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20話(終)
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今日も朝から総司は馬鹿みたいだ。
幾斗は生ぬるい目で登校してきた総司を見る。今日は腰のあたりにチェーンをぶら下げている。派手派手しい。元々アクセサリーは好きなようでピアスも目立つでかいものをよく付けているがチェーンは初めて見た。
昨日総司の仲間たちと買い物に行くと言っていたのを幾斗は聞いている。多分そこで買ったのだろうと思われる。しかし確か、いつだって総司の財布の中には大して金は入ってなかった。一瞬万引きが頭を過ったが、いくら頭の悪い総司でも知り合いの店で後で払おうとチョコレートを取るのと普通の店でアクセサリーを盗るのでは全然違うと把握しているだろうとも思う。
「総司、それ」
側を通りかかった総司に幾斗が指さすと嬉しそうにニヤリと笑ってくる。
「いいなーって見てたらイヌが買ってくれたんだよな。アイツまじいいやつ!」
「は? 後輩だろ?」
「いらねっつったけど押し付けてきたんだよ。でもかっけぇだろ? 俺にぴったりじゃね? 男はクールでいかないとな」
腰に付けているチェーンを自慢げに見せてくる総司に、幾斗は当然イラつく。イヌというのはこの間総司が家に連れ込んだ後輩だろうと思われる。あの犬ころが買ったものを身につけているなど、そして幾斗が許すはずもない。
だが総司に怒りを露わにしても仕方がないと改めて実感しているのでただ淡々と総司を見た。
「なんだ、鎖なんか付けて。お前、繋がれている犬みたいだぞ」
幾斗の言葉を聞いた途端、総司はポカンとした顔をして無言でチェーンを外している。馬鹿だけれども本当にこういうところが素直で可愛いとそっと幾斗は思った。そして扱いやすい、とも。
その後昼休み、幾斗は総司が仲間と集まっている教室へ向かっていた。
「総司」
ガラリと出入口を開けてズカズカと中に入る。入る前までは賑やかだった周りはいつものようにシンとしている。
幾斗はそんな周りの視線を感じながらも気にすることなく「なんだよ」と紙パックの甘ったるそうなジュースを飲んでいる総司の前までやってきた。
「お前……先生に向かってカツラとかなんとか言ったんだって?」
食後、委員長としての用事があって幾斗が職員室に向かった際に別のクラスの先生に呆れたように言われたのだ。
「針谷、相賀にあの先生に対してカツラ宣言させるの止めさせてくれないか。あいつほんっともう」
言ってきた先生がそっと指をさす先に微妙に落ち込んでいる先生がいる。その先生がカツラなのは元々暗黙の了解であった。だから別に総司が大きな声で言おうがどうしようが皆わかっていることなのだが、さすがに「センセー、なんだよ! カツラのくせによ!」などと堂々と言われると本人も微妙だし周りも素知らぬふりをしづらい。
「あ? だってヅラなのは間違いねえんだから普通に言っただけだろ」
なんで怒られなきゃなんだと怪訝そうに総司は首を傾げている。
「おま……」
「そうっすよ。だいたいそれをなんで針谷先輩がそーじ先輩に言いにくるんっすか?」
そこに乾が割り込んできた。幾斗がジロリと睨もうが気にする様子はない。むしろ周りがアワアワしているようだった。
「それを言うならなんでお前が間に入ってくるんだ」
幾斗が冷たく言い放つも「そりゃ俺の敬愛するそーじ先輩に文句あるなら黙ってられねえからっすね」と飄々とした風に言い返してくる。
「イヌ、おま……マジいいやつだな」
幾斗が内心イライラしているとも気付かず総司はむしろ嬉しそうに乾を見る。
「えへへ、ありがとうございます! つかそーじ先輩、俺があげたチェーンは?」
「あー、あれ……」
「俺が外させた」
総司が言いかける前に幾斗がはっきりと言い切った。今度は乾が少しイライラしたように見返してくる。周りでは三年ですら引いたようにそんな幾斗たちを黙ってみている。
「針谷、そーじ叱んなら頼むから連れ出して叱ってくれねえ?」
見かねた夏夫が近づいてきながら言ってきた。仁史も「まったくな」と頷いている。
「ちょ、まてコラ! ナツにヒト、幾斗が俺を叱るってなんだよ! なんで俺が弟に叱られなきゃなんだよ!」
「そーですよ! そーじ先輩叱るとかねぇっす」
叱ると聞いてムッとしている総司に乾もコクコクと頷いて同意している。そんな乾に幾斗は静かな声で睨む。
「……お前、邪魔だし鬱陶しいな。総司は俺のだってこの間言ったよな?」
「そーじ先輩はモノじゃねえっす。そーじ先輩が問題ねえ限り俺は諦めねえっすよ」
そしてお互い一見ニッコリとも見えかねない勢いで睨み合っているとまた夏夫に「針谷」と言われる。
肝心の総司は既に別のことに気がいっているようで少し離れたところで他の仲間に話しかけていた。
「総司。出るぞ」
ため息をつきながら幾斗が総司に近付き腕をとると「ぁあ? なんで俺がお前に叱られるためについてかなきゃなんだよ」と睨んでくる。
「お前がろくでもないことばかりするからだろうが。そういえばまた寮の部屋、ピンポンダッシュしていったらしいな。ガキか!」
「るせえな! あれは暇だったんだよ!」
「暇だったら大人しく寝てるか本でも読んでろよ」
「そんなの俺の勝手だろ! るせえ。腕離せ。行かねえっつってんだろ」
一度ヘソを曲げると総司は意固地になる。全く、と幾斗は総司をそのままひっぱり立たせた。そして周りに一年から三年まで何人も総司の仲間がいる前で総司にキスをして黙らせた。
いきなりのことでポカンとしていた総司がハッとなって抵抗し出すがその前にゆっくりと舌で総司の唇や口内を嬲る。
「っふ、ぁ」
相変わらず快楽に弱い総司は案の定大人しくなった。唇を離すと、幾斗は総司にだけ聞こえるように囁く。
「出るぞ。ちゃんと俺の言うこと聞くって約束したら、このまま保健室にでも行って気持ちいいことお前の体に教えてやるけど、どうする……?」
「……出る」
コクリと素直に頷いた後にしかし今の場所を思い出し、総司は真っ赤になりながら「つか、んなとこでなにしやがる……!」とまた怒ってきた。
「仲間内なら問題ないだろうが」
だが幾斗が大したことではないとサラリと返すと「そ、そうなのか」とすぐに納得してきた。
「騒がせたな」
幾斗はそんな総司を連れて教室を出た。
「待て、あいつら、なに。なんなんだよ。ちょ、まじで?」
「つか、そーじエロ……」
「針谷マジあいつなんなのかっけぇ」
二人が出ていった後で一気に周りが騒がしくなった。乾は「ぜってぇ諦めねえからなっ」と幾斗たちが出て行った出入口に怒鳴った後で「そーじ先輩まじやべぇ」などと呟いている。
元々幾斗や総司の仲をうっすらとわかっていた夏夫と仁史は微妙な顔を合わせてため息をついていた。
「とりあえずお前、先生に対してカツラとか、思っても言うな。いいな?」
「なんでだよ」
「……じゃあお前さ、皆がいる前で事実とはいえ『総司は童貞どころか女と付き合ったこともない』て言われたらどうなんだ」
「う、うるせぇな……! わかったよ、言わねえ」
総司が真っ赤になりながら頷いてきた。
保健室に向かい、幾斗は保健の先生に適当な理由で保健室を借りたい旨を伝えると快く貸してくれた上に出ていってくれた。
「……お前、先生になんつったんだよ。まさかエロいことするから出てってくれとか言ってねえよな?」
ぼんやり立ってた総司が微妙そうに聞いてくる。
「そんなわけあるか。ちゃんと言ってるからお前は気にしなくていい」
幾斗はそっと苦笑しながら総司をそのまま歩かせた。
「まあ、お前は別に童貞であろうが女と付き合わなくても問題ないだろ」
「は? なんでだよ、大ありだろうが……!」
そして冗談じゃないと振り向いてきた総司の唇にまたキスをした。
「っん」
梨華には総司とそういう関係だとそれなりに伝えている。将来は二人で住むつもりだとも。梨華は淡々とした性格らしく「じゃああの子も私の弟ってわけね。まあ総司が私に鬱陶しいちょっかいかけてこないならむしろ歓迎よ」とこれまた淡々と受け入れていた。
「お前には俺がいるし、こうして俺がお前にこれ以上ないってほど快楽も何もかも教えてんだから、問題ないだろうが……」
幾斗は囁きながらベッドに総司を押し倒す。
「そ、うなの、か?」
総司は怪訝そうな顔をしながらも、そんなものなのかと納得している。
相変わらず馬鹿で自分の気持ちすら理解していないようだが、幾斗が総司の気持ちを理解しているからもう構わない。
「そうなんだよ」
幾斗は囁くと既にびくびくと小さく体を震わせている総司の制服を焦らしながら脱がしていく。
そんな些細なこと、構わない。
露わになる総司の体にも優しくキスをしながら幾斗は思っていた。
今後もこうしてたまに優しく言い聞かせ、いざとなったら甘やかし、ずっと大事に大切にしていくだけだからだ。
幾斗は生ぬるい目で登校してきた総司を見る。今日は腰のあたりにチェーンをぶら下げている。派手派手しい。元々アクセサリーは好きなようでピアスも目立つでかいものをよく付けているがチェーンは初めて見た。
昨日総司の仲間たちと買い物に行くと言っていたのを幾斗は聞いている。多分そこで買ったのだろうと思われる。しかし確か、いつだって総司の財布の中には大して金は入ってなかった。一瞬万引きが頭を過ったが、いくら頭の悪い総司でも知り合いの店で後で払おうとチョコレートを取るのと普通の店でアクセサリーを盗るのでは全然違うと把握しているだろうとも思う。
「総司、それ」
側を通りかかった総司に幾斗が指さすと嬉しそうにニヤリと笑ってくる。
「いいなーって見てたらイヌが買ってくれたんだよな。アイツまじいいやつ!」
「は? 後輩だろ?」
「いらねっつったけど押し付けてきたんだよ。でもかっけぇだろ? 俺にぴったりじゃね? 男はクールでいかないとな」
腰に付けているチェーンを自慢げに見せてくる総司に、幾斗は当然イラつく。イヌというのはこの間総司が家に連れ込んだ後輩だろうと思われる。あの犬ころが買ったものを身につけているなど、そして幾斗が許すはずもない。
だが総司に怒りを露わにしても仕方がないと改めて実感しているのでただ淡々と総司を見た。
「なんだ、鎖なんか付けて。お前、繋がれている犬みたいだぞ」
幾斗の言葉を聞いた途端、総司はポカンとした顔をして無言でチェーンを外している。馬鹿だけれども本当にこういうところが素直で可愛いとそっと幾斗は思った。そして扱いやすい、とも。
その後昼休み、幾斗は総司が仲間と集まっている教室へ向かっていた。
「総司」
ガラリと出入口を開けてズカズカと中に入る。入る前までは賑やかだった周りはいつものようにシンとしている。
幾斗はそんな周りの視線を感じながらも気にすることなく「なんだよ」と紙パックの甘ったるそうなジュースを飲んでいる総司の前までやってきた。
「お前……先生に向かってカツラとかなんとか言ったんだって?」
食後、委員長としての用事があって幾斗が職員室に向かった際に別のクラスの先生に呆れたように言われたのだ。
「針谷、相賀にあの先生に対してカツラ宣言させるの止めさせてくれないか。あいつほんっともう」
言ってきた先生がそっと指をさす先に微妙に落ち込んでいる先生がいる。その先生がカツラなのは元々暗黙の了解であった。だから別に総司が大きな声で言おうがどうしようが皆わかっていることなのだが、さすがに「センセー、なんだよ! カツラのくせによ!」などと堂々と言われると本人も微妙だし周りも素知らぬふりをしづらい。
「あ? だってヅラなのは間違いねえんだから普通に言っただけだろ」
なんで怒られなきゃなんだと怪訝そうに総司は首を傾げている。
「おま……」
「そうっすよ。だいたいそれをなんで針谷先輩がそーじ先輩に言いにくるんっすか?」
そこに乾が割り込んできた。幾斗がジロリと睨もうが気にする様子はない。むしろ周りがアワアワしているようだった。
「それを言うならなんでお前が間に入ってくるんだ」
幾斗が冷たく言い放つも「そりゃ俺の敬愛するそーじ先輩に文句あるなら黙ってられねえからっすね」と飄々とした風に言い返してくる。
「イヌ、おま……マジいいやつだな」
幾斗が内心イライラしているとも気付かず総司はむしろ嬉しそうに乾を見る。
「えへへ、ありがとうございます! つかそーじ先輩、俺があげたチェーンは?」
「あー、あれ……」
「俺が外させた」
総司が言いかける前に幾斗がはっきりと言い切った。今度は乾が少しイライラしたように見返してくる。周りでは三年ですら引いたようにそんな幾斗たちを黙ってみている。
「針谷、そーじ叱んなら頼むから連れ出して叱ってくれねえ?」
見かねた夏夫が近づいてきながら言ってきた。仁史も「まったくな」と頷いている。
「ちょ、まてコラ! ナツにヒト、幾斗が俺を叱るってなんだよ! なんで俺が弟に叱られなきゃなんだよ!」
「そーですよ! そーじ先輩叱るとかねぇっす」
叱ると聞いてムッとしている総司に乾もコクコクと頷いて同意している。そんな乾に幾斗は静かな声で睨む。
「……お前、邪魔だし鬱陶しいな。総司は俺のだってこの間言ったよな?」
「そーじ先輩はモノじゃねえっす。そーじ先輩が問題ねえ限り俺は諦めねえっすよ」
そしてお互い一見ニッコリとも見えかねない勢いで睨み合っているとまた夏夫に「針谷」と言われる。
肝心の総司は既に別のことに気がいっているようで少し離れたところで他の仲間に話しかけていた。
「総司。出るぞ」
ため息をつきながら幾斗が総司に近付き腕をとると「ぁあ? なんで俺がお前に叱られるためについてかなきゃなんだよ」と睨んでくる。
「お前がろくでもないことばかりするからだろうが。そういえばまた寮の部屋、ピンポンダッシュしていったらしいな。ガキか!」
「るせえな! あれは暇だったんだよ!」
「暇だったら大人しく寝てるか本でも読んでろよ」
「そんなの俺の勝手だろ! るせえ。腕離せ。行かねえっつってんだろ」
一度ヘソを曲げると総司は意固地になる。全く、と幾斗は総司をそのままひっぱり立たせた。そして周りに一年から三年まで何人も総司の仲間がいる前で総司にキスをして黙らせた。
いきなりのことでポカンとしていた総司がハッとなって抵抗し出すがその前にゆっくりと舌で総司の唇や口内を嬲る。
「っふ、ぁ」
相変わらず快楽に弱い総司は案の定大人しくなった。唇を離すと、幾斗は総司にだけ聞こえるように囁く。
「出るぞ。ちゃんと俺の言うこと聞くって約束したら、このまま保健室にでも行って気持ちいいことお前の体に教えてやるけど、どうする……?」
「……出る」
コクリと素直に頷いた後にしかし今の場所を思い出し、総司は真っ赤になりながら「つか、んなとこでなにしやがる……!」とまた怒ってきた。
「仲間内なら問題ないだろうが」
だが幾斗が大したことではないとサラリと返すと「そ、そうなのか」とすぐに納得してきた。
「騒がせたな」
幾斗はそんな総司を連れて教室を出た。
「待て、あいつら、なに。なんなんだよ。ちょ、まじで?」
「つか、そーじエロ……」
「針谷マジあいつなんなのかっけぇ」
二人が出ていった後で一気に周りが騒がしくなった。乾は「ぜってぇ諦めねえからなっ」と幾斗たちが出て行った出入口に怒鳴った後で「そーじ先輩まじやべぇ」などと呟いている。
元々幾斗や総司の仲をうっすらとわかっていた夏夫と仁史は微妙な顔を合わせてため息をついていた。
「とりあえずお前、先生に対してカツラとか、思っても言うな。いいな?」
「なんでだよ」
「……じゃあお前さ、皆がいる前で事実とはいえ『総司は童貞どころか女と付き合ったこともない』て言われたらどうなんだ」
「う、うるせぇな……! わかったよ、言わねえ」
総司が真っ赤になりながら頷いてきた。
保健室に向かい、幾斗は保健の先生に適当な理由で保健室を借りたい旨を伝えると快く貸してくれた上に出ていってくれた。
「……お前、先生になんつったんだよ。まさかエロいことするから出てってくれとか言ってねえよな?」
ぼんやり立ってた総司が微妙そうに聞いてくる。
「そんなわけあるか。ちゃんと言ってるからお前は気にしなくていい」
幾斗はそっと苦笑しながら総司をそのまま歩かせた。
「まあ、お前は別に童貞であろうが女と付き合わなくても問題ないだろ」
「は? なんでだよ、大ありだろうが……!」
そして冗談じゃないと振り向いてきた総司の唇にまたキスをした。
「っん」
梨華には総司とそういう関係だとそれなりに伝えている。将来は二人で住むつもりだとも。梨華は淡々とした性格らしく「じゃああの子も私の弟ってわけね。まあ総司が私に鬱陶しいちょっかいかけてこないならむしろ歓迎よ」とこれまた淡々と受け入れていた。
「お前には俺がいるし、こうして俺がお前にこれ以上ないってほど快楽も何もかも教えてんだから、問題ないだろうが……」
幾斗は囁きながらベッドに総司を押し倒す。
「そ、うなの、か?」
総司は怪訝そうな顔をしながらも、そんなものなのかと納得している。
相変わらず馬鹿で自分の気持ちすら理解していないようだが、幾斗が総司の気持ちを理解しているからもう構わない。
「そうなんだよ」
幾斗は囁くと既にびくびくと小さく体を震わせている総司の制服を焦らしながら脱がしていく。
そんな些細なこと、構わない。
露わになる総司の体にも優しくキスをしながら幾斗は思っていた。
今後もこうしてたまに優しく言い聞かせ、いざとなったら甘やかし、ずっと大事に大切にしていくだけだからだ。
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