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106話 ※
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何かを隠しているような月時にムッとしてしまった。もちろん、仮契約のことなどに関して二度と謝るなと言ったのは海翔だ。だが、それは月時に負い目を感じて欲しくないからこそだった。
仕方のないことなのだ。終わったことでもある。謝る必要なんて本当にない、そう思ったから言っただけだ。
だからといって思っていることやその時々の感情まで抑えてなんでもない振りをして欲しい訳じゃない。
そうじゃない。
海翔の為じゃなく、ただ月時の為に「悪かった」「ごめんなさい」といった考えをやめて欲しかっただけだ。それなのに無理して感情を抑えるくらいなら、いっそ馬鹿みたいに謝ってこられるほうがまだマシだった。
だから満月の日に家へ呼ばれたのは正直少し嬉しかった。
満月は悪魔や魔物が一番活動する時期だという。力も普段よりも高まるし、興奮状態となるらしい。その為、今までは毎月満月前後に月時と会うことはなかった。一応分かっているつもりではいたので無理を言うつもりもなかった。その分、呼ばれたのは嬉しかった。
家へ行くと、兄弟たちは魔界へ帰ったと月時が言っていた。残ってくれたことや、兄弟がいなくても月時の家ではしないという約束を守ってくれている月時が嬉しい。
ただ両親が夜、家にいないと分かると、月時は途端に海翔を家へ帰したがった。今更なんで、と海翔はまたムッとした。
なんでもさらけ出してくれたらいいのにと思ったが、しかし月時は本当に困っているようだった。それに月時の言葉を聞いて、自分が分かっているようでワーウルフや他の魔物のことを分かっていないのだろうなと理解した。あまり深く考えてなかった、と謝ると、だが月時は「俺が未熟だから……」と少し悲しげで自信なさげな様子を見せてきた。
いつもはひたすら楽しそうで元気な月時が情けなさそうに俯き加減になっている。たまにそういう部分を見せてくることはあってもいつもはここまであからさまではない。もしかしてこれも満月の影響なのだろうかと思いながら、海翔は月時の髪に触れる。ふわりと柔らかい髪に触れ、そして頭を撫でる。
月時が未熟なら自分はもっと未熟だと海翔は思う。なんだかんだで月時はしっかりしているし、強い。
「あんたは未熟なんかじゃない。むしろ凄く優秀だと思う」
そう言うと、月時は切なげな表情で首を振ってきた。
「ルリやユーキに比べてほんとなんも出来ねーし、ムータみたいに物理的な力も中身もあんま強くないからね、だから昔から俺、すぐ狼の姿になっちゃってたしそれに――」
「あんたは強いよ。俺を助けてくれたり守ってくれたり、支えてくれるし、なによりトキは優しい。だから、強い」
兄弟とつい比べてしまうことは海翔にもある。ただ、自分の場合は兄と違い過ぎて比べられる対象にもならないからか、むしろ劣等感などを抱いたことはない。
月時はずっと「弱い」と自分のことを過小評価してきたのだろうか。海翔からしたら魔力や魔物としての力云々のことは確かに分からないが、間違いなく分かることはある。
月時は、強い。普段おちゃらけていても、ちゃんと周りの空気を読み、配慮出来る。そしてとても優しい。悲しくなると泣くところすら、海翔からしたら強いからこそだと思えた。ちゃんと悲しみや痛みを分かり、泣ける月時は、強い。
自分が口下手なほうだとは分かっている。心の中ですら上手く表現出来ない。絵でならまだ表現出来るのに、と海翔はもどかしく思う。せめて伝わるよう、と月時の頭を撫でながら微笑んだ。
今も落ち込みながら月時は海翔のことを思って優しく抱きしめてくる。ぎゅっと抱きしめる力は、今の状態でも海翔にとっては少々苦しい。だが力をとても抑えてくれているのは分かる。海翔も抱きしめ返した。
トキ、大好きだ。
少しドキドキとしながら思っていると、海翔を抱きしめる月時の腕がだんだん締まってきた。徐々に苦しさが増していく。
どうかしたのだろうかと顔を上げようとしたが、抱きしめてくる力が更に強くなり、身動きもままならない。
「トキ……? トキ、痛、っ」
声もあまりうまく出せない。
体が軋む。
一体どうしてしまったのだろうかと一旦身じろぎもせずに痛みを堪え考えていると、ふと気になることが浮かんだ。
廊下、玄関に近づいたら確か自動点灯するけど、今は無灯だよ、な?
いやでもリビングの灯りが漏れているから明るいんだな。……でも……。
なんとか頭だけを横に向け、海翔は自分の背後を見る。別に違和感はない。次に上の方を見た。
そして気づく。上部に窓がある。その窓から大きな満月が覗いていた。
「トキ……、もしかし、……っかはっ」
言いかけたがその前に思い切り床に体を倒された。背中を打ちつけ顔を歪め、手を胸元に当てて体を丸めようとしたところで月時がのしかかってくる。
海翔の目に、銀糸の髪に金色の目をした美しいワーウルフが入ってきた。
「つがい……」
「ト……キ」
「ぜんぶ、俺の……。たいせつ……」
うわごとのように呟きながら、月時はひたすら海翔の匂いを嗅いでくる。どう考えてもいつもの月時ではない。海翔は必死になって月時の名前を呼び続けた。
だが月時は普段見せてくれる気づかいも、優しい手つきも、そしてあの屈託のない笑みすら浮かべないまま海翔を蹂躙してきた。服を引き裂かれ、うつ伏せにされると慣らされることもなく月時のものが強引に入ってくる。あまりの痛みに叫び声を抑えることが出来ないでいても、月時は止めなかった。
ひたすら無茶苦茶にされながら、興奮のせいか体中に噛みつかれる。体がバラバラに千切れそうだった。そしてとても恐怖を覚えた。だがあまりの痛みに気を失うことすら出来ない。
「ト、キ……ッ、トキ……!」
いつ終わるとも知れない苦痛に、もはや名前を呼んでいるのか叫んでいるのかすら定かではなかった。いや、多分、ある意味呪文を唱えているのかもしれない。引き裂かれそうな程の苦痛を味わいながらも、ひたすら月時に戻ってきて欲しかった。
目の前にいる、月時であって月時でない存在に恐怖すら感じながらも、それでもやはりかけがえのない大事な相手。
もうどれくらい時間が経ったのかも分からない
。その間、月時は途絶えることなく海翔の中を貪ってきた。そろそろ本当に意識を保つことが困難になってきた。だがこれで楽になれると思うよりも、ただひたすら月時に戻って欲しくて海翔はあえて痛みに集中する。
「トキ……おねが、……ト、キ……」
「ぜん、ぶ、おれ、の……」
「俺は全部、トキの、だよ、なにがあっ、ても、これから、も俺は、トキのだ、から……! 戻って、おね、が……」
美しい銀色と金色を持つ魔物が笑みを浮かべ貪ってくる。そこに人の親しみなんてものはなく、ただただ本能だけのぞっとするような笑みだった。
海翔はちゃんと分かっていなかった。
魔物というものを。
理解しているつもりで理解していなかった。人間の世界で存在することが、どれ程大変なことかとも分かっていなかった。
前に月時が言っていた。人間界の空気にやられることもあると。軽い調子で、魔が差すみたいなものだと言っていたが、きっと、皆、海翔が想像も出来ないような辛さや苦しさも味わいながら乗り越えてきているのではないかと今、思った。
小さな頃からたくさん我慢を強いられ、それでもこうして海翔が「強い」と思っている優しい月時が、力が高まり興奮状態になった途端、我を忘れてきた。多分、目の前にいる「人間」にあてられて。
それでもきっと、本当に大事に思ってくれているのだろう。だからこそ、殺されることもなく、あえての肉体的暴力を加えられることもないんだと、海翔は朦朧とする頭で思った。
我を忘れても、きっとこれは、本能からくるつがいへの、行為だ……。
だが、魔物でなく、人間である海翔には、もうこれ以上耐えられそうになかった。
もう、無理だ……。
でも――
「大好きだよ……トキ……」
目を開けていられなくなった。だがずっと動くのを止めなかった月時の動きが止まった。息を呑む音が聞こえたような気がする。
「……ト、キ……、も、ど……った……?」
今、どんな表情をしているのだろう。
多分、トキ、泣いちゃうんだろうな。
大丈夫、俺はあんたが大好きだよって今もう一度言ってあげたい。
だけどもう、ごめん、起きてられ、な――
仕方のないことなのだ。終わったことでもある。謝る必要なんて本当にない、そう思ったから言っただけだ。
だからといって思っていることやその時々の感情まで抑えてなんでもない振りをして欲しい訳じゃない。
そうじゃない。
海翔の為じゃなく、ただ月時の為に「悪かった」「ごめんなさい」といった考えをやめて欲しかっただけだ。それなのに無理して感情を抑えるくらいなら、いっそ馬鹿みたいに謝ってこられるほうがまだマシだった。
だから満月の日に家へ呼ばれたのは正直少し嬉しかった。
満月は悪魔や魔物が一番活動する時期だという。力も普段よりも高まるし、興奮状態となるらしい。その為、今までは毎月満月前後に月時と会うことはなかった。一応分かっているつもりではいたので無理を言うつもりもなかった。その分、呼ばれたのは嬉しかった。
家へ行くと、兄弟たちは魔界へ帰ったと月時が言っていた。残ってくれたことや、兄弟がいなくても月時の家ではしないという約束を守ってくれている月時が嬉しい。
ただ両親が夜、家にいないと分かると、月時は途端に海翔を家へ帰したがった。今更なんで、と海翔はまたムッとした。
なんでもさらけ出してくれたらいいのにと思ったが、しかし月時は本当に困っているようだった。それに月時の言葉を聞いて、自分が分かっているようでワーウルフや他の魔物のことを分かっていないのだろうなと理解した。あまり深く考えてなかった、と謝ると、だが月時は「俺が未熟だから……」と少し悲しげで自信なさげな様子を見せてきた。
いつもはひたすら楽しそうで元気な月時が情けなさそうに俯き加減になっている。たまにそういう部分を見せてくることはあってもいつもはここまであからさまではない。もしかしてこれも満月の影響なのだろうかと思いながら、海翔は月時の髪に触れる。ふわりと柔らかい髪に触れ、そして頭を撫でる。
月時が未熟なら自分はもっと未熟だと海翔は思う。なんだかんだで月時はしっかりしているし、強い。
「あんたは未熟なんかじゃない。むしろ凄く優秀だと思う」
そう言うと、月時は切なげな表情で首を振ってきた。
「ルリやユーキに比べてほんとなんも出来ねーし、ムータみたいに物理的な力も中身もあんま強くないからね、だから昔から俺、すぐ狼の姿になっちゃってたしそれに――」
「あんたは強いよ。俺を助けてくれたり守ってくれたり、支えてくれるし、なによりトキは優しい。だから、強い」
兄弟とつい比べてしまうことは海翔にもある。ただ、自分の場合は兄と違い過ぎて比べられる対象にもならないからか、むしろ劣等感などを抱いたことはない。
月時はずっと「弱い」と自分のことを過小評価してきたのだろうか。海翔からしたら魔力や魔物としての力云々のことは確かに分からないが、間違いなく分かることはある。
月時は、強い。普段おちゃらけていても、ちゃんと周りの空気を読み、配慮出来る。そしてとても優しい。悲しくなると泣くところすら、海翔からしたら強いからこそだと思えた。ちゃんと悲しみや痛みを分かり、泣ける月時は、強い。
自分が口下手なほうだとは分かっている。心の中ですら上手く表現出来ない。絵でならまだ表現出来るのに、と海翔はもどかしく思う。せめて伝わるよう、と月時の頭を撫でながら微笑んだ。
今も落ち込みながら月時は海翔のことを思って優しく抱きしめてくる。ぎゅっと抱きしめる力は、今の状態でも海翔にとっては少々苦しい。だが力をとても抑えてくれているのは分かる。海翔も抱きしめ返した。
トキ、大好きだ。
少しドキドキとしながら思っていると、海翔を抱きしめる月時の腕がだんだん締まってきた。徐々に苦しさが増していく。
どうかしたのだろうかと顔を上げようとしたが、抱きしめてくる力が更に強くなり、身動きもままならない。
「トキ……? トキ、痛、っ」
声もあまりうまく出せない。
体が軋む。
一体どうしてしまったのだろうかと一旦身じろぎもせずに痛みを堪え考えていると、ふと気になることが浮かんだ。
廊下、玄関に近づいたら確か自動点灯するけど、今は無灯だよ、な?
いやでもリビングの灯りが漏れているから明るいんだな。……でも……。
なんとか頭だけを横に向け、海翔は自分の背後を見る。別に違和感はない。次に上の方を見た。
そして気づく。上部に窓がある。その窓から大きな満月が覗いていた。
「トキ……、もしかし、……っかはっ」
言いかけたがその前に思い切り床に体を倒された。背中を打ちつけ顔を歪め、手を胸元に当てて体を丸めようとしたところで月時がのしかかってくる。
海翔の目に、銀糸の髪に金色の目をした美しいワーウルフが入ってきた。
「つがい……」
「ト……キ」
「ぜんぶ、俺の……。たいせつ……」
うわごとのように呟きながら、月時はひたすら海翔の匂いを嗅いでくる。どう考えてもいつもの月時ではない。海翔は必死になって月時の名前を呼び続けた。
だが月時は普段見せてくれる気づかいも、優しい手つきも、そしてあの屈託のない笑みすら浮かべないまま海翔を蹂躙してきた。服を引き裂かれ、うつ伏せにされると慣らされることもなく月時のものが強引に入ってくる。あまりの痛みに叫び声を抑えることが出来ないでいても、月時は止めなかった。
ひたすら無茶苦茶にされながら、興奮のせいか体中に噛みつかれる。体がバラバラに千切れそうだった。そしてとても恐怖を覚えた。だがあまりの痛みに気を失うことすら出来ない。
「ト、キ……ッ、トキ……!」
いつ終わるとも知れない苦痛に、もはや名前を呼んでいるのか叫んでいるのかすら定かではなかった。いや、多分、ある意味呪文を唱えているのかもしれない。引き裂かれそうな程の苦痛を味わいながらも、ひたすら月時に戻ってきて欲しかった。
目の前にいる、月時であって月時でない存在に恐怖すら感じながらも、それでもやはりかけがえのない大事な相手。
もうどれくらい時間が経ったのかも分からない
。その間、月時は途絶えることなく海翔の中を貪ってきた。そろそろ本当に意識を保つことが困難になってきた。だがこれで楽になれると思うよりも、ただひたすら月時に戻って欲しくて海翔はあえて痛みに集中する。
「トキ……おねが、……ト、キ……」
「ぜん、ぶ、おれ、の……」
「俺は全部、トキの、だよ、なにがあっ、ても、これから、も俺は、トキのだ、から……! 戻って、おね、が……」
美しい銀色と金色を持つ魔物が笑みを浮かべ貪ってくる。そこに人の親しみなんてものはなく、ただただ本能だけのぞっとするような笑みだった。
海翔はちゃんと分かっていなかった。
魔物というものを。
理解しているつもりで理解していなかった。人間の世界で存在することが、どれ程大変なことかとも分かっていなかった。
前に月時が言っていた。人間界の空気にやられることもあると。軽い調子で、魔が差すみたいなものだと言っていたが、きっと、皆、海翔が想像も出来ないような辛さや苦しさも味わいながら乗り越えてきているのではないかと今、思った。
小さな頃からたくさん我慢を強いられ、それでもこうして海翔が「強い」と思っている優しい月時が、力が高まり興奮状態になった途端、我を忘れてきた。多分、目の前にいる「人間」にあてられて。
それでもきっと、本当に大事に思ってくれているのだろう。だからこそ、殺されることもなく、あえての肉体的暴力を加えられることもないんだと、海翔は朦朧とする頭で思った。
我を忘れても、きっとこれは、本能からくるつがいへの、行為だ……。
だが、魔物でなく、人間である海翔には、もうこれ以上耐えられそうになかった。
もう、無理だ……。
でも――
「大好きだよ……トキ……」
目を開けていられなくなった。だがずっと動くのを止めなかった月時の動きが止まった。息を呑む音が聞こえたような気がする。
「……ト、キ……、も、ど……った……?」
今、どんな表情をしているのだろう。
多分、トキ、泣いちゃうんだろうな。
大丈夫、俺はあんたが大好きだよって今もう一度言ってあげたい。
だけどもう、ごめん、起きてられ、な――
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