世界は万華鏡でできている

兎杜唯人

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同じようで違う立ち位置。 4

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腰も喉もいたい。目を覚ましたリューイが思ったのはまずそこだった。
あくびを漏らして目をぱちぱちすると目の前で寝ているウィリディスの姿があった。

「…ウィル?」

予想よりも掠れた声だった。まぶたが震え閉じたそこから鮮やかな緑が見えた。
ウィリディスはリューイを見つめると体を起こす。昨夜着ていたスーツがしわくちゃだった。

「起きたのか、リューイ。ならば風呂だな」

起きられるか、と問いかけられて首を振った。体全部が鉛のようだ。
布団をどかし、ウィリディスはリューイを抱き上げた。ただし米俵のように担いでいる。
とろとろ、とリューイの孔から流れるものがあるがそれを気にしない。浴室までリューイを運べば静かに下ろす。
座り込んだリューイの体を極力視界にいれないようにしつつ自分もスーツを脱ぎ捨てた。
雇われているメイドたちならばきれいに洗うだろう。

「朝食をとったら土産を買って帰るぞ」

こくん、とうなずいたリューイにシャワーを浴びせる。
少しぬるめの温度である。頭からお湯を浴びたリューイは気持ち良さそうにしていた。
リューイの体を濡らせばボディソープを出して手のひらで泡立てる。

「洗うが自分でやるか」
「…むり」

湿度が上がれば声が出しやすくなる。
リューイの体を引き寄せ丁寧に汚れを落としていく。肩から胸元へ、腹部と背中、太ももを流し目を合わせる。
リューイは少し顔を赤くしてウィリディスの手にふれる。

「ウィル…全部やって」
「いいのか」
「やって。甘え、させて」

リューイの言葉にウィリディスはため息をついた。リューイをしっかりと自分のほうへと抱き寄せてすぼまりに指をあてる。
少し力の入る体をなだめる様にしてからゆっくりと指を押し込んだ。ほんのわずかな抵抗のあとリューイの中へと指は入っていく。刺激しないように昨夜吐き出したものをかきだしていった。
指にまとわりつく粘り気は自分のものとはいえ気分がいいものではない。優しくリューイの頭を片手で撫でながらなるべく残さないようにかきだしてはお湯で流していく。

「湯を入れたほうが速いか…」
「…それは怖いかも」
「そうか?」
「うん」
「昨日わりと出してしまったからできれば…」
「やだ…」

リューイをなだめ、そのまま指でかきだすことに専念した。
出しきったかと思われるあたりで再度リューイにシャワーをかける。
体から力を抜いたリューイを支えて湯船にいれる。
自分も体を洗わねばならない。

「何で他の人にやらせないの」
「他人にさわられたいか」
「ううん。やだ」

縁に頭を預けこちらを見つめるリューイに言葉を返す。
簡単に体を洗えば自分も湯につかる。
こわばっていた体が静かにほぐれていくのを感じた。リューイがそばにきて肌をつける。

「ウィル…」
「なんだ」
「ごめんね…あと、ありがとう」

リューイはウィリディスを見ずに告げた。
口を開くも言葉が出てこない。なんと返事をしたらいいのか考えていればリューイが照れたようにウィリディスを見つめた。
少し湯から体をあげてリューイは顔を近づける。じっと瞳を合わせていたがやがてウィリディスに抱き着けば肩に顔を埋める。
自分の体から香るものと同じ石鹸の香りがする。
かぷ、とウィリディスの首に歯を立てた。昨夜パーティ前にもした行為である。
Ωであるリューイが噛んだところでαのウィリディスにとっては何の意味もない。Ωからもこうして噛んだらαに何かあればいいのに、と切実に思う。
好きだと告げたい。でも告げてしまえば今のままの関係でいることは難しいだろう。
リューイは唇を引き結んだ。気を抜いてしまえば出てしまう。

「俺のせいで研究止めさせちゃった。でも、うれしかったのも事実なんだ。すごく大事な研究をしているってわかってるのに、俺のためにウィルは研究放り出して俺のそばにいてくれたでしょ」
「俺自身煮詰まっていたのもある。お前だけのためじゃない」
「嘘ばっかり」

リューイは小さく笑った。
体を放せばウィリディスの首筋に残った歯型にそっと触れた。
すぐに消えてしまうかすかな跡ではあるがほんの一時だけでも彼に自分は独占された。
戻ったらフィーディスに謝って、そして養子の件をみんなに話そうと心に決めた。

「ねぇ、ウィル。みんなの養子先の人と会える?」
「もとよりそのつもりだ。相性もあるだろうしな」
「よかった。ちなみに俺の番とか…」
「…そうだな。それに関してはなんとも…」

ウィリディスは言葉を濁した。
リューイは眉を下げる。自分がほかのαと番になるにしろ、せめてそれがどんな相手なのか知りたくはあった。
浴室から二人そろって出ればウィリディスが脱ぎ捨てたスーツはすでに回収されており、代わりに二人の洋服がタオルとともに置かれていた。
いつの間に、だれが入ってきたのだろうかとリューイは思う。
ウィリディスは気にした様子はなく洋服を身にまとう。リューイもタオルで体を拭いてから服をゆっくりと着ていった。
起きた時に感じていた体の痛みは減っている。歩けないことはなさそうである。

「そういえばリューイ、母さんの紅茶を飲んだそうだな」
「この前お茶したとき?……あれ、アクティナさんが淹れたの?」

何気ない一言だった。
リューイは目を丸くしてウィリディスを見つめる。
アクティナとお茶をしたときの紅茶はとてもおいしかった。
あれは彼女が淹れたものだったのか。

「言われなかったのか?母さんは気に入った客には自ら紅茶を淹れてもてなすんだ。その様子だと何も言わなかったのか…」
「うん。すごくおいしかった。ほんのり甘くていいにおいしたよ」
「ならば朝食か帰るときにでも伝えるといい。喜ぶから」
「うん」

ウィリディスと身支度を整えれば朝食をとりにむかう。
すれ違うメイドや執事たちがおはようございます、と笑顔で挨拶をしてくれた。リューイは少し恥ずかしがりつつ挨拶を返す。
朝食はすでにできていた。ここにきた初日と同じくパンが並んでいる。
初日と違うのはそこに並ぶのが様々な形のパンだったというところだろうか。

「…動物の形してる」
「息子くんから、あなたがほかの子供たちといろいろな形のパンを作ったって話を聞いてね。楽しそうと思ったから今日は厨房にリクエストしちゃった」

ウィリディスとリューイの前に座ったアクティナは子供のようにはしゃいでいた。
アカテスも珍しそうにパンを一つ手にして見つめている。持っているのは犬の顔の形をしているものだ。
目や鼻がチョコでできている。

「いただきましょう。息子くんが買い物をしてから帰るって聞かないものだからなるべく早く食べ終えないとね」
「あ、ありがとうございます」

ふふ、とアクティナは笑ってパンにかじりついた。彼女が食べているのはビスケット生地を乗せた花の形をしているものだ。
さくっとした歯触りにアクティナの顔が輝いた。
アカテスの犬の顔のパンにはチョコクリームが入っていたらしい。
実家ではなかなか見ない光景にウィリディスはリューイへと視線を向けた。珍しい光景の原因でもあるリューイは丸い形のパンにかぶりついていた。
中身はキューブ型のチーズらしい。種類がいろいろ入っているのか生地の中に見え隠れしているキューブの色が少しずつ違う。

「ねぇ、アカテス。たまにはこんな朝食も面白いわね。シリアルなんかも我が家では並ばないけど、たまにはいいかしら」
「うん、いいと思うよ。お兄ちゃんが渋い顔をするのが目に浮かぶけど」
「ニキアスはあまりこうしたものが好きじゃないからな」

お兄ちゃんと呼ばれているのか、とリューイはパンを飲み込みつつ思う。ウィリディスは息子君、だし、変わっているなと考えた。
チーズのたっぷり入ったパンを食し、カフェオレで流せばほっと人心地ついた。
次は緑色のパンに手を伸ばす。割ってみればどうやらほうれん草が入っているものだとわかる。
ではオレンジ色のはにんじんだろうか。一口ほうれん草のパンを食べてみてもほうれん草の味がするわけではない。けれど破片が入っている。

「みんなも野菜食べてくれるかな」
「嫌いなのか」
「ううん。みんな何でも食べるよ。でも苦手なものだとやっぱり進みが悪くてさ…」
「そうか。ならばあとで厨房にいくか?」
「どうして?」
「作り方でも聞けばいいだろう。お前も作れるようになって、あいつらと作れば楽しく食べられるだろうしな」
「…うん」

パンを見つめてリューイは口元を緩めた。
ウィリディスはその様子を隣で眺めつつリューイにはそのうちレシピの載っている本でも買ってやろうかなどと考える。
二人の様子をアカテスとアクティナはほほえましく見つめていた。

「かわいいわぁ…私たちの息子二人はリューイくんみたいに素直でかわいいわけじゃなかったから新鮮すぎて…メイドたちがリューイくんのことをかわいいって連呼している気持ちがよくわかる」
「無条件にかわいがりたくなるね。成人しているのにどこもすれたところがなくてまっすぐで…あまりにいい子すぎて誰かに騙されないか不安ですらある」
「そうねぇ…ウィルと番になってくれれば私たちもあの子を守ってあげられるけど、ほかのαと番になってはうかつに手は出せないわね」
「…ティナ、悪いことは考えてはいけないよ」
「考えてないわ、アカテス。でも、ちょっとぐらいなら、いいでしょう?」

アクティナの笑みにアカテスは少し言葉を詰まらせるも言ったところで何かあるわけではないためうなずいた。
これも何かの縁ということで多少なりとも手を出すのはありだろうか。

「そうだ、あの…」
「どうしたのかしら」

パンを皿においてリューイがアクティナを見る。
紅茶の件を聞こうと思ったのだ。少し言葉を詰まらせつつリューイは口を開いた。

「この前の紅茶…アクティナさんが淹れたってことをせんせーから聞いて…おいしかったです」
「本当?よかったわ。私のブレンドしたものもあるから気に入ったのなら持って帰って」
「ありがとうございます」

リューイはうなずいた。自分で彼女ほどうまく淹れられるかはわからないがおいしく淹れられたらウィリディスも飲んでくれるだろうか。
リューイの考えていることが丸わかりであり、アクティナはたくさん茶葉を持たせようと決めた。
持ち帰るのが大変ならばウィリディスの自宅に送付すればいい。
朝の食事を終えて帰る支度をするため客間に戻る。机に置いた小説を手にしてリューイは荷物をまとめる手を止めていた。
物語の主人公は未来のために自分が消えることを望んだ。自分はそれをしないと決めた。
未来を変えて代わりに自分が消えたとして、その先に生まれた異なる自分が、本来出会うはずだった人たちと会えないというのは嫌だからだ。
生きていく先がなくなるというのなら今の時間を大事にしようと思えたのだ。

「ウィル…離れても、生きているなら会えるでしょう…?」

ここにはいない当人を思い出す。
日を追うごとに増していくウィリディスへの想いを隠すのはつらかった。
一緒にいられないのならせめて、また会える可能性を信じていこうと思う。

「リューイ、支度は終わったか」
「あとちょっと」
「本を見ていたのか。持って帰るか」
「ううん。ほかの巻がないから返すね」
「そうか…」

本を机に置いたリューイは残っていた服をまとめて鞄に入れた。
服を購入してきてくれたとき合わせて鞄を買っていたのだ。服を入れ終え一番上に置いた着物を見つめる。
一度くらいはウィリディスの前で着られるだろうか。指先で着物に触れてから鞄の口をとじた。

「できたよ、ウィル」
「そうか…それと、これ厨房のコックたちがお前に、と」

差し出したのはクリアファイルに入ったレシピのコピーである。
驚きながらリューイはそれを受け取った。丁寧に材料と分量、そして手順が記載されている。

「お前が料理をしていることを話したのだが、パン以外にも簡単にできるものだそうだ。コピーで申し訳ないとは言っていた。また新しく作ったら送ってくれるそうだが」
「いいのかな、もらって。こういうのって普通は門外不出でしょ?」
「…俺も……いや、レックスたちが喜ぶだろう。うちのコックたちはなにもきにはしないからもらうといい」
「うん」

閉じた鞄の口を再度開けて着物の上にファイルをおいた。
じんわりとうれしさがこみあげる。

「いこう」
「あぁ」

リューイが鞄を持とうとするとウィリディスの手が先にとった。
顔をあげれば微かに笑っていた。

「ありがとう、ウィル」
「どういたしまして。それよりお土産は考えたのか」
「うん。レックスとシルバには本がいい。乗り物のやつ。あとできるならおもちゃも。クラルスは動物の人形かなぁ。犬の絵本が大好きだからさ」

リューイとウィリディスは並んで歩きながら話す。リューイの足取りは軽い。
玄関につけばアカテスとアクティナ、それから数人の執事とメイドたちがいた。

「買い物に行ってから駅に向かうのでしょう?車を出してあげるわ」
「すまない」
「リューイくん、少しは気分転換になったかな」
「はい。ありがとうございました」
「本当にまたきてね。みんな大歓迎よ」
「必ず」

アクティナに抱きしめられればまた顔が柔らかなふくらみに埋まる。
今度は慌てることはなかった。恐る恐るといった様子ではあるがアクティナの背中に腕を回す。
リューイを抱きしめるアクティナは驚いたように目を丸くするものの嬉しそうにリューイを抱きしめる力を強めた。
ウィリディスは何も言わないもののアクティナからリューイを引き離したいという気持ちはあった。
やがてアクティナがリューイを放せばほっとする。
彼らに見送られながら荷物を積んで車に乗り込んだ。リューイの荷物にはアクティナから渡された紅茶の茶葉が入った缶が増えた。
遠ざかっていく屋敷を見つめながらリューイは少し寂しそうにする。

「母さんたちがあそこまでお前に入れ込むとは思いもしなかった」
「ほんと?」
「あぁ…お前はΩだしな。正直言って、あまり歓迎されないと思っていた」

リューイは窓から視線を外して隣に座るウィリディスの横顔を見つめた。
リューイもここへきて思わぬものを得た。小さくその言葉を唇で形作る。音にはしないが恥ずかしさがあった。
慌てて顔を背けてお土産として買うものに意識を向けた。帰ったらまずみんなを抱きしめていなくなってしまったことをちゃんと謝ろう。それからお土産を渡してフィーディスと腹を割って話す。
それができたら上出来であろう。
あとはここに来る前のように、研究するウィリディスの邪魔にならないように日々を過ごして養子先へ行くまでの日々を過ごすだけである。

「リューイ、そろそろつくぞ」
「うん」

声をかけられてはっとすれば牧場のそばだと気づいた。
先日牧場へきたときは気づかなかったが離れた場所に広いモールがあるようだった。
一族で町を作ったと言っていたが牧場や農場を営むものたちのために病院や娯楽施設などもあるらしい。

「都市ほど大型ではないが定期的に並ぶ品も変わるし、ここでしか生産してないものもある。とはいえ、交通のことを考えるとあまり外部から人が来ないのが現状だがな…」

車を止めて降りる。場所柄お土産物屋、というのはないとのことだった。
今の時期であれば牧場でとれたミルクを使用したクリームやチーズといったものが多く並ぶらしい。
リューイがおいしいと言っていたオレンジのジャムもあるという。

「人形や本は都市で帰る前に探すか…」

ここの品は完全に子供向けがない。自宅に戻る途中で本屋で買えばいいだろうと思えばリューイはいろいろと店を覗いているところだった。
見慣れない生地でできたストールやタオル、かと思えば羊の毛で作ったものを見つけたり、栽培されている華が織り込まれた生地やせっけんを見つけてははしゃいでいた。
後ろを歩いていけばリューイはガラスのペンを見つける。光にかざしてみては物欲しそうにしているがすぐに棚に戻してしまった。ほかに何か見つけたらしい。

「ねぇ、ウィル、あれ見て」

リューイがさしたのは少し高い位置に飾られていたアンティークの万華鏡である。
背伸びしてそれをとればずっしりとした重さがある。リューイに渡せばさっそく覗いていた。

「うわぁ…」
「どうだ?」
「すっごくキラキラしてる。すごいね」
「万華鏡は内部にある鏡に内包物が映ることで様々な景色を見せてくれる。内包物は固定されているわけではないから、二度と同じものは見られないと聞くが」
「本当そうだよ。ウィルも見て」

リューイに万華鏡を渡されてそれを見れば確かに中に入っているものが動き、同じものを見せることがない。
きれいだね、と笑うリューイを見てほしいのか、と聞いてみた。
リューイは首を振る。
棚に万華鏡を戻してから再度リューイを追いかけた。

「ウィル、あのジャムとクリーム買って行こう。チーズはアクティナさんたちからもらったからいいとしても、ジャムはほしい」
「オレンジのか」
「うん」

食品の並ぶ場所へ足を向ければ早速リューイはジャムとクリームの入った入れ物を両手に持って籠にいれた。
家にいる子供たちへのお土産、というよりは自分が食べたい欲求のほうが強いのかもしれない。少し余分に入れておけば次は何にしようかとリューイは棚を見て回っている。
そうして籠に詰め込まれたものの会計をし、手分けして袋にいれれば車へと戻る。

「たくさん買っちゃったね。ピータさん驚くかな」
「かもしれないな。しばらく買い物はいらなさそうだ」

駅に向かう車の中でリューイはおとなしい。
いろいろと考えているのか時折独り言をつぶやいていた。眉も寄っており難しい顔をしている。
それを横で眺めつつウィリディスは端末を見ていた。いくつか研究室から知らせがあった。
たいそうなことではないものの、帰宅したらすぐに顔を出したほうがいいだろうか。

「ねぇ、ウィル」
「なんだ」
「…戻っていろいろ落ち着いてからでいいんだ。俺、ウィルの研究見てみたい」

リューイの突然の申し出に目を丸くした。
見たところで面白いものは何もない。みんな個々に仕事を行っているだけだし、自分はむしろ実験室にこもっているからリューイがきたところで見るものはないのだ。
そう伝えようとしたがリューイのまっすぐな視線に折れた。

「わかった。すぐには無理だが…それでもいいのなら」
「ありがと!俺、まだ本読めてないからそれをもうちょっと読んでからでいい?」
「あぁ」

うなずけばリューイは嬉しそうにする。リューイを研究室に連れて行ったらセリーニあたりに何かからかわれてしまいそうだな、と思う。
そんなことを考えては少し気が重くなった。リューイへの想いを自覚してしまった今では下手なことを言われてしまえば強く否定ができない気もする。
クロエといた時とは違うむずかゆさにウィリディスは静かに目を閉じた。
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