最強パーティーを追放された貧弱無敵の自称重戦士、戦わないくせに大活躍って本当ですか?

はんぺん千代丸

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第1章 最速無敵の天才重戦士 

第37話 天才重戦士、決着をつける

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 “無辜なる砂漠”にも、風は吹く。
 それは、俺達が地上で感じるものと何も変わらない。

 ならば俺は、今この身に浴びる風を、どう感じているのだろうか。
 冷たくはなく、ぬるくもなく、強くもなく、弱くもなく。

 この風の中に、俺は何を見ようとしているのだろうか。
 な~んて、そんな詩人めいた現実逃避をしてみたり。

「一つ、聞かせろや。ヴァイス」
「何だい、グレイ」
「どうしてその女を殺した」
「…………」
「もう完全に追い詰めてた。俺達が始末すれば、それで済む話だった」

 俺は地面に伏している首と片腕のない死体を見る。
 乗っ取られたまま、死んだリオラ。

 文句の一つも言いたかった。謝罪の一つもさせたかった。
 だが叶わぬままに、結局こいつは死んじまった。

「『エインフェル』は解散する」
「……何?」

 いきなり、ヴァイスがそんなことを言い出した。

「地上に戻ったら、僕はすぐにギルドに赴いて解散願を出そう」
「おまえ、待て。それは……」
「僕達が今回したことを考えれば、解散願はすぐに受理されるだろう」
「待てって、ヴァイス」
「そのあとのことは、僕は知らない。そこまでは関知しない」
「オイ!」
「そう、例えば蘇生資格の停止が解除されても、僕の知ったことじゃない」

 こいつ。そういうことかよ。

「何だっけ。資格停止の対象何たらだっけ、パニさん」
「資格停止の対象範囲の限定化のことだよね! 蘇生資格の停止はパーティー単位だけど、解散すればそうじゃなくなるの。だから、解散したら審査はしないといけなくなるけど、資格停止の対象はパーティーを作った人だけになるんだよ♪」

 魔法少女姿のままで解説してくれるパニ。うーん、違和感!

「その場合、リオラは?」
「審査パスすりゃ蘇生されるだろうぜ」

 魔法少女からいつもの軽装姿に戻って解説してくれるパニ。オイ、いつ戻ったァ!!?
 ともかく、パニの答えを聞いてヴァイスは小さく笑った。

「“魔黒兵団”は滅びた。蘇生すれば、今度こそリオラが戻ってくるだろう」
「理屈は分かったけどよ、何でおまえが殺した。その理由にはなんねぇぞ」
「だって、君に殺せたのか、グレイ?」

 ああ? 何を言いやがる?

「君の甘さが筋金入りなのは、僕だってよく知ってる。リオラの姿をしているというだけで、君は本心では殺すのを躊躇っていたはずだ。違うかい?」
「ちょっとそこのおまえ、うるさいよ?」
「ハ、ハッハッハ。否定はしておけよ、そこくらいは。なぁ、君達」

 言って、ヴァイスはラン達の方へ目を移した。

「例えば君達がこの女を殺しても、きっとグレイは気に病んでいたぞ」
「分かっているさ、そのくらいは」
「ギャハハハハハハ! 見透かされてンねぇ、旦那ってばよぉ!」

 待ちたまえ。
 どうして諸君らはそんなに通じ合っているのかね? ねぇ? ねぇ?

「バカ言ってんじゃねぇよ。俺は仕事に徹するプロフェッショナルだぜ?」
「「「「…………」」」」
「例えヴァイスの言う通り甘い性格だとしても、気に病むなんてしねぇよ」
「「「「…………」」」」
「だから別にヴァイスが『兵団長』を殺す必要なんてなかったしな」
「「「「…………」」」」
「そう、だから――」
「「「「…………」」」」
「だから四人して俺を生ぬるい目で見るのやめろよ!!?」

 何でヴァイスまで混じってんのよ!
 何でランもパニもアムも半笑いなのよ!?
 何で俺が変なこと言ったみたいな空気になってるのよ!!?

「グレイ」
「ンだよヴァイス、やるかこのヤロウ!」
「もし君の仲間が『兵団長』を始末していたら――」
「おう」
「『自分が殺していれば、こいつらの手を汚させずに済んだのに』と思うだろ」
「…………ソ、ソンナコトナイッスヨ」
「あ、見て見て、目が泳いだよ」
「そんなんだから普段から心読まれっちまうんだぜ、旦那ァ~?」

 ランもパニもどっちの仲間なんですか!
 っていうか、何でヴァイスと君らがちょっと仲良くなってるんですか!?

「おまえなー! ヴァイスなー! ウチの仲間はウチの子なんですよ!」
「何だ、もう三人とも手をつけたのか。手が早いな」
「ちがッッッッ!? ち、ちっげーし! そういうんじゃないしー!」

 何、こいつ一体何言ってるの?
 その発想どういうことなの? Aランク冒険者ってみんなこうなの!?
 ふ、不潔よ!!!!

「ないない。そんな根性ねぇよ、こいつまだどーてーだしな」
「パニさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!?」

 何故俺は決戦を終えたあとにこんな生き恥を味わっているのだろうか。
 理不尽! なんという理不尽!
 これはグレイさん、泣いても知りませんよ!

「フフ……、さて」

 ヴァイスは笑いながら剣を鋭く振るう。
 刃にべったりと付着していた血はそれで飛び散って、刃は鈍色を取り戻す。

「戯れは十分だ。空気ももう入れ替わった。そろそろ始めようか」
「何でも自分のペースで進めようとするの、ホント変わんねーのな……」

 さすがにこれは俺もげんなりするよ?
 こんだけ騒いで、いきなりそれかよって思うよね。大体さ、

「おまえが俺と戦う理由、あんの?」
「君には僕と決着をつける理由はない、と?」
「ありすぎて困るわ。おまえにどんだけ凹まされたと思ってんの?」

 そう、決着をつける理由はいくらでもある。
 だが別に、それは今じゃなくてもいいんじゃねーのか、とも思うが――、

「僕が君と戦いたい理由は、そんなくだらない感傷じゃないよ」

 言うと、ヴァイスの顔つきが一気に険しくなる。
 殺気? しかも、本気のかよ!

「グレイ・メルタ。“魔黒兵団”が欲しがった君の経験値を僕にくれ」
「……おまえ」
「天才からなる最強パーティーは僕達の思い上がり、空想に近い虚構に過ぎなかった。それは認めよう。だから『エインフェル』は解散する。しかし――!」

 殺気がさらに強まった。
 先ほどまでの態度はどこへやら、それ以前の廃人めいた雰囲気も消えている。
 そこに立っているのは間違いなく最強と呼ばれた冒険者ヴァイスだ。

「僕の考えは変わらない。実力だ。実力さえあればいいんだ。実績も実像も、そんなものは圧倒的な実力がありさえすればどうとでもなる! そしてグレイ。君と同行するだけで常人の四倍の速度で成長できるのならば、殺せばもっと莫大な経験値が手に入るはずだ! もっと直接的に実力を得られるはずだ!」

 剣の切っ先は、俺へと向けられていた。
 朗々と語られるその言葉は、今までになく熱意が込められたものだと思えた。
 考えるまでもなく、ヴァイスの本気が肌で感じられる。

「……なぁ、もうやめねぇ?」

 その上で、俺はヴァイスに向かって提案した。

「何だって?」
「お互いさァ、もう疲れ切ってバテバテじゃん? 俺も、おまえも。後日にしねぇか、後日に」

 正直、俺も自分の口からこんな言葉が出るとは思ってなかった。
 何をどう言っても、ヴァイスから受けた屈辱は俺の中から消えることはない。
 そう、思ってたんだがなぁ……。

「フン、そうやって逃げる気か。あれだけ君を蔑んだ、この僕から」

 うん、そーだよ。俺は逃げるのが仕事だし。
 とは言えなった。
 いや、言おうとしたんだけど、ヴァイスの目が俺にそれを許してくれなかったのだ。

「……俺に勝って、どうすんだよ。パーティーとかよ」
「必要ない。最強は僕一人でいい。僕だけがいれば、それが最強パーティーだ」

 ヴァイスは笑ってそう言い切った。

「クゥナも、リオラも、僕には必要なかった。そうさ『エインフェル』は夢だった。幻想だった。元々、英雄となり王へと至る運命にある僕に、仲間なんて必要なかったんだ。幼馴染なんて、余計なお荷物だったんだ!」
「へぇ……」

 そうかそうか、この期に及んでおまえはそれを言っちゃうワケか。
 そうか――、そうか。わかったぜ。

「パニさん」
「おう、何でェ!」
「さっき“魔黒兵団”の魂食ってできた花びらあるでしょ。くれ」

 俺はヴァイスを睨んだままそう言って、右手を突き出す。

「ヘッ、思う存分使いやがれ!」

 そして、パニが花びらを入れた小瓶を俺に投げつけてきた。
 一方でヴァイスが動き出す。俺の行動を、一騎打ちの肯定と受け取ったのだろう。

「僕のために死ね、グレイ。君を超えて、僕は運命を掴む!」

 ヴァイスは俺に向かって一直線に駆け出した。
 一気に詰まる間合い。だが俺は慌てず、騒がず、花弁を一枚舌の上に乗せる。
 至上の甘露が俺の体を駆け巡り、疲れを一気に洗い流していく。

「グレェェェェェェェェェェェェェェイ!」

 すでに眼前に迫ったヴァイスの長剣を、俺は右にスイとかわした。

「動きが鈍いぜ、ヴァイス。リオラがいないから、使った体力も魔力も回復できねぇもんな」
「黙れ、リオラなんていなくても僕は一人で十分なんだ!」

 言って、今度は上からの振り下ろし。
 その一撃は確かに迅く、鋭い。が、俺はそれを一歩退くことでやりすごす。

「大したことねぇな」

 俺は笑う。挑発ではない。単なる事実だ。

「…………くっ!」

 ヴァイスの顔に、屈辱の色が浮かぶ。
 だが、そいつは半ば以上、因果応報ってモンだぜ。ヴァイス。

「忘れたか。至近距離での戦闘なら、クゥナの方が動きが速かっただろ。あれを見慣れてるなら、この程度の攻撃は見切るのだってそう難しいことじゃねぇ。あいつは探索もできて攻撃もできる。盗賊としちゃあこれ以上ない逸材だったじゃねぇか。人間性はバカのクソのバカのクソだが」
「黙れ、確かにクゥナは動きの速いバカのクソだが、それがどうした。総合力は僕の方が上だ。勝てばいいんだ! 強ければいいんだ! 強ければ、強ければ――――!」

 叫び、ヴァイスは次々に攻撃を繰り出していく。
 メチャクチャに振り回しているように見えて、大振りではなく隙の少ない高度な技巧を備えた連撃。
 だが、当たらない。それら全て、一切俺には当たらない。

「言ったろうが、俺は、最速無敵なんだよ!」
「うるさい、うるさい! 一度当たりさえすれば、僕の攻撃が届きさえすれば!」

 ヴァイスが吼える。
 しかし、俺は避けて、かわして、すり抜けて、刃はかすりもしない。

「そうだな、ヴァイス。それだけが、自分の強さだけが、おまえに残された最後の拠り所だもんな」

 速い。上手い。鋭い。強い。それは間違いない。
 こいつの見せる動きも、斬撃の威力も、俺が見てきた中でも確実に屈指に入る。

 ――だが、最強じゃない。

「けどな、俺はもう知ってんだよ。おまえより強い剣士を」

 俺の脳裏にあるのは、黒い髪の女剣士。最強の暴力。最優の技術。最上の剣士。
 ヴァイスよりさらに強く、上手く、クゥナよりさらに速いあいつの剣を、俺はすでに知っているのだ。

「黙れ、そんなヤツはいない! 最強は……、最強は僕だ! 英雄となる僕こそが至高なんだ!」
「おっと、疲れが表に出てきてるんじゃねぇか。さらに遅くなったぜ、おまえ」
「ぐぅぅぅぅ!」
「だが、今のおまえを治してくれるヤツはいねぇ。おまえが、放り捨てたからだ」

 長剣による突きを、身を低くして避けて、俺は鋭く息を吐く。
 二枚目の花びら。極上の甘さに疲れは溶けて消え、なくなった体力が充実する。

「ところが俺は、これで治ったぜ。ああ、治すことにかけちゃリオラよりスゲェヤツがいるんでな!」
「何を、言いやがる! 低レベルな逃げ腰野郎の分際で!」

 限界が近いのか、顔を汗にまみれさせて、ヴァイスは口汚く俺を罵った。
 しかしそれに何ら怒りを感じない。俺は笑って言葉を続ける。

「ほら、息が上がってんぜ、おまえ。どうせ、余計な回り道しまくったんだろ? 最短経路を見つけてくれるクゥナを見捨ててそうなったってんなら、最高に自業自得ってもんだろ、そいつは」
「だ、黙れよ、僕に、仲間なんて……!」
「こっちはマッピング能力だけならクゥナよりスゲェのがいるから、苦労しなかったがな!」

 裸になるのはアレだが、それでも彼女がいなければ俺達はここまで来れなかった。それは確かだ。

「クソッ、余裕ぶるなよグレイ! いつまでも誰かにおんぶにだっこするしかない貧弱野郎が!」
「違ェよ、ヴァイス。俺は縋ってんじゃねぇ。頼ってんだ。当たり前に、仲間に頼って、頼られてんだよ!」

 それが、俺とおまえとの違い。
 自分の強さ以外を信じず、それに縋るしかなくなったおまえと、仲間と信頼関係を築けた俺との違いだ。

「俺は貧弱で、逃げることしかできねぇ! だがなぁ、ヴァイス!」

 そして俺が立ち止まり、ヴァイスに向かって指を突き付ける。


「仲間に支えてもらってる今の俺に、おまえは絶対勝てないぜ」


 呟き、不敵に笑ってやった。

「黙れ……! 黙れェェェェェェェェェェェ!」

 ヴァイスが血走った目を見開き、跳躍する。
 そして大上段に振りかぶった長剣を、体ごと上から叩きつけてきた。

 俺が装備してる小型盾程度じゃ、到底受け止め切れない威力を持つはずの攻撃。
 それは、今のヴァイスが放てる最大最高の一撃であったろう。

「仕方ねぇから受けてやるよ」

 だが俺はそう告げて、左手に構えた小型盾を突き出した。
 そして、長剣が当たった瞬間に、かすかに盾の向きを斜めに傾ける。
 それだけで刃は盾の表面をスルリと滑って、力を逸らされた切っ先が白い砂の中にサクリと埋まった。

「…………え?」

 地面に着地したヴァイスの、むなしいまでに間の抜けた声が、俺の耳朶を打った。

「よかったな。俺に触ることができて」
「……ッッ! グレ」

 憤怒の表情でこっちを向こうとするヴァイスの顔面へ、俺は思いっきり靴底を叩きつけてやる。

「がっ、ふぁ……!」

 鼻から盛大に血を噴いて、ヴァイスはそのまま白い砂の上に転がった。

「俺は寄生虫じゃねぇ。――これで、わかったろ?」

 言っても、しかしヴァイスから返事はなかった。
 大の字になったままピクリとも動きやしねぇ。完全に白目むいて気絶してやがらぁ。

 ……何だよ、こんなもんかよ。

 やっと訪れた決着に、俺が感じたのは何ともいえないつまらなさだった。
 もうちょっと劇的な何かがあるかと思ったらそんなことはなく、俺の深い深~いため息をもらす。

 ヴァイスは強かった。強いはずだった。
 しかし、ランに比べれば全然弱かった。パニやアムと比べれば全然幼かった。

 何となくわかってしまった。
 結局、こいつと俺にそう大した差はない。仲間がいなければ、できることなんて限られてるんだ。
 だがヴァイスは、仲間を有用な道具としか見ていなかった。
 
 そんなワケねぇのになぁ。やれやれ。
 あー、しかし疲れた。何気に花びら三枚も使うとか、俺的に実は激戦だったのでは?

「……グレイ、終わったんだな?」

 ランが、小さな声で俺に話しかけてくる。

「ああ、見ての通りだ。やっと終わったぜ、俺の因縁がよ」

 口に出すと、しかしそれはそれで感慨深いものがあった。
 そうか、終わったか。終わったんだな、俺と『エインフェル』の因縁が、やっと。
 けどそれも全部、今の仲間達のおかげだ。そう、つまりランのおかげでも――、

「じゃあ、次は僕とだな」

 え。

「え?」

 ふと、ランの方を見る。
 すると、顔を真っ赤にしたランが、体をプルプルさせていた。

 あ、俺これ知ってる。
 トイレを我慢して我慢して我慢して我慢して我慢して、そして我慢して、さらに我慢して、果てまで我慢して、でも限界来ちゃったときの顔だ。

 …………。

 つまり暴走寸前ってコトだァァァァァァァァ――――!!?

「あ、あの、ランさん?」

 おそるおそる、問いかけてみた。

「無理。限界」

 語彙力が滅亡するレベルで無理そうだった。
 うおおおおおおおお、マジか。ちょっと、パニさん。パニさァ――――ん!

「って、あいつらいねぇ! 逃げやがったな!!?」

 二人いたところには握り潰された生還符が。
 道理でさっきから静かだと思ったよ、チキショー!

「う、ぅ……」
「いつまで寝てんだヴァイス、おまえこの野郎!」
「グゲッフ!? な、何だ! 何事だ!?」

 俺は足元に寝転がっていたヴァイスの腹を蹴って叩き起こすと、叫んだ。

「おまえいまから死ぬからな! 俺についてこないと死ぬからな!」
「な、何だグレイ! どういうことだ、負けた僕に情けをかけるとでも――」
「今、そういうのホントいいから! ほら、来るぞ! よかったな、最強を体感できるぞ、強制的に!」
「……最強? 来るって、何、が」

 ヴァイスがランに気づく。
 人が絶対に出しちゃいけないたぐいのオーラを全身からドバドバ噴出させてるランに。
 ヴァイスは顔色をサーッと青くさせて俺に尋ねる。

「グレイ、あれは?」
「おまえより強い超究極最強最終鬼畜暴力装置ゴリラドラゴン女先生」
「そうか。戦って勝てる相手か?」
「そう見えるなら戦えばいいんじゃないかな?」
「なるほど、つまり――、僕は死ぬんだな」
「うん。俺と一緒に逃げなきゃ死ぬね。逃げても死ぬほど疲れて死ぬけど」
「そうか」
「そうだ」

 そして、

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
「「逃げろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」」

 俺とヴァイスによる共同ミッション『超究極最強最終鬼畜暴力装置ゴリラドラゴン女先生の暴走から生還せよ』が開始されたのだった。
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