15 / 42
2.思い出してみた1週間
14.
しおりを挟む
金曜日、昨日の事はちゃんと覚えている、と思う。良く、記憶力のチェックで前の日に食べたご飯のメニューを聞かれたりするが、そういう質問をされても答えられるぐらいに覚えていた。朝は食べていないし、昼はラーメンを食べた。夜はと一瞬考えたが、コンビニのお弁当を食べた事を思い出す。
結局、仕事は金曜日まで忙しかった。昼と言うのが締め切りだったので、その間際まで作業があった。ずっと忙しかったが、特にここ2、3日はピークだったので、何とも変なテンションだった。その分、集中して作業していたのかもしれない。
結果として、月曜日に見つかったトラブル以外のトラブルは起きる事は無かった。だから、最終的には予定通りに作業が終わった。とりあえず、ホッとした。お客さんの所でトラブルがあれば、また対応しなければいけなかったが、それは週明けの話と言う事になっていた。こちらの状況も踏まえて、そういう対応で良いと言ってくれたのだった。
これで少なくとも週末は仕事の事を考えなくて良い事になる。そう考えるとスッと力が抜けるのと同時に一気に疲労感が増してきた。このまま、すぐに家に帰って寝たいと思ったが、一応、完了したことは報告しないといけなかったし、片づけなければいけない事もあった。
週明けで良い事は後回しにする事にして、報告を終え、簡単に残りの作業を片づけていたら、夕方になっていた。打ち上げと言う話もあったが、まだ、お客さんからの評価も出ていない段階だったので、もう少し落ち着いたらと言う話になった。
何人かは飲みに行くと張り切っていたが、僕は疲れの方が勝っていたので、遠慮する事になる。勢いとテンションで疲れを吹き飛ばせる年齢ではなくなっているんだなとしみじみと思った。ご飯だけでもと言われたが、それも遠慮して、結局、帰り道、近くのコンビニで弁当を買って食べる事にした。コンビに付くと弁当を買い、自分へのご褒美としてちょっと高めの限定品のアイスも買って家に帰った。
そして、家に帰りコンビニ弁当を食べ、出たらアイスを食べようと思いながらお風呂に入り、でも眠気に勝てなくて寝てしまったというのが昨日だった。午前中までは緊張感のあった一日だったが、作業としてのピークはすでに終わっていて、午後からはひと段落していたので、少し気が抜けていた一日だったのかもしれない。そんな気持ちになったから、うっかり僕の意識は身体から抜け出てしまったのかもしれないと割と本気で思っていたりした。
結局、仕事は金曜日まで忙しかった。昼と言うのが締め切りだったので、その間際まで作業があった。ずっと忙しかったが、特にここ2、3日はピークだったので、何とも変なテンションだった。その分、集中して作業していたのかもしれない。
結果として、月曜日に見つかったトラブル以外のトラブルは起きる事は無かった。だから、最終的には予定通りに作業が終わった。とりあえず、ホッとした。お客さんの所でトラブルがあれば、また対応しなければいけなかったが、それは週明けの話と言う事になっていた。こちらの状況も踏まえて、そういう対応で良いと言ってくれたのだった。
これで少なくとも週末は仕事の事を考えなくて良い事になる。そう考えるとスッと力が抜けるのと同時に一気に疲労感が増してきた。このまま、すぐに家に帰って寝たいと思ったが、一応、完了したことは報告しないといけなかったし、片づけなければいけない事もあった。
週明けで良い事は後回しにする事にして、報告を終え、簡単に残りの作業を片づけていたら、夕方になっていた。打ち上げと言う話もあったが、まだ、お客さんからの評価も出ていない段階だったので、もう少し落ち着いたらと言う話になった。
何人かは飲みに行くと張り切っていたが、僕は疲れの方が勝っていたので、遠慮する事になる。勢いとテンションで疲れを吹き飛ばせる年齢ではなくなっているんだなとしみじみと思った。ご飯だけでもと言われたが、それも遠慮して、結局、帰り道、近くのコンビニで弁当を買って食べる事にした。コンビに付くと弁当を買い、自分へのご褒美としてちょっと高めの限定品のアイスも買って家に帰った。
そして、家に帰りコンビニ弁当を食べ、出たらアイスを食べようと思いながらお風呂に入り、でも眠気に勝てなくて寝てしまったというのが昨日だった。午前中までは緊張感のあった一日だったが、作業としてのピークはすでに終わっていて、午後からはひと段落していたので、少し気が抜けていた一日だったのかもしれない。そんな気持ちになったから、うっかり僕の意識は身体から抜け出てしまったのかもしれないと割と本気で思っていたりした。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる