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幕間 貧弱無敵の枝葉末節
第43話 駄メイド、華麗に働く 前編
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朝。
窓から射し込む爽やかな陽光が、ゆるやかな熱を伝えてくる。
夜は終わって、一日の始まり。
今日という日の訪れを告げる心地の良い時間。
――だからもうちょっと寝るのよー。すぴょぴょー。
「って、もう昼じゃボケェェェェェェェェェェェ!」
「みゃあああああああああああああああ!!?」
ドバァン! とかいきなり音が、音が!!?
誰! クゥの部屋のドアを蹴破ったのは誰なのよー!
って、グレイにーちゃん?
「オラ、駄メイド! いつまで寝てやがる!」
「寝られる限りはいつまでもなのよー!」
「駄メイドから駄々メイドに昇格おめでとーございまーす!」
「わーいやったーなのよー!」
「いいからさっさと起きて働かんかァァァァァァァァァ!」
「みゃあああああああああああああああ!!?」
何よ、何よ、何なのよ!
クゥはAランク冒険者なのよ。それが何でメイドなんてしなきゃなのよ!
「おまえがメイドするからここに置いてくれ言ったんじゃろがィ!」
「あんなの方便なのよ! 置いてもらえればこっちの勝ちなのよー!」
「よーし出てけ。そこで開き直るような子はもう知りません!」
「さぁ、今日もメイドのクゥの一日が始まったのよー! しゃきーん!」
「弱いなー、おまえ」
うるさいのよ!
家なき子になるのに比べればメイドくらいどってことないのよー!
「って、まだクゥ、着替えてもいないのよ! にーちゃんのえっちー!」
「はぁぁぁぁ!? ざっけンなおまえ! いつまでも寝てっから――」
「黙れ黙れ黙れー! なのよー! 出てけ出てけ出てけー! なのよー!」
「うお、枕投げるな! 分かった! 分ァかったって!」
そして、やっとグレイにーちゃんはクゥの部屋から出ていったのよ。
フ、クゥの戦略的勝利なのよ。
――二度寝しよ。
「させるかボケェェェェェェェェェ!」
ドバァン!
「みゃあああああああああああああああ!!?」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
もぉ、結局二度寝できなくてクゥは寝不足で死にそうなのよ。
多分八時間ちょっとしか寝られてないのよ? それなのに働けって!
とんだブラック環境なのよー!
でも家なき子はやんやんだから、仕方がないから働くのよ。
まずはメイドらしくちゃんとメイド服を着こなすの。
鏡の前に立って、今日も可愛いメイドなクゥをきちんと確認するのよー!
ンッフッフー。
白黒のメイド服に赤みがかったクゥの茶髪が映えるのよ!
何てったってこのメイド服は特注品なのよ!
普通のメイド服なんてスカート長くてカッコ悪いもんねー!
スカートは膝の上、ちょっとふわっとしてる感じがお花みたい。
フリルもバッチリで、着こなすクゥったら純情可憐で可愛さ絶大なのよ!
くるりん。はい可愛い!
くるりんくるりん。ほら可愛い!
ちょっとこの角度で片膝を曲げて、顔は少し傾けて――
はぁ~、クゥったら相変わらず最高に輝き乙女なのよ。キラキラね!
「とゆーわけで、グレイにーちゃん、はいなのよ!」
今日も可愛さ満点のメイドのクゥが、リビングでくつろいでたグレイにーちゃんにありがたくもこのメイド姿を見せてあげることにしたのよ。
ふふ~ん、さぁ、誉めるのよ。クゥを誉めて甘やかすのよ!
「……何が?」
「何がて」
あら~? あらら~?
そういう反応しちゃうのよ~?
「にーちゃん、どーてーとかそーろーとか以前に男として大丈夫なのよ?」
「何かのんびりしてたらいきなり妹分に凄まじい罵倒を浴びせられた件」
「だってだってー! クゥなのよ? こんなに可愛いクゥなのよー?」
「だから何が?」
「…………にーちゃんの血はにーちゃんの代で途絶える運命なのよ」
「俺を末代にすんなや!!?」
むぅ――――!
こ~~んな可愛いクゥにそんな反応なんて、絶対男としておかしいのよ!
「もぉ! 何なのよ! ワケ分からんなのよー!」
「それ全部俺のセリフである説がかなり濃厚なんだけどさ」
「とにかく今日のクゥのお仕事は終わりなのよ! お部屋帰るー!」
「待たんか」
「ぷぇ?」
「おまえの仕事とは?」
「グレイにーちゃんに可愛い妹分のメイド服姿を拝ませてやることなのよー!」
「はい、やり直し」
「なーんでーなのよー!?」
えー? えー? 何でなのよー、どうしてなのよー?
クゥ、メイド服着つけるの大変だったのにー!
「メイドだったら家のことをしろっての!」
「えー!」
「えー、ちゃうわ! おまえからメイドになるっつったんだろーが!」
「むむむ」
「何がむむむだ」
ああ、何てことなのよ。
こうして、かわいそうなクゥは超絶ブラック職場思考のグレイにーちゃんの極悪非道な命令によって泣く泣く家事をすることになってしまったのよ。
どうして、何でこんなことになってしまったのよー。よよよ。
「あ、おやつはパニさんがクッキー焼くってよ」
「わーい、クッキー大好きなのよー!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
――お掃除。
フ。
クゥほどのAランクメイドとなればお掃除なんて朝飯前なのよ。
ほーら、今いる廊下だってもうこんな感じにピッカピカなのよー!
壁も、窓も、床も、ツルッツルのピッカピカ!
窓枠を指でツツツーってしてもホコリなんて一つもつかないのよ!
逆にツツツーじゃなくてキュキュキューってなるレベル!
完璧ね!
最強ね!
究極ね!
さすがはAランクメイドのクゥなのよ!
お掃除したのはアムねーちゃんだけど。
だってだってー!
クゥが何かする前にもうお掃除終わっちゃってるのよー!
これ、別にクゥがサボってるとかじゃないのよー! クゥ悪くないのよー!
「…………」
そして今、廊下のど真ん中に立ってるアムねーちゃんが目の前にいるのよ。
ねーちゃんは壁に飾られた絵を見ているみたい。
クゥから見るとねーちゃん横向きなんだけど、なぁに、あのお胸?
バイーン。ドドーン。ズドーン。どたぷーん。
「…………チラリ」
クゥは自分のお胸を見るのよ。
ぺたーん。つるーん。たいらー。はてしなくたいらー。
…………。
「クゥの身体には未来が詰まっているのよォォォォォォォォォォ!」
「うひゃあ!?」
「あ、ごめんなさいなのよー」
ついつい未来への展望を叫んでしまったのよ。
おかげでアムねーちゃんが配管工みたいなヤッフージャンプしちゃったのよ。
「び、び、びっくりしたよぅ……」
廊下にペタンって座り込んだアムねーちゃんが半泣き早速死にそうね!
っていうかこんなところで何してるのよ、この人は。
「アムねーちゃん何してたのよー?」
ねーちゃんに手を貸して立たせてあげるクゥは優しいのねー。
それにしても、アムねーちゃんはでっかいのねー。
見上げると、バイーンなお胸でねーちゃんの顔見えないのよ。どんだけー。
「え、えっと、あの……」
何でしどろもどろなのよ?
「うう……、こ、この絵……」
そして何で泣きそーになってるのよ。
首をかしげるクゥに、ねーちゃんは自分が見てた絵を指さしたわ。
この絵、ヴァイスが前に買ってきた絵よー。
『一流の冒険者ならば、無駄を楽しむ余裕も持つべきさ。そうだろう?』
とか、クゥの知らない言語で言ってたヤツなのよー。
あのときのヴァイスは何語で話してたのかしら。分からないのよー。
「この絵がどうしたのよー?」
「あ、あの、額縁。えっと……」
「はいねーちゃん、深呼吸。深呼吸なのよー。すー、はー、すー、はー」
「すー……、すー……、すー……」
「いつまで吸ってるのよ?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~…………」
「そして吐くときの一回が長ェのよー!」
「ぴぃ! ご、ごめんなさい……」
「体内に太陽のエネルギーでも発生させてそうな呼吸だったのよ……」
おっかしいのよー。
パニねーちゃんがいるときは普通に話せてたのにー。
「話戻すけど、額縁がどうしたのよー?」
「うう……、額縁、か、か、傾いてて……」
「傾きー?」
クゥは絵を見直すけど、えー、傾いてるのよー?
全然気にならないのよー。本当に傾いてるのよー?
「…………もっと、こ、こっち」
アムねーちゃんが額縁を直そうとしてるの。
でも、クゥから見ると全然前と変わってないようにしか見えないのよー。
え? 動かしたの? 直したの? え?
「……ち、違うなぁ。も、もう少し、こ、こっちかなぁ」
また額縁触ってる。でもやっぱり変わってないのよー。
「ねーちゃん、本当に動かしてるのよ?」
「う、うん。動かしてるよぅ……。あ、動かして、ます……」
何でそこで敬語になるのよー。アムねーちゃんびくびくしすぎー。
これじゃあクゥがいじめてるみたいよー。
「うう、違う……。こ、こっち、ううん、これも、違う。もっと……」
ブツブツ言いながら、アムねーちゃんがずっと額縁にガンつけてるのよ。
クゥ、飽きたのよー!
「クゥ、お仕事戻るのよー!」
「あ、は、はい。が、頑張ってください……」
敬語はやめてー!
クゥ、別にいじめてないんだからー!
窓から射し込む爽やかな陽光が、ゆるやかな熱を伝えてくる。
夜は終わって、一日の始まり。
今日という日の訪れを告げる心地の良い時間。
――だからもうちょっと寝るのよー。すぴょぴょー。
「って、もう昼じゃボケェェェェェェェェェェェ!」
「みゃあああああああああああああああ!!?」
ドバァン! とかいきなり音が、音が!!?
誰! クゥの部屋のドアを蹴破ったのは誰なのよー!
って、グレイにーちゃん?
「オラ、駄メイド! いつまで寝てやがる!」
「寝られる限りはいつまでもなのよー!」
「駄メイドから駄々メイドに昇格おめでとーございまーす!」
「わーいやったーなのよー!」
「いいからさっさと起きて働かんかァァァァァァァァァ!」
「みゃあああああああああああああああ!!?」
何よ、何よ、何なのよ!
クゥはAランク冒険者なのよ。それが何でメイドなんてしなきゃなのよ!
「おまえがメイドするからここに置いてくれ言ったんじゃろがィ!」
「あんなの方便なのよ! 置いてもらえればこっちの勝ちなのよー!」
「よーし出てけ。そこで開き直るような子はもう知りません!」
「さぁ、今日もメイドのクゥの一日が始まったのよー! しゃきーん!」
「弱いなー、おまえ」
うるさいのよ!
家なき子になるのに比べればメイドくらいどってことないのよー!
「って、まだクゥ、着替えてもいないのよ! にーちゃんのえっちー!」
「はぁぁぁぁ!? ざっけンなおまえ! いつまでも寝てっから――」
「黙れ黙れ黙れー! なのよー! 出てけ出てけ出てけー! なのよー!」
「うお、枕投げるな! 分かった! 分ァかったって!」
そして、やっとグレイにーちゃんはクゥの部屋から出ていったのよ。
フ、クゥの戦略的勝利なのよ。
――二度寝しよ。
「させるかボケェェェェェェェェェ!」
ドバァン!
「みゃあああああああああああああああ!!?」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
もぉ、結局二度寝できなくてクゥは寝不足で死にそうなのよ。
多分八時間ちょっとしか寝られてないのよ? それなのに働けって!
とんだブラック環境なのよー!
でも家なき子はやんやんだから、仕方がないから働くのよ。
まずはメイドらしくちゃんとメイド服を着こなすの。
鏡の前に立って、今日も可愛いメイドなクゥをきちんと確認するのよー!
ンッフッフー。
白黒のメイド服に赤みがかったクゥの茶髪が映えるのよ!
何てったってこのメイド服は特注品なのよ!
普通のメイド服なんてスカート長くてカッコ悪いもんねー!
スカートは膝の上、ちょっとふわっとしてる感じがお花みたい。
フリルもバッチリで、着こなすクゥったら純情可憐で可愛さ絶大なのよ!
くるりん。はい可愛い!
くるりんくるりん。ほら可愛い!
ちょっとこの角度で片膝を曲げて、顔は少し傾けて――
はぁ~、クゥったら相変わらず最高に輝き乙女なのよ。キラキラね!
「とゆーわけで、グレイにーちゃん、はいなのよ!」
今日も可愛さ満点のメイドのクゥが、リビングでくつろいでたグレイにーちゃんにありがたくもこのメイド姿を見せてあげることにしたのよ。
ふふ~ん、さぁ、誉めるのよ。クゥを誉めて甘やかすのよ!
「……何が?」
「何がて」
あら~? あらら~?
そういう反応しちゃうのよ~?
「にーちゃん、どーてーとかそーろーとか以前に男として大丈夫なのよ?」
「何かのんびりしてたらいきなり妹分に凄まじい罵倒を浴びせられた件」
「だってだってー! クゥなのよ? こんなに可愛いクゥなのよー?」
「だから何が?」
「…………にーちゃんの血はにーちゃんの代で途絶える運命なのよ」
「俺を末代にすんなや!!?」
むぅ――――!
こ~~んな可愛いクゥにそんな反応なんて、絶対男としておかしいのよ!
「もぉ! 何なのよ! ワケ分からんなのよー!」
「それ全部俺のセリフである説がかなり濃厚なんだけどさ」
「とにかく今日のクゥのお仕事は終わりなのよ! お部屋帰るー!」
「待たんか」
「ぷぇ?」
「おまえの仕事とは?」
「グレイにーちゃんに可愛い妹分のメイド服姿を拝ませてやることなのよー!」
「はい、やり直し」
「なーんでーなのよー!?」
えー? えー? 何でなのよー、どうしてなのよー?
クゥ、メイド服着つけるの大変だったのにー!
「メイドだったら家のことをしろっての!」
「えー!」
「えー、ちゃうわ! おまえからメイドになるっつったんだろーが!」
「むむむ」
「何がむむむだ」
ああ、何てことなのよ。
こうして、かわいそうなクゥは超絶ブラック職場思考のグレイにーちゃんの極悪非道な命令によって泣く泣く家事をすることになってしまったのよ。
どうして、何でこんなことになってしまったのよー。よよよ。
「あ、おやつはパニさんがクッキー焼くってよ」
「わーい、クッキー大好きなのよー!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
――お掃除。
フ。
クゥほどのAランクメイドとなればお掃除なんて朝飯前なのよ。
ほーら、今いる廊下だってもうこんな感じにピッカピカなのよー!
壁も、窓も、床も、ツルッツルのピッカピカ!
窓枠を指でツツツーってしてもホコリなんて一つもつかないのよ!
逆にツツツーじゃなくてキュキュキューってなるレベル!
完璧ね!
最強ね!
究極ね!
さすがはAランクメイドのクゥなのよ!
お掃除したのはアムねーちゃんだけど。
だってだってー!
クゥが何かする前にもうお掃除終わっちゃってるのよー!
これ、別にクゥがサボってるとかじゃないのよー! クゥ悪くないのよー!
「…………」
そして今、廊下のど真ん中に立ってるアムねーちゃんが目の前にいるのよ。
ねーちゃんは壁に飾られた絵を見ているみたい。
クゥから見るとねーちゃん横向きなんだけど、なぁに、あのお胸?
バイーン。ドドーン。ズドーン。どたぷーん。
「…………チラリ」
クゥは自分のお胸を見るのよ。
ぺたーん。つるーん。たいらー。はてしなくたいらー。
…………。
「クゥの身体には未来が詰まっているのよォォォォォォォォォォ!」
「うひゃあ!?」
「あ、ごめんなさいなのよー」
ついつい未来への展望を叫んでしまったのよ。
おかげでアムねーちゃんが配管工みたいなヤッフージャンプしちゃったのよ。
「び、び、びっくりしたよぅ……」
廊下にペタンって座り込んだアムねーちゃんが半泣き早速死にそうね!
っていうかこんなところで何してるのよ、この人は。
「アムねーちゃん何してたのよー?」
ねーちゃんに手を貸して立たせてあげるクゥは優しいのねー。
それにしても、アムねーちゃんはでっかいのねー。
見上げると、バイーンなお胸でねーちゃんの顔見えないのよ。どんだけー。
「え、えっと、あの……」
何でしどろもどろなのよ?
「うう……、こ、この絵……」
そして何で泣きそーになってるのよ。
首をかしげるクゥに、ねーちゃんは自分が見てた絵を指さしたわ。
この絵、ヴァイスが前に買ってきた絵よー。
『一流の冒険者ならば、無駄を楽しむ余裕も持つべきさ。そうだろう?』
とか、クゥの知らない言語で言ってたヤツなのよー。
あのときのヴァイスは何語で話してたのかしら。分からないのよー。
「この絵がどうしたのよー?」
「あ、あの、額縁。えっと……」
「はいねーちゃん、深呼吸。深呼吸なのよー。すー、はー、すー、はー」
「すー……、すー……、すー……」
「いつまで吸ってるのよ?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~…………」
「そして吐くときの一回が長ェのよー!」
「ぴぃ! ご、ごめんなさい……」
「体内に太陽のエネルギーでも発生させてそうな呼吸だったのよ……」
おっかしいのよー。
パニねーちゃんがいるときは普通に話せてたのにー。
「話戻すけど、額縁がどうしたのよー?」
「うう……、額縁、か、か、傾いてて……」
「傾きー?」
クゥは絵を見直すけど、えー、傾いてるのよー?
全然気にならないのよー。本当に傾いてるのよー?
「…………もっと、こ、こっち」
アムねーちゃんが額縁を直そうとしてるの。
でも、クゥから見ると全然前と変わってないようにしか見えないのよー。
え? 動かしたの? 直したの? え?
「……ち、違うなぁ。も、もう少し、こ、こっちかなぁ」
また額縁触ってる。でもやっぱり変わってないのよー。
「ねーちゃん、本当に動かしてるのよ?」
「う、うん。動かしてるよぅ……。あ、動かして、ます……」
何でそこで敬語になるのよー。アムねーちゃんびくびくしすぎー。
これじゃあクゥがいじめてるみたいよー。
「うう、違う……。こ、こっち、ううん、これも、違う。もっと……」
ブツブツ言いながら、アムねーちゃんがずっと額縁にガンつけてるのよ。
クゥ、飽きたのよー!
「クゥ、お仕事戻るのよー!」
「あ、は、はい。が、頑張ってください……」
敬語はやめてー!
クゥ、別にいじめてないんだからー!
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