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28.翻弄される鼠 ※
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「違いますよ、もっと優しく……」
五月先生がそれこそ優しげに囁く。僕は言われた通りゆっくりと手を動かす。なぜこういうことになっているのだろうと思いながら。
気づけば僕の家に家庭訪問、そして保健室での指導。
「いくらでも教えてあげますよ。ほら、いいですね……その調子」
僕が手を動かすのを見ながら、五月先生がニッコリ笑ってくる。いつもは怖くて仕方ないというのに、なぜかこの時ばかりは見られていると僕の手でもできる。
教えてもらった通りに、一人の時にしてみても中々イけないのに……。
「もうそんなになってるじゃないですか……。イっていいんですよ」
怖くて堪らないはずの五月先生の声がお腹にまで響いてくる。僕はもう、怖いのだか気持ちいいのだかわからない勢いで、五月先生が見てる前で体を震わせ熱いものを放つ。
「……ん、ぁ……」
僕が解放感に溢れたような、多分しまりない顔していると、なぜか五月先生は「またそんな顔をして」と言いながら僕にキスをしてくる。
本当になぜこんなことになってるのだろう。僕は五月先生を警戒していたはずなのに。
「っぁ、や……っ」
そんなこと考えながら、まだ少し荒い息を整えていた。だけど引き寄せられ、露わにされていた乳首を舐められて僕は体を仰け反らせた。慌てて自分で口を押さえる。
僕の家では声を抑えないといけない。僕の家はアパートであり、下手をしたら声が隣に聞こえてしまう可能性がある、らしい。それならば保健室でもそうではないだろうかと思いながらも、やはり聞こえたら嫌なので僕は言われた通りにする。
五月先生の家で初めてアレをされた後、暫くは僕の家に来る五月先生に対し、ちゃんと抵抗していた僕も「ほら、抵抗する前に声を抑えなくていいんですか? 俺の家と違ってここは声、多分聞こえますよ」といつも言われたせいか、抵抗どころではなくなってしまっていた。
それ以来何度かされているソレは、痛さもほとんどなくなっていて悲しいかな、凄く気持ちいい。
「っん、ぅふ、っぅ」
五月先生の手が僕の息子に触れてくると僕はすぐに堪らなくなる。同じように触れているはずなのに全然違う。
いや、同じじゃないかな、やっぱり。
先生の指が僕のちゃんと剥けていない皮を剥いでくるだけで声が出そうになる。そして既に濡れてしまっている僕の先を撫でたり揉んだりしてこられると、もう電気が走ったように堪らなくなってしまう。
五月先生は強弱や緩急をつけられて先や袋をもまれ、僕の腰が浮きたっているのを楽しげに見た後で扱いてくる。
やっぱり、全然違うかも。僕はまだまだ勉強が必要なんだ。
乳首を優しく撫でられたり吸われたりするとお尻の穴にまで響いてくる。そのお尻に五月先生の指がゆっくり入ってくると、僕は訳のわからない感覚に翻弄されそうになってギュッと目を閉じる。
最初の頃は痛かったし、気持ち悪い感覚もあったのに、なぜか今は僕の中で動いている指がすごく気持ちいい。しかもそれがとあるところに触れてくると、僕は耐えられない思いになる。中をさすりながら僕の耐えられないところを押したりされると、僕はもう何だか壊れそうな感覚にさえ陥る。お尻の穴が広がっていく感覚や怖くておかしくなりそうなほどのとある場所への刺激、そしてその指が引いて行く時の異常な表現しがたい感覚に、僕は涙がぼろぼろと溢れてくる。
でもそれよりも何よりも。
「……ふ、ぅぐ……、ん、んっ、んっ」
五月先生の大きなのが僕の中に入ってくると、僕は本当に色んな意味で壊れそうになる。
「力、抜いて……」
そう囁かれると僕は大きく呼吸をする。するとますます先生のが奥まで入ってくる。下手すると、それだけで僕は出してしまう時がある。
しまう、時、が。……嘘だった。ごめんなさい。時、じゃなかった、結構、あった……。
「もう出したのか?」
五月先生がニヤリと言ってくると顔が熱くなる。でも毎回言われる訳じゃない。大抵は「貴生、いい子だ」などと言ってくる。
そして五月先生は僕の中で沢山動いてくる。浅く、深く入ってくる感覚に僕はどんどん翻弄される。僕の弱いところを下手をすれば削られるんじゃないかという感じで先生のが擦っていく。そしてさらに奥まで入ってくる。
奥も最初は凄く痛かったけど、今では僕は声を抑えるのに必死になる羽目になっていた。僕の腰の下に枕を敷かれて沢山、沢山突きあげられると、僕は本当に意識が飛びそうになった。
「っんんんっ……っひ、ぁぁあうっ」
ちゃんと声を堪えられているか後で疑問になるくらい、僕はいつも耐えがたい思いにかられ、最後には体を仰け反らせ放心していた。
五月先生はいつもちゃんとコンドームをつけてくれる。終わった後は、あらかじめ準備していたお風呂に僕を抱き抱えて運んでくれ、とても気持いいお湯に浸からせてくれるのが常だった。
今日もそんな風にされた後、五月先生は帰っていった。今日は土曜日なので、そのまま泊まっていかれる時もある。とは言え、よほど遅くなった時くらいで、基本的に僕の家に泊まることはあまりなかった。
それに関しては僕としてはホッとする。こうして授業してくれているとは言え、相変わらず僕は五月先生が怖いから。これはもうどうしようもない。
意地悪なことされてはいても、本当に酷いことはされたことない、とは思う。でもどうしてだろう、怖いものは怖い。
それでも一応僕に教えてくれているのだからと、見送りはいいからと言いながら帰られる先生をアパートの下までは見送る。部屋に戻ろうとしたら管理人の神野さんと鉢合わせした。
「やあ」
「あ、こ、こんばん、は」
すると神野さんが変な顔して僕を見てくる。
あれ? こんばんはじゃなくて、まだこんにちはの時間だっけ?
まだ怪訝な表情で僕を見てくるので「何でしょう……?」と恐る恐る聞いたら、なぜか顎をもたれて顔をマジマジと見られた。ただでさえ五月先生にアレをされた後できっと火照って変な顔をしているはずなのに、やめて欲しい。
「あ……あの……?」
「……そういえば同僚さんがきてたよね? 何、してたの?」
「え? えっと……その、じゅ、授業……?」
「は?」
僕が一人でできないような情けないヤツだというのは言いふらしたい事柄ではない。何て言えばいいかわからず、とっさにある意味正直に答えてしまうと、さらに怪訝な顔をされた。
何だか恥ずかしい。顔が熱くなってきた。きっとまぬけな顔になっているだろうからと僕は持たれていた顎から何とか神野さんの手をどけて顔を逸らした。
「…………そうだ、よかったら今から一緒にご飯食べない?」
暫くまだ唖然としていた感じの神野さんが、なぜかそんなこと言ってきた。どうしたのだろうと思いながらも、そう言えばこの間も誘ってくれていたっけと僕は思い出した。きっと今の僕の返答に関しても「意味のわからないこと言っている」とか思って流してくれたんだろう。やっぱり優しい人だ。
「い、いいですよ」
せめて迷惑かけないように、美味しいものを作ろう。
五月先生がそれこそ優しげに囁く。僕は言われた通りゆっくりと手を動かす。なぜこういうことになっているのだろうと思いながら。
気づけば僕の家に家庭訪問、そして保健室での指導。
「いくらでも教えてあげますよ。ほら、いいですね……その調子」
僕が手を動かすのを見ながら、五月先生がニッコリ笑ってくる。いつもは怖くて仕方ないというのに、なぜかこの時ばかりは見られていると僕の手でもできる。
教えてもらった通りに、一人の時にしてみても中々イけないのに……。
「もうそんなになってるじゃないですか……。イっていいんですよ」
怖くて堪らないはずの五月先生の声がお腹にまで響いてくる。僕はもう、怖いのだか気持ちいいのだかわからない勢いで、五月先生が見てる前で体を震わせ熱いものを放つ。
「……ん、ぁ……」
僕が解放感に溢れたような、多分しまりない顔していると、なぜか五月先生は「またそんな顔をして」と言いながら僕にキスをしてくる。
本当になぜこんなことになってるのだろう。僕は五月先生を警戒していたはずなのに。
「っぁ、や……っ」
そんなこと考えながら、まだ少し荒い息を整えていた。だけど引き寄せられ、露わにされていた乳首を舐められて僕は体を仰け反らせた。慌てて自分で口を押さえる。
僕の家では声を抑えないといけない。僕の家はアパートであり、下手をしたら声が隣に聞こえてしまう可能性がある、らしい。それならば保健室でもそうではないだろうかと思いながらも、やはり聞こえたら嫌なので僕は言われた通りにする。
五月先生の家で初めてアレをされた後、暫くは僕の家に来る五月先生に対し、ちゃんと抵抗していた僕も「ほら、抵抗する前に声を抑えなくていいんですか? 俺の家と違ってここは声、多分聞こえますよ」といつも言われたせいか、抵抗どころではなくなってしまっていた。
それ以来何度かされているソレは、痛さもほとんどなくなっていて悲しいかな、凄く気持ちいい。
「っん、ぅふ、っぅ」
五月先生の手が僕の息子に触れてくると僕はすぐに堪らなくなる。同じように触れているはずなのに全然違う。
いや、同じじゃないかな、やっぱり。
先生の指が僕のちゃんと剥けていない皮を剥いでくるだけで声が出そうになる。そして既に濡れてしまっている僕の先を撫でたり揉んだりしてこられると、もう電気が走ったように堪らなくなってしまう。
五月先生は強弱や緩急をつけられて先や袋をもまれ、僕の腰が浮きたっているのを楽しげに見た後で扱いてくる。
やっぱり、全然違うかも。僕はまだまだ勉強が必要なんだ。
乳首を優しく撫でられたり吸われたりするとお尻の穴にまで響いてくる。そのお尻に五月先生の指がゆっくり入ってくると、僕は訳のわからない感覚に翻弄されそうになってギュッと目を閉じる。
最初の頃は痛かったし、気持ち悪い感覚もあったのに、なぜか今は僕の中で動いている指がすごく気持ちいい。しかもそれがとあるところに触れてくると、僕は耐えられない思いになる。中をさすりながら僕の耐えられないところを押したりされると、僕はもう何だか壊れそうな感覚にさえ陥る。お尻の穴が広がっていく感覚や怖くておかしくなりそうなほどのとある場所への刺激、そしてその指が引いて行く時の異常な表現しがたい感覚に、僕は涙がぼろぼろと溢れてくる。
でもそれよりも何よりも。
「……ふ、ぅぐ……、ん、んっ、んっ」
五月先生の大きなのが僕の中に入ってくると、僕は本当に色んな意味で壊れそうになる。
「力、抜いて……」
そう囁かれると僕は大きく呼吸をする。するとますます先生のが奥まで入ってくる。下手すると、それだけで僕は出してしまう時がある。
しまう、時、が。……嘘だった。ごめんなさい。時、じゃなかった、結構、あった……。
「もう出したのか?」
五月先生がニヤリと言ってくると顔が熱くなる。でも毎回言われる訳じゃない。大抵は「貴生、いい子だ」などと言ってくる。
そして五月先生は僕の中で沢山動いてくる。浅く、深く入ってくる感覚に僕はどんどん翻弄される。僕の弱いところを下手をすれば削られるんじゃないかという感じで先生のが擦っていく。そしてさらに奥まで入ってくる。
奥も最初は凄く痛かったけど、今では僕は声を抑えるのに必死になる羽目になっていた。僕の腰の下に枕を敷かれて沢山、沢山突きあげられると、僕は本当に意識が飛びそうになった。
「っんんんっ……っひ、ぁぁあうっ」
ちゃんと声を堪えられているか後で疑問になるくらい、僕はいつも耐えがたい思いにかられ、最後には体を仰け反らせ放心していた。
五月先生はいつもちゃんとコンドームをつけてくれる。終わった後は、あらかじめ準備していたお風呂に僕を抱き抱えて運んでくれ、とても気持いいお湯に浸からせてくれるのが常だった。
今日もそんな風にされた後、五月先生は帰っていった。今日は土曜日なので、そのまま泊まっていかれる時もある。とは言え、よほど遅くなった時くらいで、基本的に僕の家に泊まることはあまりなかった。
それに関しては僕としてはホッとする。こうして授業してくれているとは言え、相変わらず僕は五月先生が怖いから。これはもうどうしようもない。
意地悪なことされてはいても、本当に酷いことはされたことない、とは思う。でもどうしてだろう、怖いものは怖い。
それでも一応僕に教えてくれているのだからと、見送りはいいからと言いながら帰られる先生をアパートの下までは見送る。部屋に戻ろうとしたら管理人の神野さんと鉢合わせした。
「やあ」
「あ、こ、こんばん、は」
すると神野さんが変な顔して僕を見てくる。
あれ? こんばんはじゃなくて、まだこんにちはの時間だっけ?
まだ怪訝な表情で僕を見てくるので「何でしょう……?」と恐る恐る聞いたら、なぜか顎をもたれて顔をマジマジと見られた。ただでさえ五月先生にアレをされた後できっと火照って変な顔をしているはずなのに、やめて欲しい。
「あ……あの……?」
「……そういえば同僚さんがきてたよね? 何、してたの?」
「え? えっと……その、じゅ、授業……?」
「は?」
僕が一人でできないような情けないヤツだというのは言いふらしたい事柄ではない。何て言えばいいかわからず、とっさにある意味正直に答えてしまうと、さらに怪訝な顔をされた。
何だか恥ずかしい。顔が熱くなってきた。きっとまぬけな顔になっているだろうからと僕は持たれていた顎から何とか神野さんの手をどけて顔を逸らした。
「…………そうだ、よかったら今から一緒にご飯食べない?」
暫くまだ唖然としていた感じの神野さんが、なぜかそんなこと言ってきた。どうしたのだろうと思いながらも、そう言えばこの間も誘ってくれていたっけと僕は思い出した。きっと今の僕の返答に関しても「意味のわからないこと言っている」とか思って流してくれたんだろう。やっぱり優しい人だ。
「い、いいですよ」
せめて迷惑かけないように、美味しいものを作ろう。
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