1 / 7
第一話
しおりを挟む
周囲からはカズキと呼ばれている僕。
そんな僕は、散々な目にあった。
友人のユウタから聞かされた学校の怪談が、未だに頭から離れないのだ。
休み時間。
僕らがいる、6年1組の教室で聞いた怪談だった。
「おい、カズキ。これは、俺の一番上の兄ちゃんから聞いた話なんだけどよ。」
ユウタが僕の席まで来て、話しかけてきた。
「なに?」
僕も自分の名前を呼ばれたので、なんとなくユウタの相手をした。
「実はな、俺たちの小学校には聞いてはいけない話があるんだけど、興味ある?」
「聞いてはいけない話?」
僕は少し戸惑いながら尋ねた。ユウタがまじめな顔でこちらを見ている。どうやら冗談などではないらしい。
「ああ。でも、聞いたら最後、もう後戻りはできないぞ」
ユウタは真剣な表情で言った。僕は少し躊躇したが、好奇心が勝った。
「聞かせてくれ」
ユウタは周りを見回してから、小声で話し始めた。
「この学校の3階の女子トイレ、一番奥の個室にカシマさんっていう幽霊が出るんだって」
「カシマさん?」
僕は思わず声を上げてしまった。
「シーッ!」
ユウタは慌てて僕の口を押さえた。
「大声出すなよ。カシマさんに聞こえちゃうぞ」
僕は冷や汗をかきながら頷いた。ユウタは再び周りを確認してから、さらに声を潜めて話を続けた。
「カシマさんは昔この学校の生徒だったらしいんだ。ある日、いじめっ子たちに追いかけられて、3階の女子トイレに逃げ込んだんだって。でも、そこで...」
ユウタは一瞬言葉を切り、僕の反応を確かめるように顔を覗き込んだ。僕は息を呑んで、「それで?」と聞き返した。
「カシマさんは、そこでいじめっ子たちに見つかって...」
ユウタは言葉を濁した。その様子から、その後に起こった想像したくもない最後が予想できた。
「それ以来、3階の女子トイレには、カシマさんの幽霊が出るようになったんだ」
「じゃあ、カシマさんに会ったらどうなるの?」
僕は不安そうに尋ねた。
「カシマさんに会うと、『私を見つけてくれてありがとう』って言われるんだって。でも、それに答えちゃいけないんだ。答えると…」
「答えると?」
僕が聞き返すとユウタは、考え込むような仕草を取った。
「答えた後は、分からない。俺の兄ちゃんも、それから先は知らなかった。」
ユウタはそういってから、話をつづけた。
「それでな、この話を聞いたものには、カシマさんが現れるようになる。」
「おい!やめろ!」
突然の告白に僕は目が覚めた。
「あはっは、でもお前はもう話を聞いてしまった。もう後戻りはできない。」
ユウタは、不敵な顔でそういった。
「いや、でもトイレに行かなけりゃいいんじゃないのか?」
僕は思ったことをいった。
単純に、自分がカシマさんのいる場所に行かなければいいのだ。
「いや、そんな簡単じゃない。カシマさんは、夢の中に出たり、電話を掛けてきたり。とにかく3階の女子トイレ、一番奥の個室へ行くように仕向けるんだよ。」
真剣な表情で、ユウタがそう言った。
その時、チャイムが鳴り、授業が始まった。
「おっ、じゃあ続きは次の休み時間な!」
ユウタはそう言って、自分の席に戻っていった。
「あっ、おい。」
僕はそれしかいうことができなかった。
しかし、もう授業は始まってしまう。
僕は、自分の席へ戻っていくユウタの姿をながら、宙ぶらりんな気持ちでいっぱいだった。
とくに話を聞いたものには、カシマさんが現れるという内容だ。
自分がその話を知っている以上、きっとカシマさんは現れてしまう。
ひどく後悔した。
なんであんなことを聞いてしまったんだろう?
どうして興味を持ってしまったんだ?
後悔先に立たずだ。
今更ながら、自分の行動を恨んだ。しかし、悔やんでもしょうがない。もう手遅れなのだ。
いつの間にか授業は終わりを迎えていた。
休み時間の始まりを告げるチャイムが鳴っている。
授業中、僕はカシマさんのことで頭がいっぱいだった。
その他に何も頭に入らなかった。
とにかく、カシマさんが現れる前に、この学校から去ろう。
僕はそう決意し、教室を出た。
「おい!カズキ!」
後ろから声が掛かった。ユウタだ。僕はドキッとしたが、平静を装った。しかし、心臓はバクバクと鳴っていた。
「な、なに?」
恐る恐る尋ねた。
「いやさ、さっきの休み時間に話した続きなんだけどよ……」
ああ、やっぱりその話か……
僕は、ユウタがその話を切り出すのを待っていた。
しかし、なかなか続きを話さない。どうしたんだろう?
僕がそう思っていると、しばらくしてようやく話の続きを口にした。
「あの話を聞いたものにカシマさんが現れないようにする方法があるんだよ。」
「おお!教えてくれよ!」
ユウタのその一言に、僕は思わず飛びついた。
「聞きたい?」
ユウタは、もったいぶったようにそう言った。
「ああ!教えてくれ!」
僕はそう答えた。
しかし、ユウタはまたしばらく沈黙したかと思うと、こう告げた。
「カシマさんの話を誰かに話すことだよ」
「えっ?」
僕は思わず聞き返した。
「だからよ、この話を誰か別の人間に話すんだよ」
ユウタがもう一度言った。そしてさらに続ける。
「そうすれば、話した奴には、もう二度とカシマさんは現れないっていう話なんだ」
「おい、それって!」
………こいつ!!
僕はユウタを殴ろうと思った。
今の状態は、ユウタだけが助かるということだ。
だけど、僕は冷静な態度でユウタに確認した。
「僕がユウタに話すと?」
「それは無効だ。誰か別のカシマさんのことを知らない人に話すしかない。」
ユウタが、にやっと笑った。
「じゃあ、ユウタが僕に話したのは、どうして?」
僕がそう聞くと、ユウタは視線を逸らした。
「俺が助かるためだ。」
しばらく沈黙が続いた後、僕は口を開いた。
「このやろう!」
僕は、ユウタを殴ろうと立ち上がった。
しかし、その瞬間にチャイムが鳴り始めた。最後の授業が始まる時間だ。
「おっ!じゃあな!」
ユウタはそういうと走り去っていった。
「おい!待てよ!!」
僕はそう叫んで追いかけようとしたが、足が止まった。
もう手遅れなのだ……
この話を誰か別の人間に話すしかないんだ……
僕は絶望的な気持ちになった。
授業中、僕は何度もユウタの言っていたことを考えた。
誰か別のカシマさんを知らない人に話すしかない……
そのことを考えるたびに、教室の後ろの方でクスクス笑う女子たちの笑い声が聞こえてきた気がした。
まるで僕の考えていることを知っていて、嘲笑っているようだ。
しかし、僕が3階の女子トイレの話を誰かに話さない限り、きっとこれから僕の前にカシマさんが現れてしまう。
そうだ!だから早く誰か他の人間に……
だけど、迂闊に知り合いに話すと恨みを買うかもしれない。
僕は頭を抱えた。
僕がずっと同じことを考えていると、あっという間に、6時間目の授業が終わっていた。
そのまま帰りの会が始まっていた。
「中村カズキくん。渡すものがあるので、これから職員室へ来てください。」
先生がそんなことを言った。
はっ!
僕は、今が帰りの会の最中だということをすっかり忘れていた。
「じゃあ、今日はこれでおしまいです。みんな気を付けて帰ってきてくださいね。」
先生はそう言って、教室を出て行った。
教室内は、学校が終わる期待でガヤガヤとした雰囲気だ。
そんな僕は、散々な目にあった。
友人のユウタから聞かされた学校の怪談が、未だに頭から離れないのだ。
休み時間。
僕らがいる、6年1組の教室で聞いた怪談だった。
「おい、カズキ。これは、俺の一番上の兄ちゃんから聞いた話なんだけどよ。」
ユウタが僕の席まで来て、話しかけてきた。
「なに?」
僕も自分の名前を呼ばれたので、なんとなくユウタの相手をした。
「実はな、俺たちの小学校には聞いてはいけない話があるんだけど、興味ある?」
「聞いてはいけない話?」
僕は少し戸惑いながら尋ねた。ユウタがまじめな顔でこちらを見ている。どうやら冗談などではないらしい。
「ああ。でも、聞いたら最後、もう後戻りはできないぞ」
ユウタは真剣な表情で言った。僕は少し躊躇したが、好奇心が勝った。
「聞かせてくれ」
ユウタは周りを見回してから、小声で話し始めた。
「この学校の3階の女子トイレ、一番奥の個室にカシマさんっていう幽霊が出るんだって」
「カシマさん?」
僕は思わず声を上げてしまった。
「シーッ!」
ユウタは慌てて僕の口を押さえた。
「大声出すなよ。カシマさんに聞こえちゃうぞ」
僕は冷や汗をかきながら頷いた。ユウタは再び周りを確認してから、さらに声を潜めて話を続けた。
「カシマさんは昔この学校の生徒だったらしいんだ。ある日、いじめっ子たちに追いかけられて、3階の女子トイレに逃げ込んだんだって。でも、そこで...」
ユウタは一瞬言葉を切り、僕の反応を確かめるように顔を覗き込んだ。僕は息を呑んで、「それで?」と聞き返した。
「カシマさんは、そこでいじめっ子たちに見つかって...」
ユウタは言葉を濁した。その様子から、その後に起こった想像したくもない最後が予想できた。
「それ以来、3階の女子トイレには、カシマさんの幽霊が出るようになったんだ」
「じゃあ、カシマさんに会ったらどうなるの?」
僕は不安そうに尋ねた。
「カシマさんに会うと、『私を見つけてくれてありがとう』って言われるんだって。でも、それに答えちゃいけないんだ。答えると…」
「答えると?」
僕が聞き返すとユウタは、考え込むような仕草を取った。
「答えた後は、分からない。俺の兄ちゃんも、それから先は知らなかった。」
ユウタはそういってから、話をつづけた。
「それでな、この話を聞いたものには、カシマさんが現れるようになる。」
「おい!やめろ!」
突然の告白に僕は目が覚めた。
「あはっは、でもお前はもう話を聞いてしまった。もう後戻りはできない。」
ユウタは、不敵な顔でそういった。
「いや、でもトイレに行かなけりゃいいんじゃないのか?」
僕は思ったことをいった。
単純に、自分がカシマさんのいる場所に行かなければいいのだ。
「いや、そんな簡単じゃない。カシマさんは、夢の中に出たり、電話を掛けてきたり。とにかく3階の女子トイレ、一番奥の個室へ行くように仕向けるんだよ。」
真剣な表情で、ユウタがそう言った。
その時、チャイムが鳴り、授業が始まった。
「おっ、じゃあ続きは次の休み時間な!」
ユウタはそう言って、自分の席に戻っていった。
「あっ、おい。」
僕はそれしかいうことができなかった。
しかし、もう授業は始まってしまう。
僕は、自分の席へ戻っていくユウタの姿をながら、宙ぶらりんな気持ちでいっぱいだった。
とくに話を聞いたものには、カシマさんが現れるという内容だ。
自分がその話を知っている以上、きっとカシマさんは現れてしまう。
ひどく後悔した。
なんであんなことを聞いてしまったんだろう?
どうして興味を持ってしまったんだ?
後悔先に立たずだ。
今更ながら、自分の行動を恨んだ。しかし、悔やんでもしょうがない。もう手遅れなのだ。
いつの間にか授業は終わりを迎えていた。
休み時間の始まりを告げるチャイムが鳴っている。
授業中、僕はカシマさんのことで頭がいっぱいだった。
その他に何も頭に入らなかった。
とにかく、カシマさんが現れる前に、この学校から去ろう。
僕はそう決意し、教室を出た。
「おい!カズキ!」
後ろから声が掛かった。ユウタだ。僕はドキッとしたが、平静を装った。しかし、心臓はバクバクと鳴っていた。
「な、なに?」
恐る恐る尋ねた。
「いやさ、さっきの休み時間に話した続きなんだけどよ……」
ああ、やっぱりその話か……
僕は、ユウタがその話を切り出すのを待っていた。
しかし、なかなか続きを話さない。どうしたんだろう?
僕がそう思っていると、しばらくしてようやく話の続きを口にした。
「あの話を聞いたものにカシマさんが現れないようにする方法があるんだよ。」
「おお!教えてくれよ!」
ユウタのその一言に、僕は思わず飛びついた。
「聞きたい?」
ユウタは、もったいぶったようにそう言った。
「ああ!教えてくれ!」
僕はそう答えた。
しかし、ユウタはまたしばらく沈黙したかと思うと、こう告げた。
「カシマさんの話を誰かに話すことだよ」
「えっ?」
僕は思わず聞き返した。
「だからよ、この話を誰か別の人間に話すんだよ」
ユウタがもう一度言った。そしてさらに続ける。
「そうすれば、話した奴には、もう二度とカシマさんは現れないっていう話なんだ」
「おい、それって!」
………こいつ!!
僕はユウタを殴ろうと思った。
今の状態は、ユウタだけが助かるということだ。
だけど、僕は冷静な態度でユウタに確認した。
「僕がユウタに話すと?」
「それは無効だ。誰か別のカシマさんのことを知らない人に話すしかない。」
ユウタが、にやっと笑った。
「じゃあ、ユウタが僕に話したのは、どうして?」
僕がそう聞くと、ユウタは視線を逸らした。
「俺が助かるためだ。」
しばらく沈黙が続いた後、僕は口を開いた。
「このやろう!」
僕は、ユウタを殴ろうと立ち上がった。
しかし、その瞬間にチャイムが鳴り始めた。最後の授業が始まる時間だ。
「おっ!じゃあな!」
ユウタはそういうと走り去っていった。
「おい!待てよ!!」
僕はそう叫んで追いかけようとしたが、足が止まった。
もう手遅れなのだ……
この話を誰か別の人間に話すしかないんだ……
僕は絶望的な気持ちになった。
授業中、僕は何度もユウタの言っていたことを考えた。
誰か別のカシマさんを知らない人に話すしかない……
そのことを考えるたびに、教室の後ろの方でクスクス笑う女子たちの笑い声が聞こえてきた気がした。
まるで僕の考えていることを知っていて、嘲笑っているようだ。
しかし、僕が3階の女子トイレの話を誰かに話さない限り、きっとこれから僕の前にカシマさんが現れてしまう。
そうだ!だから早く誰か他の人間に……
だけど、迂闊に知り合いに話すと恨みを買うかもしれない。
僕は頭を抱えた。
僕がずっと同じことを考えていると、あっという間に、6時間目の授業が終わっていた。
そのまま帰りの会が始まっていた。
「中村カズキくん。渡すものがあるので、これから職員室へ来てください。」
先生がそんなことを言った。
はっ!
僕は、今が帰りの会の最中だということをすっかり忘れていた。
「じゃあ、今日はこれでおしまいです。みんな気を付けて帰ってきてくださいね。」
先生はそう言って、教室を出て行った。
教室内は、学校が終わる期待でガヤガヤとした雰囲気だ。
10
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

こちら第二編集部!
月芝
児童書・童話
かつては全国でも有数の生徒数を誇ったマンモス小学校も、
いまや少子化の波に押されて、かつての勢いはない。
生徒数も全盛期の三分の一にまで減ってしまった。
そんな小学校には、ふたつの校内新聞がある。
第一編集部が発行している「パンダ通信」
第二編集部が発行している「エリマキトカゲ通信」
片やカジュアルでおしゃれで今時のトレンドにも敏感にて、
主に女生徒たちから絶大な支持をえている。
片や手堅い紙面造りが仇となり、保護者らと一部のマニアには
熱烈に支持されているものの、もはや風前の灯……。
編集部の規模、人員、発行部数も人気も雲泥の差にて、このままでは廃刊もありうる。
この危機的状況を打破すべく、第二編集部は起死回生の企画を立ち上げた。
それは――
廃刊の危機を回避すべく、立ち上がった弱小第二編集部の面々。
これは企画を押しつけ……げふんげふん、もといまかされた女子部員たちが、
取材絡みでちょっと不思議なことを体験する物語である。
占い探偵 ユーコちゃん!
サツキユキオ
児童書・童話
ヒナゲシ学園中等部にはとある噂がある。生徒会室横の第2資料室に探偵がいるというのだ。その噂を頼りにやって来た中等部2年B組のリョウ、彼女が部屋で見たものとは──。
忠犬ハジッコ
SoftCareer
児童書・童話
もうすぐ天寿を全うするはずだった老犬ハジッコでしたが、飼い主である高校生・澄子の魂が、偶然出会った付喪神(つくもがみ)の「夜桜」に抜き去られてしまいます。
「夜桜」と戦い力尽きたハジッコの魂は、犬の転生神によって、抜け殻になってしまった澄子の身体に転生し、奪われた澄子の魂を取り戻すべく、仲間達の力を借りながら奮闘努力する……というお話です。
※今まで、オトナ向けの小説ばかり書いておりましたが、
今回は中学生位を読者対象と想定してチャレンジしてみました。
お楽しみいただければうれしいです。


ぬらりひょんと私
四宮 あか
児童書・童話
私の部屋で私の漫画を私より先に読んでいるやつがいた。
俺こういうものです。
差し出されたタブレットに開かれていたのはwiki……
自己紹介、タブレットでwiki開くの?
私の部屋でくつろいでる変な奴は妖怪ぬらりひょんだったのだ。
ぬらりひょんの術を破った私は大変なことに巻き込まれた……

魔界プリンスとココロのヒミツ【完結】
小平ニコ
児童書・童話
中学一年生の稲葉加奈は吹奏楽部に所属し、優れた音楽の才能を持っているが、そのせいで一部の部員から妬まれ、冷たい態度を取られる。ショックを受け、内向的な性格になってしまった加奈は、自分の心の奥深くに抱えた悩みやコンプレックスとどう付き合っていけばいいかわからず、どんよりとした気分で毎日を過ごしていた。
そんなある日、加奈の前に突如現れたのは、魔界からやって来た王子様、ルディ。彼は加奈の父親に頼まれ、加奈の悩みを解決するために日本まで来たという。
どうして父が魔界の王子様と知り合いなのか戸惑いながらも、ルディと一緒に生活する中で、ずっと抱えていた悩みを打ち明け、中学生活の最初からつまづいてしまった自分を大きく変えるきっかけを加奈は掴む。
しかし、実はルディ自身も大きな悩みを抱えていた。魔界の次期魔王の座を、もう一人の魔王候補であるガレスと争っているのだが、温厚なルディは荒っぽいガレスと直接対決することを避けていた。そんな中、ガレスがルディを追って、人間界にやって来て……
転校生はおんみょうじ!
咲間 咲良
児童書・童話
森崎花菜(もりさきはな)は、ちょっぴり人見知りで怖がりな小学五年生。
ある日、親友の友美とともに向かった公園で木の根に食べられそうになってしまう。助けてくれたのは見知らぬ少年、黒住アキト。
花菜のクラスの転校生だったアキトは赤茶色の猫・赤ニャンを従える「おんみょうじ」だという。
なりゆきでアキトとともに「鬼退治」をすることになる花菜だったが──。
【総集編】日本昔話 パロディ短編集
Grisly
児童書・童話
❤️⭐️お願いします。
今まで発表した
日本昔ばなしの短編集を、再放送致します。
朝ドラの総集編のような物です笑
読みやすくなっているので、
⭐️して、何度もお読み下さい。
読んだ方も、読んでない方も、
新しい発見があるはず!
是非お楽しみ下さい😄
⭐︎登録、コメント待ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる