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20、解明(ラスト3)
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谷崎が何か呟くのも構わず、
「今日この手紙が学園から転送されて届きました。母は先日和歌山港で遺体となり車ごと引き上げられました」
とエリは言うと、谷崎側から地面へと視線を落とし、先を続けた。
「母が亡くなる前に書き残した物ですから、美久さんを誘拐したのは母なのでしょう。でも、私はまだ母があの事件の犯人だなんて信じたくありません。
母はよく昔の父が元気な頃の話をしてくれ、父の話の時はいつも楽しそうでした。しかし、父と別れ亡くなった頃のことはほとんど話してはくれませんでした」
エリは谷崎の方に向き直り、
「谷崎さん、この手紙に書いてあるように父の会社を乗っ取ったのは、谷崎さんなのですか」と涙を堪えて言った。
しばらく沈黙が続く。
「その沈黙は認めたと受け止めても良いのですね」
谷崎はまだ俯いて黙り込んだままであった。
「今日この手紙が学園から転送されて届きました。母は先日和歌山港で遺体となり車ごと引き上げられました」
とエリは言うと、谷崎側から地面へと視線を落とし、先を続けた。
「母が亡くなる前に書き残した物ですから、美久さんを誘拐したのは母なのでしょう。でも、私はまだ母があの事件の犯人だなんて信じたくありません。
母はよく昔の父が元気な頃の話をしてくれ、父の話の時はいつも楽しそうでした。しかし、父と別れ亡くなった頃のことはほとんど話してはくれませんでした」
エリは谷崎の方に向き直り、
「谷崎さん、この手紙に書いてあるように父の会社を乗っ取ったのは、谷崎さんなのですか」と涙を堪えて言った。
しばらく沈黙が続く。
「その沈黙は認めたと受け止めても良いのですね」
谷崎はまだ俯いて黙り込んだままであった。
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