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夜明け前
奴隷生活4
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【奴隷生活4】
マルコがいなくなった。
『教養』で隣の席の少女もいなくなった。
レイモンド子爵に買われて、仲間のところへ戻れたのだろう。
良かった良かった。
新しく奴隷として入ってきたのは、またしても普通の人だったし、僕と関わることもなかった。
運が悪いことに新入りが入っても、たまたま肉スープが出されなかったので彼のヒエラルキーは底辺になってしまったようだった。
まぁ僕には関係のないことだ。
前のように一人になって、ただ寝ているだけ。
3日に1度の『教養』以外は何もない。
そんな日々。
幸せとは程遠い環境で、穏やかな日常を過ごしていた。
今日、牢番がいつもよりかなり早く僕の牢の前に来た。
雑用係もいるし、簡易ベッドも持って来ていた。
昨日『教養』の日だったと思うから今日は、何もないはずだ。
前に『教養』をしてから1回しかエサを食べていないのだから。
僕が疑問に思っている間にも、牢番と雑用係はいつものように簡易ベッドを牢の前におろして、牢の扉を開ける。
そして僕に乗るように指示を出す。
抵抗することもなく、僕はそれに従った。
疑問は持っても口に出してはいけない。
『教養』で最初に教わったことだ。
ふっ、と簡易ベッドが持ち上がり、牢屋の前をいくつも通り過ぎて行く。
『教養』の時と同じように、そのまま階段を登って地上階に行く。
そうして廊下を真っ直ぐに進む。
途中で、いつもの教室も通り過ぎた。
突き当たりまで来ると、やけに水気の多い部屋へ入った。
そこで簡易ベッドごと降ろされた。
「ふぃー疲れたぜ。んじゃ後はよろしく頼んだ」
牢番が誰かに向けてそう言った。
「はい、お任せください」
奥の方から若い女性の声がした。
牢番が雑用係を連れて部屋から出て行くと、代わりに二人の女性が現れた。
メイド服を着た女性で、『教養』に行くときにたまにすれ違う程度の人たちだ。
彼女たちは無言で僕の両脇を抱えて部屋の奥へと連れて行く。
そのときに首元に首輪が見えたので、彼女たちもきっと奴隷なのだろう。
部屋の奥へと進み、扉を開けるとそこは広い浴槽と洗い場があった。
浴槽からは湯気が立ち上り、見ているだけでポカポカして気持ちが良い。
「わぁ……」
思わず声が漏れた。
メイドさんたちは相変わらず無言だった。
ボロ切れ1枚だけの服を脱がされて洗い場へと連れていかれる。
そこで1年ぶりに体を洗われた。
体を洗われるのは生まれてからずっと、日本でもそうだったから慣れていた。
けれど、1年間溜まった汚れを落とすという経験は初めてだ。
石鹸らしきもので体を擦られるたびに、黒ずんだ皮膚は真っ白な色を取り戻していく。
洗髪剤で髪を洗われると、くすんで元の色が分からなくなっていた金髪が輝きを取り戻していた。
一通り洗い終わると浴槽につけられて、洗い残した汚れを徹底的に落とされた。
少し痛いが、それが気にならないくらい気持ちがよかった。
10分くらい浴槽につけられた後はまた、両脇を抱えられてお風呂から上がる。
先ほどの部屋は脱衣所だったらしい。
真っ白なタオルで優しく水分を吹かれる。
その後は端に置いてある服を着せられるのだろうかと思ったら髪を切られた。
僕の髪は伸びっぱなしで肩まで届いていたから、ショートカットくらいまで短くなる。
それでも少し長いと思うのだが、メイドさんたちはひたすら無言なので僕も何も言わなかった。
髪を切り、また少し髪を洗い、真っ白な服を着せられる。
メイドさんの一人が僕を両手でで支えて、もう一人が少し離れて僕を見た。
何か驚いていたようだったが、問題がなければ良いのだけど……。
そんな心配は杞憂に終わり、僕は簡易ベッドに乗せられた。
メイドさんたちは見た目にそぐわず、案外力持ちだったようで軽々とベッドを持ち上げると、僕ごとどこかへ運んでいく。
このような扱いを受けたのは初めてだったので困惑していたが、僕に抵抗なんか出来るはずもなく、簡易ベッドに体を預けることにした。
◆
【メイド said】
私は元冒険者だ。
冒険者だったのだが、依頼に失敗して違約金が払えずに奴隷となってしまった。
自分の実力不足が原因だったので仕方ないと思っている。
だから、そこに恨みはない。
白の国の奴隷の扱いは酷い。
家畜以下といったレベルだ。
人権なんてものはないし、奴隷になるなら死んだ方がマシだという人もかなり多い。
その点で私は、契約奴隷だからまだ幸せだ。
一般的に売買されているのは永久奴隷という。
彼らの境遇はまさしく悲惨。
一生家畜以下の存在として扱われてしまうし、解放なんてことは滅多にない。
契約奴隷というのは、私のように金銭不足から自分を売ったもののことだ。
期間を決めて奴隷契約を結ぶ代わりに、お金をもらう。
私は3年間自分を売って、金貨100枚を貰った。
契約奴隷は奴隷というより雇用に近い。
自由はないが、人権は保証されているしそれなりの待遇はされている。
仕事さえちゃんとすれば良い。
だから大したことないと考えていた。
だが、その仕事が問題だった。
私の雇用主は奴隷商人。
そして私の仕事はメイドとしての手伝いだ。
一般的な雑務ならまだ良い。
私が耐えられなかったのは、奴隷の出荷の仕事だった。
劣悪な環境に置かれた奴隷たちは身も心もボロボロだ。
それでは客へ見せるときに商品価値が下がってしまう。
なので売り込む間際に、奴隷の身なりを整えるのだ。
体を洗い、汚れを落として髪を切り服を着せる。
これだけでかなり印象は変わるのだ。
けれど……。
けれど、奴隷の裸を見ると大抵がボロボロだ。
傷ついていたり、骨が浮き出ていたり、体の部位が欠損していたりと。
彼らがどのような扱いを受けているかが一目で分かってしまう。
それがいつもつらくて耐えられなかった。
それは体だけではない。
心もだ。
仕事を始めた時は色々と話しかけたりもしていた。
けれどその度に彼らの心の傷口に触れてしまう。
そうして、いつも
「放っておいてくれ」
と言われるのだ。
この仕事は奴隷の体と心の深い闇に直接触れてしまう。
それから目を逸らすのは卑怯なことなのだろうが、私は逃げてしまった。
仕事の時はなるべく感情を殺した。
喋らないし、笑顔も見せない。
同僚の奴隷メイドもその結論に至ったようで、同じような感じだった。
今日も奴隷の出荷の準備がある。
憂鬱な気分で仕事をする。
脱衣所に入ると、粗暴な牢番が来ていて簡易ベッドで奴隷を運んで来ていた。
(歩けない奴隷……)
私の気分は更に憂鬱になる。
感情を殺して奴隷を見ると、まだ小さな少年だった。
ボロボロで、少し汚れの匂いがツンとする。
ボロボロの状態でも、顔立ちはかなり可愛い部類に入るだろう。
愛玩奴隷なのだとすぐに分かった。
彼と視線が合う。
彼の瞳は暗い絶望をたたえていた。
全てを諦めている色だった。
(年端もいかない少年がこんな瞳をしているのか……っ!)
内心で叫んだ。
けれど無表情を作って、無言で少年を洗っていく。
洗っていくと少年はどんどん美しくなっていった。
綺麗な肌の色、綺麗な金髪。
あどけなさを残した可愛らしい表情。
洗い終わって髪を切り、服を着せる。
同僚のメイドが彼を支えてくれたので、私が離れて見る。
すると、そこには天使がいた。
ボロボロの状態でも可愛らしかったが、ちゃんと綺麗にした状態だと明らかに違った。
見るものを引き寄せる魔性の美しさと可愛らしさ。
一人では立てずに、誰かに支えられていなければならない不安定さも、庇護欲のスパイスにしかならなかった。
思わず息を飲んでしまう。
彼とまた視線があった。
それは心配そうな視線。
今まで無表情だった私がいきなり、表情を見せたので不安になったのだろう。
私は慌ててまた無表情を作って、彼を簡易ベッドへと運ぶ。
そして同僚と持ち上げると、あまりにも軽い彼を奴隷商人の元へ運んで行くのだった……。
マルコがいなくなった。
『教養』で隣の席の少女もいなくなった。
レイモンド子爵に買われて、仲間のところへ戻れたのだろう。
良かった良かった。
新しく奴隷として入ってきたのは、またしても普通の人だったし、僕と関わることもなかった。
運が悪いことに新入りが入っても、たまたま肉スープが出されなかったので彼のヒエラルキーは底辺になってしまったようだった。
まぁ僕には関係のないことだ。
前のように一人になって、ただ寝ているだけ。
3日に1度の『教養』以外は何もない。
そんな日々。
幸せとは程遠い環境で、穏やかな日常を過ごしていた。
今日、牢番がいつもよりかなり早く僕の牢の前に来た。
雑用係もいるし、簡易ベッドも持って来ていた。
昨日『教養』の日だったと思うから今日は、何もないはずだ。
前に『教養』をしてから1回しかエサを食べていないのだから。
僕が疑問に思っている間にも、牢番と雑用係はいつものように簡易ベッドを牢の前におろして、牢の扉を開ける。
そして僕に乗るように指示を出す。
抵抗することもなく、僕はそれに従った。
疑問は持っても口に出してはいけない。
『教養』で最初に教わったことだ。
ふっ、と簡易ベッドが持ち上がり、牢屋の前をいくつも通り過ぎて行く。
『教養』の時と同じように、そのまま階段を登って地上階に行く。
そうして廊下を真っ直ぐに進む。
途中で、いつもの教室も通り過ぎた。
突き当たりまで来ると、やけに水気の多い部屋へ入った。
そこで簡易ベッドごと降ろされた。
「ふぃー疲れたぜ。んじゃ後はよろしく頼んだ」
牢番が誰かに向けてそう言った。
「はい、お任せください」
奥の方から若い女性の声がした。
牢番が雑用係を連れて部屋から出て行くと、代わりに二人の女性が現れた。
メイド服を着た女性で、『教養』に行くときにたまにすれ違う程度の人たちだ。
彼女たちは無言で僕の両脇を抱えて部屋の奥へと連れて行く。
そのときに首元に首輪が見えたので、彼女たちもきっと奴隷なのだろう。
部屋の奥へと進み、扉を開けるとそこは広い浴槽と洗い場があった。
浴槽からは湯気が立ち上り、見ているだけでポカポカして気持ちが良い。
「わぁ……」
思わず声が漏れた。
メイドさんたちは相変わらず無言だった。
ボロ切れ1枚だけの服を脱がされて洗い場へと連れていかれる。
そこで1年ぶりに体を洗われた。
体を洗われるのは生まれてからずっと、日本でもそうだったから慣れていた。
けれど、1年間溜まった汚れを落とすという経験は初めてだ。
石鹸らしきもので体を擦られるたびに、黒ずんだ皮膚は真っ白な色を取り戻していく。
洗髪剤で髪を洗われると、くすんで元の色が分からなくなっていた金髪が輝きを取り戻していた。
一通り洗い終わると浴槽につけられて、洗い残した汚れを徹底的に落とされた。
少し痛いが、それが気にならないくらい気持ちがよかった。
10分くらい浴槽につけられた後はまた、両脇を抱えられてお風呂から上がる。
先ほどの部屋は脱衣所だったらしい。
真っ白なタオルで優しく水分を吹かれる。
その後は端に置いてある服を着せられるのだろうかと思ったら髪を切られた。
僕の髪は伸びっぱなしで肩まで届いていたから、ショートカットくらいまで短くなる。
それでも少し長いと思うのだが、メイドさんたちはひたすら無言なので僕も何も言わなかった。
髪を切り、また少し髪を洗い、真っ白な服を着せられる。
メイドさんの一人が僕を両手でで支えて、もう一人が少し離れて僕を見た。
何か驚いていたようだったが、問題がなければ良いのだけど……。
そんな心配は杞憂に終わり、僕は簡易ベッドに乗せられた。
メイドさんたちは見た目にそぐわず、案外力持ちだったようで軽々とベッドを持ち上げると、僕ごとどこかへ運んでいく。
このような扱いを受けたのは初めてだったので困惑していたが、僕に抵抗なんか出来るはずもなく、簡易ベッドに体を預けることにした。
◆
【メイド said】
私は元冒険者だ。
冒険者だったのだが、依頼に失敗して違約金が払えずに奴隷となってしまった。
自分の実力不足が原因だったので仕方ないと思っている。
だから、そこに恨みはない。
白の国の奴隷の扱いは酷い。
家畜以下といったレベルだ。
人権なんてものはないし、奴隷になるなら死んだ方がマシだという人もかなり多い。
その点で私は、契約奴隷だからまだ幸せだ。
一般的に売買されているのは永久奴隷という。
彼らの境遇はまさしく悲惨。
一生家畜以下の存在として扱われてしまうし、解放なんてことは滅多にない。
契約奴隷というのは、私のように金銭不足から自分を売ったもののことだ。
期間を決めて奴隷契約を結ぶ代わりに、お金をもらう。
私は3年間自分を売って、金貨100枚を貰った。
契約奴隷は奴隷というより雇用に近い。
自由はないが、人権は保証されているしそれなりの待遇はされている。
仕事さえちゃんとすれば良い。
だから大したことないと考えていた。
だが、その仕事が問題だった。
私の雇用主は奴隷商人。
そして私の仕事はメイドとしての手伝いだ。
一般的な雑務ならまだ良い。
私が耐えられなかったのは、奴隷の出荷の仕事だった。
劣悪な環境に置かれた奴隷たちは身も心もボロボロだ。
それでは客へ見せるときに商品価値が下がってしまう。
なので売り込む間際に、奴隷の身なりを整えるのだ。
体を洗い、汚れを落として髪を切り服を着せる。
これだけでかなり印象は変わるのだ。
けれど……。
けれど、奴隷の裸を見ると大抵がボロボロだ。
傷ついていたり、骨が浮き出ていたり、体の部位が欠損していたりと。
彼らがどのような扱いを受けているかが一目で分かってしまう。
それがいつもつらくて耐えられなかった。
それは体だけではない。
心もだ。
仕事を始めた時は色々と話しかけたりもしていた。
けれどその度に彼らの心の傷口に触れてしまう。
そうして、いつも
「放っておいてくれ」
と言われるのだ。
この仕事は奴隷の体と心の深い闇に直接触れてしまう。
それから目を逸らすのは卑怯なことなのだろうが、私は逃げてしまった。
仕事の時はなるべく感情を殺した。
喋らないし、笑顔も見せない。
同僚の奴隷メイドもその結論に至ったようで、同じような感じだった。
今日も奴隷の出荷の準備がある。
憂鬱な気分で仕事をする。
脱衣所に入ると、粗暴な牢番が来ていて簡易ベッドで奴隷を運んで来ていた。
(歩けない奴隷……)
私の気分は更に憂鬱になる。
感情を殺して奴隷を見ると、まだ小さな少年だった。
ボロボロで、少し汚れの匂いがツンとする。
ボロボロの状態でも、顔立ちはかなり可愛い部類に入るだろう。
愛玩奴隷なのだとすぐに分かった。
彼と視線が合う。
彼の瞳は暗い絶望をたたえていた。
全てを諦めている色だった。
(年端もいかない少年がこんな瞳をしているのか……っ!)
内心で叫んだ。
けれど無表情を作って、無言で少年を洗っていく。
洗っていくと少年はどんどん美しくなっていった。
綺麗な肌の色、綺麗な金髪。
あどけなさを残した可愛らしい表情。
洗い終わって髪を切り、服を着せる。
同僚のメイドが彼を支えてくれたので、私が離れて見る。
すると、そこには天使がいた。
ボロボロの状態でも可愛らしかったが、ちゃんと綺麗にした状態だと明らかに違った。
見るものを引き寄せる魔性の美しさと可愛らしさ。
一人では立てずに、誰かに支えられていなければならない不安定さも、庇護欲のスパイスにしかならなかった。
思わず息を飲んでしまう。
彼とまた視線があった。
それは心配そうな視線。
今まで無表情だった私がいきなり、表情を見せたので不安になったのだろう。
私は慌ててまた無表情を作って、彼を簡易ベッドへと運ぶ。
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