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4.張り巡らす蛇
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待ち合わせに指定した、優史がいつも利用している駅のホームに千景は降りた。そして向こうの方に落ちつかなさげにしている青年をすぐ発見した。千景がどこからやってくるかわからないためか、改札を見たり到着した電車から降りる人々を見たりとキョロキョロしている。
「ふふ、バカみたいでかわいい」
千景はそっと呟いた。
綺麗な、だが真面目な顔立ちの青年は背が高いからすぐに目がいった。少しすると向こうでも千景に気付いたようだ。こちらを見て、またさらにソワソワしだした優史がおかしくて、千景は笑いを必死に堪える。
ノンケであろう優史が、こうも簡単に傾いてくれるとは、と内心思う。まだそれほどではないだろうが、本人を見ていたら明らかに千景が気になって仕方ないのが手に取るようにわかる。
ただ、これほど容易い人だと、すぐに飽きそうなのが心配だよね……。
「お待たせ、してしまいましたか?」
「ああ、いえ、全然そんな事はないです」
傍まできた千景がニッコリしながら言うと、優史は慌てて首を振っていた。
「いつも読んでいる人のデザイン展に行く訳だし、と昨日からまた持っていた本を読み返していました」
電車に乗って最寄りの駅に向かう時に、優史は嬉しそうに言っていた。本当に真面目な人なのだろうなと千景はしみじみ思う。
なのに俺みたいなのが目をつけちゃってごめんね。
心の中で楽しげに謝りつつ千景は相槌を打っていた。
元々人当たりは良い。学校の友だちもそこそこいるし、彼らに対しても自分はソフトな人間だと思う。別に無理をしている訳ではない。
たまたま、性的な対象とする相手にだけ、少々思いが違うだけ。
電車の中でワクワクしている優史を見ながら、駅から少し歩いている時に暖かくなった日差しに嬉しそうにしている優史を見ながら、そしてデザイン展で楽しそうに作品を見ている優史を見ながら、千景は思っていた。
少々、違う、だけ。
「優史は本当に、真面目な方なんですねぇ」
デザイン展を出た後で店に入り少々遅めの昼食をとる。見てきた内容について色々話をした後で、千景は微笑みながら言った。
「え? そ、そうです、か?」
優史は困ったような表情を浮かべた後に苦笑した。
真面目な人って何で「真面目だね」て言われると微妙な気持ちになるんだろうね、ちっとも悪い事じゃないのにね。
千景はそんな風に思いながらスっと手を伸ばした。そして優史の口元に微かについていたパン屑を指の平でぬぐい、それを自分の口に持って行く。すると優史は真っ赤になっていた。
ノンケ、かたなしだね。
「だいたい俺の方が年下だろうくらいはわかるだろうに、未だに敬語ですしね」
「だって、それは……」
「俺が普通に話したら敬語やめてくれる? 敬語使われると他人行儀な気がして落ち着かないし」
「え? は、はい……いや、う、うん」
おそらく優史は、自分と千景の関係が明確ではない事が気になって余計に敬語になってしまっているのだろうなと千景は思っている。だが明確にする気は特になかった。
「友達になりたいとは全く思っていない。あなたのケツが気になっているんで、付き合う云々はさておき、とりあえず俺に乱れた姿見せてくれた上で掘らせてくれない?」
そんな事、明確にしてどうする?
ついでに言うと掘りたいのは山々だけれども、それよりも千景は見たかった。電車の中でいたずらした際に見せてきたエロい表情。今も目の前で真面目そうな顔をしているこの青年が、いたぶればいたぶるほど堪らない表情をしてくれそうで、千景はそれを見たくて仕方がなかった。
だからね、俺に踊らされて?
店を出た後で少しその辺を歩きながらも、千景はそう思いながらニッコリとしていた。
「優史は一人暮らしなの?」
実は最近彼女と別れたばかりだと聞き出した後で、さらに聞く。特にこちらが今フリーなのかどうかを千景は何も言わなかった。
「え? うん」
「へえ、凄いね。俺一人だったらちゃんとやっていける自信なんてないな」
「そ、その、千景くんは……」
「どうせ敬語やめるなら、くん付けもやめない?」
「ぅ……。ち、ちか、げ、は実家?」
まあ、高校生だからね。
だがそんな事は口にせずに千景はニッコリと頷く。
「両親と、後、兄も一緒」
「お兄さんいるんだ」
「いるよ。割と仲はいい方かな」
後、とてつもなくいい性格してるよ、俺は多分兄の性癖がうつっちゃったのかもだね。
千景は心の中で付け加えた。
「へえ、いいね。俺は一人っ子だからなぁ」
「ふーん? ……ねえ、一人暮らしの家ってどんなもん? 今から行っていい?」
唐突に聞くと、優史はポカンとした後で「構わないよ」と頷いてきた。それは特に何かを期待しているのではなく、本当に普通に「どうぞ」といった様子だった。
本当に基本ノンケの男って危機感ないよね。そのままレイプされる可能性とか考えない訳?
千景は少々呆れたように思った。
まあ、いきなりとって喰う気はこちらもないけれどもね。
とはいえマンションに着き、自分の家に千景を入れた後でようやく優史はどこか落ち着かない様子になっていた。そんな優史の様子に気付きはしたが、とりあえず無視して部屋などを見せてもらう。
部屋はいきなり訪問したにも関わらずきちんと片づけられていて、やはり根っから優等生なんだろうなと千景はしみじみ思った。そしてコーヒテーブルに置かれていたいくつかの本を見て微笑む。それらは今日行ったデザイン展を開いたデザイナーのエッセイだった。
本当に、真面目でかわいい人。
コーヒーを出してもらい、暫くはとりとめない話をしながら千景は思っていた。
そろそろほんのり暗くなりかけてきた頃に、「夕食は、その、どうする?」と優史がおずおずと聞いてきた。
「あーそうだね、今日のところは俺、そろそろ帰るよ。コーヒー、ごちそうさま」
千景はニッコリ立ちあがった。とたん、優史は「そ、そう」とあからさまにがっかりしている。
普通ここまでわかりやすいと、萎えてくるんだけどね。
千景はそっと微笑んだ。
「……あなたは本当にわかりやすい人だな」
「な、何、が!?」
「かわいいね、優史」
千景は同じように立ち上がっていた優史に近づき、その顔を自分に引き寄せ、そっとキスする。
いくらこちらを気にしているとはいえ、優史はノンケだ。さすがに男にいきなりキスされたら引くだろうかと少々思ったが、目を開けて優史を見ると、赤くなりながら少しトロンとしている。
ほんと、素質、あるわ。
千景は薄ら笑いながら、さらに引き寄せてもう一度その唇を今度は貪るように味わった。
だがその場の流れだろう、優史が自分を抱きしめようとしてくるのに気づくと、スルリと離れて「じゃあ、またね」とニッコリ笑った。
「ふふ、バカみたいでかわいい」
千景はそっと呟いた。
綺麗な、だが真面目な顔立ちの青年は背が高いからすぐに目がいった。少しすると向こうでも千景に気付いたようだ。こちらを見て、またさらにソワソワしだした優史がおかしくて、千景は笑いを必死に堪える。
ノンケであろう優史が、こうも簡単に傾いてくれるとは、と内心思う。まだそれほどではないだろうが、本人を見ていたら明らかに千景が気になって仕方ないのが手に取るようにわかる。
ただ、これほど容易い人だと、すぐに飽きそうなのが心配だよね……。
「お待たせ、してしまいましたか?」
「ああ、いえ、全然そんな事はないです」
傍まできた千景がニッコリしながら言うと、優史は慌てて首を振っていた。
「いつも読んでいる人のデザイン展に行く訳だし、と昨日からまた持っていた本を読み返していました」
電車に乗って最寄りの駅に向かう時に、優史は嬉しそうに言っていた。本当に真面目な人なのだろうなと千景はしみじみ思う。
なのに俺みたいなのが目をつけちゃってごめんね。
心の中で楽しげに謝りつつ千景は相槌を打っていた。
元々人当たりは良い。学校の友だちもそこそこいるし、彼らに対しても自分はソフトな人間だと思う。別に無理をしている訳ではない。
たまたま、性的な対象とする相手にだけ、少々思いが違うだけ。
電車の中でワクワクしている優史を見ながら、駅から少し歩いている時に暖かくなった日差しに嬉しそうにしている優史を見ながら、そしてデザイン展で楽しそうに作品を見ている優史を見ながら、千景は思っていた。
少々、違う、だけ。
「優史は本当に、真面目な方なんですねぇ」
デザイン展を出た後で店に入り少々遅めの昼食をとる。見てきた内容について色々話をした後で、千景は微笑みながら言った。
「え? そ、そうです、か?」
優史は困ったような表情を浮かべた後に苦笑した。
真面目な人って何で「真面目だね」て言われると微妙な気持ちになるんだろうね、ちっとも悪い事じゃないのにね。
千景はそんな風に思いながらスっと手を伸ばした。そして優史の口元に微かについていたパン屑を指の平でぬぐい、それを自分の口に持って行く。すると優史は真っ赤になっていた。
ノンケ、かたなしだね。
「だいたい俺の方が年下だろうくらいはわかるだろうに、未だに敬語ですしね」
「だって、それは……」
「俺が普通に話したら敬語やめてくれる? 敬語使われると他人行儀な気がして落ち着かないし」
「え? は、はい……いや、う、うん」
おそらく優史は、自分と千景の関係が明確ではない事が気になって余計に敬語になってしまっているのだろうなと千景は思っている。だが明確にする気は特になかった。
「友達になりたいとは全く思っていない。あなたのケツが気になっているんで、付き合う云々はさておき、とりあえず俺に乱れた姿見せてくれた上で掘らせてくれない?」
そんな事、明確にしてどうする?
ついでに言うと掘りたいのは山々だけれども、それよりも千景は見たかった。電車の中でいたずらした際に見せてきたエロい表情。今も目の前で真面目そうな顔をしているこの青年が、いたぶればいたぶるほど堪らない表情をしてくれそうで、千景はそれを見たくて仕方がなかった。
だからね、俺に踊らされて?
店を出た後で少しその辺を歩きながらも、千景はそう思いながらニッコリとしていた。
「優史は一人暮らしなの?」
実は最近彼女と別れたばかりだと聞き出した後で、さらに聞く。特にこちらが今フリーなのかどうかを千景は何も言わなかった。
「え? うん」
「へえ、凄いね。俺一人だったらちゃんとやっていける自信なんてないな」
「そ、その、千景くんは……」
「どうせ敬語やめるなら、くん付けもやめない?」
「ぅ……。ち、ちか、げ、は実家?」
まあ、高校生だからね。
だがそんな事は口にせずに千景はニッコリと頷く。
「両親と、後、兄も一緒」
「お兄さんいるんだ」
「いるよ。割と仲はいい方かな」
後、とてつもなくいい性格してるよ、俺は多分兄の性癖がうつっちゃったのかもだね。
千景は心の中で付け加えた。
「へえ、いいね。俺は一人っ子だからなぁ」
「ふーん? ……ねえ、一人暮らしの家ってどんなもん? 今から行っていい?」
唐突に聞くと、優史はポカンとした後で「構わないよ」と頷いてきた。それは特に何かを期待しているのではなく、本当に普通に「どうぞ」といった様子だった。
本当に基本ノンケの男って危機感ないよね。そのままレイプされる可能性とか考えない訳?
千景は少々呆れたように思った。
まあ、いきなりとって喰う気はこちらもないけれどもね。
とはいえマンションに着き、自分の家に千景を入れた後でようやく優史はどこか落ち着かない様子になっていた。そんな優史の様子に気付きはしたが、とりあえず無視して部屋などを見せてもらう。
部屋はいきなり訪問したにも関わらずきちんと片づけられていて、やはり根っから優等生なんだろうなと千景はしみじみ思った。そしてコーヒテーブルに置かれていたいくつかの本を見て微笑む。それらは今日行ったデザイン展を開いたデザイナーのエッセイだった。
本当に、真面目でかわいい人。
コーヒーを出してもらい、暫くはとりとめない話をしながら千景は思っていた。
そろそろほんのり暗くなりかけてきた頃に、「夕食は、その、どうする?」と優史がおずおずと聞いてきた。
「あーそうだね、今日のところは俺、そろそろ帰るよ。コーヒー、ごちそうさま」
千景はニッコリ立ちあがった。とたん、優史は「そ、そう」とあからさまにがっかりしている。
普通ここまでわかりやすいと、萎えてくるんだけどね。
千景はそっと微笑んだ。
「……あなたは本当にわかりやすい人だな」
「な、何、が!?」
「かわいいね、優史」
千景は同じように立ち上がっていた優史に近づき、その顔を自分に引き寄せ、そっとキスする。
いくらこちらを気にしているとはいえ、優史はノンケだ。さすがに男にいきなりキスされたら引くだろうかと少々思ったが、目を開けて優史を見ると、赤くなりながら少しトロンとしている。
ほんと、素質、あるわ。
千景は薄ら笑いながら、さらに引き寄せてもう一度その唇を今度は貪るように味わった。
だがその場の流れだろう、優史が自分を抱きしめようとしてくるのに気づくと、スルリと離れて「じゃあ、またね」とニッコリ笑った。
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