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15話
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抱きついてくるだけならよかったが、さらにろくでもないことをしてきた後輩に対しては思いきり腫れた部分を捻っておいた総司はその夜、何かしっくりこないことがあってまた自分の部屋のベッドでころころ転がっていた。
おかげで翌日は眠くてしかたがない。教室でもうとうとぼんやりしていたら幾斗が「なんだ、眠いのか」とやってきた。
「……昨日あんま寝てねえんだよ。授業ふけようかなあ」
「ふざけたこと言ってないでこれでも食ってろ」
呆れたように見てきた幾斗が総司の口になにかをほうりこんできた。
「あ? なんだこれ……っう、ぁっ?」
よくわからないまま口を閉じて噛むとがりっという音がした後に総司的にとてつもなく辛いものが口いっぱいに広がる。どうやらかなりミントの効いたタブレット菓子をいくつかほうりこんんできたようだ。辛いのが苦手な総司は刺激物系ならばミントであろうが、苦手だ。それをわかっていてカフェイン入りとはいえにっこりとタブレットを沢山ほうりこんできた幾斗を総司は口を押さえながらきっと睨みつける。だが幾斗は意に介する様子もなく総司から離れていった。
口の中がヒリヒリするせいか、なんとか昼休みまでがんばり、総司はいつも仲間が集まる教室にふらふら向かった。そこで甘い菓子パンを存分に食べた後、心おきなく眠ろうと思っていた。
食べていると、総司と仲がいい大地が友達と一緒に珍しく入ってきた。友達は「そいや知ってるか」と総司のようにパンを食べながら椅子に座りだした。
「なにがだよ薄井」
そろそろ食べ終えようとしていた仁史がどうでもよさそうに聞き返す。
「おい、やめとけよ」
大地がそっと総司を指差す。
「あー」
総司がいるのに気づいていなかった、薄井と呼ばれた生徒は総司を見て一瞬言い辛そうにした後で「まあでも結構噂になってんぞ」とペットボトルのジュースを飲んでから続けてきた。
「俺の組にいる朝野がさ、針谷と付き合ってるらしいって噂なんだけど」
「ぁあっ?」
その言葉を聞いた途端、総司は立ち上がって薄井の傍まで来ていた。
「んだよ、それ。しょーもねえ冗談言ってんじゃねえぞ圭悟」
いまにもつかみかかりそうな総司を、薄井は少し申し訳なさそうな顔をした後でジロリと見上げる。
「お前じゃあるまいし、俺がんなこと冗談で言うとでも? そりゃ本人らに聞いた訳じゃないから確かに絶対だとは断言できないただの噂だけどな。あの二人がだぜ、何度か一緒にいるとこ見たってヤツ多いらしいんだよ。あの二人だぜ? あり得なさ過ぎて本当だと思うだろ」
幾斗と梨華は一緒に住んでいる。だからだと言いたいところだが二人が公にしていないことをさすがにばらす訳にもいかず、総司は「くだらねえ」と教室を出て行った。結局楽しみにしていた菓子パンは一つしか食べていない。そして眠っていない。それもあってイライラと廊下を歩いた。
あの二人は一緒に住んでるんだから一緒にいるくらい、あるだろうよと思う。
いや、でも待て。姉弟になって一緒に住んでるからって一緒にいる必要なんてないよな?
そもそもどこか似たとこのある二人だ。間違いなく普通ならお互い合わなさそうだというのに。
「聞いた? あの針谷くんが朝野さんと……」
そして歩いていると漏れ聞こえてくる声。薄井が言っていた噂は本当かデマかは分からないまでもやはり出回っているようだと総司は歩みを速めた。
でも、と総司は校舎を出てそのまま歩き続ける。
煙のないなんとかにってなんか言ったよな……?
別に姉弟であっても学校で一緒にいる必要なんてないのに、一緒にいるところを見かけられてる。
それって、もしかして……?
総司はそのまま校庭の外れまで気付けば歩いていた。知らない一年生らしき男子生徒が女子に囲まれているのが見える。いつもならそんな光景を目の当たりにしたら羨ましくて仕方ないのに、今は全然そっちに気がいかない。ただこのまま歩いても奥には古い使われていないビニールハウスのようなものしかないのでそのまま来た道を引き返した。前になんだろうと近付いたら中に人影が見えて以来、総司はそこに近寄らないようにしており、さすがに今も無意識の勢いで踵を返していた。
歩きながら、今朝ミントのタブレットを口へほうりこんできた幾斗が頭を過る。
俺が辛いと口を押さえてるの見て、いつも通り笑ってた。……なにも言ってなかった。普段言い合ったりしてもやっぱり俺たちは双子だし、それにあんな風に色んなことまでしてるというのに、でもなにも俺に言ってない。
俺がリカちゃん好きなの、知ってる癖に……! クソ幾斗! ボケ幾斗! 俺とあんなことしときながら、リカちゃんと付き合ってたのか?
そんな風に思ったところでハッとなる。
あんなことって、なんだよ。
別に幾斗としていた行為は男女のそれとは違う。ただ、教えてもらっていただけだ。だというのにちょっと自分の発想はおかしくないか、と総司は首を傾げた。
周りに馬鹿と言われたら腹を立てたりもするが、自分の頭が悪いことくらいわかっている。それでも今の自分の考え方はどこかおかしいような気がした。
俺はリカちゃんが好きだ。だから弟であろうが、いや弟だからこそ俺がリカちゃんを好きだとわかっていて付き合っているのを黙っているのがムカつくんじゃないのか? あんなことしときながらって、俺なんなの。女?
そこまで考えると口が少し引きつった。
いやいや、んなわけあるか。
眠いからだ、と唐突に思った。多分、昨日あまり寝られなかったから眠いせいでちょっと考え方が変になったのだ、と。
一瞬仲間が集まっている教室に戻ろうかと思ったがやめる。かといって自分の教室に戻ってもし幾斗がいたらと思った総司は保健室を目指した。
寝つきが悪かったのはしっくりしないことがあったからだ。乾に抱きつかれるくらいはなんでもなかった。むしろ可愛い後輩とさえ思った。
だが頬などにキスをされたときに鳥肌がたったのが理解できない。
いや、違う、それはわかる。男にキスされてどこの誰が喜ぶというのだ。
ただ、総司は頬にキスどころか、もっと深いキスを幾斗としている。そればかりかもっとさらに色々としている。最近では尻の穴に指を何度も入れられており、あろうことかそれで達してしまうことすらある。
そんな自分が、頬にキスされただけで鳥肌って、なんだかおかしくないだろうかと思ったのだ。初めて幾斗にキスされた時も相当驚きはしたが、気持ち悪いとは一度も思ったことがない。
そういうことに違和感を感じ、悩むほどでもないが変に気になったせいで寝つけなかったのだ。おかげで眠い。
だからきっと、ただでさえよくない頭がおかしな風に考えるのだろうと総司は保健室のドアを開けた。
「なんか用かな、えーっと、相賀くん?」
中にいた保健の先生は丁度出ようとしてたのか、出入り口付近で鉢合わせになった。
「具合わりぃから、休ませて」
「……具合? うーん、先生ちょっと仕事で今日は帰ってくるかどうかわからないんだよな。なんなら鍵を預けようと思っていた先生に言うけど、そんなに具合悪いなら帰ったほうがいいんじゃないのかい?」
「……」
総司をよく知っている担任なら「嘘吐け眠いだけだろ」と言っていただろうが、保健の先生は本気で心配そうに見てくる。ただ眠いだけだけに答えようがない。上手い嘘も浮かばず、かといって目の前にはベッドがあるのが捨てがたく、総司はただポカンと口を開けて先生を見ていた。先生も困ったように総司を見る。そんな微妙な光景の中、「先生」という別の声がした。
「やあ、針谷くん」
保健の先生はホッとしたようにいつの間にかやってきていた幾斗を見る。
「俺が見ておきますし鍵、しますんで先生は構わずどうぞ」
「そう? 針谷くんならそうだね、安心だな。じゃあ悪いけど頼むよ。一応職員室には言っておくから戸締まりしてくれたら鍵、職員室に持っていってくれる?」
こんな保健の先生まで幾斗を信頼しているのかと、総司は微妙な顔を幾斗に向けた。だがイライラとした気持ちがまた擡げてくる。小さく舌打ちをすると、構わず総司は歩いていき硬いベッドに遠慮なく横になった。
背後でドアが閉まる音がする。そして静かな足音が聞こえてきた。総司は布団を思いきり被った。
「……総司」
幾斗が名前を呼んできた。だがその声に静かな怒りを感じる。
待て。怒るならリカちゃんとられた俺だろっ?
そう思った総司は潜っていた布団から飛び起きるようにして起き上がった。すると目の前にいた幾斗から実際怒りのオーラが出ているのが見えた。
「……お前、あれほど喧嘩をするなって言ってたのに喧嘩したんだってな……? しかもその後後輩を家に連れ込んだって?」
……あれ? 俺が怒るところのはずが、あれ?
総司の体は思わず固まった。
おかげで翌日は眠くてしかたがない。教室でもうとうとぼんやりしていたら幾斗が「なんだ、眠いのか」とやってきた。
「……昨日あんま寝てねえんだよ。授業ふけようかなあ」
「ふざけたこと言ってないでこれでも食ってろ」
呆れたように見てきた幾斗が総司の口になにかをほうりこんできた。
「あ? なんだこれ……っう、ぁっ?」
よくわからないまま口を閉じて噛むとがりっという音がした後に総司的にとてつもなく辛いものが口いっぱいに広がる。どうやらかなりミントの効いたタブレット菓子をいくつかほうりこんんできたようだ。辛いのが苦手な総司は刺激物系ならばミントであろうが、苦手だ。それをわかっていてカフェイン入りとはいえにっこりとタブレットを沢山ほうりこんできた幾斗を総司は口を押さえながらきっと睨みつける。だが幾斗は意に介する様子もなく総司から離れていった。
口の中がヒリヒリするせいか、なんとか昼休みまでがんばり、総司はいつも仲間が集まる教室にふらふら向かった。そこで甘い菓子パンを存分に食べた後、心おきなく眠ろうと思っていた。
食べていると、総司と仲がいい大地が友達と一緒に珍しく入ってきた。友達は「そいや知ってるか」と総司のようにパンを食べながら椅子に座りだした。
「なにがだよ薄井」
そろそろ食べ終えようとしていた仁史がどうでもよさそうに聞き返す。
「おい、やめとけよ」
大地がそっと総司を指差す。
「あー」
総司がいるのに気づいていなかった、薄井と呼ばれた生徒は総司を見て一瞬言い辛そうにした後で「まあでも結構噂になってんぞ」とペットボトルのジュースを飲んでから続けてきた。
「俺の組にいる朝野がさ、針谷と付き合ってるらしいって噂なんだけど」
「ぁあっ?」
その言葉を聞いた途端、総司は立ち上がって薄井の傍まで来ていた。
「んだよ、それ。しょーもねえ冗談言ってんじゃねえぞ圭悟」
いまにもつかみかかりそうな総司を、薄井は少し申し訳なさそうな顔をした後でジロリと見上げる。
「お前じゃあるまいし、俺がんなこと冗談で言うとでも? そりゃ本人らに聞いた訳じゃないから確かに絶対だとは断言できないただの噂だけどな。あの二人がだぜ、何度か一緒にいるとこ見たってヤツ多いらしいんだよ。あの二人だぜ? あり得なさ過ぎて本当だと思うだろ」
幾斗と梨華は一緒に住んでいる。だからだと言いたいところだが二人が公にしていないことをさすがにばらす訳にもいかず、総司は「くだらねえ」と教室を出て行った。結局楽しみにしていた菓子パンは一つしか食べていない。そして眠っていない。それもあってイライラと廊下を歩いた。
あの二人は一緒に住んでるんだから一緒にいるくらい、あるだろうよと思う。
いや、でも待て。姉弟になって一緒に住んでるからって一緒にいる必要なんてないよな?
そもそもどこか似たとこのある二人だ。間違いなく普通ならお互い合わなさそうだというのに。
「聞いた? あの針谷くんが朝野さんと……」
そして歩いていると漏れ聞こえてくる声。薄井が言っていた噂は本当かデマかは分からないまでもやはり出回っているようだと総司は歩みを速めた。
でも、と総司は校舎を出てそのまま歩き続ける。
煙のないなんとかにってなんか言ったよな……?
別に姉弟であっても学校で一緒にいる必要なんてないのに、一緒にいるところを見かけられてる。
それって、もしかして……?
総司はそのまま校庭の外れまで気付けば歩いていた。知らない一年生らしき男子生徒が女子に囲まれているのが見える。いつもならそんな光景を目の当たりにしたら羨ましくて仕方ないのに、今は全然そっちに気がいかない。ただこのまま歩いても奥には古い使われていないビニールハウスのようなものしかないのでそのまま来た道を引き返した。前になんだろうと近付いたら中に人影が見えて以来、総司はそこに近寄らないようにしており、さすがに今も無意識の勢いで踵を返していた。
歩きながら、今朝ミントのタブレットを口へほうりこんできた幾斗が頭を過る。
俺が辛いと口を押さえてるの見て、いつも通り笑ってた。……なにも言ってなかった。普段言い合ったりしてもやっぱり俺たちは双子だし、それにあんな風に色んなことまでしてるというのに、でもなにも俺に言ってない。
俺がリカちゃん好きなの、知ってる癖に……! クソ幾斗! ボケ幾斗! 俺とあんなことしときながら、リカちゃんと付き合ってたのか?
そんな風に思ったところでハッとなる。
あんなことって、なんだよ。
別に幾斗としていた行為は男女のそれとは違う。ただ、教えてもらっていただけだ。だというのにちょっと自分の発想はおかしくないか、と総司は首を傾げた。
周りに馬鹿と言われたら腹を立てたりもするが、自分の頭が悪いことくらいわかっている。それでも今の自分の考え方はどこかおかしいような気がした。
俺はリカちゃんが好きだ。だから弟であろうが、いや弟だからこそ俺がリカちゃんを好きだとわかっていて付き合っているのを黙っているのがムカつくんじゃないのか? あんなことしときながらって、俺なんなの。女?
そこまで考えると口が少し引きつった。
いやいや、んなわけあるか。
眠いからだ、と唐突に思った。多分、昨日あまり寝られなかったから眠いせいでちょっと考え方が変になったのだ、と。
一瞬仲間が集まっている教室に戻ろうかと思ったがやめる。かといって自分の教室に戻ってもし幾斗がいたらと思った総司は保健室を目指した。
寝つきが悪かったのはしっくりしないことがあったからだ。乾に抱きつかれるくらいはなんでもなかった。むしろ可愛い後輩とさえ思った。
だが頬などにキスをされたときに鳥肌がたったのが理解できない。
いや、違う、それはわかる。男にキスされてどこの誰が喜ぶというのだ。
ただ、総司は頬にキスどころか、もっと深いキスを幾斗としている。そればかりかもっとさらに色々としている。最近では尻の穴に指を何度も入れられており、あろうことかそれで達してしまうことすらある。
そんな自分が、頬にキスされただけで鳥肌って、なんだかおかしくないだろうかと思ったのだ。初めて幾斗にキスされた時も相当驚きはしたが、気持ち悪いとは一度も思ったことがない。
そういうことに違和感を感じ、悩むほどでもないが変に気になったせいで寝つけなかったのだ。おかげで眠い。
だからきっと、ただでさえよくない頭がおかしな風に考えるのだろうと総司は保健室のドアを開けた。
「なんか用かな、えーっと、相賀くん?」
中にいた保健の先生は丁度出ようとしてたのか、出入り口付近で鉢合わせになった。
「具合わりぃから、休ませて」
「……具合? うーん、先生ちょっと仕事で今日は帰ってくるかどうかわからないんだよな。なんなら鍵を預けようと思っていた先生に言うけど、そんなに具合悪いなら帰ったほうがいいんじゃないのかい?」
「……」
総司をよく知っている担任なら「嘘吐け眠いだけだろ」と言っていただろうが、保健の先生は本気で心配そうに見てくる。ただ眠いだけだけに答えようがない。上手い嘘も浮かばず、かといって目の前にはベッドがあるのが捨てがたく、総司はただポカンと口を開けて先生を見ていた。先生も困ったように総司を見る。そんな微妙な光景の中、「先生」という別の声がした。
「やあ、針谷くん」
保健の先生はホッとしたようにいつの間にかやってきていた幾斗を見る。
「俺が見ておきますし鍵、しますんで先生は構わずどうぞ」
「そう? 針谷くんならそうだね、安心だな。じゃあ悪いけど頼むよ。一応職員室には言っておくから戸締まりしてくれたら鍵、職員室に持っていってくれる?」
こんな保健の先生まで幾斗を信頼しているのかと、総司は微妙な顔を幾斗に向けた。だがイライラとした気持ちがまた擡げてくる。小さく舌打ちをすると、構わず総司は歩いていき硬いベッドに遠慮なく横になった。
背後でドアが閉まる音がする。そして静かな足音が聞こえてきた。総司は布団を思いきり被った。
「……総司」
幾斗が名前を呼んできた。だがその声に静かな怒りを感じる。
待て。怒るならリカちゃんとられた俺だろっ?
そう思った総司は潜っていた布団から飛び起きるようにして起き上がった。すると目の前にいた幾斗から実際怒りのオーラが出ているのが見えた。
「……お前、あれほど喧嘩をするなって言ってたのに喧嘩したんだってな……? しかもその後後輩を家に連れ込んだって?」
……あれ? 俺が怒るところのはずが、あれ?
総司の体は思わず固まった。
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