性春グラフティ~童貞の親友に奪われちゃいました~

いちき

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5かいめ、で、ゴールイン!?

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5かいめ、で、ゴールイン!?







 別れてきたぞ、と言われて、耳を疑った。





 汀にゴーカン紛いをされた二日後、学食でいつものように唐揚げ定食を運んでいたら、後からやって来た汀に捕まった。今日も佐東くんたちと食べようと思っていたのに、腕を掴まれては逃げようもない。そして言われた言葉を瞬時に処理できなかったと同時に認めたくなくて、青褪めたら抱き締められた。意味わかんない。佐東くんたちは心底「仲直りできてよかったな」的目線で見てくるし、汀は汀で「幸せにしてくれ」とか理解不能なことを囁いてくるし、元々大きくもない俺のキャパシティはオーバー寸前だ。
 とりあえず距離を置こうとしたが、汀は許してくれなかった。物理的に。

「なんでべったりくっついてくるの」
「いいだろ別に」
「いやよくないでしょ、構内だからねここ!?」

 そう、どこへ行くのもこんな調子で、べったりくっついてきやがる。なんなの。距離も近いし、隙あらば身体を触ってくる(セクハラだセクハラ!)し、逃げられない。佐東くんたちも、触らぬナントカとばかりに「いやー仲直りしてよかったよなあ」「俺たち用なしだなー」「仲良くしろよーハハハ」てな感じで距離を置いてくる。寂しい。

「俺、今日彼女と帰るからね」
「ああ」

 あんまりしつこいから、最後の講義が始まる前に、隣の汀を見て宣言してやった。そしたら意外にもあっさり頷きが返ってきて、拍子抜けするのと同時にほっと胸を撫で下ろした。
 ――と思ったら、頭を引き寄せられて、距離が縮まった。
 だ、だから、大学の教室だってここ!

「今晩行っていいか、」
「だっ、ダメです!」

 耳元で低く囁くのは勘弁してほしい。
 思わず肘で汀の顔を押し退けて首を振る俺だった。
 ああ、開き直った肉食系イケメンはこわい。





 講義が終わった直後、「それじゃあまた!」とだけ言って鞄を引っ掴み、逃げるように教室を出た俺を、汀は追いかけて来なかった。ゴーカン紛いの強引なセックスの後の熱烈な愛の告白から、汀は矢鱈俺に甘い。甘すぎる。常に隣にいるし、俺の好きな飲み物(最近は野菜ジュースにハマってる)を何も言わなくても買ってくるし、学食では席を取ってて食券まで奢ってくれるし。いや物になんかつられないけどね! 髪や頬を撫でながら見つめてくるのだけは勘弁してほしい、……いやいやいや、ドキっとなんかしないけど、俺彼女いるしっ。
 頭の中を過る汀の残像を振り払うべく頭を大きく横に振って、彼女と待ち合わせ場所である大学の校門の前に辿り付く。夕焼けに染まった時間帯、同じように講義後の学生で賑わう大学の前で、相変わらず可愛らしい格好をした彼女が、スマホを片手に立っていた。

「お待たせ、待った?」
「ううん、大丈夫だよ」
「よかった。今日も可愛いね」

 彼女の肩を叩いて声を掛けると、驚いた彼女の顔が、段々と嬉し気な笑みに変わっていく。その瞬間が好きだった。照れた彼女の顔を見下ろして、内心で小さく息を吐く。そう、これで、いいんだ。



 大学はビルや店で賑わう都心にある。少し歩けば喫茶店でもデパートでも何処にでも行ける立地は、学生デートには有り難い。彼女と並んで、お茶をするべく喫茶店へと向かう道すがら、何でもないようなことを話す。最近の講義の内容だったり、共通の友達の話だったり、バイト先の出来事だったり。それに彼女は笑って相槌を打ち、俺も笑う。いつも通りに笑えていた、筈だ。
 ふ、と、目の前を黒い服を着た男が過った。背格好が見知ったものの気がして、無意識のうちに視線で追いかける。彼が走り寄ったのは同じ年頃の男性のところで、顔を挙げた先、全くの他人であったことがわかって、はっと我に返った。――べつに、汀のことなんて、探してない。

「海里、くん?」

 最近のあれやこれやが、一気に脳内を駆け巡った。
 心配そうに俺を覗き込んでくる彼女の、大きくてまるい瞳に映る俺の顔が、青褪めていた。
 ――俺には彼女がいて、
 彼女は俺のことを好きでいてくれて、
 俺も彼女のことが好きな、はずで、

「ごめん、」

 俺は口元を抑えて、彼女から思い切り顔を逸らした。
 俺たちを避けるように駅に向かう人が流れていくが、気にしていられなかった。

「ねえ海里くん」

 彼女は、追いかけてくることはしなかった。
 俺の名を紡ぐ高い声が、少しだけ震えている。
 見なくても、その目に涙を溜めていることがわかった。

「別れよっか」

 ああ、言わせてしまった。

「わたし、元気に笑ってる海里くんがすき」

 ――俺には勿体ないくらい、いい子だよ。






 引き寄せて抱き締めて「別れるわけないだろ」って言えれば、カッコいいカレシになれたんだろうけど、現実は「ごめん」と言って項垂れるだけだ。これ以上、彼女を傷つけることはできない。彼女は溢れた涙を拭って、「今までありがと」と笑って、去って行った。可愛くて女の子らしい彼女は、俺以上に、男前だ。
 ピンクのひざ丈スカートを揺らして歩き去る彼女の背中を見送っているうちに、目頭の奥が熱くなる。くそう。すん、と鼻を啜って、早歩きで、家を目指した。こんなとき、下宿先に大学から近い場所を選んで正解だったと思う。
 これも、あれも、それも、ぜんぶ、ぜんぶ、
 あいつの所為だ。

「っくそう、汀のばかやろーーーーーー」
「呼んだか」

 溢れ出る涙をぐしぐし拭い、アパートの前に辿り付くと同時に半ば八つ当たりめいた叫び声を上げると、当の本人の声がしてぎょっとした。目の前には、先程大学で別れた汀が、スーパーの袋片手に立っている。

「なっ、なななんでいるの?!」
「お前ん家、行くって言っただろ」
「許可してませんけど?! 何ですかストーカーですかー」

 否定しないのがこわい。
 ガチャガチャと鍵を開けながら、隣に立つ汀を見る。

「あああもう、なんでこのタイミングで来るんだよばか!」
「なんだ、何かあったのか」
「おおアリだよチクショウ取り敢えず中入れよばか!!」

 罵りながらドアを開けると、汀は然したる動揺も見せずに玄関に上がる。俺も後に続いて、バタンと大きな音を立ててドアを閉めた。

「お前のせいで! 一つの恋が終わりました!」

 あ、駄目だ。
 言葉にすると我慢できない。
 目尻からぽろぽろと溢れてくる涙をそのままに汀を睨み付ける。当の本人は、きょとんと目を丸めて俺を見ていた。

「そうか。それは朗報だな」
「うっわ! もー最低、まじ最低!」

 そして笑って近付いて来ようとするので、腕を伸ばして突っぱねると、「拒否るな」と言いやがるから、「拒否りたくもなりますー」と首をぶんぶん振る。しかし、少しの隙をついて、正面から抱き締めてきやがった。くそう、体格では勝てない。

「好きだ」
「う」
「好きだ、海里」

 耳元で囁かれて、思わず動きが止まる。
 こんなストレートな物言い、するヤツじゃなかっただろ。
 じわりと熱が上がって耳先まで熱くなるのには、気付かないふりをしたい。

「俺と、始めないか」
「なにを」
「新しい恋を」

 俺の髪をくしゃりと撫でながら、大真面目に囁くから、っぶは、と噴出してしまった。
 なんだそれ、キャラじゃなさすぎる。

「あーーーーーもう、お前ほんとさいてー」
「なんでだ」

 一気に脱力して、不本意ながら汀の肩に頭を預けた。
 本気でわかってない辺りが更に最低最悪なんだけど、まあ、いいか。

「もー、振られちゃったし、俺フリーだし」

 溜息混じりに呟くのは、自分に対する言い訳だ。

「いいよ」
「は?」

 顔を上げると、意外や意外、驚いた顔をしている汀がいた。
 それには、悪い気はしない。

「付き合ってやるから」

 ふ、と涙の残る瞳を細めて汀を見上げる。

「俺に、すき、って言わせてみろよ」

 そう囁いて、顎先を上げて、汀の唇に口付けた。
 目の前でじわじわと赤くなる汀は物珍しくて、良いものが見られた気になっていたのもつかの間、離れ際に汀からきつく抱き締められ、更に長く口付けられた。

「……、順番逆だろ」
「お前がな!」

 唇を離し、呆れた汀に思い切り言い返して、小さく笑う。
 





 ぎし、と、ベッドが軋む音がやけにリアルだ。
 最初は気の迷いだった筈なのに、今じゃそれが目的でベッドに沈んで汀を見上げるとか、ウケる。いや、笑えねえけど。
 無事に付き合いましためでたしめでたし、で終わる筈はなくて、スイッチが入ったらしい汀がちゅっちゅちゅっちゅしてきたから、慌てて制してベッドに誘った。流石に、二回も玄関先でやる趣味はない。自分から服を脱ごうとした手を止められて、ニットもジーンズも汀に剥ぎ取られ、靴下とボクサーだけが残る姿にさせられた辺り、もしかして大分マニアックかもしれない。コスプレとか好きそうだ。俺を見下ろす汀の瞳は大分、ぎらついていて、正直ぞわりとした。それがいいものなのか悪いものなのかはわからないけれど、こいつに触られるのは、最初から嫌いじゃない。――嫌だったら、たぶん、殴ってでも止めてる。

「ん、」

 覆い被さる汀が、俺の胸を吸って来る。こないだので味を占めたのか、そこばっか弄るから、ボクサーの生地を押し上げた俺の息子は、焦れて先走りの染みを広げている。赤く腫れた胸の先を、舐めたり噛んだり吸われたりして、涙ぐんでるのは相当情けない。

「ぅ、ん、……そこばっかやだ、ぁ」
「好きだろ」
「好きじゃな、……っあ、」

 前歯で乳首を齧りながら、ボクサー越しにペニスを撫でられたら甲高い声も出るだろ、男の子だもん……。
 何度か擦り上げられて、じんじんとした快感が込み上げてきて奥歯を噛み締めた。でもイけなくて、焦れて腰を揺らすと、舌打ちをした汀が胸から顔を上げて、ボクサーのゴムを引いて一気に脱がされる。これで残るは靴下だけ、だ……。
 すっかり完全に勃起してたらたらと先走りで濡れた亀頭が空気に晒されて、小さく息を呑む。

「っは、あ、……ん、」
「いいカッコだな、海里」
「うるせー変態、……っわ、ちょ、待っ……!」

 改めて見下ろしてそんなことを言う汀から目を逸らして言い返すと、あからさまに身を屈めてくる汀にぎょっとする。腰を引いて逃げる隙もなく、勃ち上がったペニスを、舐められた。裏筋からねっとりと、広い舌が舐め上げていく何とも言えない感覚に、ぞわりと腰が震える。

「んッ、ぁ、待てって、……あ、っふ、」

 腹筋を遣って上体を起こそうとするけれど、躊躇いもなく亀頭から口に含まれて、ぬるりと熱い粘膜に全てを包まれてしまっては力が入らない。それどころか、伏し目がちに俺のを頬張る汀の顔がばっちり目に入ってしまって、より一層、身体が熱くなってしまう。
 今までも女の子にフェラしてもらったことはあるけれど、それとは比べものにならないくらい、イイ。口自体が大きいっていうのもあるだろうし、何より、的確に感じるところをついてくる。じゅ、と音を立てて全体を吸われ、全身が震える。

「んっ、ぅ、ん……、ぁ、な、ぎさ、待っ、だめ、出ちゃ、」
「っふ、……出せよ、」
「え、ぁ、うそ、――ぁ、や、……ぁ、あっ!」

 射精の前兆を感じて、流石に口の中に出すのは躊躇われて、汀の髪を引っ張って制す。ちらりと視線を上げるだけで、こともあろうかこの男は、更に奥深くまで俺のものを咥え込んでは、頬を窄めてきつく吸い上げてきた。抗い様もない快感が駆け上がって、堪えきれずに、俺は背を仰け反らせて射精した。……汀の口の中に。

「っは、あ、は、ふ、……さい、てー」
「ん、……よかったろ?」
「よくなきゃ出さねーよばか、うわ何飲んだ?! 飲んだの?!」

 はあはあと荒く息をして、力の抜けた身体をベッドに沈ませながら言い返しているが、身を起こした汀の喉が上下したのに気付いて俺は目を丸めた。そしてドン引きした。うわあ。

「ねばねばするな」
「当たり前だろばか! つか、ちゅー禁止!」

 あろうことかフェラした後の口でキスしてこようとするから、こればっかりは全力で拒否った。残念そうにしても、絶対ヤダ。

「海里」
「なに」
「キスできねえなら、挿れさせてくれ」
「直球ですね!」

 はあはあと荒い息で俺を見下ろすイケメンの残念っぷりったらない。しかしこのまま生殺しさせるほど鬼畜でもない俺は、はあ、と大きな息を吐き出して、汀の黒髪をくしゃりと撫でた。

「仕方ないなあ。……やさしくしてね?」
「努力はする」
「あ、一気に不安になった」

 わざと甘えた声で言ってみたら、そんな真顔が返ってきて、ひやりとする。
 髪を撫でる手つきや、鼻先へのキスが甘ったるくて恥ずかしい。
 ――確かに、前回の強引さを思えば、“努力”はしているようだった。




 ぐちゅ、と濡れた音と、ぱん、と乾いた音が、規則的に部屋中に響く。薄いゴム越しにも十分に感じる汀のものが、俺の中を突き上げてくる衝撃に、既にしわくちゃになっているシーツをきつく握り締めた。やたらと時間を掛けて指で中を解されるのに焦らされて、はやく、なんてねだっちまった結果がコレだ。獣みたいにがっついて、正面から何度も出し入れされている。

「っ、ぁ、ん、は、ふ」
「ッ、は、……かいり、」
「ぅん、んっ、……ッ、ぁ、あっ」

 汗に塗れた汀が、ギラついた瞳で俺を見下ろしてくるのは、正直エロい。答える余裕なんかなくて、声にならない声を出すしかできないでいる俺の手を、汀が取った。何も言わずに促され、仕方がないから、汀の背中に抱き付くと、満足そうに目を細めるのは、ずるいと思う。俺が抱き付いたことで距離が縮まって、更に、汀の動きが激しくなった。

「ッ、ん! ぁん、ンッ、ぁ、だめ、そこっ」
「すげ、締まる、」
「だ、って、ぁ、あっ、んんっ」

 奥にある弱い箇所を先端で突かれたら、反応せざるを得ない。力が入って内壁が汀のものを締め付けるのと同時に、限界まで反り勃った俺のものが、汀の腹に擦られてぬるりと先走りが溢れ出した。

「っも、ぁ、だめ、」
「海里、」
「んっ、ふあ、ぁ、ぅ、ん、ん――ッ!」

 このタイミングでディープキスとか、マジ鬼畜じゃねえ?
 涙や唾液でぐちゃぐちゃになった俺の顔を見つめて興奮したらしい汀が、顔を傾けて口付けてくる。薄く開いた唇の隙間から舌を押し込んできては、俺の舌を攫って絡めてくるから、息苦しさに眉が寄る。そのくせ、腰の動きは止めずに、一番奥を穿つのと同時に、ぬるぬるに濡れた鈴口を引っ掻いてきた。全身に感じる快感に堪えきれなくて、キスしたまま、俺はイった。

「ぁ、っは、ぁ、っふぁ、……ぅ、あ!」

 熱い白濁を互いの腹の間に撒き散らし、倦怠感でくたりと身体の力が抜けているのにも関わらずに、汀は動きを止めない。それどころかより激しく中を突いて、少ししたら、「う、」と呻き声を上げて、イったらしい。ゴム越しに熱い精を感じて、不本意ながらぞくりとした。

「は、あ、は、も、……はげしすぎ、」
「あー……、わるい、興奮した」

 身体の力が抜けたらしい汀が、どさりと覆い被さってくる。仕方ないからそれを受け止めると、一応は悪いと思っているらしい、力なく謝ってくるから笑ってしまう。
 汗に濡れた汀の背中を軽く撫でてやった。

「も、ちょー疲れた。風呂入って寝よ」
「色気のねえ……」
「今更でしょ」
「夕飯の材料、買ってきたのに」
「あ、マジ! じゃあ作っといてー」
「お前な……」

 事後とは思えない明るさで答えてやると、呆れた声色が振ってくる。何を期待してるんだ、女の子相手でもあるまいし、と思ったが、ふと思い当たった。――目の前のイケメンが、俺しか知らないということに。

「なぎさ」

 仕方ない、ここはちょっと、ロマンとやらを見せてあげよう。
 甘えた声を作って名前を呼んで、顔を上げてちゅと口付けた。

「ちょお気持ちよかった」

 耳元に唇を寄せて、小さく囁く。「から、少し寝かして、あとなんか全部やっといて」と俺に都合の良いことを付け加えた筈なのに、汀はそこらへんは聞こえなかったらしい。また、口付けてきやがった。

「ん、ぅ、ちょ、待っ、」
「うるせえ、煽ったお前が悪い」
「は?! 耐性なさすぎでしょ」
「海里、もう一回」
「えっ、やだやだ無理だめ無理何でっかくしてんのばか……!」
「可愛いお前が悪い」
「気持ち悪く言い直さなくていいからー!!」

 ――必死の抵抗虚しく、その後、立てなくなる程やられました。







 そんなこんなで、めでたく“恋人同士”になった俺たちは、今までと何も変わらない毎日を過ごすことになった。少し変わったことは、講義が終わってどっちもバイトがない日はどちらかの家に寄って一緒にご飯を食べて、その後必ずそういう雰囲気になるってこと、くらい。手繋ぐのもキスも恥ずかしくてできないのに、そっちは躊躇いなく出来るっつーのが、ウケる。
 今日も、汀の部屋で、汀の手作りのパスタを食べている。

「なあ」
「んー」
「何か言うことねえか、俺に」
「おいしいよ」
「そうじゃなくて」
「んー? あ、肉もうちょい頂戴」
「じゃなくて」
「水のおかわり?」
「もういい」
「えー?」

 ちなみに、“すき”もまだ言ってないけど、暫くはまあ、いいよね。
 ――もうとっくに、ってのは、絶対ナイショ。







 おわり。
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