世界は万華鏡でできている

兎杜唯人

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楽しみが積みあがる毎日 4

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それからの一か月、ウィリディスとリューイは顔を合わせることが極端に減っていた。
それというのもウィリディスの実験のために彼自身が各所へ飛び回っていたためだ。
研究所に泊るようなことはないものの、夜遅くに戻ってくるため会話がない。

「おかえり、ウィル」
「リューイか…ただいま」
「待ってて。いまお茶いれてくる」

その日もリューイは下のフロアでの物音に敏感に反応した。
時計を見れば日付は変わっている。ノートを閉じて階下に向かう。
降りていけばソファにぐったりと凭れる姿を見つけて声をかけた。
ウィリディスは億劫そうに眼をあけてリューイを見つめていた。リューイはパジャマ姿だが起きてきたのだろうか。だとしたら申し訳ない。

「ごはんは?って聞きたいけどお茶飲んだらすぐお風呂な。お弁当も一応作って冷蔵庫にあるから持って行って研究所であっためれば食べられるし。サンドイッチもあるから明日の朝食べて」

カップに注がれた琥珀色の液体を見つめてからリューイへと視線を向ける。
リューイは隣に腰を下ろせばウィリディスを見つめた。その顔にはありありと疲れが読み取れる。

「ウィル、難しい?」
「……あぁ…あと少しで答えが出そうなのにそこに届かない…どんな手を考えてもリスクが大きすぎてどうにもできない」
「紅茶飲んで。それからベッドに行こう。俺もウィルが寝れるまでそばにいるから」

お風呂は無理だと即座に判断した。このまま布団に直行させた方がいいかもしれない。
ウィリディスは紅茶を飲めばすぐに眠たそうにまぶたを落とした。
腕を持ち無理矢理たたせれば寝室まで引っ張る。

「ウィル、頭働かせるには十分な睡眠と栄養がいるよ。なにも考えずに寝て」
「…リューイ」
「うん?」

ウィリディスに名前を呼ばれ返答するもそのあとは続かない。
なんとか寝室の扉を開けてベッドまで運んだ。
ベッドに転がるウィリディスのシャツのボタンをはずす。いけないことをしているような感覚になるものの頭を振って雑念を追い払い胸元をくつろげた。

「ウィル、明日は何時」
「…八時」
「早いよ。九時ね。レナータさんから連絡あったら遅れていくことは伝えるから。はい、目を閉じてなんも考えずおやすみなさーい」

早口に告げればウィリディスに腕を掴まれた。
リューイは離れない手を見つめてため息をつく。体を寄せ頬に唇を寄せた。
少し手の力が弱まれば掴まれた腕をはずして隣に横たわる。
しばらく寝顔を見つめていたが腕を伸ばしウィリディスの頭を胸元に引き寄せる。
頭を撫でながらリューイも目を閉じた。すると腰にウィリディスの腕が回る。
強く抱かれて動くことはできない。ウィリディスより早く起きなければ八時にはいなくなっていそうだと考える。

「ゆっくりおやすみ、ウィル」

優しくささやけばリューイもそのまま眠りに落ちた。
それからどのくらい経ったのか、リューイは体を揺り動かされた。目をこすって起き上がればレックスが顔を覗き込んでいた。

「どうした、レックス」
「おはよう、リュー兄。これ」

レックスが差し出してきたのはウィリディスの端末である。それがブーブーッと震えていた。
ウィリディスが端末を忘れていくとは思えないが、と隣にいたはずの姿を見るとウィリディスはリューイの腰に腕を回してまだ眠っていた。
端末を受け取ってみればレナータ、と名前の表示がある。

「もしもし」
『リューイくん?おはようございます、朝早くにすみません。教授はそちらにいらっしゃいますか』

レナータはどうやら研究所に来ないウィリディスを心配して電話をしたようである。
リューイはうなずいていた。

「せんせーなら寝てます。起こしたほうがいいですか」
『いいえ、とんでもない。そのまま寝かせてください。絶対に研究所へ来させないでください』
「え…いいんですか」
『教授はここ最近休みもまともにとられずにあちこち走り回っております。休めるときに休んでいただかなければ困ります』
「わかりました。なら何がなんでも今日は家から出しません」
『お願いします』

レナータとの通話を切るとレックスを見た。

「レックス、せんせーが起きたらごはん食べさせてお風呂に行かせるから」
「うん、お手伝いいる?」
「たぶん大丈夫だと思う。けどひとまず今日はせんせーを家から出さないようにしよう」
「わかった!それなら俺たちも手伝えるから頑張るね」

レックスはこぶしを握り締めて部屋を出ていった。
ウィリディスに視線を落とせば苦笑する。リューイの腰をしっかりと抱いてウィリディスは気持ちよさそうに寝ていた。
頭に手をやり撫でてみる。起きる気配はない。しかし腰に抱きつかれたままではリューイも動けない。

「ウィル、起きて、朝だよ」

声をかけても身動き一つしない。
リューイは苦笑した。しばらく寝顔を眺めていたが辛抱たまらなくなりそっと腕を外す。
それが嫌だったのか少し顔をゆがめて目を開いた。

「おはよう、ウィル。起きて」
「リューイ…今、何時だ」
「えっと、今は十一時ってところかな」

それを聞いてウィリディスは勢いよく体を起こした。寝坊した。
ベッドを降りようとしたその体をリューイが抱きとめる。振り向いたウィリディスをリューイはにらみつける。
ウィリディスは強くリューイをのけられず、放せと告げた。リューイは首を振って体に回した腕に力を籠める。

「リューイ…頼むから…」
「だめ。今日は休ませるってレナータさんと約束したんだ」
「レナータと?どういう…」
「朝ウィルの端末にレナータさんから連絡あってウィルが寝てるって話をしたらそのまま休ませてくれって言われた。だから今日はなにがなんでもウィルを休ませるって決めたんだ」

リューイの言葉に体から力を抜いた。
本当は研究所へ行きたい気持ちのほうが強い。しばらくリューイを見つめていたがレナータも承知しているのなら無理に行ったところで反発があるだけだろうと判断する。

「リューイ…わかった」
「本当?!」
「あぁ。お前やレナータにそこまで言わせてしまうのなら休むほかないだろう」
「よかった」

リューイは嬉しそうに笑うと体を解放する。ベッドの上に座りウィリディスを見つめてリューイは口を開いた。

「おなか減らない?お風呂も入らないと」
「あぁ。そうだな」

リューイへと手をのばせば何をされるのだろうかとリューイの体が少しこわばる。
リューイを引き寄せ抱きしめれば息をのむ音がするも拒絶されることはなく背中に腕が回された。
ウィリディスの胸に顔を埋めてリューイはうれしくなる。

「リューイ…」
「なに?」
「何を作ってくれるんだ」
「そうだなー…どうせそんなにご飯食べてないんだから雑炊とか?」
「トマトはいれるなよ」
「いれないよ。それでいい?」
「あぁ」

リューイの額に口づければ嬉しそうに笑う。
リューイからも口づけを受ければその体を解放してやった。
ベッドを降りてリューイがウィリディスへと視線を向けた。

「勝手に出ていくなよ?ひとまずウィルはお風呂が先。クラルスたちがいるから倒れないように見張っててもらって」
「わかった」

拒否をしたところでどのみち彼らは見張っているのだろうと予測する。
うなずけばリューイは満足そうな顔をしてから部屋を出ていった。
替えの洋服と下着類を手にして同じく部屋を出れば目を丸くしている姿が三つリビングにあった。
どうやらもともとリューイに言われてそこにいたらしい。起きてくるとは思わなかったのか机の上で書き物をしていた手を止めていた。

「おはよ、先生…」
「起きたの?」
「あぁ。風呂へ行ってくる」
「じゃぁ僕たちお風呂場の外にいるね」

机の上を片付けて三人ともがウィリディスのあとを追いかけてくる。
さすがに脱衣所までは入ってこないもののその前で三人で遊んでいるようだった。
服を脱ぎ湯の温度を確認しては石鹸を泡立てる。時折外から聞こえてくる話し声に耳を傾けた。

「リュー兄、安心しただろうね。先生が今日はお休みだって」
「リューちゃん、ごはんのときも不安そうな顔で玄関見てたもんね」
「うん、でもさっき部屋から出てきたときすごくうれしそうにしてたね」
「うれしかったんだって」

レックスとシルバの会話を聞きながらウィリディスは言葉が出なかった。
この一か月ほどリューイとまともに顔をあわせることはなかった。ピータから特に問題なく元気に過ごしていると連絡をもらっていたのもあり、あまり気にしなかったのも事実である。
だが、向こうはこちらを心配していたらしい。
反省した。そこまで心配をかけてしまったのならきちんと謝らなければなるまい。

「フィーディスが怒り狂っていそうだな。リューイにあんなふうに心配をかけさせてしまったのならなおのこと…」

浴室から出れば体を拭いて服を着る。

「先生、出てきたー?」
「先生、ごはんできたってリューちゃん言ってたよー?」
「せーせ、ごはん」
「わかった」

クラルスやレックスが足元にまとわりつく。三人とともにリビングへと向かって行けばリューイがこちらに気づいた。
机に一人分の食器を並べている。ウィリディスの顔を見ればぱっと笑みを深めた。

「せんせー、すっきりした?」
「あぁ。外でレックスたちが話していたからか寝落ちすることもなかったしな」
「そうだったの?ならよかった。ほら、せんせー、座って。雑炊できたから」
「リュー兄、俺たちのは?」
「食べるの?わかったわかった、あるよ」

シルバとレックスは嬉しそうに笑ってキッチンへと向かって行く。ウィリディスはすでに並べられた皿の前の椅子に腰を掛けた。
湯気のたつ雑炊にはキノコが入っている。

「ピータさんがスープを作ってくれてたんだ。だからそれを使って作ってみた。おいしいかわからないけど…食べたらまた少し休んでね」
「あぁ」
「リュー兄、これおいしいよ!」
「おいしい!」
「全部食べるなよ。あとはせんせーのなんだから」
「はーい」

雑炊を食べたレックスとシルバはクラルスを連れて上のフロアへと向かって行く。
入れ違いでフィーディスが降りてきた。
フィーディスはウィリディスを見た瞬間に嫌なものでも見たかのように眉をひそめたうえ顔を背けている。
リューイが呆れた様子でフィーディスを見た。

「フィー、お前なぁ…」
「リューがこの一か月どんな思いをしていたと…!」
「フィーディス、あとはちゃんとせんせーには言うからおとなしくしてなさい」

雑炊を食しつつリューイとフィーディスのやりとりを眺める。
リューイからαの香りはしない。この一か月、リューイはフィーディスに抱かれていたわけではないようだ。

「リュー、俺もおなかすいた」
「フィーディス、朝ごはんは食べただろう?」
「お昼ご飯の時間だよ」
「わかった、わかった。サンドイッチでいい?」
「うん」

フィーディスの嬉しそうな顔を見てリューイも笑う。
上に行ってくるね、と告げられリューイを見送った。フィーディスも一緒に行ったのかと思いきや残っていた。
フィーディスはウィリディスをにらむ。

「リューに心配かけて楽しいですか」
「リューイには申し訳ないと思っている。だがそれをお前になにか言われるような筋合いはない」

ばんっ、と大きな音をたてフィーディスは机を叩く。
雑炊を掬ったれんげをおいてウィリディスは顔をあげた。

「リューが誰よりも遅くまで起きて、朝もかなり早くから起きて、そんなことをしているのは誰のためだと思っているんですか。昨日も日付が変わるまで起きていたのに」

フィーディスの言葉に何も返すことができなかった。
リューイがそこまでして待っているとは予想だにしなかったのだ。
そういえばうっすらと覚えている。昨夜リューイは弁当があるからと言っていなかったか。
少しよろめきながら立ち上がればキッチンにむかう。
冷蔵庫を開ければそこには付箋に『お昼ごはん』と書かれてそれが貼られたタッパーがある。

「…まったく…早く寝ても構わないものを」

これを作りながらリューイはいつ帰宅してくるのだろうかと自分を待っていたのだろうか。
そこまで望むことはしていないのに。
冷蔵庫の扉を閉めてからフィーディスを振り向いた。

「リューイを連れて今日はどこかに出かけるといい。レックスたちは俺が見ていよう」
「は?今日はあんたの休みじゃ…」
「俺がどこかに行かないかリューイは心配でならないのだろう?レックスたちがいればどこにも行くつもりはない」
「…なんのつもりなんだ」
「気まぐれた。あえていうならば弁当の礼と思え」

フィーディスの脇を通り抜けて残っていた雑炊を食べきった。
シンクに器を置けば上のフロアへと上がっていく。途中リューイとばったりと会った。

「せんせー、食べ終えた?」
「あぁ。うまかった。リューイ、レックスたちは俺が見ているからフィーディスとどこかに出かけるといい」
「そ、そんなことできるわけないじゃん。せんせー、疲れてるでしょ」
「いい。弁当を…作ってくれたのだろう?それにお前に心配をかけてしまったわびだ。好きに過ごしてくるといい」

何も言い返せないリューイの頭を撫でてからウィリディスはうえのフロアへと上がった。
リビングを見れば絵本を広げているクラルスが見えた。

「クラルス、レックスやシルバはどこにいる?」
「しーちゃ、あっち」
「そうか」

クラルスを抱き上げてほかの二人を探す。二人はドリルや図鑑を手にしていたが、上のフロアにやってきたウィリディスを見て二人とも驚いた顔をしていた。
そばにしゃがみこめば目を丸くしたまま見つめ返される。

「先生、どうしたの」
「今日はリューイを出かけさせる。だから下のフロアで一緒に過ごすか」
「いいの?!」
「いっぱいお勉強教えてくれる?」
「もちろんだ」

ウィリディスの言葉に嬉しそうに二人は顔を見合わせていた。
追いかけてきたリューイは止める言葉をかけられない。振り向いたウィリディスと目があえば少し眉をさげてしまう。

「リューイ…たまには羽根を伸ばしてくるといい」
「…でも…」
「いやか?」
「そうじゃなくて」

クラルスを下におろしてやれば彼も本を取りにレックスとシルバのもとへと走って行ってしまう。
リューイはウィリディスに休んでほしかったのだ。ウィリディスもそれを察していた。
うつむいたリューイの顎に手を添えて自分のほうへと顔をあげさせる。

「一日楽しんできたならまた俺の相手をしてほしい」
「別に俺は今からだって」
「そうだな。今からお前を抱いてもいいかもしれないが」

するっとほほから首筋へと手が滑っていけばリューイの体に力が入った。
わずかに開かれた唇に吸い寄せられるようにして口づける。すぐに唇を放せば物足りなさそうな顔をしていた。
小さく笑いを漏らしてから手を放せばこちらに駆けてくる子供たちの姿があった。

「先生、これがいい!」
「俺はこっち!」
「せーせ、読んで」
「わかった。順番に見よう。リューイ、支度をしたら気を付けて行ってくるといい」

クラルスを抱き上げてはしゃぐほかの二人とともに下のフロアへと降りて行ってしまう。
リューイは自分の唇に触れてから不貞腐れた。

「リュー、出かけるの?」
「出かける。こうなったらいろいろと買い物してやる!」

勢いよく叫んだリューイは鞄を取りに向かう。声をかけたフィーディスは半ば呆然としていたがやがてくすくすと笑えば自分も用意をするためにあとを追いかけた。
子供たちとともに下のフロアに降りたウィリディスはリビングの床に腰を下ろして目の前でドリルを解いていく姿を見守っていた。
クラルスはウィリディスのそばで絵本をめくっている。時折シルバとレックスから質問を受ければそれに対してわかりやすく解説をしてやった。
問題が解けると二人は次の問題へとペンを進めていった。それを見守りながら目を細めた。

「ねぇ先生、リュー兄のこと好き?」
「…どうしてそんなことを聞く?」
「だってリュー兄、この一か月ずーっとぼんやりしてたよ。元気もなかった。このフロアでぼんやりしてるときもあったし」
「リューちゃん、きっと先生がいないと寂しいんだと思う。だから先生がリューちゃんのことを好きで一緒にいてくれたらいいなって思ったの」

レックスとシルバの言葉にウィリディスは二の句が継げなかった。
悪いことを言ってしまっただろうかと二人は不安そうに見上げてくる。その頭を優しくなでてやりながらウィリディスは微笑んだ。
子供たちからもリューイに寂しい思いをさせてしまったということが伝わってしまった以上、この先無理をしては何を言われるかわかったものではない。

「そうか…リューイのことは好きだがお前たちのことも好ましく思う」
「本当?!」
「もちろんだ。ピータから聞いている。よく手伝いをし、よく食べて、よく勉強していようじゃないか」
「俺たち勉強好き!すごく楽しいから」
「そうか。好きならばよかった」

しばらくわいわいとはしゃいではウィリディスに質問したり、クラルスとともに本を読んでいたレックスとシルバだったがやがて静かな空気に顔を上げればウィリディスがうとうととしていることに気づいた。
顔を見合わせた二人は静かに上のフロアにあがる。寝室から毛布を一枚持ってくればそっとウィリディスにかけた。

「先生、寝ちゃったね」
「やっぱり疲れているんだね」
「このままだと倒れちゃわないかな」
「クッションもってこようよ」
「クラルスはここにいてね」

状況のわかっていないクラルスはにこにことしている。
二人は手分けして二つのフロアを行き来してはクッションをありったけかき集めてきた。
それを座ったまま本当に寝てしまいそうなウィリディスの周囲に集めて置く。

「先生、寝るならここで寝て。ふわふわだよ」
「俺たち大丈夫だから寝て」
「……寝る…?」
「うん、眠たそうだよ」

少しかすれた声で返事があったがレックスがぐいぐいと体を押せば容易くクッションの上に転がる。
ふわふわと質の良いクッションに包まれ、ウィリディスはすぐに寝息を立てだしてしまった。
三人でその寝顔を見てから顔を見合わせる。リューイはフィーディスと出かけてしまったのか上のフロアにはいなかった。
もう一度寝ているウィリディスを見つめた。いつもはリューイとフィーディスと一緒に五人で寝ている。
たまにはいいだろうか。無言でレックスとシルバは目を合わせた。

「クラルス、俺たちもお昼寝しよう」
「おひるね、するー!」
「しー。先生が起きちゃうから静かに」

自分たちの寝室から毛布を持ってくればクッションを整えて三人でウィリディスの隣に寝転がる。
リューイとはまた違った安心感がある。
ウィリディスの左右にそれぞれレックスとシルバが転がればクラルスはその体によじ登って胸元に抱き着いて目を閉じる。無意識にクラルスを支えるようにウィリディスの手が抱えた。

「えへへ…おやすみ」
「おやすみ、先生」

四人の寝息が立ちだす。帰宅したリューイとフィーディスは世にも奇妙なその光景にしばらく言葉が出なかった。
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