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暗雲たちこめる王国と公国
作戦開始
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「………馬鹿な!そんな博打が出来るか!?気は確かか?
」
つい言葉を荒げながら、ヤースキーは、シンを睨んだ。
「正気も正気。この一手に全てを賭ける。」
シンはヤースキーの睨みを真っ向から受け止める。
ブレイブは、鼻息荒くする
ヤースキーをなだめながら、
「……勝算はあるのだろうな?」
と確認の言葉を投げ掛ける。
「勿論。で、なければ、ずっとこのままだ。こちらは疲れを知り、向こうは疲れを知らない。なら、これしか無い。」
「なぁ、ギルバルト、ヤースキー。この策に乗ってみるしか無いと、俺も思う。」
「……異議はない。」
ギルバルトは、ブレイブの言葉に賛同する。
ヤースキーも、不承不承に同意するしかなかった。
ゴンザレスは、サイに決定するか否かを求め、
「余の友に、命運を託す。皆もしっかりと励んでくれ。」
と裁可が降った。
その後、シンは対策室に戻り、策を説明。
その上で、役員達をそれぞれの任務に配置。
そして、
「なんですか、ソレは?」
シンが取り出した物に、サラは質問を投げ掛けた。
「これは無線機でインカムと言う物だ。遠くでも会話はコレで成り立つ。但し、使用許可は俺にあるので、認可しなければ、コレは自動的に消える。使い方は……」
シンはインカムを人数分を渡して、使用方法を説明した。
皆は未知なる物に、一瞬戸惑いを見せたが、実際に使用してみると、好奇心が勝り、異口同音に
「凄い!便利、」
と感想を述べていた。
後は、各将軍に戦いは任せて、俺に出来る事は、精一杯やろうと、シンは思った。
」
つい言葉を荒げながら、ヤースキーは、シンを睨んだ。
「正気も正気。この一手に全てを賭ける。」
シンはヤースキーの睨みを真っ向から受け止める。
ブレイブは、鼻息荒くする
ヤースキーをなだめながら、
「……勝算はあるのだろうな?」
と確認の言葉を投げ掛ける。
「勿論。で、なければ、ずっとこのままだ。こちらは疲れを知り、向こうは疲れを知らない。なら、これしか無い。」
「なぁ、ギルバルト、ヤースキー。この策に乗ってみるしか無いと、俺も思う。」
「……異議はない。」
ギルバルトは、ブレイブの言葉に賛同する。
ヤースキーも、不承不承に同意するしかなかった。
ゴンザレスは、サイに決定するか否かを求め、
「余の友に、命運を託す。皆もしっかりと励んでくれ。」
と裁可が降った。
その後、シンは対策室に戻り、策を説明。
その上で、役員達をそれぞれの任務に配置。
そして、
「なんですか、ソレは?」
シンが取り出した物に、サラは質問を投げ掛けた。
「これは無線機でインカムと言う物だ。遠くでも会話はコレで成り立つ。但し、使用許可は俺にあるので、認可しなければ、コレは自動的に消える。使い方は……」
シンはインカムを人数分を渡して、使用方法を説明した。
皆は未知なる物に、一瞬戸惑いを見せたが、実際に使用してみると、好奇心が勝り、異口同音に
「凄い!便利、」
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後は、各将軍に戦いは任せて、俺に出来る事は、精一杯やろうと、シンは思った。
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