28 / 147
第二章 旅の行方
第二十八話 フォグ村の獣人
しおりを挟む
帝都を出て二日。
食糧も底をつきかけ、エイルのお腹も瀕死状態で、やっと【フォグ村】に到着した。
「ほら、着きましたよ」
エイルを背中に乗せているレアはエイルを振り落とす。
「ぐふっ! レア~、もう少し丁寧におろしてよ~」
「甘えないで下さい」
小さな猫へと変身したレアはルルアの帽子の上に乗り、フォグ村へ入る。
「皆んなは少し休憩しててくれ。 俺は何か仕事が無いか聞いてくる」
路銀が無いので、少しでも稼がないとな。
このフォグ村は見た感じ畑が多い。
畑の手伝いで少しでもお金が稼げれば良いけど。
村人に話しかけ交渉する。
こちらが【守護盾《ガルガード》】だと知ると、皆が揃って畑を荒らす魔生獣を倒して欲しいと言ってくる。
「うちの畑も荒らされてよ」
「うちだってそうさ、大切に育てて来た野菜が」
「こっちはガウピッガーが三頭もいなくなったんだぞ! 多分魔生獣の仕業だ」
食べ物に関係する事ばかりだ。
その魔生獣を退治してくれたら報酬を出すからと、村の村長に頼まれた。
「許せません! そんな魔生獣は直ちに討伐しましょう!」
木の木陰で休んでいた皆んなに、この事を話すと、エイルは立ち上がり気合を入れた。
探索に強いレアと、俺が畑の近くで待ち伏せし、エイルとルルアは離れて魔生獣が逃げた時の為に、逃げ道を塞ぐ役割を任せた。
村人に魔生獣が出現しそうな場所に目星を付けて、夜まで待って待ち伏せする。
「……ご主人様、来ました」
月に雲がかかり薄暗くても、レアの探索によって何かが畑に近づいてくる事がわかる。
「……あれ? このにおい…………。 ご主人様、畑を荒らしていたのは魔生獣では無いかも知れません」
「どう言うことだ?」
「前に嗅いだことのあるにおいがします」
レアが思い出していると、畑に黒い影が入って来た。
野菜に手をつけようとする所で声をかける。
「おい! 何をしている!!」
月にかかっていた雲が晴れ、月の明かりで照らされると、影の人物が見えた。
黒いローブに身を包み、黒く広い鍔が付いている帽子をかぶっている男。
前にドナルに行く途中、獣人の女の子を探していたやつだ。
「チッ!」
ローブの男は舌打ちをした後、もぎ取った野菜を投げ捨て逃げて行く。
だが、そっちにはエイルとルルアがいる。
「観念してください!」
「してください!」
エイルとルルアが大の字になり、ローブの男の逃げ道を塞ぐように立ち塞がり、ローブの男は動きを止めた。
「追いついたぞ!」
俺とレアも追いつき、ローブの男を挟み込む。
だが、その男は戦闘を仕掛けてくる事もなく、逸脱した動きでエイルとルルアの間をすり抜け、家の屋根から屋根へ飛び移り、村の外へ逃げて行ってしまった。
エイルとルルアは動きについていけず、ポカーンとしている。
「あの男、強いですね。 戦っていたらエイルとルルアは危なかったかも知れません」
確かに、パワーアップした俺より早く動いていた。
「今の俺では勝てなさそうだ」
「そうかも知れません」
翌朝、逃してしまった事を伝えるが、犯人が特定出来ただけでも良かったと村長さんにはお礼を言われた。
「魔生獣で無ければ村人でも対処が出来るじゃろう。 これはお礼です」
村長さんからお礼のお金と野菜を分けてもらった。
このお金でも全員分の通行料にはならないが、足しにはなる。
「ほうほう、村から北の【ライガー砦】へ向かい、アームダレスへ向かうと……、ならば……、ノノルはおるかーー?」
村長が集まっている人だかりに声をかける。
「はいはい、呼んだかい?」
一人の女性が顔を出す。
「確か息子さんが【ライガー砦】で働いていたな」
「ええ」
「この人達が【ライガー砦】を抜けてアームダレスに行きたいらしいのじゃが、お金が足りないようなんじゃ。 息子に言ってどうにかならんか?」
「そうだねえ……、どうなるかわからないけど、村の恩人だ。 息子に一筆書いてみるよ」
ノノルさんが息子さん宛てに手紙をしたためてくれた。
「ありがとうございます」
手紙を受け取り、宿の空き部屋を無料で提供してもらい、皆んなでお昼まで睡眠をとり、それから出発する事にした。
「また山登りですか……」
村を出てからまだ一時間程度の時間しか経っていないが、【ライガー砦】が山の上にあると聞いたエイルは既にうなだれている。
「休憩しながら行こう」
「今回は乗せませんからね」
レアに先手を取られ、エイルは更にうなだれた。
「そう言えばエイルさんは錬金技巧術師なんですよね?」
「そうだよ」
「その錬金術で体力回復のポーションとか作れ無いんですか?」
「う~ん……、作れなくは無いけど、持ってる素材じゃ作れないな」
「そうですか。 この辺にその素材は無いんでしょうか?」
確かに道を少し外れれば植物が沢山生えている。
「探してみないとわからないかな」
「それなら私探します!」
ルルアはエイルに必要な材料を聞いている。
でもそんなポーションが有れば便利かも知れない。
「俺も探してみるよ」
山登りの前に素材採取をエイル以外の皆んなで探す事にする。
エイルが錬金の準備をしていると、ルルアが一つ目の材料を見つけて来た。
「ありました! これで大丈夫ですか?」
「どれどれ~、うん、大丈夫!」
「じゃあ、次探してきます! 私が戻るまで錬金しないで下さいね~!」
どうやらルルアはエイルの錬金術が見たいようだ。
俺も探して全部の素材が集まった。
「では、始めますね」
ルルアは目を輝かせて、ワクワクしている。
「まず、このキノコモドキを粉末にします」
「それキノコじゃ無いのか?」
「これはキノコモドキ。 キノコの形をした植物です。 そして、このエナジスト鉱石を蒸留します」
フラスコや試験管をチューブで繋ぎ、火にかける、
「そしてこの錬金釜に………と、材料を入れます」
「この釜の中には何が入っているんですか?」
「魔力水だよ。 そして、最後に私が作ったポーションを入れて、この魔力棒でかき混ぜれば………」
釜の中がボコボコとしてくると、一瞬光り、ポーションの瓶に入るだけの量の液体が出来た。
「すっごーい! これが錬金術なんですね!!」
魔工技術とは全くの別物なので、ルルアは興奮気味だ。
エイルは「ふふ~ん」とドヤっと鼻を擦っている。
「これで私が乗せなくて済みますね」
「でもこれ凄く苦いんだよ~」
レアの発言に項垂れてガッカリしている。
そして道を進み、山道に差し掛かる。
「ここからが本番ですね」
体力回復のポーションがあるので、エイルは強気の発言だ。
山道の上の方に砦が見える。
「半日も有れば着きそうだな」
山登りを始めた頃、天候が崩れ始めていた。
食糧も底をつきかけ、エイルのお腹も瀕死状態で、やっと【フォグ村】に到着した。
「ほら、着きましたよ」
エイルを背中に乗せているレアはエイルを振り落とす。
「ぐふっ! レア~、もう少し丁寧におろしてよ~」
「甘えないで下さい」
小さな猫へと変身したレアはルルアの帽子の上に乗り、フォグ村へ入る。
「皆んなは少し休憩しててくれ。 俺は何か仕事が無いか聞いてくる」
路銀が無いので、少しでも稼がないとな。
このフォグ村は見た感じ畑が多い。
畑の手伝いで少しでもお金が稼げれば良いけど。
村人に話しかけ交渉する。
こちらが【守護盾《ガルガード》】だと知ると、皆が揃って畑を荒らす魔生獣を倒して欲しいと言ってくる。
「うちの畑も荒らされてよ」
「うちだってそうさ、大切に育てて来た野菜が」
「こっちはガウピッガーが三頭もいなくなったんだぞ! 多分魔生獣の仕業だ」
食べ物に関係する事ばかりだ。
その魔生獣を退治してくれたら報酬を出すからと、村の村長に頼まれた。
「許せません! そんな魔生獣は直ちに討伐しましょう!」
木の木陰で休んでいた皆んなに、この事を話すと、エイルは立ち上がり気合を入れた。
探索に強いレアと、俺が畑の近くで待ち伏せし、エイルとルルアは離れて魔生獣が逃げた時の為に、逃げ道を塞ぐ役割を任せた。
村人に魔生獣が出現しそうな場所に目星を付けて、夜まで待って待ち伏せする。
「……ご主人様、来ました」
月に雲がかかり薄暗くても、レアの探索によって何かが畑に近づいてくる事がわかる。
「……あれ? このにおい…………。 ご主人様、畑を荒らしていたのは魔生獣では無いかも知れません」
「どう言うことだ?」
「前に嗅いだことのあるにおいがします」
レアが思い出していると、畑に黒い影が入って来た。
野菜に手をつけようとする所で声をかける。
「おい! 何をしている!!」
月にかかっていた雲が晴れ、月の明かりで照らされると、影の人物が見えた。
黒いローブに身を包み、黒く広い鍔が付いている帽子をかぶっている男。
前にドナルに行く途中、獣人の女の子を探していたやつだ。
「チッ!」
ローブの男は舌打ちをした後、もぎ取った野菜を投げ捨て逃げて行く。
だが、そっちにはエイルとルルアがいる。
「観念してください!」
「してください!」
エイルとルルアが大の字になり、ローブの男の逃げ道を塞ぐように立ち塞がり、ローブの男は動きを止めた。
「追いついたぞ!」
俺とレアも追いつき、ローブの男を挟み込む。
だが、その男は戦闘を仕掛けてくる事もなく、逸脱した動きでエイルとルルアの間をすり抜け、家の屋根から屋根へ飛び移り、村の外へ逃げて行ってしまった。
エイルとルルアは動きについていけず、ポカーンとしている。
「あの男、強いですね。 戦っていたらエイルとルルアは危なかったかも知れません」
確かに、パワーアップした俺より早く動いていた。
「今の俺では勝てなさそうだ」
「そうかも知れません」
翌朝、逃してしまった事を伝えるが、犯人が特定出来ただけでも良かったと村長さんにはお礼を言われた。
「魔生獣で無ければ村人でも対処が出来るじゃろう。 これはお礼です」
村長さんからお礼のお金と野菜を分けてもらった。
このお金でも全員分の通行料にはならないが、足しにはなる。
「ほうほう、村から北の【ライガー砦】へ向かい、アームダレスへ向かうと……、ならば……、ノノルはおるかーー?」
村長が集まっている人だかりに声をかける。
「はいはい、呼んだかい?」
一人の女性が顔を出す。
「確か息子さんが【ライガー砦】で働いていたな」
「ええ」
「この人達が【ライガー砦】を抜けてアームダレスに行きたいらしいのじゃが、お金が足りないようなんじゃ。 息子に言ってどうにかならんか?」
「そうだねえ……、どうなるかわからないけど、村の恩人だ。 息子に一筆書いてみるよ」
ノノルさんが息子さん宛てに手紙をしたためてくれた。
「ありがとうございます」
手紙を受け取り、宿の空き部屋を無料で提供してもらい、皆んなでお昼まで睡眠をとり、それから出発する事にした。
「また山登りですか……」
村を出てからまだ一時間程度の時間しか経っていないが、【ライガー砦】が山の上にあると聞いたエイルは既にうなだれている。
「休憩しながら行こう」
「今回は乗せませんからね」
レアに先手を取られ、エイルは更にうなだれた。
「そう言えばエイルさんは錬金技巧術師なんですよね?」
「そうだよ」
「その錬金術で体力回復のポーションとか作れ無いんですか?」
「う~ん……、作れなくは無いけど、持ってる素材じゃ作れないな」
「そうですか。 この辺にその素材は無いんでしょうか?」
確かに道を少し外れれば植物が沢山生えている。
「探してみないとわからないかな」
「それなら私探します!」
ルルアはエイルに必要な材料を聞いている。
でもそんなポーションが有れば便利かも知れない。
「俺も探してみるよ」
山登りの前に素材採取をエイル以外の皆んなで探す事にする。
エイルが錬金の準備をしていると、ルルアが一つ目の材料を見つけて来た。
「ありました! これで大丈夫ですか?」
「どれどれ~、うん、大丈夫!」
「じゃあ、次探してきます! 私が戻るまで錬金しないで下さいね~!」
どうやらルルアはエイルの錬金術が見たいようだ。
俺も探して全部の素材が集まった。
「では、始めますね」
ルルアは目を輝かせて、ワクワクしている。
「まず、このキノコモドキを粉末にします」
「それキノコじゃ無いのか?」
「これはキノコモドキ。 キノコの形をした植物です。 そして、このエナジスト鉱石を蒸留します」
フラスコや試験管をチューブで繋ぎ、火にかける、
「そしてこの錬金釜に………と、材料を入れます」
「この釜の中には何が入っているんですか?」
「魔力水だよ。 そして、最後に私が作ったポーションを入れて、この魔力棒でかき混ぜれば………」
釜の中がボコボコとしてくると、一瞬光り、ポーションの瓶に入るだけの量の液体が出来た。
「すっごーい! これが錬金術なんですね!!」
魔工技術とは全くの別物なので、ルルアは興奮気味だ。
エイルは「ふふ~ん」とドヤっと鼻を擦っている。
「これで私が乗せなくて済みますね」
「でもこれ凄く苦いんだよ~」
レアの発言に項垂れてガッカリしている。
そして道を進み、山道に差し掛かる。
「ここからが本番ですね」
体力回復のポーションがあるので、エイルは強気の発言だ。
山道の上の方に砦が見える。
「半日も有れば着きそうだな」
山登りを始めた頃、天候が崩れ始めていた。
1
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最後に言い残した事は
白羽鳥(扇つくも)
ファンタジー
どうして、こんな事になったんだろう……
断頭台の上で、元王妃リテラシーは呆然と己を罵倒する民衆を見下ろしていた。世界中から尊敬を集めていた宰相である父の暗殺。全てが狂い出したのはそこから……いや、もっと前だったかもしれない。
本日、リテラシーは公開処刑される。家族ぐるみで悪魔崇拝を行っていたという謂れなき罪のために王妃の位を剥奪され、邪悪な魔女として。
「最後に、言い残した事はあるか?」
かつての夫だった若き国王の言葉に、リテラシーは父から教えられていた『呪文』を発する。
※ファンタジーです。ややグロ表現注意。
※「小説家になろう」にも掲載。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる