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<8> 3P編 *エロサンプル
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「父さん、もう四十五分だよ」
「あ、やべっ」
先週から、MHKで「健康10分ストレッチ」という番組が始まった。夜九時前の放送で、父さんは「こういうのやらないと、どんどんガタがくる」と、この時間までに夕飯とお風呂を済ませ、身体がほぐれた状態で挑んでいる。
「ごちそうさま!」
今日はトモ兄の帰りが遅く、夕飯が押したのでお風呂は間に合わなかったようだ。音速でシンクにお皿を運んだかと思うと、いそいそとテレビの前にヨガマットを敷いた。トモ兄は「俺もやろうかなあ」と言いつつ、のん気にまだ肉じゃがをつついている。
ストレッチ番組のはずなのに、なぜかタンクトップで筋肉ムキムキのマッチョが出てきた。首をゆっくり回したり、肩を回したり……次は開脚のようだ。「痛みがある方は、できる範囲で構いません」と、黒光りした身体が真横に脚を開いていく。
「見て! 俺こんなに開くのすごくないか?」
父さんは画面の中の動きに付いていきながら、子供のように喋る。マッチョと同じように、ほぼ百八十度に開けている。すごい。バレエのダンサーみたいだ。すごい、けど……その状態で前屈したら多分、いや絶対、パンツが見える。お尻の割れ目も見える。……ムラっとした。目の前にいるトモ兄も同じ気持ちだろう。
「いつもお前らにやられてるからなー、柔らかくなったん……」
…………。
全員の動きがフリーズして、時が止まる。ロボットみたいなギクシャクした動きでこっちを見たトモ兄と、不本意ながら見つめ合う形になった。
「3Pさせてください!」
次の日、お風呂から出た父さんの前に跪き、トモ兄と一緒に土下座した。
俺もそれなりに父さんをイかせられるようになって、余裕が出てくると、「トモ兄としてる時は、どんな表情するんだろう?」と気になるようになってきた。
俺としてる時だってあれだけ快感に素直で乱れるのに、二人がかりで責められたら……どうなっちゃうんだろう?
ぐちゃぐちゃになっちゃう父さんが見たい。一度それを妄想しだすと、本当に見たくて、現実にしたくてたまらなくなった。
トモ兄に話すと、「俺も智樹さんがお前とセックスしてる時、どんな感じなのか気になる」と同意してくれたので、あとはいつ土下座しようか? という段階だったのだが、昨日の開脚事件が決定打になった。
「……何?」
怒っているというより、何を言われているかわからない、という態度だった。
「三人で、したいで……」
「絶対嫌だ」
最後まで言わせてもらえず、ピシャッと遮断される。
「それより明日、あのTシャツいるんだろ? 洗うの忘れてたから、今から洗濯回すわ」
寝てる間に乾くかなー、とぼやきながら、また脱衣所に消えていく。完膚無きまでにスルーされて、完全敗北が決定した瞬間だった……。
「ね、三人で……ッしたい、な……」
「ぁ、んんっ……」
それから夕飯のあと、寝る前、エッチしてる時、隙あらばお願いしたが、
「俺、が……っいい、って、言うと…ん……っ思ってんのかよ……っぁ……」
なんと、三ヶ月もの間、毎日断られ続けた。三ヶ月だ。
そんなに長い間、毎日毎日言われたら、警察の取り調べじゃないけど「もう折れてしまったほうがラクだ」と思うのが人間の性ではないだろうか。父さんの意思はびっくりするほど強靭だった。それだけ「ダメ」と突っぱねられても言い続ける、俺とトモ兄のほうが狂ってるのかもしれないが。
そんなある日、俺の仕事が立て込みすぎて、三、四時間しか眠れない日々が続いた。
人間、寝ないとまともに考えることができなくなるし、無気力になると身を持って知った。番宣でバラエティ番組に出てもロクに面白いことが言えなくて、共演者にフォローさせてしまった。
父さんはそんな俺を、「大丈夫か?」「しんどかったら辞めてもいいんだからな」とすごく心配してくれて、その場で小松さんに、もうちょっとスケジュールを緩くできないのか、もう少し休めないかと電話もしてくれた。
「俺、すごい頑張ってるから、3Pさせて」
ソファでくつろいでた父さんにしがみつく。ここ最近は「次それ言ったら殴るぞ」と言われていて、本当にゲンコツされていたけど、今日は珍しく返事が返ってこなかった。
「……いいよ」
信じられない声が聞こえて、バッと顔を上げる。
「負けた」
すげえしつこいんだもん、と自虐的に笑いながら、背中をぽんぽんされる。
「お前頑張ってるから……ご褒美。トモも最近、遅いしな……」
トモ兄も三日ほど前から、他の部署がやらかしたミスを助けてるとかなんとかで、一緒に夕飯が食べられない日が続いていた。
「父さん……! ほんとに……!?」
「仕事、しんどかったらいつでも逃げていいからな。それだけ覚えといて」
父さんは、いつも俺が欲しい言葉をくれる。家族が、いつも俺を支えてくれる。腕にもっと力を入れて、安心する匂いにぎゅっとしがみついた。
「ん、ん゛ぅうっ……」
二人で争うように可愛い穴を慣らして、俺と父さんは69の体勢になり、トモ兄が先に中に入れていた。俺の目線の真上で、グロい棒が根本まで埋まっている。父さんの口には、俺のがずっぽり嵌っていた。
あれから俺とトモ兄の仕事が落ち着いた頃合いを狙って、「来週の土曜日にヤろう!」ということで決まり、昨日は楽しみすぎて全然寝れなかった。だからさっきたっぷり昼寝して、めちゃくちゃ元気な身体で挑めている。
「すげ……」
本当は俺が最初に入れて、トモ兄に俺と父さんのセックスを見せつけたかったけど、昨日……この「入ってるところを真下から見る」体位を思いついてしまい、好奇心に抗えなかった。一発目を取るか、見たことのないエロい光景を取るか……ギリギリまでめちゃくちゃ悩んだが、苦渋の決断で先に譲った。
「トモ兄のタマがすっげえ邪魔……」
「お前、しょうが、ねえだろ……っそんなもん」
赤黒いものが、狭いところにゆっくり出たり入ったりしている。
こんな、口でさせながら入れられてるところを視姦する、なんて童貞みたいな妄想を現実にしてる人間、俺以外にいるんだろうか? そんなことを真面目に考えてしまうくらい……トモ兄のタマは汚いし邪魔だし目障りだが、とんでもなくエロい眺めだった。
「んぐ、ぅ゛……っん、ぶ……っ」
「エロ……」
ずるずる引き抜かれていくたび、父さんのお尻の縁がついていくようにきゅーっと伸びる。健気に一生懸命くわえこむそこに、ごくりと喉が鳴った。
「う゛ぁ、あ、っ、ひっ……!」
突かれた拍子に俺のものが口から飛び出して、可愛い声が漏れる。根本だけが力なく握られて、俺の股間に突っ伏した。
「父さんー、くち、動いてないよ~」
「ひぁ、あっ!」
言いながら、俺の目の前でゆるく勃っているものを、触れるか触れないかのタッチでつーっとなぞった。
「っ、っ……無理っ……噛ん、じまう……っ」
「いいよー、樹生のなんか舐めなくて」
おっさんが余計な口を挟む。俺は父さんにだったら、噛まれたって食べられたって本望だ。こんな恥ずかしい体勢で全部見られてるのに、俺のことを気遣ってくれるのが嬉しくて、それだけで射精しそうになった。
「もうちょっとでイきそうだから……っ先っぽだけ舐めて……」
聞こえるように甘えてみると、しばらく奥まで突かれるたびに「あっ、あっ」と喘いでいたが、根本で止まっていた手がゆるゆると動いて、先端に湿った感触がした。
「っ……」
見えないから、余計に感じてしまう。目線をめいっぱい下に向けて見えるのは、形のいい顎のラインだけだ。父さんと今までいっぱいエッチしてきたけど、見たことのないエロいアングルが新鮮で、口の中で硬度を増すのがわかった。
「ぐっ……! ん、ぶ…っ、ふ……っ」
「あー……、俺も……っ」
トモ兄が余裕のない、情けない声を出す。俺のを飲ませるのに集中したいんだから、まだ出すなよ……と思いつつ、俺の真横の脚が子鹿みたいにガクガクして崩れ落ちそうだったから、両手で膝を押さえて支えた。手のひら越しに震えが伝わってくる。
「ん゛!? ん、ん゛……ッぐっ……!」
動いていた腰が一番奥でぴたっと止まって、トモ兄が「はー……」と気持ちよさそうに息をつくのと同時に……不覚にも、俺も一緒に射精した。
「ん゛ぅうっ……! っっ……!!」
チリっと歯が当たるけど、それほど余裕がなくなってるんだと思うと興奮した。至近距離で俺以外のモノが出入りしてる異様な光景、異様なシチュエーションに昂ぶって、いつもより長く出た。
「ぐ、っ……ぅ、ごく、ふ……っ…」
喉が動くのが俺のちんこ越しに伝わってきて、飲んでくれているのがわかる。
「は……っもう、これ誰も智樹さんの顔見れね―じゃんよ……」
「ぁ、あ……っ」
トモ兄のぼやきに父さんの声が重なったかと思うと、ちょろ……とお腹のあたりに、何か温かいものが降りかかった。一瞬、何が起こったのかわからなくて、それをまじまじと目で追う。
「ぅ゛う……っ、っ……!」
ちょろちょろと俺の腹にかかる、ぬくい液体。父さんが失禁しているんだと気づいた瞬間、カッと頭の中が真っ赤になった。「飲みたい」という強烈な衝動が突き上げる。けど繋がってるところが見たくて上側にずり上がっていたので、俺の口元までモノを引き寄せるのは無理がある。人生でこんなに頭使ったことないんじゃないかってくらい、どうにかして飲む方法を脳みそをフル回転させて考えた。
「ごめ……っげほっ、っ、……っ」
まだ射精してる俺のものから口を離して、か細い声で謝ってくる。可愛いのに、可哀想だと思うのに、もっと苛めたい、泣かせたいというドス黒い感情が湧いてくる。逃げようとする膝を押さえつけて、動けないようにした。
「我慢しなくていいよ……全部出して」
***
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「あ、やべっ」
先週から、MHKで「健康10分ストレッチ」という番組が始まった。夜九時前の放送で、父さんは「こういうのやらないと、どんどんガタがくる」と、この時間までに夕飯とお風呂を済ませ、身体がほぐれた状態で挑んでいる。
「ごちそうさま!」
今日はトモ兄の帰りが遅く、夕飯が押したのでお風呂は間に合わなかったようだ。音速でシンクにお皿を運んだかと思うと、いそいそとテレビの前にヨガマットを敷いた。トモ兄は「俺もやろうかなあ」と言いつつ、のん気にまだ肉じゃがをつついている。
ストレッチ番組のはずなのに、なぜかタンクトップで筋肉ムキムキのマッチョが出てきた。首をゆっくり回したり、肩を回したり……次は開脚のようだ。「痛みがある方は、できる範囲で構いません」と、黒光りした身体が真横に脚を開いていく。
「見て! 俺こんなに開くのすごくないか?」
父さんは画面の中の動きに付いていきながら、子供のように喋る。マッチョと同じように、ほぼ百八十度に開けている。すごい。バレエのダンサーみたいだ。すごい、けど……その状態で前屈したら多分、いや絶対、パンツが見える。お尻の割れ目も見える。……ムラっとした。目の前にいるトモ兄も同じ気持ちだろう。
「いつもお前らにやられてるからなー、柔らかくなったん……」
…………。
全員の動きがフリーズして、時が止まる。ロボットみたいなギクシャクした動きでこっちを見たトモ兄と、不本意ながら見つめ合う形になった。
「3Pさせてください!」
次の日、お風呂から出た父さんの前に跪き、トモ兄と一緒に土下座した。
俺もそれなりに父さんをイかせられるようになって、余裕が出てくると、「トモ兄としてる時は、どんな表情するんだろう?」と気になるようになってきた。
俺としてる時だってあれだけ快感に素直で乱れるのに、二人がかりで責められたら……どうなっちゃうんだろう?
ぐちゃぐちゃになっちゃう父さんが見たい。一度それを妄想しだすと、本当に見たくて、現実にしたくてたまらなくなった。
トモ兄に話すと、「俺も智樹さんがお前とセックスしてる時、どんな感じなのか気になる」と同意してくれたので、あとはいつ土下座しようか? という段階だったのだが、昨日の開脚事件が決定打になった。
「……何?」
怒っているというより、何を言われているかわからない、という態度だった。
「三人で、したいで……」
「絶対嫌だ」
最後まで言わせてもらえず、ピシャッと遮断される。
「それより明日、あのTシャツいるんだろ? 洗うの忘れてたから、今から洗濯回すわ」
寝てる間に乾くかなー、とぼやきながら、また脱衣所に消えていく。完膚無きまでにスルーされて、完全敗北が決定した瞬間だった……。
「ね、三人で……ッしたい、な……」
「ぁ、んんっ……」
それから夕飯のあと、寝る前、エッチしてる時、隙あらばお願いしたが、
「俺、が……っいい、って、言うと…ん……っ思ってんのかよ……っぁ……」
なんと、三ヶ月もの間、毎日断られ続けた。三ヶ月だ。
そんなに長い間、毎日毎日言われたら、警察の取り調べじゃないけど「もう折れてしまったほうがラクだ」と思うのが人間の性ではないだろうか。父さんの意思はびっくりするほど強靭だった。それだけ「ダメ」と突っぱねられても言い続ける、俺とトモ兄のほうが狂ってるのかもしれないが。
そんなある日、俺の仕事が立て込みすぎて、三、四時間しか眠れない日々が続いた。
人間、寝ないとまともに考えることができなくなるし、無気力になると身を持って知った。番宣でバラエティ番組に出てもロクに面白いことが言えなくて、共演者にフォローさせてしまった。
父さんはそんな俺を、「大丈夫か?」「しんどかったら辞めてもいいんだからな」とすごく心配してくれて、その場で小松さんに、もうちょっとスケジュールを緩くできないのか、もう少し休めないかと電話もしてくれた。
「俺、すごい頑張ってるから、3Pさせて」
ソファでくつろいでた父さんにしがみつく。ここ最近は「次それ言ったら殴るぞ」と言われていて、本当にゲンコツされていたけど、今日は珍しく返事が返ってこなかった。
「……いいよ」
信じられない声が聞こえて、バッと顔を上げる。
「負けた」
すげえしつこいんだもん、と自虐的に笑いながら、背中をぽんぽんされる。
「お前頑張ってるから……ご褒美。トモも最近、遅いしな……」
トモ兄も三日ほど前から、他の部署がやらかしたミスを助けてるとかなんとかで、一緒に夕飯が食べられない日が続いていた。
「父さん……! ほんとに……!?」
「仕事、しんどかったらいつでも逃げていいからな。それだけ覚えといて」
父さんは、いつも俺が欲しい言葉をくれる。家族が、いつも俺を支えてくれる。腕にもっと力を入れて、安心する匂いにぎゅっとしがみついた。
「ん、ん゛ぅうっ……」
二人で争うように可愛い穴を慣らして、俺と父さんは69の体勢になり、トモ兄が先に中に入れていた。俺の目線の真上で、グロい棒が根本まで埋まっている。父さんの口には、俺のがずっぽり嵌っていた。
あれから俺とトモ兄の仕事が落ち着いた頃合いを狙って、「来週の土曜日にヤろう!」ということで決まり、昨日は楽しみすぎて全然寝れなかった。だからさっきたっぷり昼寝して、めちゃくちゃ元気な身体で挑めている。
「すげ……」
本当は俺が最初に入れて、トモ兄に俺と父さんのセックスを見せつけたかったけど、昨日……この「入ってるところを真下から見る」体位を思いついてしまい、好奇心に抗えなかった。一発目を取るか、見たことのないエロい光景を取るか……ギリギリまでめちゃくちゃ悩んだが、苦渋の決断で先に譲った。
「トモ兄のタマがすっげえ邪魔……」
「お前、しょうが、ねえだろ……っそんなもん」
赤黒いものが、狭いところにゆっくり出たり入ったりしている。
こんな、口でさせながら入れられてるところを視姦する、なんて童貞みたいな妄想を現実にしてる人間、俺以外にいるんだろうか? そんなことを真面目に考えてしまうくらい……トモ兄のタマは汚いし邪魔だし目障りだが、とんでもなくエロい眺めだった。
「んぐ、ぅ゛……っん、ぶ……っ」
「エロ……」
ずるずる引き抜かれていくたび、父さんのお尻の縁がついていくようにきゅーっと伸びる。健気に一生懸命くわえこむそこに、ごくりと喉が鳴った。
「う゛ぁ、あ、っ、ひっ……!」
突かれた拍子に俺のものが口から飛び出して、可愛い声が漏れる。根本だけが力なく握られて、俺の股間に突っ伏した。
「父さんー、くち、動いてないよ~」
「ひぁ、あっ!」
言いながら、俺の目の前でゆるく勃っているものを、触れるか触れないかのタッチでつーっとなぞった。
「っ、っ……無理っ……噛ん、じまう……っ」
「いいよー、樹生のなんか舐めなくて」
おっさんが余計な口を挟む。俺は父さんにだったら、噛まれたって食べられたって本望だ。こんな恥ずかしい体勢で全部見られてるのに、俺のことを気遣ってくれるのが嬉しくて、それだけで射精しそうになった。
「もうちょっとでイきそうだから……っ先っぽだけ舐めて……」
聞こえるように甘えてみると、しばらく奥まで突かれるたびに「あっ、あっ」と喘いでいたが、根本で止まっていた手がゆるゆると動いて、先端に湿った感触がした。
「っ……」
見えないから、余計に感じてしまう。目線をめいっぱい下に向けて見えるのは、形のいい顎のラインだけだ。父さんと今までいっぱいエッチしてきたけど、見たことのないエロいアングルが新鮮で、口の中で硬度を増すのがわかった。
「ぐっ……! ん、ぶ…っ、ふ……っ」
「あー……、俺も……っ」
トモ兄が余裕のない、情けない声を出す。俺のを飲ませるのに集中したいんだから、まだ出すなよ……と思いつつ、俺の真横の脚が子鹿みたいにガクガクして崩れ落ちそうだったから、両手で膝を押さえて支えた。手のひら越しに震えが伝わってくる。
「ん゛!? ん、ん゛……ッぐっ……!」
動いていた腰が一番奥でぴたっと止まって、トモ兄が「はー……」と気持ちよさそうに息をつくのと同時に……不覚にも、俺も一緒に射精した。
「ん゛ぅうっ……! っっ……!!」
チリっと歯が当たるけど、それほど余裕がなくなってるんだと思うと興奮した。至近距離で俺以外のモノが出入りしてる異様な光景、異様なシチュエーションに昂ぶって、いつもより長く出た。
「ぐ、っ……ぅ、ごく、ふ……っ…」
喉が動くのが俺のちんこ越しに伝わってきて、飲んでくれているのがわかる。
「は……っもう、これ誰も智樹さんの顔見れね―じゃんよ……」
「ぁ、あ……っ」
トモ兄のぼやきに父さんの声が重なったかと思うと、ちょろ……とお腹のあたりに、何か温かいものが降りかかった。一瞬、何が起こったのかわからなくて、それをまじまじと目で追う。
「ぅ゛う……っ、っ……!」
ちょろちょろと俺の腹にかかる、ぬくい液体。父さんが失禁しているんだと気づいた瞬間、カッと頭の中が真っ赤になった。「飲みたい」という強烈な衝動が突き上げる。けど繋がってるところが見たくて上側にずり上がっていたので、俺の口元までモノを引き寄せるのは無理がある。人生でこんなに頭使ったことないんじゃないかってくらい、どうにかして飲む方法を脳みそをフル回転させて考えた。
「ごめ……っげほっ、っ、……っ」
まだ射精してる俺のものから口を離して、か細い声で謝ってくる。可愛いのに、可哀想だと思うのに、もっと苛めたい、泣かせたいというドス黒い感情が湧いてくる。逃げようとする膝を押さえつけて、動けないようにした。
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