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193話(終)
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ニアキスとラウラの屋敷へは、エルヴィンとニルスだけでなくリックも一緒に来ていた。ヴィリーは今回都合が合わなかったがその代わり、数日前に両親と先に甥と対面したらしい。だが楽しみにしているエルヴィンのためにむしろ感想を控えているようだ。城で会った時に「兄様も早く会ってください」と満面の笑みで言ってきた。ちなみに前からリックもラウラたちの子どもに会うのを楽しみにしてくれている。
父親が国王を早々に引退して夫婦で仲よく日々離宮で過ごしているため、今や立派に王として日々尽力しているデニスにも、無事跡継ぎができている。デニス夫妻だけでなく、リックもその第一王子がかわいくてならないようだ。
エルヴィンがリックの護衛騎士となってから顔を滅多に合わすことがなくなったハンノにこの間久し振りにばったり会うと「君の妹に子どもが生まれたんだって? おめでとう」と温かい笑みを向けてくれた。嬉しくてエルヴィンも満面の笑みを向けて「ありがとう」と頷く。すると何故か少し困惑したような顔をしたかと思えば「おめでとうのハグを……」と言ってくれた。
「もちろんだ」
エルヴィンが手を広げ、ハンノがまさにハグしようとした時、ニルスが現れて「ハグは結構だ」と間に入ってきた。
「ニルス。ラウラが無事出産したことを祝ってくれてんだよ」
「そ、そうだよ」
「気持ちと言葉で十分だ、ありがとう」
もちろんニルスがにっこりすることはなかったが、こくりと軽く頭を下げると「あ、ああ」とまたハンノが困惑したような顔をしてからエルヴィンに「改めて、何か祝いの品を贈らせてくれ」と手を上げ、その場から去っていった。
「ニルスは何でハンノに対して昔から妙に辛辣なんだ?」
やきもちなのだとしても、他の男女に対してとはどこか接し方が違うような気がする。
「……昔、お前を休憩室へ連れ込んだから」
「え? 俺を……? え、っと……? あ……、ああ! ひょっとして俺が具合悪くした時に居合わせたハンノが連れて行ってくれたやつのことか? それ、むしろ感謝するとこだろ……」
「……しない」
「何で」
「ユンカーは気に食わない」
「だから何で……」
結局それ以上何故かはわからずじまいだった。
ところでようやく会ったラウラはまたひと際美しくなっている。エルヴィンやヴィリーと同じく青に近い銀髪に、瞳の色はエルヴィンだけ違うもののヴィリーと同じ琥珀色の瞳を持つラウラは、元々優しくおとなしそうな顔立ちながらも上品で整った容姿ではあった。今は結婚し出産して母親になったからだろうか、そこにしっとりと落ち着いた雰囲気が加わり、さらに美しくなったとエルヴィンは思う。
またニアキスが約束通りいつも笑わせながら誠実に愛してくれているのだろう。だからこそ、こんなに満ち足り、外見だけでなく内面から成熟さを感じさせるラウラを見ることができているのだとさらに思う。
遡る前の、出産前後のラウラも儚げそうながらに美しかったが、今ほどでなかった。
ああ、本当に幸せなんだな。
すでに涙ぐみそうになり、エルヴィンは誤魔化すかのようにラウラをしっかり抱きしめた。だが誤魔化しも待望のラウラたちの子どもを見た途端、台無しになった。
「お兄様ったら涙ぐむほどですか」
ラウラが笑っている。
「それくらい会いたかったんだよ! ああ……ラウラにそっくりじゃないか」
「俺にも似てるぞ。ちょっとだけ髪色が」
ニアキスがムキになって言ってきたのでわざと「かろうじてな」と茶化しておいた。
実際、赤ん坊は白い肌にラウラと同じ琥珀色の瞳をしている男の子だった。そして多分もっと成長したらニアキスと同じような少し金色がかった橙色というのだろうか、金茶色になるのかもしれないが、まだ赤ん坊だからだろう、髪は柔らかみのある金色をしている。
……リックやデニスの髪色にすごく似ている……。
エルヴィンの脳裏に、遡る前での初めてラウラの子を抱いた時のことが浮かんだ。あれは甥への愛が一気に溢れた瞬間だった。
「抱、いても?」
思わずじっと見入っていたエルヴィンはハッとなり、ラウラに聞く。
「ええ、もちろん。抱いてあげてくださいな、シュテファンの伯父さん」
ラウラが嬉しそうに微笑んだ。
「……え?」
「? あ、ああ! そういえばちゃんとこの子の名前をお兄様にお伝えしてなかったですね。この子を産む前から決めてはいたんです。名前はシュテファンだと」
ああ、とエルヴィンは抱こうとする手を止めた。震えてしまって下手すれば愛しい甥を落としてしまう。
「生まれるまで男の子か女の子かわからないだろって言ったんだけどさ、ラウラはきっと男の子だって言ってたんだ」
ニアキスはそれに気づかず笑っている。ラウラは一瞬怪訝そうにエルヴィンを見たが、ニアキスに向かって笑いかけてから赤ん坊を抱き上げた。
「だってお腹の中ですごく元気だったんですもの。私にはわかってたわ、この子が男の子だって。それもとても優しくてかわいらしい子だって。私のシュテファン。砂糖菓子のように甘やかしてもきっといい子に育つわ。愛しい子」
ふと、エルヴィンの後ろでリックが「命は巡るんだね」と優しく微笑みながら小さく呟いていた。どういう意味で口にしたのかわからないながらも、今の状況というかエルヴィンの心境にとてもしっくりいった。
ラウラが差し出してきたシュテファンを、エルヴィンは今度こそ受け取って抱き上げた。そしてほんのり甘い香りのするやわらかい頬にそっと顔を寄せた。
「ああ、ラウラ。シュテファンはきっと、誰よりも心優しい子になるよ」
確信を持ってエルヴィンはラウラに優しく微笑んだ。だが本当に大泣きしそうだった。
「お兄様? 大丈夫ですか……?」
「お前の結婚式の時、覚えてるだろ。また感動して泣けてきた。うっかりシュテファンを落としちゃったら大変だ」
もう一度だけそっと抱きしめると、エルヴィンはラウラにシュテファンを渡す。
「俺も抱かせてもらっていいかな」
「もちろんです、殿下」
ラウラが今度はリックにシュテファンを差し出した。だが何度も動かされては普段と違う抱き心地を二度も感じたからか、シュテファンがぐずり出す。するとリックが何やら優しい光を出してきた。それに包まれたシュテファンがすぐに泣き止んだ。ラウラが微笑む。
「まあ、すごく気持ちよさそう」
「シュテファン……今の君は俺の甥じゃないけど……いつだって何かあれば必ず救うよ。……ああ、俺は本当に魔法を勉強していてよかったと改めて心から思う」
リックの何やら呟いた言葉にニアキスが「さすがに大げさでは」と言いながらも嬉しそうに礼を言っている。リックはシュテファンを抱きながら、いつもエルヴィンが見る取ってつけたような笑顔じゃなく、まるで心からの笑みといった微笑みを見せていた。
何故かわからないがそれを見たエルヴィンは今度こそ堪えられそうになかった。
「ちょっとテラスへ行ってくる」
そう告げるとその場から離れる。歩きながら涙がとめどなく流れた。だがこれは嬉し涙だ。切なくも温かいものがエルヴィンの中を満たしている。
「エルヴィン……」
少しだけ時間を空けてから、ニルスもテラスへやって来た。ありがたくも涙はもう乾いているものの、泣いたことは気づかれているだろう。
「嬉しくて」
「……そうか」
基本無表情のニルスが心なしか少し微笑んできた。そして本人とともに大好きなニルスの手がエルヴィンの頭をそっと撫でてきた。
エルヴィンも柔らかな気持ちを抱きながらニルスを見上げ、微笑んだ。
父親が国王を早々に引退して夫婦で仲よく日々離宮で過ごしているため、今や立派に王として日々尽力しているデニスにも、無事跡継ぎができている。デニス夫妻だけでなく、リックもその第一王子がかわいくてならないようだ。
エルヴィンがリックの護衛騎士となってから顔を滅多に合わすことがなくなったハンノにこの間久し振りにばったり会うと「君の妹に子どもが生まれたんだって? おめでとう」と温かい笑みを向けてくれた。嬉しくてエルヴィンも満面の笑みを向けて「ありがとう」と頷く。すると何故か少し困惑したような顔をしたかと思えば「おめでとうのハグを……」と言ってくれた。
「もちろんだ」
エルヴィンが手を広げ、ハンノがまさにハグしようとした時、ニルスが現れて「ハグは結構だ」と間に入ってきた。
「ニルス。ラウラが無事出産したことを祝ってくれてんだよ」
「そ、そうだよ」
「気持ちと言葉で十分だ、ありがとう」
もちろんニルスがにっこりすることはなかったが、こくりと軽く頭を下げると「あ、ああ」とまたハンノが困惑したような顔をしてからエルヴィンに「改めて、何か祝いの品を贈らせてくれ」と手を上げ、その場から去っていった。
「ニルスは何でハンノに対して昔から妙に辛辣なんだ?」
やきもちなのだとしても、他の男女に対してとはどこか接し方が違うような気がする。
「……昔、お前を休憩室へ連れ込んだから」
「え? 俺を……? え、っと……? あ……、ああ! ひょっとして俺が具合悪くした時に居合わせたハンノが連れて行ってくれたやつのことか? それ、むしろ感謝するとこだろ……」
「……しない」
「何で」
「ユンカーは気に食わない」
「だから何で……」
結局それ以上何故かはわからずじまいだった。
ところでようやく会ったラウラはまたひと際美しくなっている。エルヴィンやヴィリーと同じく青に近い銀髪に、瞳の色はエルヴィンだけ違うもののヴィリーと同じ琥珀色の瞳を持つラウラは、元々優しくおとなしそうな顔立ちながらも上品で整った容姿ではあった。今は結婚し出産して母親になったからだろうか、そこにしっとりと落ち着いた雰囲気が加わり、さらに美しくなったとエルヴィンは思う。
またニアキスが約束通りいつも笑わせながら誠実に愛してくれているのだろう。だからこそ、こんなに満ち足り、外見だけでなく内面から成熟さを感じさせるラウラを見ることができているのだとさらに思う。
遡る前の、出産前後のラウラも儚げそうながらに美しかったが、今ほどでなかった。
ああ、本当に幸せなんだな。
すでに涙ぐみそうになり、エルヴィンは誤魔化すかのようにラウラをしっかり抱きしめた。だが誤魔化しも待望のラウラたちの子どもを見た途端、台無しになった。
「お兄様ったら涙ぐむほどですか」
ラウラが笑っている。
「それくらい会いたかったんだよ! ああ……ラウラにそっくりじゃないか」
「俺にも似てるぞ。ちょっとだけ髪色が」
ニアキスがムキになって言ってきたのでわざと「かろうじてな」と茶化しておいた。
実際、赤ん坊は白い肌にラウラと同じ琥珀色の瞳をしている男の子だった。そして多分もっと成長したらニアキスと同じような少し金色がかった橙色というのだろうか、金茶色になるのかもしれないが、まだ赤ん坊だからだろう、髪は柔らかみのある金色をしている。
……リックやデニスの髪色にすごく似ている……。
エルヴィンの脳裏に、遡る前での初めてラウラの子を抱いた時のことが浮かんだ。あれは甥への愛が一気に溢れた瞬間だった。
「抱、いても?」
思わずじっと見入っていたエルヴィンはハッとなり、ラウラに聞く。
「ええ、もちろん。抱いてあげてくださいな、シュテファンの伯父さん」
ラウラが嬉しそうに微笑んだ。
「……え?」
「? あ、ああ! そういえばちゃんとこの子の名前をお兄様にお伝えしてなかったですね。この子を産む前から決めてはいたんです。名前はシュテファンだと」
ああ、とエルヴィンは抱こうとする手を止めた。震えてしまって下手すれば愛しい甥を落としてしまう。
「生まれるまで男の子か女の子かわからないだろって言ったんだけどさ、ラウラはきっと男の子だって言ってたんだ」
ニアキスはそれに気づかず笑っている。ラウラは一瞬怪訝そうにエルヴィンを見たが、ニアキスに向かって笑いかけてから赤ん坊を抱き上げた。
「だってお腹の中ですごく元気だったんですもの。私にはわかってたわ、この子が男の子だって。それもとても優しくてかわいらしい子だって。私のシュテファン。砂糖菓子のように甘やかしてもきっといい子に育つわ。愛しい子」
ふと、エルヴィンの後ろでリックが「命は巡るんだね」と優しく微笑みながら小さく呟いていた。どういう意味で口にしたのかわからないながらも、今の状況というかエルヴィンの心境にとてもしっくりいった。
ラウラが差し出してきたシュテファンを、エルヴィンは今度こそ受け取って抱き上げた。そしてほんのり甘い香りのするやわらかい頬にそっと顔を寄せた。
「ああ、ラウラ。シュテファンはきっと、誰よりも心優しい子になるよ」
確信を持ってエルヴィンはラウラに優しく微笑んだ。だが本当に大泣きしそうだった。
「お兄様? 大丈夫ですか……?」
「お前の結婚式の時、覚えてるだろ。また感動して泣けてきた。うっかりシュテファンを落としちゃったら大変だ」
もう一度だけそっと抱きしめると、エルヴィンはラウラにシュテファンを渡す。
「俺も抱かせてもらっていいかな」
「もちろんです、殿下」
ラウラが今度はリックにシュテファンを差し出した。だが何度も動かされては普段と違う抱き心地を二度も感じたからか、シュテファンがぐずり出す。するとリックが何やら優しい光を出してきた。それに包まれたシュテファンがすぐに泣き止んだ。ラウラが微笑む。
「まあ、すごく気持ちよさそう」
「シュテファン……今の君は俺の甥じゃないけど……いつだって何かあれば必ず救うよ。……ああ、俺は本当に魔法を勉強していてよかったと改めて心から思う」
リックの何やら呟いた言葉にニアキスが「さすがに大げさでは」と言いながらも嬉しそうに礼を言っている。リックはシュテファンを抱きながら、いつもエルヴィンが見る取ってつけたような笑顔じゃなく、まるで心からの笑みといった微笑みを見せていた。
何故かわからないがそれを見たエルヴィンは今度こそ堪えられそうになかった。
「ちょっとテラスへ行ってくる」
そう告げるとその場から離れる。歩きながら涙がとめどなく流れた。だがこれは嬉し涙だ。切なくも温かいものがエルヴィンの中を満たしている。
「エルヴィン……」
少しだけ時間を空けてから、ニルスもテラスへやって来た。ありがたくも涙はもう乾いているものの、泣いたことは気づかれているだろう。
「嬉しくて」
「……そうか」
基本無表情のニルスが心なしか少し微笑んできた。そして本人とともに大好きなニルスの手がエルヴィンの頭をそっと撫でてきた。
エルヴィンも柔らかな気持ちを抱きながらニルスを見上げ、微笑んだ。
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すっごく面白かったです〜!
続きが気になって気になって一気に読んでしまいました。
タイムリープする前のエルヴィンが不憫で不憫で、どうなるんだろうってどきどきして応援しながら読んでました。ラビィニアのことがクリアできてからはラブラブな2人を安心して楽しめました。
最後のシュテファンに出会う場面は(泣)でした。よかったほんとによかったです(;_;) いい終わり方でした。
素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございましたm(_ _)m
これからも応援しています!
ちゃちゃさんの「好きなBL小説を思い思いに語る」(アルファポリスのエッセイ・ノンフィクション)で紹介されていたのを見てきました。
一気に読んでくださって嬉しい。
先が気になったりどきどきハラハラしてもらえるのはとてつもなくありがたいです。
シュテファンは実際きちんと登場するキャラクターではありませんが、少しでも心動かしていただけたのならよかった……!
素晴らしいと言っていただけて、応援も本当に嬉しく。
マリエルさん、嬉しい感想ありがとうございます。
あと紹介も教えてくださってありがとうございます。検索して行ってみますね!
最後には幸せに泣き笑いさせる手腕に乾杯🥂
手腕、笑
fuuさんにそう思っていただけて嬉しいです。
基本ハピエン好きですが、キャラクターたちが何らかの変化や成長を見せていくものがまた好きでして。
色んなお話を読んでいただき感想もありがとうございます!
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