31 / 111
暗雲たちこめる王国と公国
新たな制度政策。
しおりを挟む
『大移動』と称された、勅命が発令され、早、二ヶ月が経とうとしていた。
その間、シンは近隣諸国の状態等の情報収集に勤しみ、分析と予測、対応に精を出していた。
最初は、国は軽い混乱が起きたが、事態は終息し、今は安定している。
その間、グレイが何か仕掛けて来ると思ってはいたが、今のところ、目立つ動きが無い。
シンは間違いなく、こちらが油断する時期を見計らって、虎視眈々と時を待っていると、読んでいた。
無論、その事は国王をはじめ、重鎮・貴族達にも、『御一同努々ご油断無き様』にと、念をおして忠告をした。
周辺地域は過疎化したが、王都はじめ全盛期並みの活気に満ちていた。
貴族は、自分の領地が無くなり、不満を漏らしてはいたが、王家存亡となると、黙るようになった。
また、そう言う貴族の為に、新しく、剣鎧制度を採用し、良く励んだ者に対し、王家から価値ある剣や鎧を褒美として贈る事になった。
また、貴族の女性に対しても、ドレスを贈るという、褒美制度をもうけたのである。
また、民間人に対しても新制度を発足した。
学生制度である。
初等教育課程6年を経て、
農業
林業
畜産業
鉄工業
商業
飲食業
聖職業
術法業
冒険者業
軍閥業
等の専門職の学校に行く事が『義務』となった。
また、転職の制度と、労働に関する法律の導入も開始、農業等の兼業も許可と言う形にする事を確定した。
広く人財を発掘する為に必要不可欠である事から、大いに受け入れられたが、一部の貴族からは、自分達の地位の危うさから反対。
しかし、サイは。
「その様に胡座をかいて驕るならば、いつかは喉元を掻き切られる。地位の安寧を心配するならば、自己研鑽を行い、常に民衆のリーダーとしての資質を磨け。」
と、一蹴した。
後にサイは語る。
この制度を導入した事で、国は強くなった。と。
その間、シンは近隣諸国の状態等の情報収集に勤しみ、分析と予測、対応に精を出していた。
最初は、国は軽い混乱が起きたが、事態は終息し、今は安定している。
その間、グレイが何か仕掛けて来ると思ってはいたが、今のところ、目立つ動きが無い。
シンは間違いなく、こちらが油断する時期を見計らって、虎視眈々と時を待っていると、読んでいた。
無論、その事は国王をはじめ、重鎮・貴族達にも、『御一同努々ご油断無き様』にと、念をおして忠告をした。
周辺地域は過疎化したが、王都はじめ全盛期並みの活気に満ちていた。
貴族は、自分の領地が無くなり、不満を漏らしてはいたが、王家存亡となると、黙るようになった。
また、そう言う貴族の為に、新しく、剣鎧制度を採用し、良く励んだ者に対し、王家から価値ある剣や鎧を褒美として贈る事になった。
また、貴族の女性に対しても、ドレスを贈るという、褒美制度をもうけたのである。
また、民間人に対しても新制度を発足した。
学生制度である。
初等教育課程6年を経て、
農業
林業
畜産業
鉄工業
商業
飲食業
聖職業
術法業
冒険者業
軍閥業
等の専門職の学校に行く事が『義務』となった。
また、転職の制度と、労働に関する法律の導入も開始、農業等の兼業も許可と言う形にする事を確定した。
広く人財を発掘する為に必要不可欠である事から、大いに受け入れられたが、一部の貴族からは、自分達の地位の危うさから反対。
しかし、サイは。
「その様に胡座をかいて驕るならば、いつかは喉元を掻き切られる。地位の安寧を心配するならば、自己研鑽を行い、常に民衆のリーダーとしての資質を磨け。」
と、一蹴した。
後にサイは語る。
この制度を導入した事で、国は強くなった。と。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。

王妃の鑑
ごろごろみかん。
恋愛
王妃ネアモネは婚姻した夜に夫からお前のことは愛していないと告げられ、失意のうちに命を失った。そして気づけば時間は巻きもどる。
これはネアモネが幸せをつかもうと必死に生きる話

悪役令嬢カテリーナでございます。
くみたろう
恋愛
………………まあ、私、悪役令嬢だわ……
気付いたのはワインを頭からかけられた時だった。
どうやら私、ゲームの中の悪役令嬢に生まれ変わったらしい。
40歳未婚の喪女だった私は今や立派な公爵令嬢。ただ、痩せすぎて骨ばっている体がチャームポイントなだけ。
ぶつかるだけでアタックをかます強靭な骨の持ち主、それが私。
40歳喪女を舐めてくれては困りますよ? 私は没落などしませんからね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる