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125話 ※
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何、あの前鋸筋。外腹斜筋。そんなことある? 何して生きてきたらそんな綺麗な筋肉になるの? 徳でも積んだの?
羨ましすぎた。腹が割れてる云々のレベルではなかった。エルヴィンも騎士として普段から鍛えているのもあり、そこそこ悪くない体だと自分で思っていたが、ニルスの体を見た後ではまるで幼児だ。
羨ましい、けどもう見てるだけで眼福だろこんなの……え、待って。この筋肉美が俺のなの? 俺が好きにしていいの?
別に誰もそんなことを言っていないし少々脳内で暴走気味かもしれないが、それくらいニルスの体に興奮した。やたらついているだけの筋肉とかではなく、とにかく美しい。嫉妬のレベルを超える勢いで最高の美しさだとエルヴィンは思った。
そのニルスが膝立ちになりズボンに手をかけた。思わずガン見になる。
「……その……俺も見ておいて何だが、見すぎでは……」
「えっ? あ、そ、そうだよなごめん。でもニルスの体がさ、ほんっとそれこそ綺麗だからつい……」
「俺の? 嬉しいが……綺麗なのはお前だと思う」
「世辞はいいよ、俺も嬉しいけどさ」
「お世辞は苦手だ」
「そ、そっか。ありがとな」
ニルスの体に比べれば数千倍も劣ると思うのだが、ニルスからすればエルヴィンの体は本当に綺麗なのだと思ってくれているのだろう。居たたまれない恥ずかしさもあるが、嬉しいとも思う。
俺のこと、ほんとに好いてくれてるって感じするし。
それが嬉しいし照れくさいと思っていると、ニルスが全部脱いだようだった。それに気づいてまたニルスに目をやったエルヴィンはそこから目が離せなくなる。
何あれ。
服の上から少し触れた時はそこまでわかっていなかった。
それほどのものがそこについてらしたんですか……!
男に興味はなくとも、綺麗な体だと思う気持ちに男女別はない。性的な気持ちではなく純粋に見惚れる体というのだろうか。ニルスはどこを見てもまさにそれだった。おまけにエルヴィンの好きな相手だ。否応なしに性的な気持ちも伴ってしまい、体全体から目が離せない上で、何よりそこが気になって仕方ない。
……いやほんと、……何て言うか……身長と比例したブツというか……。
さらに羨ましさが増す。と同時に触れてみたさが半端ない。好きな相手を気持ちよくさせたいという欲以上に、自分がそれに触れたいと思っていることにエルヴィンは気づいた。体にも触れたいが、とにかくそれに触れたい。
「ニルス……触れても?」
「ああ」
改めて近づくと、エルヴィンは神々しささえ感じそうな体にまずはそっと触れた。服の上からでも素晴らしかった感触は今、生で肌に触れることで最高峰に達している。滑らかでしっかり芯の硬さを感じつつ、どこかふわりともした筋肉に指を這わせていった。すると、ただでさえ存在の大きかったそこの主張が激しくなってくるのがわかる。
お互い膝立ちのまま、エルヴィンはニルスの首筋にキスする。唇にしようと思ったが、微妙に背が足りず、お互い寄せ合わないとやりずらい。とはいえ首筋も悪くない。耳の辺りや鎖骨のほうまで唇を滑らせながら、エルヴィンは胸や腹、脇腹といったところに触れていた手を下へやった。
あ、いつの間にかこんな硬くなってる……。
直接触れてみて、全く嫌悪感がないことを嬉しく思う。少ししていた心配は完全に杞憂だった。ニルスもエルヴィンもどうやらお互いがお互い対し性的なことをするのに躊躇どころか積極性しかない。
っていうか、すごい……。
自分のもの以外のものに触れるのは考えるまでもなく初めてだったのだが、人の体温だからかとても熱く感じる。そして自分の肌でないそれの感触が何だか不思議でいて、そしてとても性的に感じた。もっと触れたくなる。おまけにその先が濡れていてエルヴィンをますます扇情的な気持ちにさせてくる。
「……硬くて濡れてる……まだちょっと触れただけなのに、気持ちいいの?」
囁くように言うと「ああ、すごく」と返ってきた。テンションが上がる。
「ならもっと気持ちよくなって」
自分の手を楽しませるかのように触れていたが、今度はちゃんと握った。そして手とそれを濡らしていきながら扱いていく。最初は硬く熱いながらも乾いてさらりとした感触だった竿の部分がどんどんぬるぬるしてくる。ニルスの体がぴくりと反応することに気をよくして、徐々に手の動きを速めた。
手でいかせるより、でも口でしたほうがいいかな。俺もニルスのに触れるだけでこんな興奮するなら、咥えてみるのもわりとありかもしれない。
「なあ、ニルス……」
「……うん」
「口でしてみていい?」
「……っ?」
聞いた途端、ニルスの体がまたびくりと反応したかと思うと、エルヴィンの手中で果ててきた。
「え?」
「……すまない。お前の手を汚してしまった」
ニルスが慌ててベッドのシーツをつかむとそれでエルヴィンの手を拭いてくる。
「い、いや。それは全然構わないんだけど……」
それより急に射精したことにびっくりした。
「もしかして、俺が口でしていいか聞いたのに、何か反応した?」
「……、……ああ」
素直かよ……!
かわいい。あと、そんなことで反応されて何だかむず痒さと嬉しさにエルヴィンのものがまたほんの少し反応しかけた。
羨ましすぎた。腹が割れてる云々のレベルではなかった。エルヴィンも騎士として普段から鍛えているのもあり、そこそこ悪くない体だと自分で思っていたが、ニルスの体を見た後ではまるで幼児だ。
羨ましい、けどもう見てるだけで眼福だろこんなの……え、待って。この筋肉美が俺のなの? 俺が好きにしていいの?
別に誰もそんなことを言っていないし少々脳内で暴走気味かもしれないが、それくらいニルスの体に興奮した。やたらついているだけの筋肉とかではなく、とにかく美しい。嫉妬のレベルを超える勢いで最高の美しさだとエルヴィンは思った。
そのニルスが膝立ちになりズボンに手をかけた。思わずガン見になる。
「……その……俺も見ておいて何だが、見すぎでは……」
「えっ? あ、そ、そうだよなごめん。でもニルスの体がさ、ほんっとそれこそ綺麗だからつい……」
「俺の? 嬉しいが……綺麗なのはお前だと思う」
「世辞はいいよ、俺も嬉しいけどさ」
「お世辞は苦手だ」
「そ、そっか。ありがとな」
ニルスの体に比べれば数千倍も劣ると思うのだが、ニルスからすればエルヴィンの体は本当に綺麗なのだと思ってくれているのだろう。居たたまれない恥ずかしさもあるが、嬉しいとも思う。
俺のこと、ほんとに好いてくれてるって感じするし。
それが嬉しいし照れくさいと思っていると、ニルスが全部脱いだようだった。それに気づいてまたニルスに目をやったエルヴィンはそこから目が離せなくなる。
何あれ。
服の上から少し触れた時はそこまでわかっていなかった。
それほどのものがそこについてらしたんですか……!
男に興味はなくとも、綺麗な体だと思う気持ちに男女別はない。性的な気持ちではなく純粋に見惚れる体というのだろうか。ニルスはどこを見てもまさにそれだった。おまけにエルヴィンの好きな相手だ。否応なしに性的な気持ちも伴ってしまい、体全体から目が離せない上で、何よりそこが気になって仕方ない。
……いやほんと、……何て言うか……身長と比例したブツというか……。
さらに羨ましさが増す。と同時に触れてみたさが半端ない。好きな相手を気持ちよくさせたいという欲以上に、自分がそれに触れたいと思っていることにエルヴィンは気づいた。体にも触れたいが、とにかくそれに触れたい。
「ニルス……触れても?」
「ああ」
改めて近づくと、エルヴィンは神々しささえ感じそうな体にまずはそっと触れた。服の上からでも素晴らしかった感触は今、生で肌に触れることで最高峰に達している。滑らかでしっかり芯の硬さを感じつつ、どこかふわりともした筋肉に指を這わせていった。すると、ただでさえ存在の大きかったそこの主張が激しくなってくるのがわかる。
お互い膝立ちのまま、エルヴィンはニルスの首筋にキスする。唇にしようと思ったが、微妙に背が足りず、お互い寄せ合わないとやりずらい。とはいえ首筋も悪くない。耳の辺りや鎖骨のほうまで唇を滑らせながら、エルヴィンは胸や腹、脇腹といったところに触れていた手を下へやった。
あ、いつの間にかこんな硬くなってる……。
直接触れてみて、全く嫌悪感がないことを嬉しく思う。少ししていた心配は完全に杞憂だった。ニルスもエルヴィンもどうやらお互いがお互い対し性的なことをするのに躊躇どころか積極性しかない。
っていうか、すごい……。
自分のもの以外のものに触れるのは考えるまでもなく初めてだったのだが、人の体温だからかとても熱く感じる。そして自分の肌でないそれの感触が何だか不思議でいて、そしてとても性的に感じた。もっと触れたくなる。おまけにその先が濡れていてエルヴィンをますます扇情的な気持ちにさせてくる。
「……硬くて濡れてる……まだちょっと触れただけなのに、気持ちいいの?」
囁くように言うと「ああ、すごく」と返ってきた。テンションが上がる。
「ならもっと気持ちよくなって」
自分の手を楽しませるかのように触れていたが、今度はちゃんと握った。そして手とそれを濡らしていきながら扱いていく。最初は硬く熱いながらも乾いてさらりとした感触だった竿の部分がどんどんぬるぬるしてくる。ニルスの体がぴくりと反応することに気をよくして、徐々に手の動きを速めた。
手でいかせるより、でも口でしたほうがいいかな。俺もニルスのに触れるだけでこんな興奮するなら、咥えてみるのもわりとありかもしれない。
「なあ、ニルス……」
「……うん」
「口でしてみていい?」
「……っ?」
聞いた途端、ニルスの体がまたびくりと反応したかと思うと、エルヴィンの手中で果ててきた。
「え?」
「……すまない。お前の手を汚してしまった」
ニルスが慌ててベッドのシーツをつかむとそれでエルヴィンの手を拭いてくる。
「い、いや。それは全然構わないんだけど……」
それより急に射精したことにびっくりした。
「もしかして、俺が口でしていいか聞いたのに、何か反応した?」
「……、……ああ」
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