような動きになる。
禍々しい気がその人形から発されているようにしか見えない。今にもニタリとおぞましい笑みを浮かべ、動き出し、ルイをこれでもかと殴り、そして嫌な呪いを残していきそうだった。というか、それが何故ここにあるのか。やはり既に呪われてしまっているのか。
何とかそれをつかみ、暖炉へ投げつけたい思いに駆られる。だができない。怖いから、というよりも何よりも、それを作ったのがウィルフレッドだからだ。ウィルフレッドがあんなに一生懸命作っていた手作りの人形なのだ、例えそれが悪魔のような存在であってもできる訳がなかった。
「誰か……助けて……」
絞り出すような声が、あれ程何でもこなし優秀であり国民からも多大なる支持を受けている第一王子から洩れた。
何故木彫り人形がそこにあったのか。本当に呪われたのだろうか。ちなみにその夜、あまりの量に「皆へ幸運のおすそ分けをこっそりしてやってくれ」との依頼を受けた、赤い帽子をかぶったフェルが木彫り人形をつめられた白い袋を咥え、様々な部屋を渡り歩いている姿が何人かに目撃されている。
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