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一時の平和な日常

婚約?

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あれから、サイの家族や臣下にもアーシュリー(神)の事を紹介する事になった。

初めは皆、大変に驚いたが、

「まぁ、シンの強さから考えてみれば当然か」

等と妙な納得をしていた。
更に、アーシュリー(神)がシンと婚約するーっとの事で、サラやリーチェの猛反発があった。

それをサイは、

「正室が無理なら、せめて側室になればいい」

って、トンでも発言が、ここでも勃発。
しかし、サラもリーチェも納得してしまった。

???
いいのか?
これで?

公国との戦いの後、フォルクハルト達とは、友人としての付き合いをしている。
フォルクハルトは、フリッツやオスカー、姉兄と協力し、荒れた元国内の復興に尽力している。
帝国への賠償金は、皇国が支出し、見返りに豊かな国土と、皇国に忠誠を誓う国民を手にいれた。

たまに、フォルクハルトからの手紙には

「姉上が弟離れしないで困っている」

と、泣き言の言葉が混じっていて、最近では、

「姉上をもらってくれないか?」

等と手紙の回数と共に、この手の話が増えて来たのは、気のせいだろうか?

うん。
きっと気のせいだ。
…………多分。

そうこうしていると、国内では、俺(シン)と彼女達との婚約発表がなされ、入る穴もない俺は、泣く泣くこの婚約を受けるはめになった。

ん?
良く考えてみれば、美少女揃い?
多分、世間からは晒し者扱いだろうな。俺(チーーン)

そんな中、サイが神妙な面持ちで

「今夜、2人で呑もう」

と、持ち掛けてきた。
断る理由も無い俺は、二つ返事で了承した。
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