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テレビ放送
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いよいよ、パリでの密着取材の放送日がやって来た。
事前に事務所にチェックの為の映像が届けられ、社長がそれを見てOKを出したのだが、莉帆は全く見ていない。
(どんなふうに撮られてるんだろう?)
わくわくよりもドキドキが勝る。
緊張の面持ちで、時間になるのを待った。
夜の7時から始まった番組を、莉帆はオフィスで他の社員達と一緒に固唾を飲んで見守る。
番組の司会者が簡単に挨拶したあと、雰囲気を変えて静かに語り始めた。
「日本では人気も知名度もナンバーワン。誰もが認めるイケメンカリスマモデルの禅が、まったくの身ひとつでモデルの最高峰『パリコレ』に挑みます。我々はその姿を完全密着で追いかけました。筋書きもあらすじもないドキュメントです。禅の素顔と、嘘偽りのない生き様をどうぞじっくりとご覧ください」
莉帆は思わずゴクリと喉を鳴らす。
成美達も微動だにせず、テレビ画面を食い入るように見つめた。
はじめに、日本での禅の様子が紹介される。
飛ぶように売れる雑誌、アパレルブランドとの契約も多数。
街頭インタビューで、興奮気味に禅の魅力を語るファン。
ただただかっこいい禅が印象づけられる。
そしてパリコレへの想いを語る禅のインタビュー。
「必ずこの手で掴み取ってみせます」
カメラ目線で力強く宣言する禅は、莉帆の目にはまだ実感がこもっていないように映る。
(違う。こんな顔じゃない。本気を出した時の禅は、もっと研ぎ澄まされてる)
けれどそれはまだ先の話。
映像は、フランスへ旅立つ日に変わった。
空港で周囲の視線を集めながら颯爽と歩く姿。
離陸する飛行機の窓から外を見て、「次にここに帰って来る時には必ず大きく成長している」と宣言する。
そんなキリッとした表情から一変して、飾らない素顔も紹介された。
機内食を美味しそうに食べ、パリの空港では「ボンジュール!おフランスー!」と両手を上げて喜ぶ。
パリのカフェではベーグルにかじりつき、「うまっ!」と目を輝かせる。
「えー、知らなかった。禅ってこんな顔するんだね」
「うん。なんか、キュンキュンするね」
成美や他の女性社員が目をハートにしながら、頬を手で押さえていた。
そこからは、たたみかけるように厳しい現実が突きつけられる。
最初こそ無事に所属事務所が決まり、コンポジットをもらえたが、肝心のキャスティングが全く通らない。
受けても受けても不合格。
ロクに審査もしてもらえず、ウォーキングの途中で手を叩かれておしまい。
焦りや不安を隠しながら、唇を真一文字に結んで次のキャスティングへと向かう後ろ姿に、その時の様子を思い出した莉帆は涙ぐむ。
成美達も目を潤ませながら言葉を失っていた。
口数の少ない食事風景。
ディレクターのインタビューでも、気丈に振る舞いながら声のトーンは低いまま。
やはり無理なのか?
非公式のショーや、アジア人向けのブランドを受けるべきか?
ナレーションとテロップがそう流れる。
だが、禅は力強く語った。
「俺は俺として、プライドとこだわりを捨てずに挑んでいく。それが俺の生き様だから」
そしてついに、運命のキャスティングへと向かった。
大きく映し出される『 Clair de lune クレール・ドゥ・リュンヌ』の文字と、フランスの伝統あるトップブランドという説明文。
一瞬白さに包まれ無音状態になったあと、画面はキャスティングのシーンに切り替わった。
BGMもナレーションもない、ただあの時の会場の記録。
名前を呼ばれ、ポジションに着き、ウォーキングを始める禅。
画面越しにも、雰囲気が変わった。
引き込まれ、言葉を忘れる。
次に画面が変わった時、電話を片手に固まる禅の横顔が大きく映し出された。
何度も確認したあと、笑顔を弾けさせる。
「やった!受かった!」
わーっ!と一斉にテレビクルー達も歓声を上げ、皆で涙を浮かべながら喜び合う。
テレビの前の成美達も、良かったーと心から安堵の言葉を口にした。
翌日のショーへの意気込みを語る禅に、不安や戸惑いの色は全くない。
「やってやる」
全身でそう語っていた。
ついに迎えたショーの本番。
圧倒される会場の雰囲気。
観客席には次々と世界のセレブ達が集まって来る。
やがてショーが始まった。
世界トップレベルのモデル達。
その中で唯一のアジア人モデルの禅は、他とは一線を画した魅力を放っていた。
人種の違いや偏見など、全てを黙らせる存在感と圧倒的なオーラ。
テレビの中の禅を見つめながら、誰も何も言葉にできない。
ただひたすら画面の中の禅に魅入っていた。
ショーが終わり、感慨深くパリでの日々を振り返る禅。
ずっと一緒に戦ってくれたテレビクルーやコーディネーター、日本から声援を送ってくれたファンへの感謝の言葉。
そして最後に、禅はカメラに向かって柔らかい笑顔を向けた。
「誰よりも一番近くで支えてくれたマネージャーに、心から感謝しています」
莉帆は息を呑み、目を見開く。
みるみるうちに涙が溢れてきた。
「莉帆ちゃん、良かったね」
成美がそっと莉帆の肩を抱く。
最後にパリの街のあちこちで撮影した、かっこいい禅の写真が次々と流れた。
パリコレへの挑戦は、見事大成功!
…と、そこで終わったかに見えたのだが。
禅の新たな挑戦!と大きくテロップが映し出される。
『クレール・ドゥ・リュンヌ』が公式に認めたオフィシャルモデルに!
今後はアジアを中心に世界の舞台で活躍!
「ええー?!」とオフィスがどよめいた。
「嘘、何、どういうこと?」
皆が一気に莉帆を振り返る。
「あ、えっと、すみません。口止めされていまして。どうしてもテレビ放送の前にすっぱ抜かれたら困るということで。すみません!」
勢い良く頭を下げる莉帆に、「いやいや、いいのよ、嬉しいニュースだもん」と言いつつ、にわかには信じがたい様子の社員達。
「明日になれば、正式に社長から全社員に報告のメールが届くと思います」
「そうなんだ。じゃあ楽しみにしてようっと」
皆が笑顔で頷き合った時、ふいにオフィスの代表電話が鳴り出した。
営業時間外の為、すぐに留守番電話に切り替わる。
だがその後もまたすぐに電話がかかってくる。
何度も繰り返される呼び出し音と留守番電話の応答に、段々皆の顔が引きつり始めた。
「ね、ねえ。これってやっぱり、テレビの影響よね?」
「うん、間違いなく禅に関することでしょうね」
「明日になったらかかってこない…って可能性は?」
黙ってため息をつく皆の心の中には「…ゼロ」のひと言が浮かんでいた。
事前に事務所にチェックの為の映像が届けられ、社長がそれを見てOKを出したのだが、莉帆は全く見ていない。
(どんなふうに撮られてるんだろう?)
わくわくよりもドキドキが勝る。
緊張の面持ちで、時間になるのを待った。
夜の7時から始まった番組を、莉帆はオフィスで他の社員達と一緒に固唾を飲んで見守る。
番組の司会者が簡単に挨拶したあと、雰囲気を変えて静かに語り始めた。
「日本では人気も知名度もナンバーワン。誰もが認めるイケメンカリスマモデルの禅が、まったくの身ひとつでモデルの最高峰『パリコレ』に挑みます。我々はその姿を完全密着で追いかけました。筋書きもあらすじもないドキュメントです。禅の素顔と、嘘偽りのない生き様をどうぞじっくりとご覧ください」
莉帆は思わずゴクリと喉を鳴らす。
成美達も微動だにせず、テレビ画面を食い入るように見つめた。
はじめに、日本での禅の様子が紹介される。
飛ぶように売れる雑誌、アパレルブランドとの契約も多数。
街頭インタビューで、興奮気味に禅の魅力を語るファン。
ただただかっこいい禅が印象づけられる。
そしてパリコレへの想いを語る禅のインタビュー。
「必ずこの手で掴み取ってみせます」
カメラ目線で力強く宣言する禅は、莉帆の目にはまだ実感がこもっていないように映る。
(違う。こんな顔じゃない。本気を出した時の禅は、もっと研ぎ澄まされてる)
けれどそれはまだ先の話。
映像は、フランスへ旅立つ日に変わった。
空港で周囲の視線を集めながら颯爽と歩く姿。
離陸する飛行機の窓から外を見て、「次にここに帰って来る時には必ず大きく成長している」と宣言する。
そんなキリッとした表情から一変して、飾らない素顔も紹介された。
機内食を美味しそうに食べ、パリの空港では「ボンジュール!おフランスー!」と両手を上げて喜ぶ。
パリのカフェではベーグルにかじりつき、「うまっ!」と目を輝かせる。
「えー、知らなかった。禅ってこんな顔するんだね」
「うん。なんか、キュンキュンするね」
成美や他の女性社員が目をハートにしながら、頬を手で押さえていた。
そこからは、たたみかけるように厳しい現実が突きつけられる。
最初こそ無事に所属事務所が決まり、コンポジットをもらえたが、肝心のキャスティングが全く通らない。
受けても受けても不合格。
ロクに審査もしてもらえず、ウォーキングの途中で手を叩かれておしまい。
焦りや不安を隠しながら、唇を真一文字に結んで次のキャスティングへと向かう後ろ姿に、その時の様子を思い出した莉帆は涙ぐむ。
成美達も目を潤ませながら言葉を失っていた。
口数の少ない食事風景。
ディレクターのインタビューでも、気丈に振る舞いながら声のトーンは低いまま。
やはり無理なのか?
非公式のショーや、アジア人向けのブランドを受けるべきか?
ナレーションとテロップがそう流れる。
だが、禅は力強く語った。
「俺は俺として、プライドとこだわりを捨てずに挑んでいく。それが俺の生き様だから」
そしてついに、運命のキャスティングへと向かった。
大きく映し出される『 Clair de lune クレール・ドゥ・リュンヌ』の文字と、フランスの伝統あるトップブランドという説明文。
一瞬白さに包まれ無音状態になったあと、画面はキャスティングのシーンに切り替わった。
BGMもナレーションもない、ただあの時の会場の記録。
名前を呼ばれ、ポジションに着き、ウォーキングを始める禅。
画面越しにも、雰囲気が変わった。
引き込まれ、言葉を忘れる。
次に画面が変わった時、電話を片手に固まる禅の横顔が大きく映し出された。
何度も確認したあと、笑顔を弾けさせる。
「やった!受かった!」
わーっ!と一斉にテレビクルー達も歓声を上げ、皆で涙を浮かべながら喜び合う。
テレビの前の成美達も、良かったーと心から安堵の言葉を口にした。
翌日のショーへの意気込みを語る禅に、不安や戸惑いの色は全くない。
「やってやる」
全身でそう語っていた。
ついに迎えたショーの本番。
圧倒される会場の雰囲気。
観客席には次々と世界のセレブ達が集まって来る。
やがてショーが始まった。
世界トップレベルのモデル達。
その中で唯一のアジア人モデルの禅は、他とは一線を画した魅力を放っていた。
人種の違いや偏見など、全てを黙らせる存在感と圧倒的なオーラ。
テレビの中の禅を見つめながら、誰も何も言葉にできない。
ただひたすら画面の中の禅に魅入っていた。
ショーが終わり、感慨深くパリでの日々を振り返る禅。
ずっと一緒に戦ってくれたテレビクルーやコーディネーター、日本から声援を送ってくれたファンへの感謝の言葉。
そして最後に、禅はカメラに向かって柔らかい笑顔を向けた。
「誰よりも一番近くで支えてくれたマネージャーに、心から感謝しています」
莉帆は息を呑み、目を見開く。
みるみるうちに涙が溢れてきた。
「莉帆ちゃん、良かったね」
成美がそっと莉帆の肩を抱く。
最後にパリの街のあちこちで撮影した、かっこいい禅の写真が次々と流れた。
パリコレへの挑戦は、見事大成功!
…と、そこで終わったかに見えたのだが。
禅の新たな挑戦!と大きくテロップが映し出される。
『クレール・ドゥ・リュンヌ』が公式に認めたオフィシャルモデルに!
今後はアジアを中心に世界の舞台で活躍!
「ええー?!」とオフィスがどよめいた。
「嘘、何、どういうこと?」
皆が一気に莉帆を振り返る。
「あ、えっと、すみません。口止めされていまして。どうしてもテレビ放送の前にすっぱ抜かれたら困るということで。すみません!」
勢い良く頭を下げる莉帆に、「いやいや、いいのよ、嬉しいニュースだもん」と言いつつ、にわかには信じがたい様子の社員達。
「明日になれば、正式に社長から全社員に報告のメールが届くと思います」
「そうなんだ。じゃあ楽しみにしてようっと」
皆が笑顔で頷き合った時、ふいにオフィスの代表電話が鳴り出した。
営業時間外の為、すぐに留守番電話に切り替わる。
だがその後もまたすぐに電話がかかってくる。
何度も繰り返される呼び出し音と留守番電話の応答に、段々皆の顔が引きつり始めた。
「ね、ねえ。これってやっぱり、テレビの影響よね?」
「うん、間違いなく禅に関することでしょうね」
「明日になったらかかってこない…って可能性は?」
黙ってため息をつく皆の心の中には「…ゼロ」のひと言が浮かんでいた。
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