最強パーティーを追放された貧弱無敵の自称重戦士、戦わないくせに大活躍って本当ですか?

はんぺん千代丸

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第1章 最速無敵の天才重戦士 

登場人物紹介

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●グレイ・メルタ
・加護名:“はぐれもの”
・スキル:“はぐれの恵み”
 本編の主人公。現在18歳。人間。
 自称・最速無敵の天才重戦士。
 最強パーティー『エインフェル』から追放されたことから物語が始まる。
 世界最高の加護とされる“はぐれもの”の加護を持ち、
 絶対回避、絶対防御、絶対耐性という恐るべき防御能力を持つ。
 また、自分と同行した冒険者に常に経験値を与え続けることができる。
 ただし自分のレベルは上がらない。そして体力がゴミカス底辺である。
 性格はいたって単純。モノをあんまり考えない。かなり調子に乗りやすい。
 つまり非常にだまされやすい性格で、ギルド長の主な被害先。
 さらにはヘタレでチキンで小心者。カッコつけたがりだがすぐ地金を晒す。
 人がよくはあるが、別の見方をすれば身内に甘いだけ。
 だが何だかんだ言いつつも、パーティーのまとめ役をやるだけの器量はある。
 ギルド公認の変なのであるXランクとして、今日もモンスターから逃げまくる。
 ちなみにおっぱい星人。
 得意技は絶叫。

●ラン・ドラグ
・加護名:“ものすごいドラゴン”
・スキル:“ものすごくいきり立つ”
 グレイの相棒。現在19歳。人間。多分ヒロイン。
 過去に三つのダンジョンを破壊した“三都のダンジョンクラッシャー”。
 長身の黒髪美人。お胸の凶器はパーティー中一、二を争うサイズ。
 黒を基調とした非常に動きやすい恰好をしており、胸の谷間もバイーン!
 単純な戦力としてはウルラシオンどころか大陸でも指折り。
 ただし、スキルを使ったあとは大体暴走する。つまりE●A初号機。
 剣の鞘だけで地面に埋まってしまう重さ。それを軽々片手で持てる。
 外見が非常に冷たくクールな印象を持つが、根は寂しがりやで割と表情豊か。
 暴走という己の加護のデメリットからずっと仲間を持つことができずにいた。
 しかしグレイと出会い、相棒となって新たなスタートを切る。
 パーティーでは主に戦闘担当。
 ゴースト以外の相手なら大体鼻歌交じりにボコせる。ゴーストは無理。泣く。
 やっと出会えた仲間だからか、グレイ達のことは大切に思っている。
 僕っ娘、ハラペコキャラ、むっつりスケベと、属性過積載な面あり。

●パニ・メディ
・加護名:“色魔肉欲権左衛門”
・スキル:“ドッキンラブラブハニートラップ”
 パーティーの知恵袋。現在23歳。サキュバス。多分ヒロイン。
 豪快な笑い方が特徴の頼れる姐御。いや、頼っていいのかな。微妙。
 身長が低く幼児体型。大賢者ウルの百八番弟子だが使える魔法は一つだけ。
 その一つも魔法少女ハニートラップになるというアレなやつ。
 魔法少女時は精神年齢が5歳になる。だが23歳である。
 性格は見た目にそぐわぬ豪放磊落。小さいクセに器がデカイ。
 元々は“のんだくれドラゴン亭”という小さい酒場の店主だった。
 しかしギャンブルで全財産スッて店も失い、冒険者になった。
 相棒であるアムと共に金があれば賭場に行こうとする真性のダメ人間。
 パーティーでは戦闘と回復の両面を担う。
 ただし回復に使う魔法の花びらは超強度の魅了の魔力を含有している。
 そのため、使える相手は耐性を持つグレイのみ。
 自分が持つ加護と合わせて、作中屈指のシリアスブレイカー。
 料理の腕前がパーティー1であることは言うまでもない。

●アム・カーヴァン
・加護名:“奥地の恋人”
・スキル:“ダンジョンの恋人”
 まっぱのマッパー。現在21歳。サキュバス。多分ヒロイン。
 いつもなよなよおどおどして、しゃべるときは大体どもる銀髪眼鏡美人。
 だが自分の意見は結構はっきりと言えるタイプだったりもする。
 ランよりもさらに長身で、そのことを気にしている。
 しかしお胸の凶器もランに並ぶかそれ以上で、パーティー二大巨乳と呼ばれる。
 呼んでいるのはグレイだけ。
 大体パニと一緒にいる。何かあるとすぐにパニに頼ろうとする。
 そしてピンチに陥るとパニを囮にして逃げようとするハイレベルダメ人間。
 だがその本性は数多のダンジョンと逢瀬を重ねるダンジョンビッチ。
 ダンジョンに行くとまず脱ぐ。そして感じる。ダンジョンは肌で感じるもの。
 しかし感じ取れるダンジョン情報の精度は頭がおかしいレベル。
 自分が裸になってダンジョンを丸裸にする、恐るべき盗賊いらず女である。
 好きな下着の色は紫とか黒とかそっち系。

●ヴァイス・アレント
・加護名:“騎士王ウーゼル”
・スキル:“騎士王の凱歌”
 グレイの幼馴染で『エインフェル』リーダー。19歳。人間。
 地方の村出身ながら自分の実力を背景としたエリート意識の権化。
 自分は“英雄位”に至ると公言して憚らない。
 人を使うものとして自分を定義しており、プライドの高さは霊峰の如く。
 自分が優れていることを知っており、それを理由に他人を見下す。
 指揮能力に優れるものの想定外の事態には弱い。
 また、図星を突かれるとムキになって相手を見返そうとする。
 リーダーの資質はあるものの、理想主義的な面も強くまだまだ青臭い。
 自分の運命を信じて疑わない運命バカ。
 加護の効果は指揮能力の向上と近接戦闘能力の強化。

●リオラ・イーリス
・加護名:“叡智の王ウィズダム”
・スキル:“永世なる叡智”
 グレイの幼馴染で『エインフェル』に所属する賢者。19歳。人間。
 常にヴァイスにつき従っている才媛。
 グレイやヴァイスとは幼馴染で、常に物静かな雰囲気の知的美人。
 自分よりもヴァイスの考えを第一として行動しており、自分では判断しない。
 パーティーの火力と回復を一手に賄えるレベルの魔法の使い手でもある。
 頭もよく思慮深いが作者がそれを描けるかどうかは不明です。
 本編では一番貧乏くじを引かされた人なので今後の幸運をお祈りします。
 加護の効果は魔力総量の増強と魔法効果の強化。
 実は隠れ巨乳。

●クゥナ・レルシィ
・加護名:“探求王イアーソン”
・スキル:“百眼一指”
 グレイの幼馴染で『エインフェル』に所属する盗賊。16歳。人間。
 世の中ナメてる系女子。
 何かあったら誰かが自分を助けてくれると根拠なく信じている。
 『エインフェル』では妹分だが本心では他の誰をもナメくさっている。
 だがピンチに陥った場合はすぐさま他の誰かに助けを求めてくる。
 或いは登場人物中一番狡猾かもしれない。
 加護の効果は探索物発見率アップと器用さ・命中・回避率の強化。
 お胸の凶器は板寸前。未来があるからと前向きだが牛乳は欠かさない。

●大賢者ウル
・加護名:???
・スキル:???
 ウルラシオンのオーナーを自称する大賢者。年齢詳細不詳。種族不詳。
 見た目幼女のチビロリ魔女だが千歳以上ともいわれるウルラシオンの深き闇。
 かつて遺跡があった場所に街を築いた開拓団の一人でもあった。
 大陸でも有名な賢者で、方々に色々と大きな影響力を持っている。
 グレイの加護の正体を伝え、その運命を導いた張本人。
 彼女との出会いによってグレイの物語が始まったともいえる。
 現在も冒険者をしているかどうかは不明。あとよく浮いてる。
 クッヒッヒッヒッヒッヒ。

●メル
・加護名:???
・スキル:???
 冒険者ギルド・ウルラシオン支部の受付スタッフ。20歳。人間。
 水色髪ショートの隠れ巨乳クール童顔メガネちゃん。はい、属性過積載。
 でも第1部時点でその属性が発揮されることはあんまりない。
 ギルド長のロックラドと共に割と出番がある。
 誰に対してもあまり態度が変わらないのは元々からの性格である。
 ウルの遠い子孫であり、ウルを大ばあ様と呼ぶ。でも見た目はこっちが年上。
 メルたんではありません。

●ロックラド
・加護名:???
・スキル:???
 冒険者ギルド・ウルラシオン支部のギルド長。40歳くらい。人間。
 エラい人だが胡散臭い。胡散臭いけどエラい人。主にグレイがだまされる。
 口が回る。
 ベラベラしゃべる。
 マシンガントークで相手をけむに巻いたり丸め込んだりする。
 もはやウルラシオンのギルドでは名物と化しているけど、一応エラい人だ。
 おや、おやおやおや? まさか、まさかまさか!

●ザレック・オーガン
・加護名:“鋼血王ビスマーク”
・スキル:“柱骨壁体”
 レイに代わって『エインフェル』に入った歴戦の重戦士。28歳。人間。
 Sランクダンジョンに十回近く挑んだ経験がある猛者。
 壁役として、一歩も退かないことに強い誇りを抱いている。
 そのため回避盾であるグレイのことは見知る前から見下していた。
 冒険者として表も裏も知っており、荒事にも慣れている。
 自分の価値を把握しているが、自分が選ばれた者ではないことも知っている。
 過去に一週間だけランと同じパーティーにいた。
 多分そのときランの被害に遭った。
 あと、『エインフェル』に関わったばっかりに一回死んだりしてる。
 実は幸薄い人なのかもしれない。
 第1部完結現在、クラン『千里飛翔の鷹』に身を寄せている。
 加護の効果は任意ターゲット集中と体力・防御力強化と被ダメージ軽減。
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