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高校時代になかったことで大学になって増えたことといえば、もちろん単位や課題レポート云々なにかとあるだろうが朝哉が浮かぶのは飲み会だろうか。
大学三回生ともなれば就職活動も忙しくなるが、それでもいまだに合間を縫って友達同士や先輩後輩たちと飲みに行くことがよくある。
野滝 朝哉(のたき ともや)も友だち付き合いはそれなりにあるのでそういった集まりに参加することもやはりそれなりにある。
とはいえ実は酒にとても、弱い。見た目からは明るくチャラい髪の色といい、人好きのする明るくチャラい表情をした、整っているとはいえ軽そうな顔といい、いくらでも飲みそうだと思われがちだ。だが正直ビール一杯で結構酔える自信がある、とても安上がりなタイプだ。
何度も飲み会に行っていれば自分の限界も分かる。そのため普段はチャンポンもせずビールを一、二杯飲んだ後は大人しくノンアルコールのカクテルかウーロン茶を飲んでいる。
「あーなんかすっげ楽し!」
その日はしかし朝哉的に少々羽目を外して飲み過ぎた。高校時代からの友人である瀬河 郭夜(せがわ かぐや)が一緒だったからだ。
郭夜は朝哉にとって少々乱暴なところもあるが面倒見がいい友人だ。なにより酒にとてつもなく強い。だからどこか安心していたのかもしれない。
「俺は楽しくないけどな」
郭夜としてはいくら友だちとはいえ迷惑は迷惑だった。身長はほぼ同じだが、真っ直ぐ歩かない朝哉を時に支えて歩くのは非常に疲れる。
もちろん仲が良くないのではない。普段から一緒にいることも多い。むしろだからこそ遠慮もないのでその辺に投げ出したくて仕方がない。
とはいえ酔っぱらっている人間を放り出す程血も涙もない訳ではないので仕方なく朝哉の家まで運んだ。どのみち同じアパートに住んでいる。
早めに切り上げて朝哉を連れ帰ろうとしたら一緒に飲んでいた女子たちから「瀬河くんもう帰っちゃうの?」と言われた。
俺ももっとゆっくり飲みたかったと思いつつ「ああ、こいつ連れ帰らないとだし」と答えると残念そうな顔をされつつとんでもないことを言われた。
「その辺転がしとけば復活するかもー」
女の子って怖いな。
内心苦笑しつつ郭夜は立ち上がった。
「そうしたいのは山々だけど、後で煩いから。皆はもっとゆっくりしてて」
同じく一緒に飲んでいたクラスメイトの水橋 嵩音(みずはし かさね)が「家に電話して車出してもらおうか?」と言ってくれたがそれも申し訳ない気がして遠慮した。
だがフラフラしてる朝哉を部屋になんとか放り投げた後に「なんで俺が申し訳ないと思わなきゃなんだよ」と微妙になる。
「ちゃんと水飲んで布団で寝ろよ。じゃーな」
ため息をついて郭夜が出て行こうとしたら腕をつかまれた。
「……なに」
「お水……くれ」
「……自分で飲めよ……!」
呆れたように言い返しながらも郭夜は一旦つかまれた腕を振りほどいてから冷蔵庫に向かう。中に入っていたミネラルウォーターを取り出すと戻ってきて「ほら」と差し出した。
「んー、ありがと、優しー」
えへへ、と笑うと朝哉は受け取って少し零しながらもごくごくと飲んだ。まだ残っているがとりあえず飲み終わったらしいと判断すると、郭夜はしゃがんでそのまま辺りに零す前にペットボトルを奪い返し、蓋をしめる。
「じゃあ……」
「ほんと優しーね、俺、惚れちゃいそー」
今度こそと立ち上がろうとするとヘラヘラと笑いながら朝哉が郭夜に抱き着いてきた。
「キモい、やめろ」
そう言って引きはがそうとする前に朝哉が郭夜を抱きしめ、そのままあろうことかキスをしてきた。明らかに郭夜を郭夜だと認識していないのが分かる。郭夜も男に興味はないが、朝哉は誰がどうみても女好きだ。
大抵は見た目のチャラさというか明るい分いい加減そうに見えるせいでか、本気に取られず彼女がいない時期も多い。ただいつも目線は女に行っているのを付き合いがそれなりにある郭夜はよく知っている。
なんで友だちとはいえ男にキスされなきゃならないんだとイライラしながら、郭夜がさらに抵抗しようとしたらそのままスルリと舌が入ってきた。
ふざけんな、いい加減酔い覚ませこのバカ……!
だが酔っているせいなのか元々なのか朝哉の力は意外に強くて中々逃れられない。
熱い舌が郭夜の上顎をぬるりと滑っていくと不覚にもビクリと体が震えた。そのまま舌を絡めとられる。
「っん、ぅ……っ」
それと同時に朝哉の手がゆっくりと郭夜の耳、首筋から鎖骨へとまさぐるように動いてくる。
「っ……、っこ、のバカ野郎が……!」
なんとかようやく引きはがし、胸倉をつかみあげると「んんー、好きぃ」とニコニコ呟きながら朝哉は寝てしまった。
この野郎、と思いつつもため息をつき、郭夜は布団で寝かせる……などといった優しさを見せることなく放置してそこから出ていった。
翌朝、目が覚めた瞬間襲ってきた頭痛と吐き気に朝哉は一気に瀕死の状態になる。
「ぅぉ……無理、マジ無理死ぬ……」
体を引き摺るようにしてなんとか鎮痛剤を出し、冷蔵庫の中にある水で流し込む。
その後、学校が休みなのでもう一度寝直した。次に目が覚めると昼過ぎだった。薬を飲んだ上での睡眠が効いたのか、まだ少し頭は少し痛むが楽になっている。
「……昨日はどやって帰ってきたんだっけ……?」
袋に入った徳用菓子パンの一つをモグモグと食べながら思い出そうとするが、記憶がぼやけてしまっていて出てこない。なんとか一人で帰ったのか、もしくは郭夜が一緒だったのでもしかしたら連れ帰ってくれたのかもしれない。
「……調子乗って飲み過ぎるんじゃなかった……」
実際飲み過ぎたといえども朝哉が飲んだのは本人ははっきりと覚えていないがビール三杯に、恐らく薄 められているであろうジュースのようなカクテルドリンクを二杯だ。
それでも記憶が定かではなくなり翌朝は死にそうな状態を味わうのだから飲むのを止めればいいのに、その場での雰囲気が好きすぎてつい飲んでしまう。しかも郭夜がいたから余計だ。絶対に面倒を見てくれるという保証がある訳ではないのだが、なんだかんだで高校の頃から呆れたり叱ったりしつつも朝哉の面倒を見てくれる。
郭夜はとても美形で整った顔立ちをしており、女にモテるのだが朝哉と違って男らしく真っ直ぐな性格だからかあまり軽率に付き合っているところを見たことがない。
そんな硬派っぽいところのある性格ではあるが、なんだかんだで面倒を見てくれる郭夜のことを朝哉は勝手に親友だと思っている。
覚えてないけど、一応謝りに行っとくか。
恐らく九割がた迷惑をかけている気がして朝哉は部屋を出た。本当に偶然なのだがアパートが同じというだけでなく郭夜の部屋は朝哉の隣にある。
ドアをノックしたら暫くして「インターフォンを押せ」と言いながらも郭夜が出てきた。心なしか機嫌があまりよくないように見える。
やはり何らかの迷惑をかけたんだろうなと朝哉はむしろヘラリと笑いながら「入っていい?」と聞いた。
「……まあ、いいけど」
まあいいけど、ってなんだ。
とてつもなく上から目線で許可を頂戴した気分とともに、「いいけど」の後にどんな言葉が隠されているんだと朝哉はドキドキしながら部屋に入った。
何故ドキドキするかというと、郭夜は物静かそう、綺麗な顔をしている割に男らしすぎる性格のせいか朝哉に遠慮が無さすぎるせいか、すぐに手が出るからだ。
「あ、あのさ。き、昨日……」
俺、送ってもらったのかな、と続けようとしたところで郭夜がピクリと反応する。そこにほんのり怒りのオーラを朝哉は感じ取った。
ああこれ、間違いなく俺、なんかやらかしてるよね!
もしかして送ってもらってる最中にゲロでも吐いた?
「お、送ってくれた、んだよね?」
「は? お前、覚えてないのか」
「ご、ごめん! 店で三杯目のビール飲んで女の子に遊びに行こって誘ったとこまでは覚えてる……」
「……お前、もう酒飲むな」
郭夜がとてつもなくムッとした顔で朝哉の胸倉をつかんできた。
「えぇ! いやうん、気を付けるようにするけど飲まないのはちょっと……」
「……酔って俺に送らせただけじゃなく、キスまでしでかしてきたってわかってもか?」
「だってあの雰囲気が……って、はい?」
今なんておっしゃりました?
朝哉が心底唖然としながら郭夜を見ると、とてつもなく不機嫌そうな顔で「キス。下手したら犯されるとこだった」と返してきた。
大学三回生ともなれば就職活動も忙しくなるが、それでもいまだに合間を縫って友達同士や先輩後輩たちと飲みに行くことがよくある。
野滝 朝哉(のたき ともや)も友だち付き合いはそれなりにあるのでそういった集まりに参加することもやはりそれなりにある。
とはいえ実は酒にとても、弱い。見た目からは明るくチャラい髪の色といい、人好きのする明るくチャラい表情をした、整っているとはいえ軽そうな顔といい、いくらでも飲みそうだと思われがちだ。だが正直ビール一杯で結構酔える自信がある、とても安上がりなタイプだ。
何度も飲み会に行っていれば自分の限界も分かる。そのため普段はチャンポンもせずビールを一、二杯飲んだ後は大人しくノンアルコールのカクテルかウーロン茶を飲んでいる。
「あーなんかすっげ楽し!」
その日はしかし朝哉的に少々羽目を外して飲み過ぎた。高校時代からの友人である瀬河 郭夜(せがわ かぐや)が一緒だったからだ。
郭夜は朝哉にとって少々乱暴なところもあるが面倒見がいい友人だ。なにより酒にとてつもなく強い。だからどこか安心していたのかもしれない。
「俺は楽しくないけどな」
郭夜としてはいくら友だちとはいえ迷惑は迷惑だった。身長はほぼ同じだが、真っ直ぐ歩かない朝哉を時に支えて歩くのは非常に疲れる。
もちろん仲が良くないのではない。普段から一緒にいることも多い。むしろだからこそ遠慮もないのでその辺に投げ出したくて仕方がない。
とはいえ酔っぱらっている人間を放り出す程血も涙もない訳ではないので仕方なく朝哉の家まで運んだ。どのみち同じアパートに住んでいる。
早めに切り上げて朝哉を連れ帰ろうとしたら一緒に飲んでいた女子たちから「瀬河くんもう帰っちゃうの?」と言われた。
俺ももっとゆっくり飲みたかったと思いつつ「ああ、こいつ連れ帰らないとだし」と答えると残念そうな顔をされつつとんでもないことを言われた。
「その辺転がしとけば復活するかもー」
女の子って怖いな。
内心苦笑しつつ郭夜は立ち上がった。
「そうしたいのは山々だけど、後で煩いから。皆はもっとゆっくりしてて」
同じく一緒に飲んでいたクラスメイトの水橋 嵩音(みずはし かさね)が「家に電話して車出してもらおうか?」と言ってくれたがそれも申し訳ない気がして遠慮した。
だがフラフラしてる朝哉を部屋になんとか放り投げた後に「なんで俺が申し訳ないと思わなきゃなんだよ」と微妙になる。
「ちゃんと水飲んで布団で寝ろよ。じゃーな」
ため息をついて郭夜が出て行こうとしたら腕をつかまれた。
「……なに」
「お水……くれ」
「……自分で飲めよ……!」
呆れたように言い返しながらも郭夜は一旦つかまれた腕を振りほどいてから冷蔵庫に向かう。中に入っていたミネラルウォーターを取り出すと戻ってきて「ほら」と差し出した。
「んー、ありがと、優しー」
えへへ、と笑うと朝哉は受け取って少し零しながらもごくごくと飲んだ。まだ残っているがとりあえず飲み終わったらしいと判断すると、郭夜はしゃがんでそのまま辺りに零す前にペットボトルを奪い返し、蓋をしめる。
「じゃあ……」
「ほんと優しーね、俺、惚れちゃいそー」
今度こそと立ち上がろうとするとヘラヘラと笑いながら朝哉が郭夜に抱き着いてきた。
「キモい、やめろ」
そう言って引きはがそうとする前に朝哉が郭夜を抱きしめ、そのままあろうことかキスをしてきた。明らかに郭夜を郭夜だと認識していないのが分かる。郭夜も男に興味はないが、朝哉は誰がどうみても女好きだ。
大抵は見た目のチャラさというか明るい分いい加減そうに見えるせいでか、本気に取られず彼女がいない時期も多い。ただいつも目線は女に行っているのを付き合いがそれなりにある郭夜はよく知っている。
なんで友だちとはいえ男にキスされなきゃならないんだとイライラしながら、郭夜がさらに抵抗しようとしたらそのままスルリと舌が入ってきた。
ふざけんな、いい加減酔い覚ませこのバカ……!
だが酔っているせいなのか元々なのか朝哉の力は意外に強くて中々逃れられない。
熱い舌が郭夜の上顎をぬるりと滑っていくと不覚にもビクリと体が震えた。そのまま舌を絡めとられる。
「っん、ぅ……っ」
それと同時に朝哉の手がゆっくりと郭夜の耳、首筋から鎖骨へとまさぐるように動いてくる。
「っ……、っこ、のバカ野郎が……!」
なんとかようやく引きはがし、胸倉をつかみあげると「んんー、好きぃ」とニコニコ呟きながら朝哉は寝てしまった。
この野郎、と思いつつもため息をつき、郭夜は布団で寝かせる……などといった優しさを見せることなく放置してそこから出ていった。
翌朝、目が覚めた瞬間襲ってきた頭痛と吐き気に朝哉は一気に瀕死の状態になる。
「ぅぉ……無理、マジ無理死ぬ……」
体を引き摺るようにしてなんとか鎮痛剤を出し、冷蔵庫の中にある水で流し込む。
その後、学校が休みなのでもう一度寝直した。次に目が覚めると昼過ぎだった。薬を飲んだ上での睡眠が効いたのか、まだ少し頭は少し痛むが楽になっている。
「……昨日はどやって帰ってきたんだっけ……?」
袋に入った徳用菓子パンの一つをモグモグと食べながら思い出そうとするが、記憶がぼやけてしまっていて出てこない。なんとか一人で帰ったのか、もしくは郭夜が一緒だったのでもしかしたら連れ帰ってくれたのかもしれない。
「……調子乗って飲み過ぎるんじゃなかった……」
実際飲み過ぎたといえども朝哉が飲んだのは本人ははっきりと覚えていないがビール三杯に、恐らく薄 められているであろうジュースのようなカクテルドリンクを二杯だ。
それでも記憶が定かではなくなり翌朝は死にそうな状態を味わうのだから飲むのを止めればいいのに、その場での雰囲気が好きすぎてつい飲んでしまう。しかも郭夜がいたから余計だ。絶対に面倒を見てくれるという保証がある訳ではないのだが、なんだかんだで高校の頃から呆れたり叱ったりしつつも朝哉の面倒を見てくれる。
郭夜はとても美形で整った顔立ちをしており、女にモテるのだが朝哉と違って男らしく真っ直ぐな性格だからかあまり軽率に付き合っているところを見たことがない。
そんな硬派っぽいところのある性格ではあるが、なんだかんだで面倒を見てくれる郭夜のことを朝哉は勝手に親友だと思っている。
覚えてないけど、一応謝りに行っとくか。
恐らく九割がた迷惑をかけている気がして朝哉は部屋を出た。本当に偶然なのだがアパートが同じというだけでなく郭夜の部屋は朝哉の隣にある。
ドアをノックしたら暫くして「インターフォンを押せ」と言いながらも郭夜が出てきた。心なしか機嫌があまりよくないように見える。
やはり何らかの迷惑をかけたんだろうなと朝哉はむしろヘラリと笑いながら「入っていい?」と聞いた。
「……まあ、いいけど」
まあいいけど、ってなんだ。
とてつもなく上から目線で許可を頂戴した気分とともに、「いいけど」の後にどんな言葉が隠されているんだと朝哉はドキドキしながら部屋に入った。
何故ドキドキするかというと、郭夜は物静かそう、綺麗な顔をしている割に男らしすぎる性格のせいか朝哉に遠慮が無さすぎるせいか、すぐに手が出るからだ。
「あ、あのさ。き、昨日……」
俺、送ってもらったのかな、と続けようとしたところで郭夜がピクリと反応する。そこにほんのり怒りのオーラを朝哉は感じ取った。
ああこれ、間違いなく俺、なんかやらかしてるよね!
もしかして送ってもらってる最中にゲロでも吐いた?
「お、送ってくれた、んだよね?」
「は? お前、覚えてないのか」
「ご、ごめん! 店で三杯目のビール飲んで女の子に遊びに行こって誘ったとこまでは覚えてる……」
「……お前、もう酒飲むな」
郭夜がとてつもなくムッとした顔で朝哉の胸倉をつかんできた。
「えぇ! いやうん、気を付けるようにするけど飲まないのはちょっと……」
「……酔って俺に送らせただけじゃなく、キスまでしでかしてきたってわかってもか?」
「だってあの雰囲気が……って、はい?」
今なんておっしゃりました?
朝哉が心底唖然としながら郭夜を見ると、とてつもなく不機嫌そうな顔で「キス。下手したら犯されるとこだった」と返してきた。
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