32 / 77
第二章 旅の行方
第三十二話 アームダレスの王
しおりを挟む
アームダレスのガル支部でホランさんから頼まれた依頼を受け、アームダレスの城に案内された。
そして俺は何故か豪華でひっろい風呂に入っている。
しかも良い匂いの木の風呂だ。 こう言う所は和風なんだな。
風呂は久しぶりだから嬉しい。
「ふ~~……、良い湯だ……」
このままハ~ビバノンノンと歌いたい所だけど、誰かが入って来た。
「お、先客か? 人族とは珍しいな」
入って来たのはデカい虎だ!
顔は虎そのものだが、立って歩いている獣人だ。
タオルを肩にかけ、素っ裸で入って来た。
体もデカいが下もデカい!
「あ、すいません」
湯船から上がろうとしたが、「かまわん、かまわん」 とそのまま入っていてくれとジェスチャーされた。
それにしても……、凄い威圧感がある。
誰なんだこの獣人は……。
考えていると、その獣人は体を洗い終え、湯船に入ってくる。
「ふ~~、一日の仕事の後の風呂はたまらんな」
虎の獣人は頭にタオルを乗せて気持ち良さそうにしている。
でもその気持ちはわかる。
「それで、お前さんは誰なんだ?」
「俺ですか? 俺は━━」
俺が名前を言う前に、虎の獣人が話し始めた。
「いやすまん。 名を聞くならワシが先だな。 ワシの名は【ギオルグ】だ」
「俺はケンジと言います。 守護盾です」
「ガルか。 この国に来た理由は?」
理由か、ルルアの為とは話せない。
「観光ですよ」
「なるほど観光か。 この国はどうだ?」
「まだ着いたばかりですが、良い国ですね。町の人を見てるとわかります」
「さすがガルだな。 よく見ておる。この国は最高だろう!」
ガハハと笑う姿は本当に嬉しそうだ。
「しかしガルでここにいると言う事は依頼を受けたのだろう?」
なんでこのギオルグさんは依頼の事を知っている?
「内容はまだわからないですけど、守護盾支部のホランさんの紹介です」
「なるほど、ホランの紹介か。 しかし、内容も知らずに依頼を受けるとはな」
「ははは……」
ルルアの安全を確保出来たら、今度はマブルさんを迎えに行かないと行けないからな。 先立つものが無いのは辛い。
「ギオルグさんはこの城の人ですか?」
「ん? ワシか? ふふ、そうだな……、さて、ワシは先に上がらせてもらうよ」
ギオルグさんは先に風呂から上がって行った。
体の動き一つみてもあの人強いな。
さて、俺も上がるか。 あんまり長く入ってると、エイルが死んでしまうかも知れないからな。
風呂から上がり、着替えを済ませて部屋に戻る。
部屋には既に風呂から上がっている三人がいる。
部屋の中は風呂上がりのいい匂いが立ち込めている。
「ケンジ遅いですよ~、お腹空き過ぎました~」
「ごめんごめん」
全員揃った所で、獣人のメイドさんが案内してくれる。
王宮の食堂は広く、テーブルは長い。
執事さんとメイドさんが椅子を引いてくれて、豪華な椅子に座る。
食事を待っていると、豪華な衣装とマントに身を包み、王冠を被った虎顔のデカい獣人、同じく品のある女性の虎の獣人が入って来て、椅子に座る。
アームダレスの王様とお妃様だ。
…………あの獣人は風呂で会った!?
「待たせたな」
王様が手を叩くと、料理が次々と運ばれてくる。
キュルル~。
並べられて行く料理の美味しそうな匂いにエイルのお腹が鳴る。
「はーっはっは! 自由に食べてくれ」
俺を含めて全員、こんな場所でのマナーなど知らない。
知っている限りの知識でスプーンとフォークを使うが、難しい。
「マナーは国によって違う。 気にせず食べてくれ」
そう言って王様は手掴みで肉を取り、豪快に食らいつく。
お妃様はシルバーのカトラリーを使い、品のある食べ方をしている。
それをルルアは真似て食べているのをお妃様は見て微笑んでいる。
「食べながらで良いから聞いてくれ。 お前達は依頼を受けにここに来たのだな?」
「はい、そうです」
「その依頼を出したのはワシでな」
ブッ!!
料理を吐き出しそうになった。
まさか王様からガルに直々の依頼なんて……。
「驚いたかも知れんが、ワシの娘が行方不明になってしまってな」
娘……、王様の娘って言うと、お姫様じゃないか!!
「もしかして、獣人攫いですか?」
「ワシの娘はそんな輩に負けるほど弱くは無い。 だが、娘の侍女が行方不明になってな。 探しに行ってしまったのだよ」
お姫様が侍女を探しに行くなんて、良いお姫様じゃないか。
「それで、お姫様を探す事が私達の依頼ですか?」
「そうなる。 だが!」
王様は先を立ち上がり、俺に向かって話す。
「ワシの娘より弱い奴には要はない! だから明日、ワシと戦ってもらう!」
「え!?」
俺が王様と戦う?
「ワシに勝てば依頼を任せる」
王様と戦ったりして大丈夫なのだろうか?
「大丈夫ですよ。 我々獣人族の王は戦いに強く無いと王にはなれませんから」
俺の心配に気がついたのか、お妃様が説明してくれた。
「そう! ワシはこれまで負けた事は無い。 だから王なのだ。 今もこれからもな」
自信満々に肉を掴んで笑っている。
最初に通された部屋に戻ると、お腹を膨らませたエイルがソファーに横たわり、満足そうにしている。
「パワーアップしたご主人様は負けませんよ」
確かにパワーアップしたし、良い勝負出来るはずだ。
「王様を倒したら、ケンジが王様になるのかしら?」
それは遠慮したいな。
「でもあの王様、とっても強そうでしたよ」
ルルアは心配してくれている。
「頑張るよ」
少し心配もあるが、王様にはパワーアップした俺を見せてやろう。
そして俺は何故か豪華でひっろい風呂に入っている。
しかも良い匂いの木の風呂だ。 こう言う所は和風なんだな。
風呂は久しぶりだから嬉しい。
「ふ~~……、良い湯だ……」
このままハ~ビバノンノンと歌いたい所だけど、誰かが入って来た。
「お、先客か? 人族とは珍しいな」
入って来たのはデカい虎だ!
顔は虎そのものだが、立って歩いている獣人だ。
タオルを肩にかけ、素っ裸で入って来た。
体もデカいが下もデカい!
「あ、すいません」
湯船から上がろうとしたが、「かまわん、かまわん」 とそのまま入っていてくれとジェスチャーされた。
それにしても……、凄い威圧感がある。
誰なんだこの獣人は……。
考えていると、その獣人は体を洗い終え、湯船に入ってくる。
「ふ~~、一日の仕事の後の風呂はたまらんな」
虎の獣人は頭にタオルを乗せて気持ち良さそうにしている。
でもその気持ちはわかる。
「それで、お前さんは誰なんだ?」
「俺ですか? 俺は━━」
俺が名前を言う前に、虎の獣人が話し始めた。
「いやすまん。 名を聞くならワシが先だな。 ワシの名は【ギオルグ】だ」
「俺はケンジと言います。 守護盾です」
「ガルか。 この国に来た理由は?」
理由か、ルルアの為とは話せない。
「観光ですよ」
「なるほど観光か。 この国はどうだ?」
「まだ着いたばかりですが、良い国ですね。町の人を見てるとわかります」
「さすがガルだな。 よく見ておる。この国は最高だろう!」
ガハハと笑う姿は本当に嬉しそうだ。
「しかしガルでここにいると言う事は依頼を受けたのだろう?」
なんでこのギオルグさんは依頼の事を知っている?
「内容はまだわからないですけど、守護盾支部のホランさんの紹介です」
「なるほど、ホランの紹介か。 しかし、内容も知らずに依頼を受けるとはな」
「ははは……」
ルルアの安全を確保出来たら、今度はマブルさんを迎えに行かないと行けないからな。 先立つものが無いのは辛い。
「ギオルグさんはこの城の人ですか?」
「ん? ワシか? ふふ、そうだな……、さて、ワシは先に上がらせてもらうよ」
ギオルグさんは先に風呂から上がって行った。
体の動き一つみてもあの人強いな。
さて、俺も上がるか。 あんまり長く入ってると、エイルが死んでしまうかも知れないからな。
風呂から上がり、着替えを済ませて部屋に戻る。
部屋には既に風呂から上がっている三人がいる。
部屋の中は風呂上がりのいい匂いが立ち込めている。
「ケンジ遅いですよ~、お腹空き過ぎました~」
「ごめんごめん」
全員揃った所で、獣人のメイドさんが案内してくれる。
王宮の食堂は広く、テーブルは長い。
執事さんとメイドさんが椅子を引いてくれて、豪華な椅子に座る。
食事を待っていると、豪華な衣装とマントに身を包み、王冠を被った虎顔のデカい獣人、同じく品のある女性の虎の獣人が入って来て、椅子に座る。
アームダレスの王様とお妃様だ。
…………あの獣人は風呂で会った!?
「待たせたな」
王様が手を叩くと、料理が次々と運ばれてくる。
キュルル~。
並べられて行く料理の美味しそうな匂いにエイルのお腹が鳴る。
「はーっはっは! 自由に食べてくれ」
俺を含めて全員、こんな場所でのマナーなど知らない。
知っている限りの知識でスプーンとフォークを使うが、難しい。
「マナーは国によって違う。 気にせず食べてくれ」
そう言って王様は手掴みで肉を取り、豪快に食らいつく。
お妃様はシルバーのカトラリーを使い、品のある食べ方をしている。
それをルルアは真似て食べているのをお妃様は見て微笑んでいる。
「食べながらで良いから聞いてくれ。 お前達は依頼を受けにここに来たのだな?」
「はい、そうです」
「その依頼を出したのはワシでな」
ブッ!!
料理を吐き出しそうになった。
まさか王様からガルに直々の依頼なんて……。
「驚いたかも知れんが、ワシの娘が行方不明になってしまってな」
娘……、王様の娘って言うと、お姫様じゃないか!!
「もしかして、獣人攫いですか?」
「ワシの娘はそんな輩に負けるほど弱くは無い。 だが、娘の侍女が行方不明になってな。 探しに行ってしまったのだよ」
お姫様が侍女を探しに行くなんて、良いお姫様じゃないか。
「それで、お姫様を探す事が私達の依頼ですか?」
「そうなる。 だが!」
王様は先を立ち上がり、俺に向かって話す。
「ワシの娘より弱い奴には要はない! だから明日、ワシと戦ってもらう!」
「え!?」
俺が王様と戦う?
「ワシに勝てば依頼を任せる」
王様と戦ったりして大丈夫なのだろうか?
「大丈夫ですよ。 我々獣人族の王は戦いに強く無いと王にはなれませんから」
俺の心配に気がついたのか、お妃様が説明してくれた。
「そう! ワシはこれまで負けた事は無い。 だから王なのだ。 今もこれからもな」
自信満々に肉を掴んで笑っている。
最初に通された部屋に戻ると、お腹を膨らませたエイルがソファーに横たわり、満足そうにしている。
「パワーアップしたご主人様は負けませんよ」
確かにパワーアップしたし、良い勝負出来るはずだ。
「王様を倒したら、ケンジが王様になるのかしら?」
それは遠慮したいな。
「でもあの王様、とっても強そうでしたよ」
ルルアは心配してくれている。
「頑張るよ」
少し心配もあるが、王様にはパワーアップした俺を見せてやろう。
1
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる