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11.かわいがる猫 ※
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目の前の小動物はたった一杯のビールを飲みきらない内に、とんでもなく酔っている様子だ。いつもなら怯えて目もまともに合わせてこない俺に対しての警戒も全くない。
今後何があっても、俺だけの前以外では酒を飲ませないようにしようと心底思った。
誰にでも簡単にヤられてしまうだろうが、これでは。
いままでよく無事、童貞でいられたものだ。いや、この場合俺的には処女でいられたものだ、か?
そんな事を思いながら内藤先生の頬を掌でそっと触れてみる。すると「……神野、く……ん……」などと呟いてきた。
誰だ、それ。
まさかこの人の口から他人の名前、しかも男だと思われるような名前を聞かされるとは。
「……こんな時に他の人の名前ですか。いい根性だ」
俺がニヤリと笑いかけながら言うと、内藤先生はぼんやりとこちらを見てきただけだった。この様子だと、明日になれば今のことを覚えているかどうかも定かじゃない。あわよくば最後まで頂こうかと思っていたが、それはやめておくことにした。
だけどな、先生?
俺はニヤリとまた笑って顔を近づけ、キスした。
「……っんぅ」
最後までしないのは、その時とその後のあなたの反応が楽しめないからやめるのであって、あなたをかわいがらないという意味では、ない。
そのまま舌を差し入れて内藤先生の口内を蹂躙しつつ、俺は抵抗しない相手の服を脱がせていった。
ちゃんと送り届けたお礼は、あなたをいたぶり、かわいがることで返してもらおう。内藤先生の、ぼんやりとしながらも赤い顔が俺を煽ってくるし、な。
俺は十分キスを堪能すると、そのまま唇を内藤先生の首筋から鎖骨へと滑らせていく。
「ぁ……」
スッと肌に滑らせた指に、先生の体はビクリと揺れた。
「内藤先生。この間は質問に答えてくれてませんでしたが。ご自分で、なさるでしょう?」
俺は小さな乳首に唇を這わせると、そこにキスした後に聞いた。
「っぁ……? じ、ぶん、で……ぇ?」
「ええ」
あまりよくわかっていなさそうな先生にニッコリ頷くと、俺はさらにその乳首を咥え、含んだまま舌で刺激させながら軽く吸う。
「ひ、ぅっ?」
内藤先生はわけわからないといった様子のまま、また体をビクリと震わせた。味わったことない感覚とアルコールのせいで肌が敏感になっているのかもしれない。それとも、開発せずとも乳首が弱いとかなら俺としては楽しい。
「ほら、言ってくれないと、俺にどんどん変なこと、されますよ?」
「ぇ……? へん、な……こと、や、っぁ」
俺に乳首をいたぶられながら、這わせた指に合わせて体を震わせる内藤先生が楽しい。
「じ、ぶんで、するけ、ど、たまぁに、れす……。らって、気持ちよく、な、いんれ、す……」
「へぇ?」
俺はそのまま内藤先生のズボンと下着も脱がせた。多分、一般的なものよりも少々小ぶりであろうソレがいかにも内藤先生らしくてかわいらしい。
いや、背は別に小さくないんだが、な。
「気持ちよくない? それはよくないな。俺が教えてあげますよ。どうすれば、気持ちがいいのか」
そう言ってまた内藤先生にキスしながら右手を下へ伸ばした。ペニスを握ると、そのままゆっくり上下に擦る。
「っひ、ぁ?」
多分ただペニスを持ち、機械的に動かしていただけなのだろうな。俺はいつもの内藤先生を思い苦笑した。
自慰で気持ちよくないなどと。不感症でないのは今、この内藤先生を見たら十分わかる。
ゆるゆる擦った後に根元から亀頭へ滑らせ、割れ目を指で擦る。また亀頭から根元に向かって上下させる。強く握ったりゆるめたりを繰り返すとそれだけで小さなペニスは持ち主本人と違って激しく主張しだした。
「こんなに濡らしてるのに、気持ちよくないんですか?」
「っん、ぁ……、な、何、を……」
未だに状況わかっていないのか……?
わかっていないまま、それでも感じている様子が表情にもありありと出ている。本当にこの人、今まで誰ともしたことないのだろうなと俺は苦笑した。
……こんな美味しい反応を見せてくれるとは嬉しい誤算だが。
目に涙を溜めつつ赤くなり、逸らせた顔を自分の挙げた腕へ向け、唇を押し当て何とか声を押さえてる様子が堪らない。
「っふ、ぁ、っぅん、ぅ……」
酔っているからなのか、シラフでもこうなのか、今度はそこを是非試してみたいものだ。
「……ほら。手だけでも十分、イけるじゃないですか……」
カリや鈴口をいたぶりながらペニスを擦り続けていると、内藤先生はギュッと目を閉じて達した。乱れはだけた服に、玄関だけついている灯りのせいで仄暗い部屋に浮かび上がる肌。
もっと乱れさせたいところだが、今日はこれくらいにしといてあげよう。それでなくても酔った状態ですら今の状況に唖然とし、どうすればいいのかわからない様子のようだ。
荒くなった息を静めようとしている内藤先生に、俺はまたニッコリ笑いかけるとキスした。
「かわいかったですよ、先生。とりあえずあなたので濡れた俺の手、洗って来ますね」
俺は濡れた指を、内藤先生がぼんやりと見ている前でペロリと舐めてから立ちあがった。手をキッチンのシンクで洗い、戻ると先生はまだ乱れた姿のままぼんやりしていた。俺を誘っているのかと思ってしまいそうだ。
「まあ、これ以上はしませんが……。でも一向に覚めなさそうな酔いが心配なのでね。泥酔まではいってないようですが、その状態で風呂に入られるかもしれないと思うと気になります」
俺は先生の体を起こした。
「……?」
「ちゃんと俺が、先生を洗ってあげますよ」
普通に洗うだけだ。普通に。くまなく。
だが俺の欲望がつい笑顔に出ていたのか、酔っているにも関わらずとうとう内藤先生が「……っひ?」といつものように怯えた声をあげていた。
今後何があっても、俺だけの前以外では酒を飲ませないようにしようと心底思った。
誰にでも簡単にヤられてしまうだろうが、これでは。
いままでよく無事、童貞でいられたものだ。いや、この場合俺的には処女でいられたものだ、か?
そんな事を思いながら内藤先生の頬を掌でそっと触れてみる。すると「……神野、く……ん……」などと呟いてきた。
誰だ、それ。
まさかこの人の口から他人の名前、しかも男だと思われるような名前を聞かされるとは。
「……こんな時に他の人の名前ですか。いい根性だ」
俺がニヤリと笑いかけながら言うと、内藤先生はぼんやりとこちらを見てきただけだった。この様子だと、明日になれば今のことを覚えているかどうかも定かじゃない。あわよくば最後まで頂こうかと思っていたが、それはやめておくことにした。
だけどな、先生?
俺はニヤリとまた笑って顔を近づけ、キスした。
「……っんぅ」
最後までしないのは、その時とその後のあなたの反応が楽しめないからやめるのであって、あなたをかわいがらないという意味では、ない。
そのまま舌を差し入れて内藤先生の口内を蹂躙しつつ、俺は抵抗しない相手の服を脱がせていった。
ちゃんと送り届けたお礼は、あなたをいたぶり、かわいがることで返してもらおう。内藤先生の、ぼんやりとしながらも赤い顔が俺を煽ってくるし、な。
俺は十分キスを堪能すると、そのまま唇を内藤先生の首筋から鎖骨へと滑らせていく。
「ぁ……」
スッと肌に滑らせた指に、先生の体はビクリと揺れた。
「内藤先生。この間は質問に答えてくれてませんでしたが。ご自分で、なさるでしょう?」
俺は小さな乳首に唇を這わせると、そこにキスした後に聞いた。
「っぁ……? じ、ぶん、で……ぇ?」
「ええ」
あまりよくわかっていなさそうな先生にニッコリ頷くと、俺はさらにその乳首を咥え、含んだまま舌で刺激させながら軽く吸う。
「ひ、ぅっ?」
内藤先生はわけわからないといった様子のまま、また体をビクリと震わせた。味わったことない感覚とアルコールのせいで肌が敏感になっているのかもしれない。それとも、開発せずとも乳首が弱いとかなら俺としては楽しい。
「ほら、言ってくれないと、俺にどんどん変なこと、されますよ?」
「ぇ……? へん、な……こと、や、っぁ」
俺に乳首をいたぶられながら、這わせた指に合わせて体を震わせる内藤先生が楽しい。
「じ、ぶんで、するけ、ど、たまぁに、れす……。らって、気持ちよく、な、いんれ、す……」
「へぇ?」
俺はそのまま内藤先生のズボンと下着も脱がせた。多分、一般的なものよりも少々小ぶりであろうソレがいかにも内藤先生らしくてかわいらしい。
いや、背は別に小さくないんだが、な。
「気持ちよくない? それはよくないな。俺が教えてあげますよ。どうすれば、気持ちがいいのか」
そう言ってまた内藤先生にキスしながら右手を下へ伸ばした。ペニスを握ると、そのままゆっくり上下に擦る。
「っひ、ぁ?」
多分ただペニスを持ち、機械的に動かしていただけなのだろうな。俺はいつもの内藤先生を思い苦笑した。
自慰で気持ちよくないなどと。不感症でないのは今、この内藤先生を見たら十分わかる。
ゆるゆる擦った後に根元から亀頭へ滑らせ、割れ目を指で擦る。また亀頭から根元に向かって上下させる。強く握ったりゆるめたりを繰り返すとそれだけで小さなペニスは持ち主本人と違って激しく主張しだした。
「こんなに濡らしてるのに、気持ちよくないんですか?」
「っん、ぁ……、な、何、を……」
未だに状況わかっていないのか……?
わかっていないまま、それでも感じている様子が表情にもありありと出ている。本当にこの人、今まで誰ともしたことないのだろうなと俺は苦笑した。
……こんな美味しい反応を見せてくれるとは嬉しい誤算だが。
目に涙を溜めつつ赤くなり、逸らせた顔を自分の挙げた腕へ向け、唇を押し当て何とか声を押さえてる様子が堪らない。
「っふ、ぁ、っぅん、ぅ……」
酔っているからなのか、シラフでもこうなのか、今度はそこを是非試してみたいものだ。
「……ほら。手だけでも十分、イけるじゃないですか……」
カリや鈴口をいたぶりながらペニスを擦り続けていると、内藤先生はギュッと目を閉じて達した。乱れはだけた服に、玄関だけついている灯りのせいで仄暗い部屋に浮かび上がる肌。
もっと乱れさせたいところだが、今日はこれくらいにしといてあげよう。それでなくても酔った状態ですら今の状況に唖然とし、どうすればいいのかわからない様子のようだ。
荒くなった息を静めようとしている内藤先生に、俺はまたニッコリ笑いかけるとキスした。
「かわいかったですよ、先生。とりあえずあなたので濡れた俺の手、洗って来ますね」
俺は濡れた指を、内藤先生がぼんやりと見ている前でペロリと舐めてから立ちあがった。手をキッチンのシンクで洗い、戻ると先生はまだ乱れた姿のままぼんやりしていた。俺を誘っているのかと思ってしまいそうだ。
「まあ、これ以上はしませんが……。でも一向に覚めなさそうな酔いが心配なのでね。泥酔まではいってないようですが、その状態で風呂に入られるかもしれないと思うと気になります」
俺は先生の体を起こした。
「……?」
「ちゃんと俺が、先生を洗ってあげますよ」
普通に洗うだけだ。普通に。くまなく。
だが俺の欲望がつい笑顔に出ていたのか、酔っているにも関わらずとうとう内藤先生が「……っひ?」といつものように怯えた声をあげていた。
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