70 / 148
第四章 砂漠の遺跡
第七十話 襲撃
しおりを挟む
砂漠嵐《デザートストーム》が去り、俺達は部屋で眠りについていた。
「ご主人様、ご主人様……」
レアが肉球で顔を押して来る。
「……ん……、どうしたレア?」
「何者かが船に乗って来ています」
「本当か!?」
「間違いありません」
「どう言う奴らかわかるか?」
「いえ……、ただ、客室を一つ一つ調べているようです」
「この部屋にも来そうか?」
「恐らく……」
マブルさんを起こして誰かが来ていると簡単に説明し、レアは人型へと変身し、短剣を構えてマブルさんの前に。
俺はドアの横で待つ。
デザートシップが動いている音だけが静かに聞こえる。
部屋の扉が音も無くゆっくりと開く。
黒い影がスゥっと扉から出て来た時、下から突き上げた俺のアッパーカットが炸裂した。
「ガフッ!」
黒いローブを着た奴は通路にひっくり返ると、伸びてしまい通路にいた他の影がこっちに向かって来た!
その数五人程だ!
一人が扉から入ろうとすると、そこにレアの投げた短剣が黒い影に突き刺さる。
「ぐあっ!」
一人が倒れてもお構い無しに残りのメンバーが入って来た。
レアの投げた短剣を弾き、狭い部屋の中で対峙する。
「お前ら何者だ!?」
「…………そこのマブルを渡せ……」
狙いはマブルさんか……。
「渡すわけ無いだろ!」
「……ならば……力ずくで奪うまでだ!」
四人は湾曲した刀を構え、広がってジリジリと近づいてくる。
一人が飛びかかって湾曲した刀を突いて来たのを避け、ローブを持って床に叩きつける。
他の二人も左右から俺に攻撃して来た。
一人の湾曲した刀で切り付けて来たのは叩きつけた奴を盾にしたが、もう一人の湾曲した刀が脇腹に刺さる。
「っ!」
盾にした奴を蹴り、二人飛ばす。 突き刺して来た奴のローブと腕を掴み床に叩きつけた後、膝を腹に落とすと、そいつは血を吐いて白目を剥いた。
その間にもう一人は壁を駆け上がりレアの元へ。
「レア!」
レアは黒いローブの湾曲した刀を短剣で受け止めている。
そいつが少し離れ、俺が加勢に行こうとしたが、一人に掴まれた。
「がっ!」
レアに向かって行った奴が倒れた。
その体には無数の短剣が刺さっている。
最後の一人は状況を見て、「チッ!」 と捨て台詞を吐いて退散して行った。
「ご主人様、追いますか?」
「いや、他に仲間がいると厄介だ。 マブルさんが目的ならこの狭い部屋の方が良い」
「わかりました」
どうやら追っては来ないようだ。
「マブルさん大丈夫ですか?」
「わしは大丈夫じゃ。 それより二人は無事かの?」
「俺達も大丈夫ですよ。 しかし、こいつらはなんでマブルさんを狙ったのでしょうか?」
「わからん……、じゃが、思いつくのは、わしの技術力が目的じゃろうな」
「ルルア達は大丈夫でしょうか?」
「エイルもアンもいるから大丈夫だとは思うよ」
遺跡調査も早めに切り上げた方が良さそうだな。
「大丈夫ですか!」
物音を聞きつけ、客室乗務員がやって来た。
いきなり襲われたと説明すると、俺達も別室に連れて行かれて色々と聞かれた。
マブルさんの事を話すと、知っている船員がいたのか、恐らくマブルさんを狙った人攫いだろうと言う事になった。
一人まだ息は合ったのだが、毒薬か何かで自害してしまったので、理由はわからない。
部屋に戻った俺とレアはマブルさんにあの黒いローブの奴らと前に会った事を話した。
「……と言う事は、襲って来た連中は【ヴァルスケルハイト】の手の者と言うわけじゃな」
「恐らくそうでしょう」
「これからは注意しながら遺跡に向かいましょう」
「そうじゃな」
「そういやレア、いつの間にあんなに短剣を?」
「前にルルアと買い物をした時に、短剣を二十本程買いまして、私のリュックに入れておきました」
あの小さなリュックは短剣を入れだったか。
その日はレアにマブルさんを任せ、また奴らが来るかも知れないので俺は部屋の扉前で寝ずに座っていた。
幸い再襲撃は無く、一日遅れの三日目にファブルの町に到着した。
「この町からまた乗り換えじゃ」
「またデザートシップですか?」
「ここからは、わしのサンドフィッチャーと同じサイズの船じゃな。 遺跡までは岩場が多く大きい船では行けないのじゃよ」
「確か遺跡までは一日程でしたよね?」
「何も無ければじゃな」
何も無ければ……、……絶対何かありそうだ……。
「ここから先はヴァルスケルハイトの襲撃は無いじゃろう」
「何故ですか?」
「ここから先は砂漠の魔生獣が多く出没するのでな。 追ってきたら奴らも襲われるじゃろうよ」
だからファブルの町に着く前に襲って来たのか。
「まずは遺跡を見たと言う人に会いに行くぞい」
「わかりました」
ファブルの町はハバルの町に比べて人が少ない。
この町にはガル支部は無いらしく、魔生獣に襲われる時は町の人達で守っているらしい。
その為、屈強な人を多く見る。
「ここじゃ、ここじゃ」
石造りの平家。 ここに遺跡を見た人がいるらしい。
「モンド! おるかー!?」
「誰だ!?」
家の扉を少し開け、覗いてくる人影がある。
あの人がモンドさん?
「わしじゃ。 マブルじゃ」
「おお! マブルか! 久しいな」
扉を開けて出てきたモンドさんは……、白髪だけど、怒髪天のように髪の毛が逆立っている。
眼鏡のレンズもだいぶ分厚い。
そして白衣を着ている。
家の中に入れてもらい遺跡の話しを聞く。
「ここから更に西に行くと、岩場が多くある。 ワシは船も使えない場所で【サンドスコーピオン】に襲われてな。 夢中で逃げた場所で砂に飲まれたのだが、その先が洞窟になっておって、進んでみると見た事の無い遺跡があったのだよ」
「遺跡は調べたんじゃろ?」
「勿論だ。 だが、この辺りにある遺跡とあまり変わりが無くてな。 レリックなども無かった。 だが……」
「だが?」
「大きな壁画があった。 その壁画には船の様な物が描かれておったよ」
「船? 他には何か無かったのかの?」
「他には筒に入った人らしい絵だけだな」
「やはり……」
「なんだ? おぬしは何か知っておるのか?」
「いや……、まだ憶測じゃ」
「そうか、まあ、行くなら魔生獣には気をつけて行く事だ。 何かわかったらワシにも教えてくれよ」
「もちろんじゃ」
モンドさんに簡単な地図を書いてもらい、遺跡に向かう準備を始める。
因みにモンドさんが無事に戻って来れたのは、洞窟にあった川に落ちてしまうと、町の井戸と繋がっていたらしく助かったようだ。
かなり無茶な事してるな。
モンドさんが岩場の近くまで行ってくれる船を手配してくれ、それに乗って向かう事になった。
「ご主人様、ご主人様……」
レアが肉球で顔を押して来る。
「……ん……、どうしたレア?」
「何者かが船に乗って来ています」
「本当か!?」
「間違いありません」
「どう言う奴らかわかるか?」
「いえ……、ただ、客室を一つ一つ調べているようです」
「この部屋にも来そうか?」
「恐らく……」
マブルさんを起こして誰かが来ていると簡単に説明し、レアは人型へと変身し、短剣を構えてマブルさんの前に。
俺はドアの横で待つ。
デザートシップが動いている音だけが静かに聞こえる。
部屋の扉が音も無くゆっくりと開く。
黒い影がスゥっと扉から出て来た時、下から突き上げた俺のアッパーカットが炸裂した。
「ガフッ!」
黒いローブを着た奴は通路にひっくり返ると、伸びてしまい通路にいた他の影がこっちに向かって来た!
その数五人程だ!
一人が扉から入ろうとすると、そこにレアの投げた短剣が黒い影に突き刺さる。
「ぐあっ!」
一人が倒れてもお構い無しに残りのメンバーが入って来た。
レアの投げた短剣を弾き、狭い部屋の中で対峙する。
「お前ら何者だ!?」
「…………そこのマブルを渡せ……」
狙いはマブルさんか……。
「渡すわけ無いだろ!」
「……ならば……力ずくで奪うまでだ!」
四人は湾曲した刀を構え、広がってジリジリと近づいてくる。
一人が飛びかかって湾曲した刀を突いて来たのを避け、ローブを持って床に叩きつける。
他の二人も左右から俺に攻撃して来た。
一人の湾曲した刀で切り付けて来たのは叩きつけた奴を盾にしたが、もう一人の湾曲した刀が脇腹に刺さる。
「っ!」
盾にした奴を蹴り、二人飛ばす。 突き刺して来た奴のローブと腕を掴み床に叩きつけた後、膝を腹に落とすと、そいつは血を吐いて白目を剥いた。
その間にもう一人は壁を駆け上がりレアの元へ。
「レア!」
レアは黒いローブの湾曲した刀を短剣で受け止めている。
そいつが少し離れ、俺が加勢に行こうとしたが、一人に掴まれた。
「がっ!」
レアに向かって行った奴が倒れた。
その体には無数の短剣が刺さっている。
最後の一人は状況を見て、「チッ!」 と捨て台詞を吐いて退散して行った。
「ご主人様、追いますか?」
「いや、他に仲間がいると厄介だ。 マブルさんが目的ならこの狭い部屋の方が良い」
「わかりました」
どうやら追っては来ないようだ。
「マブルさん大丈夫ですか?」
「わしは大丈夫じゃ。 それより二人は無事かの?」
「俺達も大丈夫ですよ。 しかし、こいつらはなんでマブルさんを狙ったのでしょうか?」
「わからん……、じゃが、思いつくのは、わしの技術力が目的じゃろうな」
「ルルア達は大丈夫でしょうか?」
「エイルもアンもいるから大丈夫だとは思うよ」
遺跡調査も早めに切り上げた方が良さそうだな。
「大丈夫ですか!」
物音を聞きつけ、客室乗務員がやって来た。
いきなり襲われたと説明すると、俺達も別室に連れて行かれて色々と聞かれた。
マブルさんの事を話すと、知っている船員がいたのか、恐らくマブルさんを狙った人攫いだろうと言う事になった。
一人まだ息は合ったのだが、毒薬か何かで自害してしまったので、理由はわからない。
部屋に戻った俺とレアはマブルさんにあの黒いローブの奴らと前に会った事を話した。
「……と言う事は、襲って来た連中は【ヴァルスケルハイト】の手の者と言うわけじゃな」
「恐らくそうでしょう」
「これからは注意しながら遺跡に向かいましょう」
「そうじゃな」
「そういやレア、いつの間にあんなに短剣を?」
「前にルルアと買い物をした時に、短剣を二十本程買いまして、私のリュックに入れておきました」
あの小さなリュックは短剣を入れだったか。
その日はレアにマブルさんを任せ、また奴らが来るかも知れないので俺は部屋の扉前で寝ずに座っていた。
幸い再襲撃は無く、一日遅れの三日目にファブルの町に到着した。
「この町からまた乗り換えじゃ」
「またデザートシップですか?」
「ここからは、わしのサンドフィッチャーと同じサイズの船じゃな。 遺跡までは岩場が多く大きい船では行けないのじゃよ」
「確か遺跡までは一日程でしたよね?」
「何も無ければじゃな」
何も無ければ……、……絶対何かありそうだ……。
「ここから先はヴァルスケルハイトの襲撃は無いじゃろう」
「何故ですか?」
「ここから先は砂漠の魔生獣が多く出没するのでな。 追ってきたら奴らも襲われるじゃろうよ」
だからファブルの町に着く前に襲って来たのか。
「まずは遺跡を見たと言う人に会いに行くぞい」
「わかりました」
ファブルの町はハバルの町に比べて人が少ない。
この町にはガル支部は無いらしく、魔生獣に襲われる時は町の人達で守っているらしい。
その為、屈強な人を多く見る。
「ここじゃ、ここじゃ」
石造りの平家。 ここに遺跡を見た人がいるらしい。
「モンド! おるかー!?」
「誰だ!?」
家の扉を少し開け、覗いてくる人影がある。
あの人がモンドさん?
「わしじゃ。 マブルじゃ」
「おお! マブルか! 久しいな」
扉を開けて出てきたモンドさんは……、白髪だけど、怒髪天のように髪の毛が逆立っている。
眼鏡のレンズもだいぶ分厚い。
そして白衣を着ている。
家の中に入れてもらい遺跡の話しを聞く。
「ここから更に西に行くと、岩場が多くある。 ワシは船も使えない場所で【サンドスコーピオン】に襲われてな。 夢中で逃げた場所で砂に飲まれたのだが、その先が洞窟になっておって、進んでみると見た事の無い遺跡があったのだよ」
「遺跡は調べたんじゃろ?」
「勿論だ。 だが、この辺りにある遺跡とあまり変わりが無くてな。 レリックなども無かった。 だが……」
「だが?」
「大きな壁画があった。 その壁画には船の様な物が描かれておったよ」
「船? 他には何か無かったのかの?」
「他には筒に入った人らしい絵だけだな」
「やはり……」
「なんだ? おぬしは何か知っておるのか?」
「いや……、まだ憶測じゃ」
「そうか、まあ、行くなら魔生獣には気をつけて行く事だ。 何かわかったらワシにも教えてくれよ」
「もちろんじゃ」
モンドさんに簡単な地図を書いてもらい、遺跡に向かう準備を始める。
因みにモンドさんが無事に戻って来れたのは、洞窟にあった川に落ちてしまうと、町の井戸と繋がっていたらしく助かったようだ。
かなり無茶な事してるな。
モンドさんが岩場の近くまで行ってくれる船を手配してくれ、それに乗って向かう事になった。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最強超ドS級レベル9999賢者はパーティーから追放されて無職になりましたが、魔王の誘いを受けてレベル1破壊神としてやり直すことにしました
真里谷
ファンタジー
正式タイトルは「最強超ドS級レベル9999賢者はパーティーから追放されて無職になったから田舎でスローライフをしていましたが、魔王の誘いを受けてレベル1破壊神としてやり直すことにしました ~ せっかくなのでダンジョンビジネスも始めちゃうし、見ず知らずのおっさんは助けちゃうし、いろいろ伝説を作っちゃいますが、尺の都合でお見せできない部分もあるのでご了承ください」です。
あらすじは上記の通りです。
「ツギクル」「カクヨム」「小説家になろう」「マグネット!」「アルファポリス」にて同時更新
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる