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慌てる虎
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「……ん、渉……」
「そうちゃん……」
目の前の颯一は頬を赤らめながら潤ませた目を逸らし、俯く。
「そうちゃん、かわいい……。もっと、見せて」
「……っぁ。だって、恥ずかしい……」
「そう、ちゃ……」
「……けど仕方ないから見せてやるよこの豚野郎。ていうか見るよりしゃぶれよクソが。……だいたいまずこの俺のが、お前のそのクソぎたねぇ口に収まるならな……っ」
「っそ、そうちゃん?」
渉は青くなって起き上がった。心臓が激しくドキドキしている。
「ああああそんな! そんなことが! おかしい! だめだ俺は行くしかない……!」
「……朝からうるせぇ……渉……どこでもいいから逝ってこい……」
ルームメイトが心底恨めしげに、そして投げ捨てるように言ってきた。
「ありがとう、俺行ってくる」
とてつもない勢いで支度し、渉は見た目だけは本当に見惚れる男前の顔を、既にまた眠りの世界に入ったルームメイトへ爽やかに向けると部屋を出た。そのまま同じくとてつもない勢いで颯一の部屋を目指す。なぜこんなに離れているのだとイライラ思いながら。
ただ、こういうところに理事長息子権限を全くもって発揮しようとしない辺りが渉らしいのかもしれない。やろうと思えば権力に幅を利かせ部屋の位置を変えさせるくらいできるかもしれないが、まずやろうと思いつきもしなかった。
「そうちゃん!」
颯一(とそして友悠)の部屋を勢いよく開け「ああ、いけない」と律儀にそっと閉めた後、渉はまた気持ちを立て直してまだぐっすりと眠っている颯一の元へ駆けつけた。勢いよく胸倉をつかむとゆさゆさ揺さぶった。
「……ん、ぁ……? も、はいんな……い」
「っそうちゃん! 俺の、咥えてくれるの?」
渉のすさまじい勢いにより既に目が覚めていた友悠は、唖然として壁に背を付けてベッドの上に座り込み口を引きつらせている。
「……ぁ? な、に……、……っ? ぎゃあ……っ! おまっ! 何でここにいんだよっ? つか何の話だ? ちょ、離せ、つか離れろボケェ!」
あまりの揺さぶりに、完全に眠りこけていた颯一がようやく目を覚ました。覚ました途端、渉に気づき青くなって吐血しそうな勢いでドン引きしている。
「だってそうちゃんが……、そうちゃんが余りにも口汚くて……俺は、俺は……!」
「は?」
「俺を豚野郎呼ばわりした上に、そうちゃんのを『しゃぶれよクソが』なんて言ってきた! いつからそんな口汚く……? 普段から確かに照れかくしで死ねとかバカとか言ってくるけど、クソとかそんな! 俺はそうちゃんをそんな言葉づかい悪い嫁にした覚えは……」
「その前に嫁じゃねぇ、上に照れかくしじゃねぇマジきもい……っていうか何の話だよ本気で死ね……っ」
颯一は心底ドン引きしながら渉を何とか引き離そうとしてくる。渉はと言えばそんな颯一がまたかわいくてならない。笑みを浮かべ、頬を軽く染めながらさらに迫る。引き離そうとする颯一の力などものともしない。
「冷静に考えればそうちゃんがそんな口のきき方するわけなかったと気づいたよ」
「……っそこだけか? 色々おかしいだろうが! だいたい冷静にならなくても明らかにテメェが見た夢の話だろうがこの変態……っ! ちょ、マジ離……っ」
「いやしかし冷静になった今、新たな疑問が」
必死になって引きはがそうとする颯一を押し倒す勢いで、渉は真面目な表情を渉に近づけた。
「って聞けよ!」
「だってそうちゃんって、あんなデカかったっけ? 昔お風呂に一緒に入ってた時はそんなデカかったような記憶がなくてだな……? そうだ、ちょっとそうちゃん見せ……っぐ、は……っ」
喋りながらも、いいこと思いついたと渉が颯一の部屋着のズボンに手をかけようとしたその隙に、颯一が何とか自分の足を振り上げてきた。それは確実に渉の大事な部分にヒットしてきた。
「……っ」
渉は颯一をつかんでいた手を思わず股間へもっていき、布団の上に撃沈する。
「……っひ、ど……い……じゃ……」
「うるさい自業自得だろうが変態……! とりあえず百回死ね!」
「……そ、れは一般の人間、である俺、には……基本、的に……、む、りだ……」
「っ普通に返してくんなよ……」
颯一は逃げるのも忘れて呆れたように、まだ撃沈している渉を見た。
無視して自分のすることをすればいいものの、颯一が心配な友悠はとりあえず離れようともせず留まっている。というか動けないのか、先ほどからほんのり引きつらせた口元以外まったくもって動いていない。
「照れるのは、わかる、が。ちょっと……確認、させてもらう、だけ……であって、だな……。まだ結婚もしていない、のに俺がそうちゃんの大事な童貞と処女を……そんな、気軽に奪うと……」
「照れじゃねぇマジ死ねよ! っていうか俺ど、童貞だなんてお前に言った覚えは……」
颯一が言いかけた途端、今まで撃沈していた渉が即座に起き上がって颯一の肩をつかんだ。
「何だと、誰だ相手の男はっ? とりあえずそいつを地獄に叩き込んで……いやそれよりもいっそ殺してくださいというような……」
「っすみません童貞です……! 童貞だから!」
許しがたいという気持ちが全面的に出たのか、物凄く恐ろしげな勢いでとんでもないこと言い出したと言わんばかりに、颯一は泣きそうになりながら首を振る。もはや「相手、男ってどういうことだよ」などと反論するのも忘れているようだ。
「何だ、もう。そうちゃんったら」
途端、渉はニッコリ微笑んだ。口汚かった件も何かの大きさについても忘れて「こいつぅ」などと言いながら颯一のおでこをつつく。
何となく疲労困憊気味といった颯一は、うろうろ彷徨っていた目線がようやく友悠に定まったのか、ハッとなり渉から慌てて離れるとベッドから出て、友悠の方へ駆けだした。それに気づいた友悠は本気で泣きそうな顔している。
「とも……! こいつマジおかしい! 俺もう嫌だ……」
俺も嫌です。
そんな言葉が顔中に書いてある友悠だが、その誰もが読み取れそうな簡単な文字を読み取れる者は残念ながら今ここにいない。本気で逃げてきている颯一は渉から離れることに必死で、既に友悠のベッドに乗り上げ壁に背をつけていたはずの友悠の背中に隠れている。もちろん渉にそんな文字など読み取れるはずもなく。
「てめぇ……俺のそうちゃんに何しやがる。いい度胸だな友人……!」
「え、ちょ、今の流れでそうなるんですか……っ?」
「いっつもいっつも俺とそうちゃんの邪魔ばかりしやがって。死にたいようだな……?」
「いやいやいやちょっと待ってください、おかしい……!」
「そうだよ本気でおかしんだよ、こいつまじおかしい」
颯一が友悠の背中から吐き捨てるように言う。
「酷いな、そうちゃん。照れてばかりだと上手くいくものも行かなくなるぞ?」
「お前が日々いい感じに過ごしている俺の邪魔してるんだよ馬鹿! いつもいつも! っは。……ていうか、お前何でここ、入ってこれたんだ?」
「? ドアを開けてだが」
渉は怪訝な表情を浮かべて首を傾げた。
「ざけんなボケ! そうじゃなくて! 部屋に鍵、かかってただろうが! まさかお前、理事長の息子だからって、その力悪用して寮の色んな鍵持ってるとかじゃないだろうな……?」
「……俺もちょっと気になってた……」
相変わらずドン引きしたまま友悠の背中から颯一が言うと、友悠も微妙な顔をしながら呟くように後に続いた。
「何だと友人、ふざけんな! 俺を馬鹿にする気か?」
「っえ? 俺だけ?」
渉がとてつもなく恐ろしい表情を友悠に向けると、友悠が青くなってその微妙な表情をさらに歪めた。
「俺がそんな歪んだことするはずがないだろうが」
「じゃ、じゃあ何で入ってこれたんだよ」
言いすぎたかなと少々頬を赤らめながら颯一が聞いてくる。友悠も「その辺は本当に真面目だな」とソッと呟いた。
「そうちゃんの鞄の中、隙きみて漁って、たまたま鍵を見つけてだな。いい機会だからと、たまたま持っていた型取りで型を取ってだな……」
「そんなたまたまがあるか! っつか十分歪んでんだよボケェ! 死ね!」
途端颯一が心の底からの憤怒を込めたように罵倒してきた。友悠も「真面目」について考えるかのように俯きつつ、胃の辺りを抑えていた。
鍵はその後、颯一により速攻でつけ変えられていた。
「そうちゃん……」
目の前の颯一は頬を赤らめながら潤ませた目を逸らし、俯く。
「そうちゃん、かわいい……。もっと、見せて」
「……っぁ。だって、恥ずかしい……」
「そう、ちゃ……」
「……けど仕方ないから見せてやるよこの豚野郎。ていうか見るよりしゃぶれよクソが。……だいたいまずこの俺のが、お前のそのクソぎたねぇ口に収まるならな……っ」
「っそ、そうちゃん?」
渉は青くなって起き上がった。心臓が激しくドキドキしている。
「ああああそんな! そんなことが! おかしい! だめだ俺は行くしかない……!」
「……朝からうるせぇ……渉……どこでもいいから逝ってこい……」
ルームメイトが心底恨めしげに、そして投げ捨てるように言ってきた。
「ありがとう、俺行ってくる」
とてつもない勢いで支度し、渉は見た目だけは本当に見惚れる男前の顔を、既にまた眠りの世界に入ったルームメイトへ爽やかに向けると部屋を出た。そのまま同じくとてつもない勢いで颯一の部屋を目指す。なぜこんなに離れているのだとイライラ思いながら。
ただ、こういうところに理事長息子権限を全くもって発揮しようとしない辺りが渉らしいのかもしれない。やろうと思えば権力に幅を利かせ部屋の位置を変えさせるくらいできるかもしれないが、まずやろうと思いつきもしなかった。
「そうちゃん!」
颯一(とそして友悠)の部屋を勢いよく開け「ああ、いけない」と律儀にそっと閉めた後、渉はまた気持ちを立て直してまだぐっすりと眠っている颯一の元へ駆けつけた。勢いよく胸倉をつかむとゆさゆさ揺さぶった。
「……ん、ぁ……? も、はいんな……い」
「っそうちゃん! 俺の、咥えてくれるの?」
渉のすさまじい勢いにより既に目が覚めていた友悠は、唖然として壁に背を付けてベッドの上に座り込み口を引きつらせている。
「……ぁ? な、に……、……っ? ぎゃあ……っ! おまっ! 何でここにいんだよっ? つか何の話だ? ちょ、離せ、つか離れろボケェ!」
あまりの揺さぶりに、完全に眠りこけていた颯一がようやく目を覚ました。覚ました途端、渉に気づき青くなって吐血しそうな勢いでドン引きしている。
「だってそうちゃんが……、そうちゃんが余りにも口汚くて……俺は、俺は……!」
「は?」
「俺を豚野郎呼ばわりした上に、そうちゃんのを『しゃぶれよクソが』なんて言ってきた! いつからそんな口汚く……? 普段から確かに照れかくしで死ねとかバカとか言ってくるけど、クソとかそんな! 俺はそうちゃんをそんな言葉づかい悪い嫁にした覚えは……」
「その前に嫁じゃねぇ、上に照れかくしじゃねぇマジきもい……っていうか何の話だよ本気で死ね……っ」
颯一は心底ドン引きしながら渉を何とか引き離そうとしてくる。渉はと言えばそんな颯一がまたかわいくてならない。笑みを浮かべ、頬を軽く染めながらさらに迫る。引き離そうとする颯一の力などものともしない。
「冷静に考えればそうちゃんがそんな口のきき方するわけなかったと気づいたよ」
「……っそこだけか? 色々おかしいだろうが! だいたい冷静にならなくても明らかにテメェが見た夢の話だろうがこの変態……っ! ちょ、マジ離……っ」
「いやしかし冷静になった今、新たな疑問が」
必死になって引きはがそうとする颯一を押し倒す勢いで、渉は真面目な表情を渉に近づけた。
「って聞けよ!」
「だってそうちゃんって、あんなデカかったっけ? 昔お風呂に一緒に入ってた時はそんなデカかったような記憶がなくてだな……? そうだ、ちょっとそうちゃん見せ……っぐ、は……っ」
喋りながらも、いいこと思いついたと渉が颯一の部屋着のズボンに手をかけようとしたその隙に、颯一が何とか自分の足を振り上げてきた。それは確実に渉の大事な部分にヒットしてきた。
「……っ」
渉は颯一をつかんでいた手を思わず股間へもっていき、布団の上に撃沈する。
「……っひ、ど……い……じゃ……」
「うるさい自業自得だろうが変態……! とりあえず百回死ね!」
「……そ、れは一般の人間、である俺、には……基本、的に……、む、りだ……」
「っ普通に返してくんなよ……」
颯一は逃げるのも忘れて呆れたように、まだ撃沈している渉を見た。
無視して自分のすることをすればいいものの、颯一が心配な友悠はとりあえず離れようともせず留まっている。というか動けないのか、先ほどからほんのり引きつらせた口元以外まったくもって動いていない。
「照れるのは、わかる、が。ちょっと……確認、させてもらう、だけ……であって、だな……。まだ結婚もしていない、のに俺がそうちゃんの大事な童貞と処女を……そんな、気軽に奪うと……」
「照れじゃねぇマジ死ねよ! っていうか俺ど、童貞だなんてお前に言った覚えは……」
颯一が言いかけた途端、今まで撃沈していた渉が即座に起き上がって颯一の肩をつかんだ。
「何だと、誰だ相手の男はっ? とりあえずそいつを地獄に叩き込んで……いやそれよりもいっそ殺してくださいというような……」
「っすみません童貞です……! 童貞だから!」
許しがたいという気持ちが全面的に出たのか、物凄く恐ろしげな勢いでとんでもないこと言い出したと言わんばかりに、颯一は泣きそうになりながら首を振る。もはや「相手、男ってどういうことだよ」などと反論するのも忘れているようだ。
「何だ、もう。そうちゃんったら」
途端、渉はニッコリ微笑んだ。口汚かった件も何かの大きさについても忘れて「こいつぅ」などと言いながら颯一のおでこをつつく。
何となく疲労困憊気味といった颯一は、うろうろ彷徨っていた目線がようやく友悠に定まったのか、ハッとなり渉から慌てて離れるとベッドから出て、友悠の方へ駆けだした。それに気づいた友悠は本気で泣きそうな顔している。
「とも……! こいつマジおかしい! 俺もう嫌だ……」
俺も嫌です。
そんな言葉が顔中に書いてある友悠だが、その誰もが読み取れそうな簡単な文字を読み取れる者は残念ながら今ここにいない。本気で逃げてきている颯一は渉から離れることに必死で、既に友悠のベッドに乗り上げ壁に背をつけていたはずの友悠の背中に隠れている。もちろん渉にそんな文字など読み取れるはずもなく。
「てめぇ……俺のそうちゃんに何しやがる。いい度胸だな友人……!」
「え、ちょ、今の流れでそうなるんですか……っ?」
「いっつもいっつも俺とそうちゃんの邪魔ばかりしやがって。死にたいようだな……?」
「いやいやいやちょっと待ってください、おかしい……!」
「そうだよ本気でおかしんだよ、こいつまじおかしい」
颯一が友悠の背中から吐き捨てるように言う。
「酷いな、そうちゃん。照れてばかりだと上手くいくものも行かなくなるぞ?」
「お前が日々いい感じに過ごしている俺の邪魔してるんだよ馬鹿! いつもいつも! っは。……ていうか、お前何でここ、入ってこれたんだ?」
「? ドアを開けてだが」
渉は怪訝な表情を浮かべて首を傾げた。
「ざけんなボケ! そうじゃなくて! 部屋に鍵、かかってただろうが! まさかお前、理事長の息子だからって、その力悪用して寮の色んな鍵持ってるとかじゃないだろうな……?」
「……俺もちょっと気になってた……」
相変わらずドン引きしたまま友悠の背中から颯一が言うと、友悠も微妙な顔をしながら呟くように後に続いた。
「何だと友人、ふざけんな! 俺を馬鹿にする気か?」
「っえ? 俺だけ?」
渉がとてつもなく恐ろしい表情を友悠に向けると、友悠が青くなってその微妙な表情をさらに歪めた。
「俺がそんな歪んだことするはずがないだろうが」
「じゃ、じゃあ何で入ってこれたんだよ」
言いすぎたかなと少々頬を赤らめながら颯一が聞いてくる。友悠も「その辺は本当に真面目だな」とソッと呟いた。
「そうちゃんの鞄の中、隙きみて漁って、たまたま鍵を見つけてだな。いい機会だからと、たまたま持っていた型取りで型を取ってだな……」
「そんなたまたまがあるか! っつか十分歪んでんだよボケェ! 死ね!」
途端颯一が心の底からの憤怒を込めたように罵倒してきた。友悠も「真面目」について考えるかのように俯きつつ、胃の辺りを抑えていた。
鍵はその後、颯一により速攻でつけ変えられていた。
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