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第六章 星の救済
第99話 俺は世界を盗る
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我々は、一人の戦友を失った。
しかし、これは敗北を意味するのか!? 否、始まりなのだ。
そんな演説が聞こえてきそうな雰囲気で、倒れ伏し。屍をさらす炎呪を乗り越え、ラウラ。それに、シルヴィと復帰したテレザが軽やかに寄ってくる。
戦争を見て、俺の生存本能が刺激されたのか、炎呪はそれを敏感に感じ取り、心のケアと称して先走った。
だが本当に、少し心にダメージを負っていたのか、夢中で相手をしてしまった。
そう。全開で愛してしまったのである。
意識を飛ばし、気がつき、また意識を飛ばす。
それを幾度も繰り返した後、彼女は復活できず。力尽き。倒れてしまった。
途中から様子を見ていた三人が、遠慮もなく乗り越えてやってくる。
そう、炎呪の弔い。
その仇を討ち、選ばれた民。我らこそ、子をなし、人類を救い得るのである。
とまあ、そんな感じで、ギラギラした感じが、最近皆あるんだよね。
その中で。テレザは余裕があり、一歩引いている。
王者の貫禄? が出たようだ。
惨劇の炎呪ごと、周囲を一度一気に浄化する。
「さあ。殺ろうか」
「逝きます」
まあ、結果は見えている。
最後に、テレザが上に乗り対面で座り込み。その状態のまま話をする。
「随分と強引に話を進めているけれど、大丈夫ななの?」
「うーん。まあ。大丈夫だろ」
この役目は、ずっとシルヴィだったのに。不思議な物だ。
「確かに、この大陸。私たちに対する差別はひどいけれど」
「今回介入したのは、奴らが、人の言葉尻を取って、罪もない獣人。あっいや亜人だったな。その亜人を吊るしたからだ。基本は、獣人同士でまとまって貰う」
そう言うと、困った顔になるテレザ。
「私たちは、此処の大陸から離れて、どこかで暮らした方が良いのかしら?」
「不安か?」
「うん。各種族が居て、各大陸で離れて住んでいる。それが一番良いのかなって思って」
そう言って、耳がへにょっとなる。
「ヒト族。ヒュウマコンチネンティブの大陸では、仲良く暮らしていただろう。それに元々はコンチネンスビスタ大陸でも共存をしていたんだ。魔人族の企みで仲違えをしたがな」
「その魔人族の長にあなたがなって、私たちの居場所を作るって、なんだか不思議」
「まあ、そう考えると、責任があるな。頑張って、全大陸を一つの国とするさ。おれ達だけじゃなく。次の世代。そのまた次の世代と安心して暮らせるように」
そう言うと、テレザは少し驚いた顔になる。そこまで考えていなかったのか?
テレザらしいと言えばらしい話だ。
「さあて、それじゃあ」
そう言うと、顔が変わる。
「安心して。満足をして眠っておくれ」
「ちょっと、まっ。うきゃあああぁぁ」
うん。テレザは変わっていない。
静まりかえる室内。
「さて、隠れているおばか。出てこい。管理コードを渡せ」
疲れ切ったマガツヒが、空間から湧いて出てくる。
あっちこっちの神々に、きっと叱られたのだろう。
表情が、すでに死んでいる。
「管理者は私。コードは渡さない」
そう言って、ぷいっと顔を背ける。
「上の方に言われて、伝えに来たのじゃないのか?」
「そっ。そうじゃが。だめじゃ。平身低頭お願いをしろ。気が向けば教えてやらぬ事も無い」
そう言ってニヤニヤしていると、さすがマガツヒ。徐々に顔色が戻ってくる。
だがその、笑っている顔が、いきなり引きつる。
「何をした?」
「うん? システムにアクセス出来なくても、周りの魔力に干渉くらいはできる。さあ。教えた方が良くないか?」
そう言うと、マガツヒの顔が曇る。
「くっ。おぬしも向こうの世界の人間。なら知っておるじゃろう。パイじゃ」
「パイ? πか。あんなもの無理数じゃないか。管理世界に干渉するためにはコードを入れないといけないはず。そもそもどうやって入力をした?」
「そうじゃ。おぬしにはむりじゃ。諦めろ」
そう言って、悪代官よろしく、押し殺した笑いをする。
脳内で、アクセスコードを入力をしてみる。
『π』『ぱい』『パイ』『PAI』『円周率』
絶対、素直に三・一四………… などとこいつが、入力するはずはない。
そう思ったが、当然はじかれる。
「どうじゃ。試したのか? あまり外すとロックがかかる。そうすればこの世界は、急激に終末へと向かう。おぬしには大事じゃろ。さあ請い願え」
今度は、のけぞりながら、笑い始めやがった。
だが、そのおバカな笑い声が、死を招いた。
周りで倒れていた皆が、ゾンビのように起き上がり始める。
疲れて寝ていた頭に、キンキン声が響いたようだ。
炎呪が、ガバッと後ろからマガツヒを押さえ込む。
小柄なマガツヒをくるっと腹ばいに回転させ、パイルドライバーのように、脚でマガツヒの頭を挟み、マガツヒの両腕は背中側でクロスさせて固定。
「痛っ、腕が折れる。何をする。下等生物が我に触るな。いや何故触れる」
マガツヒが叫ぶ。
「いや触れないと、困るだろう。お前の体の回りにあるシールドは解除をした」
ラウラとシルヴィが両脇から、マガツヒの脚を掴む。
「よく分からないけれど、やっちゃってください」
二人とも、にこやかである。
「やっちゃってだと。まさか御主、あれをあの凶悪な逸物を使う気か。やめろ、死ぬから」
「コードを言え」
「死んだら、永遠に分からなくなるぞ。良いのか?」
「そうしたら、世界ごと創り直そうか?」
それを聞いて、ビクッとするマガツヒ。
「「「やっちゃえ。全開で」」」
楽しそうな、三人の声がハモる。
「ずぶっとな」
「あ゛あ゛あああぁぁ」
しかし、これは敗北を意味するのか!? 否、始まりなのだ。
そんな演説が聞こえてきそうな雰囲気で、倒れ伏し。屍をさらす炎呪を乗り越え、ラウラ。それに、シルヴィと復帰したテレザが軽やかに寄ってくる。
戦争を見て、俺の生存本能が刺激されたのか、炎呪はそれを敏感に感じ取り、心のケアと称して先走った。
だが本当に、少し心にダメージを負っていたのか、夢中で相手をしてしまった。
そう。全開で愛してしまったのである。
意識を飛ばし、気がつき、また意識を飛ばす。
それを幾度も繰り返した後、彼女は復活できず。力尽き。倒れてしまった。
途中から様子を見ていた三人が、遠慮もなく乗り越えてやってくる。
そう、炎呪の弔い。
その仇を討ち、選ばれた民。我らこそ、子をなし、人類を救い得るのである。
とまあ、そんな感じで、ギラギラした感じが、最近皆あるんだよね。
その中で。テレザは余裕があり、一歩引いている。
王者の貫禄? が出たようだ。
惨劇の炎呪ごと、周囲を一度一気に浄化する。
「さあ。殺ろうか」
「逝きます」
まあ、結果は見えている。
最後に、テレザが上に乗り対面で座り込み。その状態のまま話をする。
「随分と強引に話を進めているけれど、大丈夫ななの?」
「うーん。まあ。大丈夫だろ」
この役目は、ずっとシルヴィだったのに。不思議な物だ。
「確かに、この大陸。私たちに対する差別はひどいけれど」
「今回介入したのは、奴らが、人の言葉尻を取って、罪もない獣人。あっいや亜人だったな。その亜人を吊るしたからだ。基本は、獣人同士でまとまって貰う」
そう言うと、困った顔になるテレザ。
「私たちは、此処の大陸から離れて、どこかで暮らした方が良いのかしら?」
「不安か?」
「うん。各種族が居て、各大陸で離れて住んでいる。それが一番良いのかなって思って」
そう言って、耳がへにょっとなる。
「ヒト族。ヒュウマコンチネンティブの大陸では、仲良く暮らしていただろう。それに元々はコンチネンスビスタ大陸でも共存をしていたんだ。魔人族の企みで仲違えをしたがな」
「その魔人族の長にあなたがなって、私たちの居場所を作るって、なんだか不思議」
「まあ、そう考えると、責任があるな。頑張って、全大陸を一つの国とするさ。おれ達だけじゃなく。次の世代。そのまた次の世代と安心して暮らせるように」
そう言うと、テレザは少し驚いた顔になる。そこまで考えていなかったのか?
テレザらしいと言えばらしい話だ。
「さあて、それじゃあ」
そう言うと、顔が変わる。
「安心して。満足をして眠っておくれ」
「ちょっと、まっ。うきゃあああぁぁ」
うん。テレザは変わっていない。
静まりかえる室内。
「さて、隠れているおばか。出てこい。管理コードを渡せ」
疲れ切ったマガツヒが、空間から湧いて出てくる。
あっちこっちの神々に、きっと叱られたのだろう。
表情が、すでに死んでいる。
「管理者は私。コードは渡さない」
そう言って、ぷいっと顔を背ける。
「上の方に言われて、伝えに来たのじゃないのか?」
「そっ。そうじゃが。だめじゃ。平身低頭お願いをしろ。気が向けば教えてやらぬ事も無い」
そう言ってニヤニヤしていると、さすがマガツヒ。徐々に顔色が戻ってくる。
だがその、笑っている顔が、いきなり引きつる。
「何をした?」
「うん? システムにアクセス出来なくても、周りの魔力に干渉くらいはできる。さあ。教えた方が良くないか?」
そう言うと、マガツヒの顔が曇る。
「くっ。おぬしも向こうの世界の人間。なら知っておるじゃろう。パイじゃ」
「パイ? πか。あんなもの無理数じゃないか。管理世界に干渉するためにはコードを入れないといけないはず。そもそもどうやって入力をした?」
「そうじゃ。おぬしにはむりじゃ。諦めろ」
そう言って、悪代官よろしく、押し殺した笑いをする。
脳内で、アクセスコードを入力をしてみる。
『π』『ぱい』『パイ』『PAI』『円周率』
絶対、素直に三・一四………… などとこいつが、入力するはずはない。
そう思ったが、当然はじかれる。
「どうじゃ。試したのか? あまり外すとロックがかかる。そうすればこの世界は、急激に終末へと向かう。おぬしには大事じゃろ。さあ請い願え」
今度は、のけぞりながら、笑い始めやがった。
だが、そのおバカな笑い声が、死を招いた。
周りで倒れていた皆が、ゾンビのように起き上がり始める。
疲れて寝ていた頭に、キンキン声が響いたようだ。
炎呪が、ガバッと後ろからマガツヒを押さえ込む。
小柄なマガツヒをくるっと腹ばいに回転させ、パイルドライバーのように、脚でマガツヒの頭を挟み、マガツヒの両腕は背中側でクロスさせて固定。
「痛っ、腕が折れる。何をする。下等生物が我に触るな。いや何故触れる」
マガツヒが叫ぶ。
「いや触れないと、困るだろう。お前の体の回りにあるシールドは解除をした」
ラウラとシルヴィが両脇から、マガツヒの脚を掴む。
「よく分からないけれど、やっちゃってください」
二人とも、にこやかである。
「やっちゃってだと。まさか御主、あれをあの凶悪な逸物を使う気か。やめろ、死ぬから」
「コードを言え」
「死んだら、永遠に分からなくなるぞ。良いのか?」
「そうしたら、世界ごと創り直そうか?」
それを聞いて、ビクッとするマガツヒ。
「「「やっちゃえ。全開で」」」
楽しそうな、三人の声がハモる。
「ずぶっとな」
「あ゛あ゛あああぁぁ」
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