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第1章 最速無敵の天才重戦士
第18話 天才重戦士、無駄な努力をする
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「アタシの魔法はな、刈り取った魂を癒しの花に変えることができるんだ」
低く重い声音で、パニは話を続けた。
嘘だろ、この女。
素知らぬ顔で自分だけシリアスな空気保ったまま話し続けようとしてる。
こっちは今の一撃が面白すぎて腹筋引きつりかけてるのに!
「ただね、花びらを食った相手は例外なくアタシの虜になっちまうのさ」
「……魅了、か」
自嘲気味に言うパニに、俺は短く返す。
「…………」
よし。よし! こらえた! 波は過ぎ去った! 腹筋の崩壊は防がれた!
長く辛い戦いだったが、それでも我が軍の勝利だ!
「耐性のない相手が花を食えば、それだけで従順な奴隷が一人出来上がりさ」
「あ~……、そりゃロクでもねぇな……」
魅了。それも術者本人が制御できないレベルの強力なヤツ。
もしかしたら、使い方次第じゃランの暴走よりもさらに危ないかもしれない。
表向き平静を装いながら、俺はそう考えた。
大丈夫。苦難を乗り越えた我が腹筋は勝利の余韻にひたっている最中だ。
「それがアタシのスキル、“ドッキンラブラブハニートラップ”だよ」
ぶぼ。
俺は噴き出しかけた。
おま、おまえなー!
波が過ぎたと思って油断してたトコに不意打ちしてくんじゃねェ!!?
「“はぐれもの”の加護を持つあんたなら、きっと魅了毒も効かないと思ったよ」
しかも素知らぬ顔でシリアス続けやがって……!
こっちは引きつる腹筋との限界バトルがスパーキング真っ最中なんだぞ!
「あんたなら組めると、いや、あんたしかいないと思ったってのが正しいな」
「……パニさん」
俺からさらに少し先を歩き、パニがこっちを振り返った。
その顔には、さっきとは全然違う笑み。達観したような苦い笑みがあった。
一方、俺の腹筋は崩壊寸前に陥っていた。
おなか痛い。おなか痛い。おなか痛い。引きつる引きつるピクピクしてるゥ!
うおおおおおお、耐えろ俺ェェェェェェ!
このタイミングで噴き出したら全てが台無しだ! 爆笑したら俺の負けだァ!
「どうして、言ってくれなかったんだよ」
「言おうとは思ってたんだけどな……」
俺に言われて、パニはさらに苦笑を強める。
一方、俺はよどみなくセリフを言えた自分に感動すら覚えつつあった。
「けど……、まぁ、怖かったんだと思うぜ、アタシ自身」
「……そうかよ」
「ああ」
俺と彼女との距離は、およそ五メートル程度。
近いが遠い、遠いが近い、俺と彼女とのそんな距離。
よし、気づいてない。よし、よし!
崩壊寸前の俺の腹筋に、パニはまだ気づいてないぞ!
「それで、グレイ」
パニが体ごとこっちに向き直った。
「“色魔肉欲権左衛門”と“ドッキンラブラブハニートラップ”については、全部話したぜ。その上で、あんた、どうするんだい」
「…………」
やめて、やめてェェェェェl!
ここに来てさらなる燃料を投下しないでェェェェェ!
もう俺の腹筋のライフポイントはゼロ間近なのォほォォォォォォ!
「……そうかい。ダンマリかい。やっぱ、ダメかね」
違うの。違うのォ!
腹筋が、お、俺の腹筋がァァァァァァァァ――――ッッッッ!!!!
……いや、こらえろ。
ここは大事な場面だ。グッと我慢だ、グレイ・メルタ!
大丈夫、イケるイケる。イケるって!
グレイ君は男の子!
やればできるさ! やらねばならぬゥゥゥゥゥゥゥゥ!
「――誰が、ダメなんて言ったよ」
「……あン?」
「早とちりはよくないぜ、パニさんよ」
いいぞ、いいぞ! 実に自然な物言いだ!
口角をちょっとだけ上げる辺り、さりげなさがグッドだよ!
「人と違うなんて、何もいいもんじゃねぇよな」
そう、このセリフ! カッコイイ! 俺今、すごく演技派! 最高!
「全部とは言わねぇけど、分かるよ。パニさんの不安」
「知ったようなこと言うじゃねぇか」
「……知ってるからな」
俺が言うと、パニの笑みがまた変わった。
いや、元に戻ったと言うべきか。それは不敵で不遜な、いつものパニだ。
一方、俺の腹筋はギシギシ軋み始めていた。
あ、痛い痛い痛い。変な我慢のしかたしてたからギリギリしてめっさ痛い!
「アタシとアムはじゃじゃ馬だぜ。乗りこなせるかい?」
「愚問だぜ、そりゃ。じゃじゃ馬は何も、おまえらだけじゃないっての」
そう返して、俺もパニと同じく不敵に笑う。
自然。実に自然。もう、自分で自分に勲章を授与したいレベルだよこれ!
このまま、このまま終われ会話!
シリアスな空気を保ったまま、何事もなく終わってェェェェェェ!
「これからは対等に行こうぜ」
「あんたは、それでいいのかよ?」
「いいも何も。仲間ってそういうのじゃないのかなって、俺は思うよ」
言うと、パニが今まで見たこともない表情を浮かべた。
きょとんとした、驚いてるのか呆けてるのか、そんな感じの表情だ。
うん、うん。いいよ、実にいい。ここまで順調だよ!
見たかよこの俺の演技力。いやいや本音だけど! 全部本音トークだけど!
さぁ、会話を終わらせるぜ。波も引きつつある。
ここを乗り切れば、俺はこのシリアスを壊さずに済む。戦犯にならずに済む!
俺はランの方を振り向いた。
「おーい、ラン! パニさんとアムちゃん、仲間にしたいけど、どうよ?」
「うん? あー、うん。僕は、おまえがいいならいいぞ!」
とのことだった。
よし、決定。はい決定。もう決定。これで決定ね!
「ほ、本当ですか……! わ、わ、私達なんかで……」
「遺跡で脱がれたときはびっくりしたけど、でも、あの能力はすごかったし」
おどおどしているアムに、ランが優しく笑いかけた。
「それに、僕はアムさんともパニさんとも、仲良くなりたいと思ってるから」
「う、は、はい!」
釣られてか、アムもやっと笑みを浮かべてうなずいた。
それを見届け、俺はパニの方へと再び視線を戻して、右手を差し出した。
「じゃ、そーゆーことで、これからよろしくな!」
「…………ケッ!」
毒づきつつも、パニは俺が差し出した手をしっかりと握り返してきた。
よかった。この人の握力、普通だ! 俺の手が潰れてない!
そして終わった、終わったんだ。
ついにシリアスを乗り切るというハードミッションをコンプリートしたんだ!
やった、俺はやったぞ――――!
「ところでよぉ、グレイの旦那」
「ん?」
「そろそろ笑っていいぜ。我慢すンのも辛ェだろ?」
「気づいてたんかァァァァァァい!」
俺は絶叫した。
低く重い声音で、パニは話を続けた。
嘘だろ、この女。
素知らぬ顔で自分だけシリアスな空気保ったまま話し続けようとしてる。
こっちは今の一撃が面白すぎて腹筋引きつりかけてるのに!
「ただね、花びらを食った相手は例外なくアタシの虜になっちまうのさ」
「……魅了、か」
自嘲気味に言うパニに、俺は短く返す。
「…………」
よし。よし! こらえた! 波は過ぎ去った! 腹筋の崩壊は防がれた!
長く辛い戦いだったが、それでも我が軍の勝利だ!
「耐性のない相手が花を食えば、それだけで従順な奴隷が一人出来上がりさ」
「あ~……、そりゃロクでもねぇな……」
魅了。それも術者本人が制御できないレベルの強力なヤツ。
もしかしたら、使い方次第じゃランの暴走よりもさらに危ないかもしれない。
表向き平静を装いながら、俺はそう考えた。
大丈夫。苦難を乗り越えた我が腹筋は勝利の余韻にひたっている最中だ。
「それがアタシのスキル、“ドッキンラブラブハニートラップ”だよ」
ぶぼ。
俺は噴き出しかけた。
おま、おまえなー!
波が過ぎたと思って油断してたトコに不意打ちしてくんじゃねェ!!?
「“はぐれもの”の加護を持つあんたなら、きっと魅了毒も効かないと思ったよ」
しかも素知らぬ顔でシリアス続けやがって……!
こっちは引きつる腹筋との限界バトルがスパーキング真っ最中なんだぞ!
「あんたなら組めると、いや、あんたしかいないと思ったってのが正しいな」
「……パニさん」
俺からさらに少し先を歩き、パニがこっちを振り返った。
その顔には、さっきとは全然違う笑み。達観したような苦い笑みがあった。
一方、俺の腹筋は崩壊寸前に陥っていた。
おなか痛い。おなか痛い。おなか痛い。引きつる引きつるピクピクしてるゥ!
うおおおおおお、耐えろ俺ェェェェェェ!
このタイミングで噴き出したら全てが台無しだ! 爆笑したら俺の負けだァ!
「どうして、言ってくれなかったんだよ」
「言おうとは思ってたんだけどな……」
俺に言われて、パニはさらに苦笑を強める。
一方、俺はよどみなくセリフを言えた自分に感動すら覚えつつあった。
「けど……、まぁ、怖かったんだと思うぜ、アタシ自身」
「……そうかよ」
「ああ」
俺と彼女との距離は、およそ五メートル程度。
近いが遠い、遠いが近い、俺と彼女とのそんな距離。
よし、気づいてない。よし、よし!
崩壊寸前の俺の腹筋に、パニはまだ気づいてないぞ!
「それで、グレイ」
パニが体ごとこっちに向き直った。
「“色魔肉欲権左衛門”と“ドッキンラブラブハニートラップ”については、全部話したぜ。その上で、あんた、どうするんだい」
「…………」
やめて、やめてェェェェェl!
ここに来てさらなる燃料を投下しないでェェェェェ!
もう俺の腹筋のライフポイントはゼロ間近なのォほォォォォォォ!
「……そうかい。ダンマリかい。やっぱ、ダメかね」
違うの。違うのォ!
腹筋が、お、俺の腹筋がァァァァァァァァ――――ッッッッ!!!!
……いや、こらえろ。
ここは大事な場面だ。グッと我慢だ、グレイ・メルタ!
大丈夫、イケるイケる。イケるって!
グレイ君は男の子!
やればできるさ! やらねばならぬゥゥゥゥゥゥゥゥ!
「――誰が、ダメなんて言ったよ」
「……あン?」
「早とちりはよくないぜ、パニさんよ」
いいぞ、いいぞ! 実に自然な物言いだ!
口角をちょっとだけ上げる辺り、さりげなさがグッドだよ!
「人と違うなんて、何もいいもんじゃねぇよな」
そう、このセリフ! カッコイイ! 俺今、すごく演技派! 最高!
「全部とは言わねぇけど、分かるよ。パニさんの不安」
「知ったようなこと言うじゃねぇか」
「……知ってるからな」
俺が言うと、パニの笑みがまた変わった。
いや、元に戻ったと言うべきか。それは不敵で不遜な、いつものパニだ。
一方、俺の腹筋はギシギシ軋み始めていた。
あ、痛い痛い痛い。変な我慢のしかたしてたからギリギリしてめっさ痛い!
「アタシとアムはじゃじゃ馬だぜ。乗りこなせるかい?」
「愚問だぜ、そりゃ。じゃじゃ馬は何も、おまえらだけじゃないっての」
そう返して、俺もパニと同じく不敵に笑う。
自然。実に自然。もう、自分で自分に勲章を授与したいレベルだよこれ!
このまま、このまま終われ会話!
シリアスな空気を保ったまま、何事もなく終わってェェェェェェ!
「これからは対等に行こうぜ」
「あんたは、それでいいのかよ?」
「いいも何も。仲間ってそういうのじゃないのかなって、俺は思うよ」
言うと、パニが今まで見たこともない表情を浮かべた。
きょとんとした、驚いてるのか呆けてるのか、そんな感じの表情だ。
うん、うん。いいよ、実にいい。ここまで順調だよ!
見たかよこの俺の演技力。いやいや本音だけど! 全部本音トークだけど!
さぁ、会話を終わらせるぜ。波も引きつつある。
ここを乗り切れば、俺はこのシリアスを壊さずに済む。戦犯にならずに済む!
俺はランの方を振り向いた。
「おーい、ラン! パニさんとアムちゃん、仲間にしたいけど、どうよ?」
「うん? あー、うん。僕は、おまえがいいならいいぞ!」
とのことだった。
よし、決定。はい決定。もう決定。これで決定ね!
「ほ、本当ですか……! わ、わ、私達なんかで……」
「遺跡で脱がれたときはびっくりしたけど、でも、あの能力はすごかったし」
おどおどしているアムに、ランが優しく笑いかけた。
「それに、僕はアムさんともパニさんとも、仲良くなりたいと思ってるから」
「う、は、はい!」
釣られてか、アムもやっと笑みを浮かべてうなずいた。
それを見届け、俺はパニの方へと再び視線を戻して、右手を差し出した。
「じゃ、そーゆーことで、これからよろしくな!」
「…………ケッ!」
毒づきつつも、パニは俺が差し出した手をしっかりと握り返してきた。
よかった。この人の握力、普通だ! 俺の手が潰れてない!
そして終わった、終わったんだ。
ついにシリアスを乗り切るというハードミッションをコンプリートしたんだ!
やった、俺はやったぞ――――!
「ところでよぉ、グレイの旦那」
「ん?」
「そろそろ笑っていいぜ。我慢すンのも辛ェだろ?」
「気づいてたんかァァァァァァい!」
俺は絶叫した。
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